しばらくして互いに探索を終えて合流した
「そっちはどうでしたか…?」
「こちらでもモンスターの大量発生を確認いたしました」
「こっちもです」
「でしたらモンスター達が離れているところの調査ですかね」
食料庫の前にて
「これは…」
「何かが食料庫を塞いでいる?」
「ほかの箇所も似たような状況でしょうね」
「アスフィ!これ何かの肉だよ!」
ルルネさんが壁を調べながら言う
「確かに…これは緑肉ですね…」
「入りますか…?」
「ええ、食料庫の調査も依頼内容に入っていますから」
アイズさんがアスフィさんから許可を取り緑肉を切り裂く
そこから入っていく
「これは…」
「緑肉の壁…」
「一度戻りますか…?」
「いえそれは不可能なようです」
アスフィさんが入ってきた入り口を見る
「これは…壁がダンジョンと同じように再生している…?」
「というよりは再生の機構を有しているのでしょう、どのみち進むしかありません行きますよ」
「全員準備できてますぜ!アスフィさん!」
全員で緑肉の迷宮を進んでいく
「っ!全員戦闘態勢!」
アイズさんがそういうと同時に周りから植物のようなモンスターが現れる
「こいつらは…」
「こいつらだよ!リヴィラの街で見た植物のモンスター!!」
「あれが報告にあった食人花ですか…」
食人花が僕たちに向かって攻撃を仕掛けてくる
「!下です!」
僕がそういうと同時に下から食人花が現れる
「各々戦闘態勢!勝ちますよ!」
『応!』
戦闘が始まる
それと同時に先駆けて食人花に切りかかったアイズさんが緑肉の壁に阻まれる
「アイズさん!!」
「ベル!そっちはお願い」
「っ!はい!」
アイズさんが緑肉の壁の先へと消える
「ふう…すぐに片づけてアイズさんと合流します…アスフィさん後ろ頼みます」
「待ちなさい!」
アスフィさんの静止も聞かずに
「【
一瞬の静寂とともに正面のモンスターを蹴散らす
それと同時に姿勢を低くし黒いナイフと【白光】を構える
「正面道作ります…」
「ああもう!ベル・クラネルの援護をしつつ、ついていきますよ!後方からの攻撃に注意しつつ正面はベル・クラネルに任せます!」
『了解!』
数分後
切って燃やして吹き飛ばしてを繰り返す
そして大広間のような場所に出る
「これは…」
「ええ食料庫です、広いところのほうが動きやすい、でますよ!」
僕たちは大広間へと走り出す
「あれは…」
目の間に妙な仮面をした白髪の男がいた
「あなたは誰ですか」
「ふむ、貴様は【未完の英雄】か!」
「その声…【
「ほう!【万能者】か!大抗争以来か?」
「五年前の27階層の悪夢で死んだはずでは!?」
【白髪鬼】と呼ばれた男の人が仮面を外し笑い出す
「ああ!私は死んだともしかしだ!彼女の恩寵を賜り蘇った!!」
「彼女…?」
アスフィさんが怪訝そうな顔をすると同時に男の人の声がする
「おいおい~オリヴァス~あんまり情報出しちゃうと怒られちゃうぞ~」
「おっとそれは失礼したなタナトス」
「神!?」
「あらら、すっごい人数だね~俺がタナトス、まあ巷では邪神なんて呼ばれてるけどおれはただの善良な神様さ」
っ!相手には神!こっちが圧倒的に分が悪い!
「あー安心してよおれは今回の戦い直接的にかかわらないしさ…でもこれぐらいの混沌は作ってもいいよね?」
タナトスが神意を解放する
それと同時にダンジョンが揺れる
「っ!全員衝撃に備えなさい!!」
「何か来ます!」
上の階層からものすごい轟音がなり天井に穴が開く
その穴から黒いミノタウロスが現れる
「っ!なんですか!あのミノタウロスは!」
アスフィさんが叫ぶそれに反応したのか黒いミノタウロスはこちらを一瞥してくる
いや違う…これは僕を見ている
「ぶもおおおおお!!!」
ミノタウロスが弾丸のような速度で両手斧を僕に向かって振りかざす
「っ!!!」
咄嗟に僕は黒いナイフで受け止める
重い!一撃がアイズさんやベートさんの一撃よりも重い!!
「ベル・クラネル!」
「こっちのミノタウロスは僕が引き受けます!」
「っ!死なないでくだいよ!」
「はい!!」
僕と黒いミノタウロスとの対決が始まる
アイズside
分断された…
剣で壁を切り付けてみるがやたらと硬い
「だめか…」
「そのようなことをしても無駄だぞアリア」
「あなたは…」
あの時の赤髪の女の人だ
「レヴィスだ覚えておく必要はないが問答には必要だからな」
「私はアリアじゃない、アリアはお母さん」
「アリアが子を産めるはずないんだがな…まあいい」
赤髪の女の人がいびつな剣を構える
「構えろアリア」
「…」
無言で私は剣を構える
それと同時にレヴィスが私に切りかかってくる
「遅い…」
「かはっ!?アリアお前!昇華したのか!」
「あなたと互角ではだめだからいくらでも上回るあなたを超えて私はさらに強くなる」
「っ!」
私からの攻撃の応酬にレヴィスは防戦一方になる
「アリアああああ!!!!」
「うるさい…」
ベルside
「ぶもおおおおお!!」
「【ファイヤボルト】!」
ミノタウロスが僕の魔法をやすやすとはじく
…?今笑った?
「ぶもおおおおお!!」
「【
咄嗟に風でガードする
「はあああ!!」
「ぶも!?」
僕の攻撃じゃ絶対に皮膚には通らない…なら!!
そう思い僕は相手の目を狙う
カキンという鉄を切ったような音がでる
「っ!硬い!」
「ぶもおおおおお!!」
咆哮と同時に体制を崩した僕をミノタウロスが両手斧で刈り取りにくる
「っ!」
ギリギリ!咄嗟に後方によけてなかったらと思うとぞっとする!
「【福音】!」
「面白い…!」
僕の魔法をはじくと同時にミノタウロスが言葉を発する
「モンスターが喋った…!」
フェルズさんと一緒にいたモンスターと同じだ!
情報量が多すぎる!
僕が考えている間にもミノタウロスは攻撃してくるし!防御と受け流しで精いっぱいだ!
「余計なことを考えるな…」
そういった瞬間両手斧の一撃が僕を襲う
「ぐっ!!」
受け止めたのに!身体が!!壊れる!
「はあはあ…」
咄嗟に僕は後ろへと下がる
今ので多分骨が折れてる…
「戦いを…熱き戦いを」
「…」
そうだ…今僕の目の間には僕が本気で戦っても勝てるかわからない圧倒的格上がいる
『全力で相手と戦わないとは相手を軽んじているように捉えられる』
僕の中でオッタルさんに言われたことを思い出す
「…うん、戦おう本気で僕の全力で!」
ミノタウロスが構えるそれに合わせるように僕も構える
「【ロキ・ファミリア】ベル・クラネル」
「名はないだが…こう名乗ろう、アステリオス」
『勝負だ!!』
二つの雷光が動き出す
「【【英雄は未だ現れず、世界は英雄を求める】」
「鐘の音…」
慣れない拙い不安定そんな詠唱でもいい!ここで出し切れ!全部出しきれ!
アステリオスの攻撃を全力で捌いていく
「【一族の救済を求める獣人、故郷の奪還を求めるドワーフ】ッ!」
「ぶもおおおおお!!」
アステリオスが何か叫んでいるそれが耳に入らないくらい集中する
「【歌を紡ぐ妖精、絶望に取り憑かれた星読み、運命に縛られた囚われの王女】【道化を見守る妖精、旅をする鍛治師】」
恐れるな
「【さあ神々よ御笑覧あれ、我が名は
「こい…!!」
最後の詠唱を紡ぐ
「【私が全ての悲劇を、惨劇を、絶望を、運命を、その全て喜劇にして見せよう】」
「【さあ、喜劇を始めよう】」
魔法を完成させる
「これが僕の本気だアステリオス」
「ああ…!!」
嬉しそうに口角をあげるアステリオスそれに呼応するように僕もさらに追加の詠唱を始める
「【英雄は果て、希望は失われた、しかして彼らの導は消えず、我らの灯火となる、今ここに告げよう、我が名は父神(ちち)の系譜である】」
実践ではできなかった高速詠唱と並行詠唱を必死に紡ぐ
「大剣か…!」
「さあ…いくよ【ファイヤボルト】」
ずっとためていた【英雄願望】のチャージを大剣に込める
【エアリエル】を再発動する魔力はもうないこれが今の僕の本気
「アステリオス…一撃だ」
「ああ…!」
二人が構える
お互いが見据える存在はただの敵じゃない
好敵手
お互いのギアが上がる
そして同時に動く
何故かはわからないけれど不思議とその名を口にしていた
「【
「うおおおおおおお!!!!!!」
アステリオスの両手斧と僕の大剣の一撃がぶつかる
「はあああああ!!!!!!」
「うおおおおお!!!!!!」
そしてアステリオスの両手斧が負荷に耐え切れずに折れる
今だ!!
僕はアステリオスの身体をそのまま狙うしかし──
「んな!!?」
アステリオスが片腕を犠牲にし突進を仕掛けてくる
「がああああああああ!!!!!!」
吹き飛ばされるよけるその選択肢すら選ぶ暇もなく吹き飛ばされる
壁に吹き飛ばされながらも僕は立ち上がる
全身が痛い骨が折れる音がする身体中から悲鳴がするけれども僕はただ一言のために立ち上がる
「これで…一勝一敗だ…」
「ああ、次こそは決着を」
アステリオスが去ったのをみて僕は静かに暗闇へと意識を落とす
すううううう書きたかったところかけたあああああ!!!!
ちなみにベル君は並行詠唱も高速詠唱もできないから割と綱渡りなことしてたアドレナリンドバドバ出てないとできないレベルのことをやってます
ダンまち六期の制作決定にepisodeヘイズに時を渡る道化師書籍化だよ!?すごくね!!書いてるときに流れてきてその場で狂喜乱舞しちゃった
二次創作の制作意欲がめちゃくちゃ出てきたのでこれから投稿頻度上がります多分
それとイベントの配信チケットマジで神公式には感謝の意を伝えねば
ありがとうございます!!!!