世界を救う英雄を育てた英雄 作:スカイハーツ・D・キングダム
さあさあ今年もやってきました女神アクア誕生祭が!
毎年こうやって自身の投稿作品内で祝うことを恒例にもう七年は続けてきました。
毎年ギリギリで投稿してから次の投稿は365日後かとか思ってたらこれを執筆してる時点であと4日でした。
時間が早く進んでると思うようになるのは今の人生が忙しくも充実している証拠だとどこかで耳にしたと言うことを述べたここらへんで改めまして
アクア様誕生おめでとうございます!来年には待望の四期が放送され、内容的には原作8巻でやってた女神アクア感謝祭をするだろうと思います。
このすば完結から6年経っても未だ終わる気配しないコンテンツに楽しみを抱いて、これからもこのすばの応援をしていきます。
それではどうぞよろしくお願いいたします。
その日 オラリオの一角に聳え立つ大きな屋敷にて、多くの人が集まり
とある一柱を祝うのだった
それは年に一度 神でありながら人間の様に酒を片手にバカ騒ぎし、たくさんの宴会芸を披露して大勢を楽しませることが大好きな女神
アクア「今日はありがとうねヘスティア」
ヘスティア「はは、気にすることないよアクア。なんてったって今日は君の誕生日なんだから」
女神アクア
他の神同様この地上に降りて来た水を司る女神
それだけ聞けば地味の様に思えるが
四大元素のひとつである水を司る彼女はそれこそ最高神にもなれるだけの資質を秘めており、加え通常神は地上では本来の力を発揮できないという縛りがある中、アクアは例外として全力ではないが神の力を発揮できるイレギュラー神だった
そんな彼女と昨年結ばれ、共にファミリアを立ち上げ支えて来た団長のサトウカズマは毎年、初めてアクアと出会った日を彼女の誕生日とし
こうして毎年のように人を集め祝い騒ぐのだった
アクア「…………こんなふうに誰かに祝われて騒げる日が来るなんて、天界に居た時じゃ想像できないなあ」
ヘスティア「確かにそうだね…………ボクの方も、ベル君と出会ってファミリアを立ち上げた日を誕生日として祝われるなんて思わなかったから」
アクア「アレってベルのアイディアだったわよね?アンタも祝わってくれる眷属がいて良かったじゃないの。こうして眷属が勝手に作った誕生日に主神を祝う派閥なんて私達くらいよ?ロキやフレイヤのとこでもやらないらしいし」
ヘスティア「あ~、まあロキのとこ何て君のファミリアみたく日頃から主神混じって宴会開いて騒いでるけどフレイヤのとこはそんなことしないしあそこはあそこで食事時間も含めて鍛錬みたいで全く楽しめないって、ベル君言ってたから」
アクア「そう言えばベルって一時期フレイヤの所行ってたわね。それからあの派閥大戦があって…………それにしてもその前のオラリオ全体魅了って、何考えてたのかしらね。処女神のヘスティアと私の二柱いる時点で解除できるのに」
ヘスティア「ベル君手に入れることに躍起になってたってのもあったしね。それでいざボクとアクアを送還させようとしたら」
アクア「そうそう、フレイヤの魅了が効かなかったウチのカズマさんと一夏が来て私達を守ってくれて…………思えばあの時になって自覚したなぁ…………カズマに心底惚れちゃってたの」
ヘスティア「うわっ、まーた始まったよアクアの惚気が。でもあの時は助かったよ。それにベル君もベル君で『ヘスティア様を送還させた瞬間僕も自害して天に行きますから』って本気の脅ししちゃってさあ…………ほんっとベル君ボクのこと好きすぎでしょ」
アクア「ふふ……ほんと、私達は出会いに恵まれたわね」
ヘスティア「…………そうだね」
天界に居た頃から親交のある女神同士は、それぞれの想い人へと目を向けた
作った料理を片手に参加して来た神々や知り合いの冒険者達を相手に呑み交わすカズマ
その傍らでは参加してくれたロキを筆頭としたロキファミリア面々と楽しそうに話すベル
アクア「…………もし、天界から降りてこなかったら、あの日。私はカズマと出会えなかったかも」
ヘスティア「…………ボクも、あの日天界から降りてこなかった。こうしてベル君と出会えてなくて、未だにファミリアが生まれなかったかもしれないなぁ」
この世界で出来た大切を噛みしめる様に呟く二柱
一夏「確かにな」
そんな二柱に近づくのは、現代最強の一角である織斑一夏だった
一夏「お前が居なかったら、あの
アクアのおかげで悲願だったハンデ無しの全力のアルフィアと本気でやり合う日々を送り、今では共にこの世界最強の頂に立つまでに至る
一夏「なあヘスティア。ベルと結ばれたいって思ってるなら俺は協力してもいいぞ?」
ヘスティア「へ?」
一夏「あの
アクア「私も、ヘスティアとベルには結ばれて欲しいの」
ヘスティア「アクア………」
一夏「俺だけじゃない。声に出してないが六月も義父として認めてるし、カズマもカズマで応援してるぞ」
ヘスティア「///」
一夏「ま、どうするかは自分で決めろよ?俺シャクティとアーディ達の所いるから」
そう言えば目線の先でアストレアファミリア面々と食事を楽しんでいるシャクティ達の下へ足を運ぶのだった
アクア「ヘスティア。これは恋愛の先輩としてのアドバイスよ。上手くいくかいかないかで悩んで立ち止まるくらいならいっその事玉砕覚悟で思いをぶつけてきなさい。まあ私の時はカズマさんが先に行ってきたんだけど」
ヘスティア「……」
アクア「大丈夫。きっと悪い結果にはならないから。頑張りなさい」
ヘスティア「……うん。分かったよ。やってみるよ」
アクア「(まあ……フレイヤに脅しをかけた時の様子を見るに…………以外にもまんざらじゃないと思うんだけどね)さ、私達も行きましょう」
そう言えば二柱はパーティの中央にて談笑をしていた面々の下へ来れば
それに気が付いたカズマが
カズマ「お、主役が来たぞお前ら。そんじゃもう一回乾杯と行こうぜ」
そう言えば酒の入ったグラスを掲げ、他の面々もグラスを掲げ乾杯する
ベート「やべぇ兄貴!アイズの奴が酒飲んじまった!」
一夏「こいつ酔っぱらいながらエアリアル展開して暴走しようとしてやがる!止まれ妹!」
一夏「誰ですか姉さんに酒を飲ませたのは!」
途中酔ったアイズによる暴走が起きそれを取り抑える為庭で乱闘するというアクシデントに見舞われるがパーティーは大いに盛り上がった
カズマ「楽しめてるか?」
ベランダから庭で繰り広げられている四つ巴(酔っ払いアイズ(レベル7)対一夏(レベル10)&ベル(レベル7)&ベート(レベル7))の戦いを面白そうに眺めていればいつの間にか隣に立っていたカズマに声を掛けられた
アクア「まあね。毎年この日が来ることを心待ちにするなんて。天界に居た頃じゃ考えられなかったから」
カズマ「…そうか」
アクア「…………」
カズマ「…………」
ふたりの間に、無言の時が流れた
それは決して気まずさや喋ることがないことから生まれた空間ではなく
只今は、この騒がしくも賑やかで集まった神や人々の歓声交じりの楽しむ姿や声を焼き付けていたのだった
アクアは人や神々が楽しそうに飲み食いし騒ぐ姿を眺めることが好きだった
カズマはそんな楽しそうにしているアクアを眺めることが好きだった
そうして流れる時間を堪能したアクアが口を開く
アクア「今年もありがとうね。毎年毎年こうして誕生祭をやってくれて」
カズマ「ふっ……お前が楽しんでくれるならいいさ
それに、お前もお前で俺の誕生日の時は大いに祝ってくれるじゃねえか」
アクア「祝い返しよ。あなたが生まれてこうして私に出会ってくれたことへの感謝を込めてね」
カズマ「………本当お前は神らしくない女神だな」
アクア「あら?神様らしくない女は嫌いかしら?」
どこかからかい気味に聞いて来るアクアにカズマは
カズマ「だから好きなんだよ」
素っ気なく返したが、耳元は少し赤くなっていた
アクア「…………ええ。私も、私を女神としてじゃなく、一人の女として扱って見てくれるカズマが大好きよ」
そう言うと隣に立つ
カズマ「…………」
それにこたえる様にカズマも己の
夜空に浮かぶ月から溢れた光が、まるでふたりの未来を祝福するように照らし出し、それぞれの薬指にはめた緑と水色の指輪はキラリと光るのだった
【世界観】
原作ダンまちに作者執筆作のこのすば二次創作要素を加え、アクアとカズマの活躍で原作死亡キャラが生存しており、原作では黒龍の封印が解けかけていたが、こちらではアクアの力で封印の強化をされたことで自力で封印を破ることがほぼ不可能になったことで時間を大幅に作ることができ、それに加え封印の下となっていた大精霊が解放され、オラリオに居る娘と再会が叶うなど親子共々アクアに対し強い恩義を抱いている。