今日も静かに誰か来る   作:通りすがりのカードゲーマー

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たこぴちさん

「あ、たこぴちさんどうも」

 

「ん〜?おー!黒衣くんじゃん!お久〜、初心者酒場はどう?」

 

たこぴちさん、この人も卒業してしまった人の一人であり

 

 

最初は…その姿に恐怖し話すのをためらってしまった。ほぼほぼ、俺の知ってるクトゥルフ神話のような姿をしていたが

話してみると、とんでもなくいい人

なんせ持っていた装備を全て安い価格で売り

初心者の強化に貢献してくれた。

そのおかげで俺の装備問題も解決した、感謝すべき恩人なのである。

 

そのせいかたこぴちさんの事を

 

「楽しいですよ、色んな人が来たりして質問がきて…後、装備本っっっとに助かりました。」

 

「そっかぁ…そんで黒衣くんそれしか言ってないよね!?」

 

「いやいや、それほど感謝してるだけですよ」

 

「だとしても、もう数カ月前だよ?それしたの…」

 

「恩はずっとあるものなので」

 

「なんか重いよ黒衣くんそして真顔は辞めて怖い」

 

「よく見えましたね!?」

 

「あぁ、目がいいからね!」

 

「な…なるほど…」

 

狂信者の如く祀っている、だって仕方ないじゃんこの世界で不安だったのに色々助けてくれたんだせ?

狂信者っぽくなるやろ?

 

「あ!そうだ、黒衣くん聞かせてよ黒衣くんがいたお国のお話」

 

「あー、そう言えば前言ってましたよね、話すと」

 

「いやぁ、楽しみにしてたんだよその邪神とか演劇の国について!なんせ情報が少ないからね」

 

「まぁまぁ…ゆっくり話しましょう」

 

珍しく酒場ではなくシンプルな飲食店で話をした

 

自分が体験したこと

 

その国に会った演者のこと

 

邪神のことやその国で信仰していた演劇の神のことなどいろいろ話した。

 

「いや〜!黒衣くんの話しやっぱり面白いね〜!」

 

「ありがとうございます」

 

「あ!すみませーんハイボール一つ!」

 

俺の話しを聞きながら摘みに唐揚げを食べながらハイボールを飲んでいる。

 

「いや〜、でもよかったよ黒衣くんがこうして話してくれて」

 

「どうしてですか?」

 

「最初がねぇ…」

 

「あー…最初の印象…」

 

最初の印象、それはたこぴちさんと初めて会った時一番最初に言われたことを思い出す。

 

《あたこ、あなたの背後にもひょっこりいるかもしれませんね。舞台の裏側も気になりますが、まずは一杯どうですか?》

 

「あたこって言うのはすこしおもしろかったです。なんならそのノリで酒に誘ってきたのも」

 

「懐かしいね〜…もう数カ月前だよ、今ではこうして一緒に飲んだりこうして楽しんで話せるようになって」

 

はたから見ればやばい絵面だが、知ってる人が見ればそれはお互い本気で笑い合い楽しんでるのがわかった。

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