ヒーローになってみんな救ってウルトラハッピー! 作:プリキュア・ライオットジャベリン
みゆき「最近、私達の出番がないよ~」
あかね「しゃあないやろ。今はハートキャッチの出番なんやから」
やよい「じゃあ次回は出れそうだね!!」
さてどうでしょう?
やよい「えぇーー!?」
れいか「とりあえず、本編に移りましょう。皆さん待っています」
なお「そうだね。それでは!」
『どうぞ!!』
「いいからいいから!あ、ブロッサムは先に行ってて」
「分かりました」
マリンが出久くんを背負って行くというので、私は一足先に現場へ。確かヘドロヴィラン?でしたよね。レモネードから聞いた限り、オールマイトは風圧で吹き飛ばして捕まえたと聞きましたけど・・・・・・・・
あ、見えてきました!えっと状況は・・・・・・・・人が一人、人質にされていますね。ではヒーローは・・・・・・・って4人もいるじゃないですか!?Mt.レディもここに来たばかりだからか地形が把握できてなくて狭い道路で通れなくなってる!?
こんなにヒーローがいながら何してるんですか!?そろそろ到着します。とりあえず人質の救出最優先で動きますッ!
「ハアアアアアァァアァァァーーーーッ!・・・・・・・・!?」
人質を盾に!?でしたら!!
一度引いて上空で再び体勢を立て直します。そして私の技はッ!効きたい対象にだけ効きますッ!
「ブロッサム・スクリューパンチ!!」
「おぉ・・・・・・・!さすがプリキュア!!俺達にできないことを平然とやってのける!」
デスデゴロさん、ありがとうございます!!
よし、人質の顔が完全に出ました!!あとは救出を・・・・・・
「ブロッサム!」
「マリン!・・・・・・出久くんは?」
「あそこに置いてきたよ。状況は来る時に千里眼で見てたけどさ、有利な個性が来るまで待つってそれでもプロなの?ねぇ?」
「まぁまぁ・・・・・・」
気持ちは分かりますが私達はまだひよっこの身ですからね?この世界では。それを聞いて周りはどう思うかなんてマリンも分かっているでしょう?・・・・・・・・ですが、説教は後ですね。
「それでマリン」
「大丈夫、分かってる。ここはブロッサムに任せるよ。さぁ、やっちゃって!」
「!・・・・・はい、分かりました!」
さて、残りは救出です。先ほど崩したヘドロがまたくっついてきています・・・・・もう一度やるしか・・・・・
その時だでした。再びヘドロが人質の口にへばりつき、もう一度頼む、というような目線をこちらに向けてきた時でした。後ろから人が駆けてく足音と共にデステゴロの叱声が聞こえてきたのは。
「バカヤロー!!止まれ!止まれェーーーーッ!」
「「!?」」
出久さん!?なんで・・・・・・・
後ろから飛び出してきた足音は出久さんの足音でした。いったいなんで戦地に自ら飛び込むような真似を・・・・・・
「出久くん、危ないよ、なんでここに来たの!?」
「足が、勝手に!!なんでって、分からないけど・・・・・・かっちゃんが!助けを求める顔してたから!!」
「!!」
・・・・・・・・・出久さん・・・・・・君が動いたのならプリキュアである私がこんなところで
「出久さん・・・・・・あなたの覚悟はこの燃え尽きる炎よりも明るい輝きで私の道を照らしてくれました」
「え?」
「覚悟とは・・・・・犠牲の心ではありません!!覚悟とはッ!暗闇の荒野に!進むべき道を切り開くことですッ!!ブロッサム・ダブルスクリューハリケーン!!」
私は先ほどやったスクリューパンチに加えて反対側も同じようにスクリューパンチを繰り出したうえで、左右のスクリューの回転を逆にします。もちろん、人質は傷つけないプリキュア仕様です!*1
「なっ!?」
「からの・・・・・!ブロッサム・フラワーストーム!!」
★
僕がかっちゃんの助けを求める顔を見て、体が勝手に動いて前に踏み出していた。自分でもなんで動いているのかわからなかった。せっかくブロッサムとマリンがまさに今倒そうとしているところだというのに・・・・・
でもその後、マリンが僕を止めてくれてブロッサムがヘドロヴィランを倒してくれた。オールマイトみたいにパンチの風圧で吹き飛ばす、みたいなことはしてなかったけど、ここに来る途中で見たスクリューパンチの進化系のような技で人質の拘束を解き、フラワーストームっていう技でヘドロヴィランを倒してみせた。
しかもそのフラワーストームが上昇気流を引き起こしたのか、天候まで変わってしまい、雨が降り出した。
「オイオイオイオイ!」
「す、すげえ!まだプロデビューもしてないのに一つの技で天気が変わっちまった!!」
「これがキュアムーンライトの仲間、キュアブロッサム!!」
周りの人達は、キュアムーンライトの仲間であるキュアブロッサムを称賛した。今現在明るみに出てる伝説の戦士プリキュアのうちの一人であるキュアブロッサム。
僕もやっぱりプリキュアってすごい!って思った。デステゴロ、バックドラフト、シンリンカムイ、Mt.レディの実力あるヒーローが集まっているのに解決できなかったこの状況を変えたのだから。
この後、散ったベトベトのヘドロヴィランはヒーローに回収され、無事、警察に引き渡された。
それで、僕はというと・・・・・・
「全く!無茶にもほどがある!君が危険を冒す必要はなかったんだ!!」
「本当に冷や冷やしたんだ。ああいうのは頼むからやめてくれ!」
めっちゃくちゃ怒られた。それはそうだ。あんな無謀な行為、決して褒められたものではない。
「まあまあ、私が止められたからいいじゃないですか。次から気を付ければいいんですよ。ね?」
「は、はい。もちろん、今後一切このようなことは致しません・・・・・」
キュアマリンさん・・・・・本当にありがとう。罵倒されて当然の行為なのにかばってくれて・・・・・
「うん、それでよし!で・・・・・いくつか言いたいことあるんですけど、なんであのまま放置してたんですか?有利な個性が到着するまで待つなんて今回は私達が来たから良かったけど、来なかったらどうしてたんですか?それにあの爆豪くんはこの緑谷くんの幼馴染らしいじゃないですか。緑谷君が飛び出すような状況を作り出してしまっていた先輩たちが強く言える立場じゃないと思うんですけど?」
「うぐっ」
「それは・・・・・・」
デステゴロさんとシンリンカムイさんも思うところがあったのか、キュアマリンの鋭い指摘に何も言えなくなる。
「言いたいことは分かりますよ。シンリンカムイさんは植物系の個性だから爆破されると燃えるので、人質の救出には不向き。バックドラフトさんは消化で手いっぱい。デステゴロさんはあのヴィランを吹き飛ばすようなパワーはなかった・・・・・・Mt.レディさんに至っては経由する道路を間違えて前に進めなくなってましたもんね」
状況を言葉にしてから聞くと、確かに諦めたくなるような状況だ。そんな時に僕が飛び出したんだ。・・・・・・・本当にごめんなさい。
「でもだからって、人質を諦める理由になりますかね?緑谷くんがなんで飛び出したか聞いたんですよね?『かっちゃんが助けを求める顔をしてたから』って。そのような顔をさせるまで放っておいたのはあなた達じゃないんですか?」
「・・・・・・・・そうかもしれない。だが俺だって一度は助けようとしたんだ。ただ、流動体だから掴めなくて・・・・力不足で本当に申し訳ない・・・・・ッ」
そう、だったんだ・・・・・・途中から来たから分かんなかったけど助けようとしてくれたんだ・・・・・
「・・・・・・謝る相手は私じゃあないですよ。助けようとしてたんですね。勘違いしてごめんなさい。でも・・・・・爆豪くんからしたら、どうにかして助けてほしい、と思うと思います。目の前で『有利な個性が来るまではあの子には悪いが耐えてもらおう』なんて言われたら、特に・・・・・」
絶望・・・・・・とまでは行かないかもしれないけど、有利な個性のヒーローがいつ来るか分からない助けを必死に待ち続けるのは・・・・・・想像しようもないほどつらい。
「それは・・・・・・そうだな。でもあの場では本当に助けようにも・・・・・・」
「・・・・・・・ヒーローは、何のためにいるんですか?助けられなくて何がヒーローですか?今活躍中のオールマイトだってもう50を超えているんですよ?」
「マリン、そこまでにしておきなさい」
!?・・・・・・・・・こ、この声は!?な、なんで、活動限界もう過ぎているんじゃ・・・・・・
「ヒーロー達。元はと言えば、これは油断をして敵を逃がしてしまった私の不始末なんだ。だから、彼らをどうか責めないでほしい」
・・・・・・・・それを言えば僕が飛び出してオールマイトにしがみついたからじゃ・・・・・・オールマイトに頭を下げさせるわけにはいかない、と僕がそれを言おうとしたら、マリンに口を塞がれた。
《今はそれを言っちゃダメだよ。オールマイトの秘密まで話すことになったらどうするの?記者も近くにいるのに》
《あっ・・・・・》
うっかりしていた。でも、オールマイトが頭を下げるのは・・・・・・
「はぁ、とりあえずこの場を離れるよ。そこの君もね」
そこの君・・・・・・・・って、かっちゃん!?
「あぁ?・・・・・分かった」
ウソでしょ!?あのかっちゃんが素直にうなずいた・・・・・・!
「よし。ブロッサム、取材は軽くにしといて、終わったら来てね~」
「はい、分かりました!」
キュアブロッサムが返事をして残りの取材時間を制限してるところを聞きながら、キュアマリンが作成した魔法の絨毯のようなものに乗ってその場を後にした。
そして人気のない公園へと着地すると、かっちゃんは口を開いて突如叫びだした。
「おい、プリキュア!!」
「「え?」」
か、かっちゃん!?な、なんでいきなり大声出すの?!近所迷惑だよ!?*2
「俺は将来、自分自身を超え続けてオールマイトをも超えるヒーローになる男、爆豪勝己だ!!今年の雄英入試で1位を取る!てめぇらのいるところまで一気に駆け上がっていくからな!!覚悟しやがれ!!」
キュアマリンはかっちゃんのその発言に呆気にとられてたけど、すぐに受け入れた。
「うしし、君、面白いね。爆豪くんだっけ?待ってるよ~」
「チッ・・・・」
かっちゃんは何か言いたげだったけど、やめて舌打ちして去って行った。
すごい、かっちゃんの怒鳴りを横に受け流してる・・・・・・これがプロヒーロー・・・・・!!*3
「あ、でも一位は無理なんじゃないかな?」
「・・・・・あァ?」
え?かっちゃんでも無理ってどういうこと!?もうそうなるとプロ並みの実力だよ!?
「だって君達と同じ年代にもプリキュアいるんだよ?全部で6人。しかもそのうち4人は私よりも強いよ」
「「!?」」
納得した。プリキュアなら確かに今のかっちゃんじゃ無理かも・・・・・・でもそれってもしかして・・・・・・・1年半前にウォーターフォース救出に一役買ったキュアハッピーとその仲間??半年前の夏休み中に少し活躍してたはず・・・・・確かそのプリキュアのチーム名は・・・・・・
「スマイル、プリキュア・・・・・」
「おぉ!よく知ってるね!!めっちゃ強くてその四人には全然勝ててないんだよね~ まあ入学する時まで楽しみにしててよ。君達なら問題なく入れると思うし。まぁ・・・・・・・緑谷くんの場合はまだまだ鍛えなきゃちょっと難しいかもね」
「う、うん」
アドバイスをくれた二人の為にも、僕は前に進まないと!!昨日の自分を超え続けて、ひたすら前に進む!!
心の中で意気込んだ僕に対してかっちゃんはというと、体中を震わせ、ギラギラさせた眼で口角を上げながらながら大きな声で叫んだ。
「上等だァ!!雄英入試まであと10か月ある!!雄英卒業までに超える、が期間が短くなっただけだ!お前もそのスマイルプリキュアとやらも超えて、俺はトップで合格する!!」
「ふふ、そんなに簡単に超えてやれるほど私も彼女達も弱くないよ。それに私達プリキュアの実力は全員トップヒーロー並みだよ?なんならオールマイトよりも強い人たちもいるから。まぁ、せいぜい頑張りなって」
言われてみればそうだ。ブロッサムと二人ならオールマイトと互角って言われているキュアマリンが全然勝てないっていうことはオールマイトすら勝つのが難しいっていうことになる。なんなら全然勝てないのだっているかもしれない。一体どんな人なんだろう?
「・・・・・・・・クソがァ!!」
かっちゃんは鬱憤をこもらせながら一声叫ぶと、家の方へと帰っていった。
あの目は・・・・・・まだあきらめてない眼だ。一体入試までにかっちゃんどれぐらい強くなってるんだろう?まさか本当にトップヒーロー並みになることはないと思うけど・・・・・・そしてその時僕の強さは・・・・・・・
「面白い子だねぇ。あれが幼馴染なんだっけ?」
僕が思考の海に落ちそうになると、キュアマリンさんが話しかけてきた。
「はい。僕が無個性だって昔はかなりバカにしてきたんですけど・・・・・・・っていうか今もその部分はありますけど、今はなんというか良くも悪くも無個性が何しようがどっちにしろヒーローになれないだろって諦めている感じです」
「なるほどねぇ・・・・・・それはいつあたりから?」
「多分、僕がちょうど鍛え始めた時あたりから・・・・・」
僕がそういうと、マリンさんはイタズラが成功したような笑みを浮かべた。
「そういうことか。あの子もムーンライトの言葉の影響受けたんだ。・・・・・・・にしてもあの子、ヒーローになるならあの口調直さないとだめだね。仮免許試験で落ちるよ、あのままだと」
「え?かっちゃんが落ちる・・・・?それってどういう」
かっちゃんが落ちるなんて………確かに口調は酷いかもしれないけど……
「すいません、遅れました!!」
「私も来た!!」
「え?オールマイト!?そしてキュアブロッサム!?」
取材で忙しかったはずの二人がもうここに来たことに僕は驚くけど、マリンさんはどこ吹く風。
「あ、二人ともお疲れ。今さっき爆豪くんがハッピー達に宣戦布告して帰ってったところだよ」
「・・・・・・あの6人にか。なかなかすごいことを・・・ブフゥーーッ!」
「あぁーー!?」
オールマイト!?血、吐き出してるぅ!?
「もう、オールマイトったら・・・・私達も変身解きましょうか」
「だね」
その二人の言葉と共に、ブロッサムとマリンの体中が光りだして、一瞬のうちに見慣れない姿になった。
噂には聞いていたけど、こうしてみると本当に別人だし、雰囲気も全然違う。顔の造形とかはほぼ同じだけど街中で見ても絶対にブロッサムとマリンだって気づかない。
「あれ?どうしたの?緑谷くん。急にブツブツし始めて・・・・・ちょっと怖いよ」
「え!?あ、す、すみません。初めて変身が解除される瞬間を目の当たりにしたもので・・・・・」
「えりか、怖いなんていくらなんでも失礼ですよ」
「えぇ~でもつぼみも若干引いてたでしょ?」
この二人の名前ってつぼみとえりかって言うんだ・・・・・・
「・・・・・・さて、少年。礼と訂正。そして君に提案があって来たんだ」
そのオールマイトの一言で、つぼみさんとえりかさんは言い合うのをやめて、目を丸くしていた。まるで信じられないものを聞いた、というように。
「花咲少女、そして来海少女。いいな?」
「はい、この人ならば大丈夫だと思ってましたけど・・・・」
「まさかオールマイトの口から先に出るとは思わなかったよ!いやぁでもこの子ならぴったりだと思うよ。ちょっと、いや、かなり体力面では心配だけどね~」
え?え?いったい何の話!?僕はこれから何をされるの!?
「少年。君の身の上の話を聞いて、自分で『ヒーローはいつだって命がけ』だと諭しておきながら情けない・・・・・ッ」
「はい。私もあの場で出久くんが飛び出してこれたからこそ、いつも以上に勇気が湧いて、あのヴィランを捕まえるヴィジョンが見えたんです。ありがとうございます」
「そんなッ そもそも僕が悪いんです!仕事の邪魔をして、無個性のくせに生意気なことを言って・・・・・」
僕があの場でオールマイトにしがみついていなかったのなら、きっとこのような事態は起こっていなかった。かっちゃんが人質にされることも、
「そうです。あの場の誰でもない、無個性なのにも関わらずヒーローになることを諦めないで日々努力している君だからこそ、私は勇気がわいてきたんです」
「トップヒーローは学生時から逸話を残している。彼らの多くが話をこう結ぶ」
「「「考えるより先に体が動いていた」」と」
ッ!!
言葉が出なかった。その時僕は、なぜか母の言葉を思い出していた。
────ごめんね出久・・・・・ごめんね、ごめんね・・・・
「君もそうだったんだろう?」
「・・・・・・・うん!!」
眼だけじゃなくて体中から涙が出そうだったけど、幸いにも出たのは眼からだけだった。それほどまでに感極まって、体中が締め付けられるような思いだった。
違うんだ、お母さん。あの時、僕が言って欲しかったのは・・・・・言って欲しかった言葉は・・・・ッ!
「「「君は、ヒーローになれる(ます)」」」
一番言って欲しかったその言葉を僕が一番憧れているヒーロー、オールマイトに言われた。その事実から来る嬉しさで心がどこかに飛んで行ってしまいそうだった。
夢は現実に。言い忘れていたけど、これは僕が最高のヒーローになるための物語だ。*4
はい。というわけでなんとかオリジンは終了です。では、次回、軽く修行編やってから入試に行けるかどうか、ですかね・・・・・・・
更新頻度については、皆さんの期待が高まっているのがこちらが分かればわかるほど、上がるかと思います!高評価、感想、ここすきetc.よろしくお願いします!
小説のペースについて教えてください!
-
仮免試験までの道のり、試験、全部詳細に
-
道のりだけダイジェスト、試験は詳細に
-
どちらもダイジェストにして原作突入早める