魔法つかいプリキュア2 宝石と帝具使い MIRAIDAYS   作:水甲

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ここから物語も佳境になり、シリアス展開に……


20 未来陽斗の真実

ケイSide

 

「フリーの記者のケイです。旦那さんの失踪事件について、聞かせてもらってもよろしいですか?」

 

私の名前はケイ。本名だ。魔法学校を卒業してから紆余曲折、念願の記者になった。とは言っても、まだ駆け出しで…主戦場はネットニュース。今、私が追っているのは、津成木町界隈で頻発している失踪事件。何の前触れもなしに消える人々…取材を進めると、さらに不可解な事件が起きている事が分かった。謎の石像の出現だ…

私は路地裏でその石像を見つけたが、この石像が何なのかはまだ分からない。

 

次に私はDMを送った方に会っていた。

 

「ケイさんにお会いできるなんて! 私、超ファンで! この前の魔法ガールの記事、最高でした!」

 

「励みになります。で、いただいたDMによると、変な影に襲われたって事ですが?」

 

石像だけではない…謎の影に、謎のクマの怪物の目撃情報や、謎の竜巻の発生…6年ほど前、津成木町に現れた、謎のトラックの怪物の事件まで掘り起こされて、世間の話題をさらっている…謎…謎…謎って…どんだけ謎があるんだか…

その謎達に共通する事が1つ…謎の3人組の目撃談…え? また謎かよって?

 

「謎じゃない! これ、魔法つかい!」

 

「うんうん! だよね!」

 

旧友、かなとまゆの言う通りだ…魔法界出身の私には分かる…2人を辿れば、すべての事件の真相が、犯人が見えてくるはずだ…私は、伝説の魔法使いプリキュアを追う事に決めた…

 

 

 

私は旧友の壮太と会っていた。壮太は相変わらずサッカーを頑張ってる。

 

「ケイ! 久しぶりだな!」

 

「夢の中で会社員になったって?」

 

「ああ。みらいに聞いてきたの?」

 

「ううん。壮太がバイト先でお客さんに話したでしょ?ソースは、そこから。みらい、知ってるの?」

 

「うん。怪物に襲われて、目が覚めたら、みらいと陽斗がいて…リコとはーちゃんも…」

 

「はーちゃん?」

 

そういえば確か、インタビューした大学生も言ってたっけ…彼女が目覚めた時にも、みらいとリコと陽斗に、はーちゃんらしき子までいた…プリキュアを追っていた私の前に、みらいと陽斗とリコ、はーちゃんの存在が浮上…もしかして、みらい達がプリキュア?まさかね…怪物に襲われた人々を助けようと駆け付けた。その線が有力か…みらいに聞いてみよう…真相が何であれ、みらいなら、謎の怪物の事を、何か知っているかもしれない…

 

『おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか…』

 

「みらいったら、また出ない…」

 

さてどうしたものか……

 

「オス!」

 

「ジュン! エミリー!」

 

「元気だった?」

 

「ケイ、頑張ってるじゃんか」

 

「ネット記事読んでるよ!」

 

「ありがとう! 励みになるよ!」

 

ジュンとエミリーは、魔法学校の補修クラスで一緒になって意気投合。ずっと友人関係が続いている。

 

「カットモデルやってくれない?」

 

「うん! 別にいいよ!」

 

エミリーはナシマホウ界で、美容師を目指して頑張ってる。

 

「モヒカンになっても知らないぞー」

 

ジュンは、こっちでデザインの勉強をしつつ、魔法界で服飾の手伝いをしてる。

3人で思い出話をしたいところだけど、私はみらいのことを聞いた

 

「で、話って何?」

 

「最近みらいと会った? 電話繋がらなくて…メッセージも既読にならないし…」

 

「魔法界に行ってるのかも…」

 

「魔法界はスマホの電波ダメだしな…なあ、一緒に魔法界行かない?」

 

「うん! 行こうよ、ケイ!」

 

「私達、次のカタツムリニアで行くんだ!」

 

「うん。みらいがあっちにいるなら、アリかも!」

 

私達は魔法界に行き、駅に下りると突然私達の目の前に怪物が現れた。

そして気が付くと辛い現実を見せられ、そして楽しかった過去を思い出し……

 

「浸れ…甘き過去に…」

 

 

 

 

 

 

 

 

陽斗Side

 

僕らはカタツムリニアから降りた。はーちゃんがプリキュアになれるようになったこと、プリキュアの力ならクロノウストによって石化した人を助けられることを報告するためにだったが、駅のホームで待っていたのは……

 

「あれって…」

 

「未来の陽斗!」

 

「はー、何でここに?」

 

僕がリゼルファを起動しようとする前に、ポニィとツクシの2人が未来の僕を囲んだ。

 

「まさかこんな所で襲撃してくるとはね!」

 

「でも!これまでみたいにはいかないよ!」

 

警戒する2人だが、未来の僕は淡々と話し出した。

 

「ようやく僕が…いや、僕らが望んだ未来に向かおうとしている。だから話そうと思っている。僕の正体。そして目的を……」

 

これまでと違って未来の僕からは敵意…いや、そもそも敵意自体感じた覚えがない。

 

「陽斗くん、この陽斗くんは多分本当のことを言ってるよ」

 

「みらい…」

 

「……みらいが言うなら話を聞くしかないみたいね」

 

「みらい、陽斗の事なら分かっちゃうもんね!」

 

みらい基準で良いのか……それ…

 

「まずは正体を聞かせてくれ!未来の僕は何があって不死になったんだ?」

 

「不死にはなってない。僕はこの黒い欠片……クロック・ダイヤモンドの力で多くの時間をやり直し続けた浅賀陽斗の集合体…」

 

「陽斗くんの…」

 

「それにやり直し続けたって…」

 

「リンクルストーンの欠片にクロノウストの力を混ぜ合わせ、作り上げたこのクロック・ダイヤモンドをあの日、はーちゃんがみらい達のリンクルストーンに力を与えたときに、同じように僕にもクロノウストの力に対抗する力を送った。それを何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も繰り返した」

 

「繰り返したって!?」

 

「そして気が付くと僕の中にあらゆる時空の僕の意識が集まりだし、この僕が生まれた。僕が不死なのかと言う質問に改めて答えると不死ではなく、僕の中に存在する多数の僕がいることで命を落とす事はない。そんな存在だ」

 

「待て、何で僕がそんな事に…一体何が…」

 

「ありとあらゆる時空、そこで僕は…いいや、僕らは目の当たりにする。プリキュアの敗北を………」




キャラ紹介
未来陽斗
陽斗達の前に現れた未来の陽斗。その正体は陽斗が同じ時間軸をやり直したことによって生まれた陽斗の集合体。
ありとあらゆる時空の陽斗が集まったことにより、致命傷を負っても集合体の中の陽斗を犠牲にすることで不死みたいな存在になっている。分かりやすく言えば命にストックがある。
多数の陽斗が集まっているため、リゼルファも多数所持している。

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