魔法つかいプリキュア2 宝石と帝具使い MIRAIDAYS   作:水甲

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09 心配する心

陽斗Side

 

結局地道に猫を探すことになった僕ら。そんな中ひーちゃんがあることを告げた

 

「どうしてひーちゃん、魔法使えないの?」

 

「え?」

 

「はーちゃん、使えるんでしょ?はーちゃん、どこにいるの?」

 

「分からないの…」

 

「きっとモフルンやみんなのこと、見守ってくれているモフ」

 

「見てるだけで来ないの?」

 

「え?」

 

「ひーちゃんそっくりなんでしょ。ひーちゃん、どんどん大きくなってるんだよ。はーちゃんなら分かるでしょ!どうしてか教えてくれてもいいじゃん!」

 

ひーちゃんは見守っているはーちゃんに向けてそう叫んだ。だけど答えは返ってこなかった。そんな中、リコは何かの気配に気が付き…

 

「やっぱり見張られてる!?モフルン、ひーちゃんをお願い!」

 

リコはひーちゃんにモフルンを預けて見張っていたものを追い掛けていく。僕とポニィ、ツクシもリコを追い掛けていくとリコの前にはリコのお父さんのリアンさんがいた

 

「どうしてお父様が…」

 

「校長先生に頼まれて、ひすいくんの警護をしていた」

 

「バレたか…」

 

「陽斗、それにポニィ、ツクシも知ってたの?」

 

「まぁ…」

 

「私達の場合はそういう気配に敏感だからね」

 

「前もって知らせて貰ってたんだよ」

 

「だからって黙ってることは…それに警護なんて…」

 

「ひすい君もだが、リコの事が心配だったし」

 

「ずっと見てたの?」

 

「猫探し、ご苦労」

 

「信用してよ…過保護すぎるし、もう子供じゃないし…」

 

「たとえ成人しようとも、伝説の魔法使いであろうとも、親から見れば子供だよ」

 

「とにかく警護は必要ないわ。」

 

「しかしだな…どの口が言うかか…」

 

「ひーちゃんは、色々戸惑ってるから、みらいとモフルンとで、そっと見守ってあげたいの…」

 

リコがそういう中……

 

「勝手に決めないで!」

 

「ひーちゃん?」

 

「守ってとか、お願いしてないし、子供じゃないし!」

 

「あのね…」

 

「リコも、今嫌がってたじゃん! 子供って言われて!」

 

「それは…」

 

「猫、探しに行く!」

 

「待ちなさい!」

 

その場から離れようとするひーちゃんの腕をリコが掴むが……

 

「離して! リコなんか、大っ嫌い!」

 

リコの手を振り払い、ひーちゃんはその場から離れていった。

 

「……ひーちゃん」

 

「……正直羨ましいよ」

 

「え?」

 

「僕にはリコやひーちゃんみたいに心配してくれる親がいないから……」

 

「あっ……」

 

「とりあえずひーちゃんを追い掛けよう」

 

「そうね…」

 

僕らはひーちゃんを追い掛けていく途中、みらいと合流して、ひーちゃんのところに行くとひーちゃんの前にアイルがいた。

僕らはアイルの前に出て…

 

「ひーちゃんは今すぐ逃げて!」

 

「で、でも…」

 

「いいから!」

 

ひーちゃんを逃がすとアイルはそれを見届け、あのフィールドを僕らを取り込み、怪物を生み出した。

 

「「キュアップラパパ!ピンクダイヤ!」」

 

「「ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」

 

「ふたりの奇跡!キュアミラクル!」

 

「ふたりの魔法!キュアマジカル!」

 

「「魔法つかい!プリキュア!」」

 

二人は変身し、リンクルストーンを使い怪物に攻撃を仕掛けていく。僕、ポニィ、ツクシもそれに合わせて攻撃を喰らわせていく。だがアイルは余裕そうにしていた。

 

「かつてデウスマストに融合されなかった眷属。その眷属が今、僕のしもべと1つになる」

 

アイルが怪物に力を与えると一瞬で僕ら全員を吹き飛ばす。

 

「ミラクル!マジカル!」

 

倒れる二人。怪物が追撃を与えようとする中、僕は助けに入ろうとするが、僕の前にこの間のフードの男が現れ、僕に蹴りを喰らわせた

 

「またお前か!」

 

「………」

 

「その正体!」

 

「今日こそ!」

 

ポニィが蹴りを放ち、ツクシが銃弾を放つが、フードの男は布が巻かれた剣で銃弾を弾き、ポニィの蹴りを手で受け止める

 

「………」

 

ポニィが離れた瞬間、眩い光と共に剣を振った瞬間僕らを吹き飛ばす。

その間、怪物がゆっくりとミラクル達に近寄る中、フィールドに入ってきたひーちゃんが間に入った。それを見たアイルは……

 

「この物語の結末を教えてあげるよ」

 

「ひーちゃん…」

 

「プリキュア…君達の命は、ここで終わる…」

 

「ウソモフ!」

 

「朝日奈みらい。彼女が見たこれから起こる出来事は、実現されていない。そう言いたいのかな?けど、この状況を鑑みて、どう思う?」

 

「2人がやられるなんて、ウソだ!」

 

「ウソかどうかは、すぐに分かるよ…」

 

「逃げて…」

 

「早く…」

 

「ひーちゃんだけじゃ嫌だ!」

 

「モフルン! ひーちゃんをお願い…」

 

「ミラクル…」

 

「ひーちゃんは子供じゃない!」

 

「ダメ…」

 

「嫌だ!」

 

「ダメ!」

 

「ひーちゃんは、何があっても、守るの…だから行って!」

 

「まるで親子だ。そろそろピリオドを打とう!」

 

怪物がミラクル達に攻撃を仕掛けようとする。僕はミラクル達のところに行こうと立ち上がろうとするが、フードの男に背中を踏まれて動けなくされた

 

「邪魔を…するな…」

 

ピンチを向かえる僕ら。そんな中、ひーちゃんが怪物の前に出た

 

「いじめるな…」

 

「「ひーちゃん!?」」

 

「みらいとリコを、いじめるなー!」

 

ひーちゃんが叫んだ瞬間、持っていた木の杖から魔法が放たれた

 

「あっちにいけー!」

 

ひーちゃんの魔法によって、怪物が消えた。まさかアイルは……ひーちゃんを覚醒させるために?

 

「ウソだったんだね…みらいとリコがやっつけられるって!」

 

「ああ。ウソだ。頑張ったね。今日の目的は果たせた」

 

アイルがひーちゃんに触れようとするが、ミラクル達がアイルの腕を掴み、それを阻んだ。フードの男の拘束から抜け出そうとする中……

 

「弟子を離して貰おうか」

 

不意に声が聞こえた瞬間、フードの男が何かの攻撃を避け、僕も拘束から抜け出せた。フードの男を攻撃したのは…

 

「ゴスキ師匠!?」

 

「「お父さん!?」」

 

「久し振りだな。陽斗。さて、お前の正体…明かして貰おうか」

 

「……」

 

フードの男は形勢が悪くなったのかそのまま姿を消し、アイルも姿を消した

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、みらいからひーちゃんが魔法を使ったとき、はーちゃんと会ったらしいことと依頼の猫も無事に見つけ出せたらしい。

 

「校長に頼まれてな。お前たちが危ないかもしれないとな……」

 

「お父さんはこのままこっちに?」

 

「いや、アイルとやらの持つ力に関して調べるように言われてな」

 

調べるようにか……もしかしたらスタイリッシュ辺りが頼んだのか?

 

「それにしてもあのフードの男……いや、勘違いか?」

 

師匠はそう言いながら、僕のことを見るのであった

 

 

 

 

 




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