魔法つかいプリキュア2 宝石と帝具使い MIRAIDAYS 作:水甲
陽斗Side
謎の男がいなくなったと思うと今度ははーちゃんに似た女の子がいた。モフルンはゆっくり近づき…
「魔法で小っちゃくなっちゃったモフ?」
「はーちゃん?魔法って?」
「「「えっ?」」」
記憶を無くしてる?いや、本当に知らないのか?
「お名前は?」
「わかんない」
「お家はどこ?」
「わかんない」
「困ったモフ」
「わかんないけど…みんなと一緒にいないとだめなの」
「えっ?」
「あの人知ってた。この子のこと」
確かにさっきの戦いの後にアイルって男はこの子を見つめていた…
「水晶のお告げと何か関係があるのかもしれない」
「お告げ?」
「マホウ界で新たな災いが起こるって、災いが何なのか校長先生に頼まれて、こっちに来たの。きっとこの子が鍵を握ってるのよ!校長先生の所に……魔法学校に行きましょう!」
「い、今……魔法学校って言いました!」
「言いましたモフ!」
何だかこのノリも懐かしいな……
そんなこんなで僕らはマホウ界に向かうことになり、駅へと向かったけど、謎の女の子と手を繋ぐみらいとリコ……絵になるな…
「陽斗、モフルンと手を繋ぐモフ?」
「いや、遠慮しておくよ……と言うか寂しくないし……」
リコは駅の改札口にマホウ界のSuicaを使うと…
「3人分で結構です。幼児の乗車料金は無料です。」
おばけみたいな見た目の駅員にそう言われ、カタツムリニアに乗るのであった。
謎の女の子は車窓からの景色を楽しんだり、モフルンを抱きしめたりとはしゃいでいた。
「いい匂い!」
そう言って車内販売の飴を買ってに食べていた。
「車内販売なんだけど……」
「ああ、私が払うから。あと、これも」
リコはそう言ってあるものを買った。それは冷凍みかんだった。
「冷凍みかんモフ!」
「キュアップ・ラパパ! 氷よ、溶けなさい!」
「久しぶりだ!とっても美味しいんだよ!」
みらいは女の子にみかんをあげた。
「冷たっ!はー! 美味しい!」
冷凍みかんか……初めてマホウ界に行ったときの事を思い出すな……
そんな時、変な感覚に襲われた。
『みらい。大丈夫か?』
『陽斗くん……大丈夫だよ』
寂しそうに笑うみらいを見て僕は胸が締め付けられる感じがした。
こんな時、僕が側に居続ける……なんて事を言えれば良いのに…僕は言えなかった。そんな事を言ってしまえば、きっとみらいのことをもっと苦しめてしまいそうで……
「え? あれ?」
「みらい?」
気が付くとカタツムリニアの中だった。何だ?夢を見ていた感じだったけど……
「どうしたモフ?」
「あ、ごめん! 寝落ちしてた? 初めて魔法界に行く時の夢見てた!」
「寝落ちって、冷凍みかん解凍して、ほんの数秒よ?」
「え? 本当に?」
夢を見ていた……のか?それとも……
暫くしてマホウ界に着き、校長先生と水晶さんに会った。校長先生……分かってはいるけど本当に変わらないな
「久しぶりじゃのう。みらい君。モフルン君。陽斗君」
「校長先生もお変わりなく!」
「こうちょう?」
「魔法学校の校長先生だよ!」
「この子が例の……」
「はい」
「リコ先生からの連絡で聞いてはいましたが、似ていますね…」
「ああ、確かに。ことは君を思わせる」
「ことはって、そんなにそっくり?」
「うん。髪の色が違えど」
「この髪、とっても素敵だよね。翡翠色でさ」
場所を移しながら僕らは謎の怪物とそれを操るアイルと言う男について話した。
「14時間と4分後に、怪物を生み出した者が現れると……」
「はい。そう言ってました」
「その発言があってから、5時間ですから……再び彼が現れるまで……」
「えっと……あと8時間モフ!」
「9時間よ!」
「惜しい!」
「モ、モフ……」
「という事は、現れる時刻は…」
「えっと…」
「深夜1時4分ですわ」
「今言おうと思ったモフ!」
深夜か……それにしてもどうにも気になる。本当にあの男が予告通りに現れるのか?本当にあいつの言葉を真に受けるべきか……
「……校長先生、ポニィとツクシたちは?」
もしもの事を考えてポニィたちやそれに師匠達にも協力してもらえれば……
「ポニィとツクシの2人なら後で合流する予定じゃ。ブドーたちは調査の為に離れている」
師匠達がいないのは仕方ないか……
とりあえず僕たちは泊まる部屋の準備が終わるまでの間、街に行くことになった。
「部屋はみらいと陽斗は同じ部屋で良いわよね?どうせ一緒に住んでるんだし」
リコがそう聞くが……そう言えば話してなかったな。
「僕らは一緒に住んでないぞ」
「うん、住んでないよ」
「住んでないモフ」
「そうなの!?」
そんなに驚くことなのか?
みらいと陽斗がまだ同棲してないのは後々に
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