魔法つかいプリキュア2 宝石と帝具使い MIRAIDAYS 作:水甲
みらいSide
アイルが杖の石像になり、はーちゃんが帰ってきたけど、ひーちゃんは消えてしまった。校長先生が私達の所に来て色々と話をした。アイルの石像はリアンさんがマホウ界に運び調べるらしい。
それにはーちゃんが魔法を使えなくなってしまったことも気になるけど……
「何なの? 何なの、刻の魔獣って?」
「あまねく命を…消しちゃう災い…」
「それにあのいかにも未来から来たって言う陽斗も気になるけど、陽斗は大丈夫なの?」
「うん、身体の負担が大きい力を使ったみたいだから……」
私はみんなに話せなかった。あの時、倒れた陽斗くんに触れた時に見た未来の映像………顔も見えなかったけど、私は陽斗くんを剣で刺していた。あんな未来が来るっていうの……
ミナトSide
助っ人として呼ばれたけど、かなり厄介な事態になってることまで聞いてない。
「それであの陽斗と戦ってどう思った?」
ゴズキが言う陽斗……感じ的には未来から来た感じだけど……
「村雨で斬ってもあいつは普通に動けていた」
村雨を受け継いでから、アカメみたいに急所を狙うようにしてたけど、初見の相手に対しては様子見のために急所を避けたけど……
「呪毒が通じない…感じか?」
「そんな感じもしたけど……あの感じは……」
あの陽斗から感じたのは、呪毒が効かないんじゃなく、命が沢山あって、その命を一つずつ減っていく感じがした。
「長期戦なら俺が勝つかもしれないけど、今回に関しては俺が関わるのは今回までかな?」
「ほう、何でだ?」
「あの未来の陽斗と戦うべきは陽斗自身…そう思ったからだ」
俺はそう言って陽斗の家から出て行くのであった。それにしても時に関する敵か……スタイリッシュにも話しておかないと……
そう思っていると……
「ミナト…さん」
「みらいか。陽斗はまだ寝てるぞ」
「そう…なんですか…」
みらいの様子……少し話を聞くべきだな。
「少し話すか?」
「え、あ、はい」
みらいSide
近くの公園のベンチでミナトさんに話をすることに……こうして会うのは割と久し振りな感じがするけど……
「それで何か悩んでるのか?」
「え?あ、その……ミナトさんは……変な未来を見たりとかは……」
「変な未来でも見たのか?」
「はい……その未来は…私や陽斗くんにとって良くない未来…かもしれない。もし未来が変えられるなら……」
「……未来を変えるのは一つの方法かもしれないけど、本当にそれが正しいのかは分からない」
「え?」
「みらいが見た未来の映像がどんなものなのか俺には分からない。だけどもしかしたらそれが悪い未来じゃなく、良い未来の可能性だってある」
「良い未来の可能性……」
「全部がそうじゃないかもしれない。だけどそういう可能性だってあるはずだと信じることが大切かもな」
「信じる……」
「俺から言えることはそれぐらいだな」
ミナトさんはそう言って立ち上がり、歩き出した。
「ミナトさん…ありがとうございます!」
「あぁ、またな」
ミナトSide
みらいと別れ、俺は話にしか聞いてないアイルに関して考えた。
「過去に戻って変えるんじゃなく、望んだ過去に戻る……か」
俺も下手すればそういう想いがあったかもしれない。だけど……
「過去に縛られたままじゃ、前なんて一生進めない」
後の戦いはあいつらの戦いだ。俺は……
「えみるからメッセージ……」
『ミナトさん、明日のデート楽しみですね』
俺だけじゃないな。大切なもののために戦えば、きっと大丈夫だな
みらいSide
私は陽斗くんの家に戻り、陽斗くんの様子を見た。苦しそうにしてる感じもなく、本当に寝ているようだった。
「陽斗くん……私…」
「み…らい?」
私の声に反応するかのように陽斗くんが目を覚ました。
「陽斗くん、大丈夫?」
「……大丈夫みたいだけど…」
「本当に?」
「あ、あぁ…あの黒い欠片を使ったときは物凄く重いものがのし掛かった感じがしたけど……今は大丈夫…」
「陽斗くん……あのね。私……変な未来を見たの…」
「変な未来?」
「私が陽斗くんを……剣で…」
私が言い掛けた瞬間、陽斗くんが何かを察したかのように私を抱きしめた。
「みらい、大丈夫だ…そんな未来…変えよう」
「は、陽斗くん…うん、似たような事になってもその未来の意味を変える」
「未来の意味か…そうだな」
私達はそのままキスをするのであった。大丈夫…あんな未来…きっと良い未来に変えてみせるから……
みらいが見た未来……それが意味するものは…
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