いつも通り朝、初心者酒場に手をかけた時依頼を確認ついでに挨拶する
『おはようございますわ!黒衣さん!』
「おはようございます!」
横から、ヒカリお嬢様の声が聞こえた。
ヒカリお嬢様、彼女は異世界から来たスーパーセレブお嬢様、
彼女の異世界では、お嬢様になるためには資格のようなものがいるようで様々な資格を持っている
数カ月前まで、初心者酒場にいたのだが、彼女は卒業し初心者酒場に発言ができなくなってしまったが…外で会って話したりする。
「もうスピアは大丈夫ですか?」
『いえ!まだいりますわ…!合成に失敗したので…!』
悔しそうに握りこぶしを作りながらそう言う
武器を強化するには同じ武器が3本必要であり、その3本というのがとてつもなくながい、なぜならこの世界の魔物はアイテムをドロップする確率が死ぬほど低いのである。
「あはは…また送りますね」
『…本当にありがとうございますわ…』
ドロップ率が低いなら今お嬢様がやってるように、アイテムを指定し買い取るというのが主流だ
「てか、これからどちらへ?酒場に用でもあったんですか?」
『あぁいえ、実のところたまたま通りがかってアナタがいたので声をかけようと…っとそうだ気になったことがござますのよ』
「はい?なんでしょうか」
『…アナタ、なぜ…黒衣なのですか?』
「…あぁ、気にしないでくださいただ自分の容姿に自信がないし…仕事を辞めてきたまま、ここに来たので」
言えるわけない、国外追放された俺が顔をバラしたらめんどくさいことになる、それがお嬢様にバレると…余計にである、あの人達にも初心者酒場の人達には迷惑は掛けたくない
『そうでしたか、私は気にしませんのよ?』
「…それを言うなら、ずっと顔隠してるのに今?」
『単純に気になったからですわ!』
「お嬢様らしい、あ」
ハッとした…
自然にでてしまった。お嬢様が真っすぐで優しい人であるからこそ、口にでてしまった、いつも思っていたお嬢様らしい…と…
『…今のお嬢様らしいとは?』
「気にしないでください!?」
袖をつかんでくる…力強!?STRいくつだよこの人!?
『いいや!気になりますわ!お嬢様らしいとはなんでしょう!?教えなさい…!』
「服をつかまないで…!ちょ破れる!?破れる!?」
袖を掴まれ引っ張られる。
本人にバレたら絶対にやばい…!
そう考えていたら向こうから手を離してくれた
『っとそうでした!私頼み事をされているんでした!?急いでやらないと!?』
「あー…手伝いましょうか?」
『そう…ですわね荷物持ちという形になってしまいますがよろしくって?』
「大丈夫です。」
『なら、私についてきてくださいます?』
と移動して着いたのは鍛冶屋だ、中に入るとカンカンと鉄を叩いている音がよく聞こえる。
『鍛冶師さん、注文したミスリルの剣ありますこと?』
《あぁ、できてるよお金は?》
『一括でよろしくって?』
[まいど、また頼むよ]
机にお金が入っている袋を3つドサと置き
スラスラと会計を終わらせ、ミスリルの剣を俺に渡してくる
質が良く強化されているのが一目で分かった。
お嬢様は俺が受け取ったのを確認し外へ出ていって、後ろから俺が行っていく
「…あのこのミスリルの剣って…?」
『私のお国にいる人が作ったものを、その人は少し今日忙しくて…代わりに受け取ってほしいと』
「なるほど…うん?なんでお金お嬢様が払うんですか?」
『後できっちりお金は返されますから一旦私が払ったのですわ』
「なるほど…」
すると向こう側から声が聞こえる
[ヒカリさーん、こっち来てくれる?]
「ほら…お嬢様のお国の人呼んでますから…!あ、ほらミスリルの剣」
『持ってくださりありがとうございます、…もっと話していたかったのですが…はーい今行きますわ!!』
お嬢様はいつの間にか、ミスリルの剣を俺から受け取り
そのまま走り去ってしまった…
「相変わらず面白い人だったなぁ…」