魔法つかいプリキュア2 宝石と帝具使い MIRAIDAYS   作:水甲

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今回、あちらの方のネタバレに少し触れます


11 思い出したくないもの

みらいSide

 

ある日の夕食の時……

 

「いいわ! 若いって!」

 

「育ち盛りだもの」

 

「最近、また大きくなったよね!」

 

「昨日よりまた何センチか大きくなってない?」

 

「こ、子供の成長って、速く感じるんですよね! 生徒を見ていて、そう思いますもん! オホホホホ!」

 

ひーちゃん、また成長したからね……その内色々とバレちゃわないかと思ってしまう

 

「思い出すな…みらいが小さかった頃! 見てよ!」

 

「はー、始まった!」

 

「ちゃんと入れてるんだ! 昔の写真もデータにして! えーと…えーと…」

 

「ちょっと…」

 

お父さん、ちょくちょく私の昔の写真を見て、色々と思い出を語るんだもんな……

 

「これこれ! みらいが10歳の時の運動会!」

 

「はー! 小っちゃい!これ、なーに?」

 

「ああ、幼稚園のお遊戯会! こっちは卒園式だね!」

 

「へー! どれどれ!」

 

「「はー! 可愛い!」」

 

「ご飯なんだから、後にしよう!」

 

「ケチ!」

 

「なんか、お母さんに似てきたな…」

 

リコ達に見せたりしてるから、恥ずかしいし……

 

「なーに? それ!」

 

「あ…いや…良い意味で…」

 

そんな話をしている中、私はお父さんのスマホの文字のサイズを見て、少し驚いていた。

 

「うわ…文字大きい…」

 

「こんなに可愛かったみらいが、今じゃ……今じゃ…」

 

気が付くと涙ぐみお父さん。リコはそんなお父さんを見て……

 

「えっと…これは?」

 

「みらいの思い出話をしているといつもこうなのよね。陽斗くんの事でね」

 

「あー、なるほど」

 

「そのなるほどが気になるんだけど……」

 

 

 

 

 

部屋に戻り、アイルの件について話し合っているが……リコはポニィさん達と協力して本屋を探し回っていたけど……中々見つからず、リコが買ってきた漫画が増えていた

 

「リコの漫画も増えたモフ」

 

「タイトルに惹かれて買ったら、やめられなくて…」

 

「コンプリートするね!」

 

「でも、どこの店にも、17巻がないの…どっかに置いてないかしら…」

 

リコがそう言う中、漫画を読むモフルンの腕が

ほつれていることに気が付いた

 

「ほつれてる! 縫ってあげようか?」

 

「このままでいいモフ!」

 

「遠慮しない! 痛くしないから!」

 

私がモフルンとそんなやり取りをしていると、リコの表情が曇った。もしかして……

 

「また…」

 

「うん…小さい子供になった事があったでしょ? その時をね…」

 

「え!? 子供になれるの!?」

 

「ううん。闇の魔法って悪い魔法のせいで、なっちゃったの…」

 

「あの時は大変だったモフ!」

 

「この過去とか未来を見る力、何なの? どうして私達にこんな力を?まあ、初めは戸惑ってたけど、慣れてきている自分もいるけどね…」

 

「小さくなった時もそうだったモフ! 結構楽しんで暴れてたモフ!」

 

「私達、順応してくタイプなんで! ってか、さっきから、チクリチクリと言うね!」

 

「今でも小っちゃくなったみらい達が暴れる夢を見るモフ!」

 

「そんなに言うと、針でチクチクしちゃうぞー!」

 

それからリコはひーちゃんの成長速度に関して、お母さん達にはこれ以上は隠し通せないから、いつまでも私の家にいられないのではと言い出した。

 

「それじゃ陽斗くんの家に?」

 

「陽斗の家は確かに理想的だけど、それだとみらいに悪いから…一応は当てがあるから」

 

「当て?」

 

その時、私のスマホに陽斗くんから電話が入った。電話に出ると……

 

「えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは陽斗くんの家に行くと陽斗くんはベッドに横になっていたけど、元気そうではあった。

 

「大丈夫?陽斗くん…倒れたって」

 

「悪いな…わざわざ来て貰ったのに……」

 

「どうにもまた過去の映像を見たらしいんだけど……」

 

「急に吐いたりして…私達は片付けしちゃうからみらいちゃんは陽斗のことみててあげて」

 

ポニィさんとツクシさんはそう言って部屋から出た。リコ、ひーちゃん、モフルンも気を遣って部屋を出て行く。

 

「陽斗くん…何を見たの?」

 

「………」

 

「あ、ごめんね。話したくないよね…」

 

陽斗くんが吐いて、倒れるほどのもの……そんなの思い出したくは……

 

「………だ時の…」

 

「えっ?」

 

「僕の両親が死んだときの……映像が流れたんだ」

 

「!?」

 

陽斗くんの両親……元々はポニィさんたちと同じ世界の住人で、ひょんな事から私達の世界に来たらしい。平穏に過ごす中……陽斗くんの両親は何者かに殺され、陽斗くんだけは生き残った。

 

「お父さん達を殺した相手は………クロトが倒したらしいし……それに僕は復讐なんて考えてなかった。ただ……忘れた記憶を蘇った感じだから………」

 

俯く陽斗くんを私は抱きしめた。

 

「大丈夫だよ……陽斗くん…辛いこと…思い出しちゃったんなら…私がこうしてあげるから……」

 

「みらい……ごめん」

 

「謝らないで…」

 

陽斗くんはいつも私を守ってくれる強い人だけど……それでも弱気になるときもある。

 

「陽斗くん……落ち着くまでこうしてるから…」

 

「みらい…ありがとう……」

 

少しの間、陽斗くんが落ち着くまで抱きしめていると……

 

「みらい、陽斗の様子は……」

 

リコたちが様子を見に来たけど、私達の姿を見て…リコは固まり…

 

「はー、エッチなことしてる…」

 

「ひーちゃん!エッチなことじゃないモフ!」

 

「えっと…ごめんなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

陽斗Side

 

次の日、調子が戻り、みらいたちと一緒にあるアパートの前に来ていた。

 

「ここ?」

 

「そう。まゆゆさんが密かに魔法界の人達をバックアップしてくれてて。こっちで住めるように大家さんをしてたりね!」

 

「アパートとか持ってるんだ!」

 

「うん! いくつか!」

 

「なかなかやり手だね!」

 

「みらいの家からも近いし、いいでしょ?」

 

「わー! 日当たりもいいね!」

 

部屋の中に入ると、中々広い部屋だった。

 

「ひーちゃんのお家!」

 

「広さも、ひーちゃんと2人なら、十分!」

 

「2人…」

 

「いつでも遊びに来ていいから! 鍵も渡しとくから!」

 

「嫌だ! 私も住む!」

 

「住むって…」 

 

「リコ、1人暮らしした事ないでしょ?」

 

「まあね。今も寮生活だし…」

 

「それは心配だ! 1人暮らしって、すっごく大変なんだから!」

 

「みらいも、した事ないモフ?」

 

「うう…」

 

「1人じゃないよ! ひーちゃんいるから平気だよ!」

 

「2人でひーちゃんを守るって話でしょ? やっぱり一緒に住まないと! ね、ひーちゃんも、みんなと一緒の方が楽しいでしょ?」

 

「うん! みらいとモフルンも一緒がいい!」

 

「まぁ…リコ達と暮らす分には良いんじゃないのか?」

 

「だよね!陽斗くん!」

 

「でも、おば様達が何て言うか…」

 

まぁそこが問題だけど……

 

 




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