魔法少女リリカルなのは 呪い使いの転生者   作:unworld

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『呪い使いの転生者』

 

 

「やぁ!待ってたよ!蓮月薫!」

 

俺は雲の上で目が覚めて、立ち上がり、目の前の水色の髪を後ろに束ねた少女にそういわれた。

 

「お前は…誰だ」

 

俺は100%の不信感をもってその少女に聞いた。

 

「私は神。

この世に君臨する数多の神の一柱になるのかな。」

「…そうか」

 

俺はそう小さくつぶやいた。

別に、こうなった以上わかっていた事だ。

人間は雲の上に立てない。それはわかっている事だ。

しかし、それが現実に起こっているということは、ここが人智を遥かに超える世界だということは明らかであった。

 

「あれれ?

マジで!?

てめぇが俺に辛い運命を背負わせたやつか!

転生させてくれんの!?

とか、いわないの?」

「じゃあ…」

「いや、じゃあ…じゃないから、言われる方の身にもなってよ。なんか傷つく」

 

そんなことを言われても俺には関係がない。

それに、俺は死んだんじゃないのか…

まぁ、この幼女がなにかしてくれるわけでもなし、

 

「もうっ…こんな私に恥がかせてくる転生者初めてあったし…というか、おじさまの話ではこの人…」

「おい、なんの話してんだ。」

「うるさいわね!蹴るわよ!」

 

ちょっとカチンときたぜ今のはよ。

 

俺は、加減をした蹴りを神様の脳天に入れようとした。

しかし、

 

瞬間、神様の体は大人サイズになり、俺の蹴りを蹴りで相殺した。

 

「はぁっ!?なんだそりゃぁ!!」

「ふふん。貴方の攻撃を受けるほど私は落ちぶれちゃいないのよ。

それに、ほら、私は『神』だし」

 

でかくなったり小さくなったりするのは、神の特権なのかよ。

 

「まぁ、そんなことはどーでもいいわ。

貴方には特別な力を上げるわ。

 

好きな能力を選びなさい。」

「唐突だな!おい!」

 

目の前に映し出された能力と言われるものはどれも魅力的な能力ばかりだ。

 

しかし。

「おい。ロリ神」

「それ、私のこと言ってんの?

私には、エールっていう正式な名前があるの。」

「うっせぇ。ロリ神。

俺は好きな能力貰えんだよな。」

「…こいつは…まぁ、一応ね。」

「んじゃあ俺は『お前が使った体を小さくしたり大きくしたりする能力を貰おうか』」

 

俺はエールことロリ神を指差してそう宣言した。

俺の目の前にある様々な能力。

 

そんなもんより、純粋にエールの体伸縮する能力が俺は欲しかった。

 

「はぁ…本当にアンタ変わってるわ。

私の能力欲しがるなんて、初めてよ。初めて。」

「ほう、俺がお前の初めてを奪っちまったか。」

「その言い方やめなさいよ。

 

まぁ…いいわよ。

こんな能力別にいくらでも増やせるから。」

 

あの能力はいい。

体を小さく出来るということは、何かやらかしても警察沙汰にならねぇということに近い。

 

「あーじゃあ、次は…っと魔法道具の選択?」

 

そういって、ロリ神が空間を弄る。

 

すると、虚空から大量の武器と本などが降ってくる。

 

「おわっ!?ちょっ…アブねぇ!」

「ほらほら、早く選ばないと、あんた埋もれるわよー」

 

そう言われても、全く知らない武器を選べったって無茶な話だ。

 

しかし、ふと。

俺の手元には、一冊の本がおいてあった。

 

「あ…ちょっとそれはだめ!」

 

俺はロリ神の忠告を全く聞いておらずその本に導かれるかのように、開いてしまった。

 

刹那

 

本から、大量の怨嗟が飛び出し、俺に入りこんだ。

 

瞬間

 

俺は凄まじい吐き気とともに床に倒れた。

のたうち回り暴れ回った。

 

痛い 恐怖

痛い 苦しい

悲しい

痛い 痛い 憎しみ

恨み

 

頭が割れそうだった。

 

「がぁぁぁぁぁ!!!」

 

そして、それは収まり、

 

俺は呪われた。

 

「だいじょぶ?」

 

ロリ神が心配してくれるが、それは耳に入ってこない。

 

「 なぁ、俺はこの本を選択させてもらうぜ。」

 

ロリ神は俺のまじまじと見つめ。

 

「あんた。中身かわった?」

 

そういった。

 

そうかもしれない。

少なくともそれは。

 

この『呪い』のせいである。

 

この時の俺は笑っていたようだ。

 

俺が受けた『呪い』は俺を嘲笑うかのように心の中で巣食っていた。

 

 




次の話をお楽しみにどうぞ
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