魔法つかいプリキュア2 宝石と帝具使い MIRAIDAYS   作:水甲

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今回で最終回!完全にエピローグになります


最終話 この先の未来を…

ケイSide

 

私の名前はケイ。本名だ。行方不明になった人達は戻ってきた。

不思議な事に皆、消えていた間の記憶が抜けていると、口を揃えて言う。また、一様に、懐かしい夢を見ていたとも…

かく言う私も、楽しい学生時代の夢を見ていた。その夢は、仕事でくじけそうになっていた私に、勇気と元気を与えてくれた…

 

「どうなの?」

 

「まだかかるのか?」

 

「ううん。今書き終えたところ。良い記事書けたよ!」

 

一緒に懐かしい夢を見ていた友達。あの夢は…一体何だったんだろうか?

 

 

 

 

 

 

陽斗Side

 

魔法商店街に来ていた僕。そこで箒の仕立屋にヤモーが店主と話していた。

 

「アンタがこしらえたのか?」

 

「ええ」

 

「大したもんだ! 筋がいい!」

 

何かヤモーも知らないうちにこっちに馴染みそうだな……

そう思いながら僕は魔法学校の校長室へと向かった。

 

 

 

 

校長室にはみらい達や校長先生、リアンさん。それにゴズキ師匠、ブドー師匠、ポニィ、ツクシが集まっていた。

 

「例の力がなくなったと?」

 

「はい。これから起こる事も、過去に起こった事も、見なくなりました」

 

「前期のテスト内容が見えてから、なくなればよかったのに…」

 

「こらこら!」

 

「教職の立場から捨て置けない言葉じゃ」

 

「アハハ…」

 

「アイルは?」

 

「ああ。石像が見当たらぬ…」

 

「こちらに戻ってきたのか、過去に閉じこもったままなのか…」

 

「また会えたら、ワクワクもんだね…」

 

アイルか…ポニィ達の話では石像にされたときに僕らの声が聞こえたらしいから、きっとアイルにも……

 

「それとひすい君のことじゃが…」

 

校長先生はひーちゃんの方を見た。今のひーちゃんははーちゃんより少し小さい感じだが、その腕にはリゼルファが付けられていた。

 

「ことはくんと分離したという感じで良いのか?」

 

「はー、あの時陽斗がひーちゃんがリゼルファを受け継いだ世界線のものとクロックダイヤモンドと元々ひーちゃんに宿った力が混ざり合って……もう色々な事が起きた結果、ひすいって言う1人の存在になったのかな?」

 

「そうそう、そんな感じ」

 

「はーちゃんでもよく分からないって事ね」

 

「でもひーちゃんは消えたりはしないんだよね?」

 

「それは大丈夫。だよね!はーちゃん」

 

「はー!普通の人とは違うけど、消えたりはしないよ」

 

「そうか…陽斗くん、君の中に入ったという未来の君達は?」

 

「クロノウストを倒した後、消えた感じですね」

 

多分役目を終えて消えた……いや、消えたんじゃない

 

「もしかしたら元の世界に戻って、僕らと同じように過ごしているのかもしれないですね」

 

きっと…そうだよな……

 

「ミナトとクロトの2人はどうした?」

 

ゴズキ師匠がそう聞くと僕は笑顔で答えた。

 

「あの二人なら先に帰りました。後処理とかは任せるって…」

 

今度改めてお礼を言わないとな……

 

 

 

 

校長先生たちへの報告をすませ、僕とみらいはナシマホウ界に帰ることになり、リコ、はーちゃん、ひーちゃん、ポニィ、ツクシに見送られることに…

 

「はい。冷凍みかん。カタツムリニアで食べて!」

 

「ありがとう!」

 

「モフ…寂しいモフ…」

 

「また会いに行くから!」

 

「うんうん!」

 

「そうだよ!」

 

「ひーちゃんだけでも行きたかったな~」

 

「さっきそれ言ってはーちゃんにずるいって言われたろ」

 

「そうだけど~」

 

膨れるひーちゃん。ポニィたちは…

 

「私達はこっちでの後処理とか手伝わないと」

 

「終わったらそっちに戻るからね」

 

「分かった」

 

お互い別れを告げるが、これはあの時みたいな別れじゃなく、また会えるという別れ…

 

「はー、そういえば陽斗が最後に使ったあの宝石って何なの?」

 

「あ!ひーちゃんもそれ気になってた!」

 

「凄い力だったよね?陽斗くん、いつの間にあんな宝石を?」

 

3人にあの宝石のことを聞かれ、焦る僕とニヤニヤしているリコ。うん、この場ではあの宝石のことを知ってるのはリコだけだよな…

 

「そりゃあんな力が出るわよね。ね、陽斗」

 

「えっと……」

 

いつもならそれとなく誤魔化す。だけど……

 

「みらい、伝えたいことがあるんだ」

 

「伝えたいこと?もしかして……陽斗くんもマホウ界に残るの!?」

 

「ち、違う!?そうじゃなくって……」

 

僕はため息をつきつつ、ポケットから小箱を取り出した。

 

「みらいが未来に対して不安になってたから……最初は少しでもその不安をどうにかしたいって気持ちで買おうと思ったんだ。リコにはその手伝いをして貰った」

 

僕は小箱を開け、みらいに見せた。

 

「だけど今は違う…いや、今じゃない。みらいと一緒に未来を進みたいと思うようになった。だからあの時力をくれたのかもしれない。みらい…」

 

その小箱にはダイヤモンドの指輪が入っていた。みらいはその指輪を見て、その意味を直ぐに理解した。

 

「陽斗…くん…」

 

「僕と結婚してください!」

 

プロポーズの言葉を聞き、みらいは涙を流しながら、指輪を受け取り……

 

「陽斗くん……はい、喜んで////」

 

左手の薬指にはめてくれた。

 

「はー!おめでとう!みらい、陽斗!」

 

「おめでとう!2人とも!」

 

「やれやれ、ようやくというか何というか…」

 

「確かに…付き合い始めてから長かったからね」

 

「良かったね。2人とも!」

 

リコ達に祝福され、僕とみらいは恥ずかしそうにしていると、モフルンが僕らを見つめ…

 

「モフルンも一緒にモフ?」

 

「そうだね。良いよね。陽斗くん」

 

「あぁ」

 

僕とみらいはそのままキスをした。

 

 

 

 

 

 

 

ナシマホウ界に帰ってから数日後…その数日の間にみらいの両親に結婚することを伝えた。みらいのお父さんは反対はしたが、みらいのお母さんとみらいのお祖母さんが賛成したため、渋々みらいのお父さんも賛成した。

 

みらいたちが住んでいたシェアハウスを片付けた後、みらいとモフルンは僕の家の家に住むことになった。みらいは家事を頑張ろうとしたが、僕がある程度教えることに……

 

そんな色々とあった数日後…

 

「テスト、全然できなかった…」

 

「まあまあ。前向きに未来に向かって進もうじゃないの!」

 

みらいが友達と話していると慌てて講堂から出ていった。もしかしてと思い、追い掛けていくと…

 

「魔法ガールか?」

 

「うん!陽斗くん、手伝って」

 

「あぁ」

 

僕はみらいの箒に乗り、2人で向かうのであった。

 

「モフ! 今日は忙しいモフ! 『#助けて魔法つかい』がいっぱいきてるモフ!」

 

「こっちが助けてほしいよ…」

 

みらいがそうぼやいていると…

 

「お困りのようね!」

 

「私達が!」

 

「助けてあげる!」

 

リコとはーちゃん、ひーちゃんが僕らの隣に並んで箒で飛んでいた。

 

「3人ともどうしたの?」

 

「魔法ガールだよ!」

 

「手伝おうと思って!」

 

「来たんだ!」

 

「今、手伝うって言いました!?」

 

「「「言った!」」」

 

「魔法学校は?」

 

「校長先生に許可をもらってるし、アイルみたいに、こっちで生まれて、魔法界に行きたくても行けない人がまだまだ沢山いると思うの。私、その人達に魔法を教えてあげたいんだ! 出張授業って感じ?」

 

「じゃあ、しばらくこっちに?」

 

「うん!」

 

「出張授業か…リコらしいよ!」

 

「そう思う?」

 

「うん! 立派な魔法使いだ!」

 

「ありがとう…空いた時間で魔法ガール活動を手伝うから、大船、いいえ、大ボウキに乗ったつもりで任せて!」

 

「私も私らしくで、みらい達と一緒にいるって決めたんだ!」

 

「大丈夫モフ? はーちゃんは、みんなを見守るモフ…」

 

「みらいとリコとモフルンと一緒に見守るから平気! いたいんだ、みんなと!」

 

「私も!はーお姉ちゃんと一緒に見守る!」

 

「お姉ちゃん呼び!?」

 

「まぁ感じ的には姉妹みたいなものか?」

 

「そうなるかも」

 

「はーちゃん…ひーちゃん…」

 

「みらいが言ってた奇跡、起きちゃったんじゃない?」

 

「うん!」

 

「キュアップ・ラパパ! 魔法ガールになーれ!」

 

はーちゃんが魔法をかけるとリコ、はーちゃん、ひーちゃんは魔法学校の制服に変わった

 

「だから、制服はダメだし!」

 

「いいじゃん、別に!」

 

「急ぐモフ! 早く来てって呼んでるモフ!」

 

「よーし! みんなで行くぞー! ワクワクもんだぁ!」

 

何というかまた騒がしくなりそうだな…でもこれはこれでいいかもな

 

「えっと…助けを呼んでるのは、っと…」

 

「ながらホウキ運転はダメ!」

 

「ダメモフ!」

 

「ごめん…」

 

「魔法ガールの先輩が、ルールをしっかり教えないとね!」

 

「お願いします! 先輩!」

 

「はっ…やっぱり先輩じゃなくて、みらい先生がいいかな!」

 

「はあ!?」

 

「私も一度、先生って呼ばれてみたかったんだよね!」

 

「調子に乗らないの!」

 

「モフ! みんな急ぐモフ!」

 

「「「キュアップ・ラパパ! ホウキよ、飛びなさい!」」」

 

きっとこれから先も明るい未来になるはずだから……

 

「そういえば住む場所は?」

 

「陽斗の家にお邪魔するわ」

 

「あの、僕の許可は…いや、別に良いけど…」

 

「大丈夫。夜とかは邪魔はしないから」

 

「モフルンもそう言うときは遠慮なくリコ達の部屋に行くモフ」

 

「モ、モフルン!?」

 

「昨日も2人はイチャイチャしてたモフ」

 

「へ~」

 

「はーお姉ちゃん、何の話?」

 

「うーん、ひーちゃんがもう少し勉強頑張ったら教えるね」

 

うん、本当に…騒がしい毎日になりそうだな……




ここまでありがとうございました!MIRAIDAYSの方はこれで最終回。とは言え本編の方はまだ続きます
ひーちゃん、完全分離に関しては裏設定ではクシャミで入れ替わるらしいですが、こちらではどうにかしようと思って完全分離にしました
陽斗がリコに頼んだものは、みらいの指のサイズを調べて貰うことでした。
ミナトとクロトの登場は本当に考えてはなかったのですが、登場させた方が良いと思い、出しました。
因みに2人の結婚式は互いに大学を卒業した後に…
短い間でしたが、ありがとうございます。
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