彗星と悪魔に見出された彫金師はホロにじのメンバーを兼任するようです   作:んな~~~~~

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社と笹木のレバガチャ台パンwith天星槭

「ヤシロと」

 

「ササキの」

 

「「レバガチャ台パン~!」」

 

タイトルコールとともに俺がゲストとして出演するレバガチャ台パンが始まった。分からない人に説明すると、週休36時間の会社員、社築さんの家に咲とゲストが凸をかけるという番組だ。

ちなみにこれは3Dモデルでの出演なのだが、なぜかもう間に合っていた。こういう時だけ仕事が早い先生だなぁ。

 

さて、俺の目の前には築さんがいる。ちなみに今日が初顔合わせなのだが、とても面白い人ですぐに仲良くなれた。

 

いつものような小芝居が始まる。

 

 

「笹木どこいるんだよ……もうゲスト来てるぞ「ピンポーン」……来た」

 

『やしきず~! 来たぞ~!』

 

「遅いぞ。ったく、いつもはアポなしで来るのに俺が呼んだ時だけ遅れるのは何なんだよ」

 

「いや~スマンスマン。ゲストが来なくて」

 

「もう来てんだよ!」

 

「え!? 誰~!?」

 

──────おはよろろ~、天星槭です

 

「槭⁉」

 

「さっき本番前に話してたんだけど、こいつ話しやすいな! お前が気に入るのも分かる」

 

「バッ…! 別に気に入ってなんか……」

 

「え、じゃあ俺が槭の親友に……」

 

「それもダメや!」

 

 

そう言ってポスっと俺の膝の上に座った。

 

 

「は!? お前なに人の膝の上に……」

 

──────そろそろ始めましょうよ。時間もありませんし

 

「お前はお前でなに当たり前のように撫でてるんだ!?」

 

 

勝手にパニックになっている築さんを置いて俺が前に書いたアンケートが運ばれる。

 


天星槭

 

Q1 自身のアピールポイント

人生経験が他人より豊富

Q2 チャームポイントは?

ないことがチャームポイント

Q3 最近ハマっているモノは?

エゴサ

Q4 好きな(憧れの)休日の過ごし方は?

友達と会って、遊んで、笑えるような過ごし方

Q5 好きなもの/嫌いなものは?

好きなもの:やりごたえのあるゲーム

嫌いなもの:性根が腐ってる人

Q6 最近やっちまったことは?

彫金術の刻印ミスって工房が木っ端微塵になった

Q7 憧れの人/尊敬する人は?

星街すいせいさん

Q8 ついついやってしまう事/癖は?

音を聞く

Q9 人生のターニングポイントは?

17歳の春

Q10 今まで誰にも言ったことがない秘密は?

実は頑張って貯めた貯金が8桁いった


 

「……えーっと、ほとんどツッコミどころが満載です、ね」

 

「Q1のこれは? 確かに槭は他の顎とかより大人びてるように見えるけど」

 

──────んー、言いにくいんですけど、俺高校行ってないんですよね

 

「え、そうなん!?」

 

──────家の事情とかで行けなくて……一応高校卒業証明書は持ってるんですけど、15歳からバイト始めたんで同世代よりも経験はあると思います

 

「笹木ぃ! バリバリ地雷やんけ!」

 

「うっさいなぁ! 誰もこんな重い話だと思っとらんやろ!」

 

──────地雷じゃないですよ

 

「え、そうなの?」

 

──────はい。多分高校行ってたらホロライブとかにじさんじの皆さんにも会ってないと思うので

 

「ええ子だ……俺の家来るか?」

 

「え、泣いてるし」

 

「やっぱり葛葉も一回家追い出して暮らさせてみるかなぁ……」

 

──────葛葉さん逃げてくださいー!

 

「気を取り直して次……貯金8桁ってすごくない!?」

 

──────バイトでコツコツ貯めました

 

「いや貯められる額やないやろ」

 

──────彫金師のバイトが高時給なので。1年前に始めてから貯まるようになりましたね

 

「Q6もえげつないなぁ……え、そんな命がけの仕事なん?」

 

──────物理法則を自分の魔力を使って捻じ曲げるのが彫金術なんで、ミスると反動がえげつないですね。殉職した人もいますし

 

「何だこの子…18歳が経験することじゃないだろ。Q10はそのバイト関連?」

 

──────はい

 

「あとはー……Q5、これいいんじゃない? 実況者向きだと思う。今度ツボ配信とかやってみなよ」

 

──────あー30周すると金色になるやつですか。いいですね

 

「このQ8がよくわからないんやけど……音楽を聴くわけじゃないんやろ?」

 

──────はい。ただ環境音とかを聞くんです

 

「なんで? 落ち着くとか?」

 

──────えっと、訓練も兼ねてるんですけど

 

「訓練!?」

 

──────咲は反響定位って知ってる?

 

「ん? いや、知らん」

 

「あー、確かイルカとか蝙蝠が使う、音の反響で周囲の状況を把握するヤツ……」

 

──────流石築さん。それの訓練が癖になっちゃってますね

 

「え、じゃあさ、やしきずが今から隠れるから目を隠した状態でどこにいるのかあててよ」

 

──────いいよ

 

 

俺が後ろを向いて、築さんが動く。

 

 

──────なんで咲は俺の目を両手で塞いでるの?

 

「な、なんでもええやろ! これは…そう、隠れて場所見ないようにするためや!」

 

「準備出来たぞー」

 

──────分かりました。じゃあ咲。俺の言った通りに動いて

 

「…? 分かった」

 

 

機材が動く音、呼吸音、会話の時の音の反響……

 

 

──────前に5歩動いて、右に6歩動いたところにいますね

 

「えーっと、前に1、2、3、…右に1、2、……ドンピシャやん!」

 

「ええ! すっご!」

 

──────あれ? 思ってたよりも咲が進んでない……あ、歩幅が小さいのか

 

「何やねん! 喧嘩売ってんのか!?」

 

「笹虐も申し分なし……これからよろしくな! 槭」

 

 

がっしりと男二人で握手。

 

 

「ウチを置いていくなぁー!」

 


 

撮影後……

 

──────機嫌治してよ~

 

「ふんっ!」

 

「ああー、槭、ご愁傷様」

 

──────助けて~

 

咲に引っ付かれたまま、しばらく動けなくなったのだった。

 

 

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