Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する   作:天元突破クローズエボルハザード

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遂に来た……とうとう私は、物語を第6章まで進めることに成功した。
という訳で、早速スタァァァットォォォォォ!!!


第6章
00:77/再会!迫る異変


ハジメ「……む、何やら騒がしいな?」

ホルアドに向けてブリーゼを走らせている道中、何やら争うような音を聞き取った。

シア「あれ?ハジメさん、あれって……何か襲われてません?」

すると、シアが何かに気づいたようで、その方向を見てみると、その言葉通りどこかの隊商が襲われている様だった。

相対する2組の集団が激しい攻防を繰り返していた。

近づくにつれ、人々の怒号と悲鳴が聞こえ、はっきりと事態の詳細が見て取れた。

 

ハジメ「小汚ない格好をした賊が約40人、対して隊商の護衛は15人程度とは……

あの戦力差で拮抗しているのは流石だが……あのままでは少々危ういな。助けに行こう。」

そう言ってブリーゼを飛ばし、その場所へと急行する。何やら直感が「行け。」と囁いたのもあるが。

 

ユエ「……ん、あの結界は中々。」

ティオ「ふむ、宛ら城壁の役割じゃな。あれを崩さんと本丸の隊商に接近出来ん。

結界越しに魔法を撃たれては、賊もたまらんじゃろう。」

シア「でも、一向に引く気配がありませんよ?」

トネリコ「時間切れが狙いでしょう。この世界の魔術師では、あれほどの結界を長時間持たせるのは厳しいでしょうし。」

 

最初に奇襲でもされたのだろう。

重傷を負って蹲る者が数人、既に賊に殺された様で血の海に沈んでいる者も数人いる。

ユエ達の言う強固な結界により何とか持ち堪えている様だが、ただでさえ人数差があるのに護衛側は更に数を減らしている。

 

結界が解ければ嬲り殺しにされるだろう。

冒険者らしき女性などは、既に裸に剥かれて結界内にいる仲間の冒険者に見せつける様にして晒し者にされていた。

全く以て下卑た奴等だ。

 

そしてトネリコの推測通り、会話が途切れた直後、結界は効力を失い溶ける様に虚空へと消えていった。

待ってましたと言わんばかりに、雄叫びを上げた賊達が隊商へとなだれ込もうとする。

賊達の頭の中は既に戦利品で一杯なのか、一様に下卑た笑みを浮かべている。

 

ハジメ「邪魔だ。」

が、その前に俺が飛ばした気弾で一番前の賊の頭が吹っ飛び、首なし死体となって倒れた。

序に、ドンナーの射撃で何人か他の賊も射殺しておいた。

 

あっという間に先頭の集団がやられたことに、後続の賊や隊商のメンバーも唖然としている中、俺はブリーゼを隊商達の近くに停める。

同時に、全員で飛び出す。

 

ハジメ「香織、トネリコ、治療は任せた。他は賊の処刑。死人は後で何とかする。」

『了解(です)!』

それだけ言って俺たちは即座に行動に移る。

 

ユエとティオが魔法で遠距離から、シアとトシが近距離で賊を蹴散らし、俺はそのどちらもやりつつ、遺体を回収していった。

香織とトネリコは、複数人用の光系回復魔法"回天"を連続使用して、一気に傷ついた冒険者達や隊商の人々を治癒していく。

 

俺達が来る前に事切れていた護衛の冒険者達は、先日使用した創世の力でどうにか生き返らせた。

幸いにも、蘇生人数が以前よりも少ないこともあり、リソース消費量はそこそこだった。

嬲り者になっていた女性冒険者のケアは女性陣に任せ、俺は隊商のメンバーから事情を聞くことにした。

 

すると、冒険者達の治療を続ける香織に、突如人影が猛然と駆け寄った。

小柄で目深にフードを被っており、一見すると物凄く怪しい。

だが、実は先程の結界を張って必死に隊商を守っていたのがその人物であると、魔力の流れと色で既に確認していたので、特に止める事もなく素通りさせた。

 

???「香織!」

フードの人物はそのままの勢いで香織に飛び付き、可憐な声で香織の名を呼びながらギュッと抱きついた。

香織は突然抱きつかれたことに驚いたのか、まさかの人物と再会したことに驚いたのか、驚愕を隠せない様子でその人物の名を呟く。

 

香織「リリィ!やっぱりリリィなのね?あの結界、見覚えが有ると思ったの。

まさかこんな所にいるとは思わなかったから、半信半疑だったのだけど……。」

香織がリリィと呼んだフードの相手、それは――ハイリヒ王国王女リリアーナ・S・B・ハイリヒ、その人だった。

しかし驚いたな、まさか王女様が御忍びでこのようなところにいるとは……。

するとリリィは、心底ホッとした様子で、ずれたフードの奥から煌く金髪碧眼とその美貌を覗かせた。

そして、感じ入る様に細めた目で香織を見つめながら呟く。

 

リリアーナ「私も、こんな所で香織に会えるとは思いませんでした。……僥倖です。

私達の運もまだまだ尽きてはいない様ですね。」

香織「リリィ?それはどういう……。」

 

私、達?その言葉を不思議に思っていると、リリィは今更ながらにハッと何かに気がついた様子で、フードを目深に被り直した。

そして、香織の口元に人差し指を当てて、自分の名前を呼ばせない様にした。

 

すると、リリィの背中からキョロキョロと周りを見ている人物が見えた。

お供らしき人物には見えないので、どうやら本当にお忍びで、隊商に紛れ込んでここまでやって来たようだ。

一国の王女がそうしなければならない何かがあったのだと察した香織の表情も険しくなる。

 

ハジメ「何やら積もる話があるようだな。」

リリアーナ「ひゃっ!」

香織とリリィが真剣な表情で見つめ合っている所に声をかけると、可愛らしい声を上げて驚くリリィ。

そしてフードの中からこちらを見上げて、途端ピコン!と頭に電球が灯った様な表情をした。

 

リリアーナ「ハジメさん!ご無事でよかったです……雫達から貴方の生存は聞いていました。

貴方の生き抜く強さに心から敬意を。本当によかった。」

ハジメ「生憎、そう簡単にくたばるタマではないからな。リリィも息災で何よりだ。」

リリアーナ「ふふ、香織の一大告白の話も雫から聞いていますよ?後で詳しく聞かせて下さいね?」

香織「もうっ、リリィ!今は、そんな事いいでしょ!」

 

どこか揶揄う様な口調で香織と戯れるリリィは、照れて真っ赤になる香織を横目に笑いかけてくる。

国民から絶大な人気を誇るその笑顔は、一度それを向けられた者は、老若男女の区別なく陶然とする事間違い無いと思わせる可憐なものだ。

そんな彼女に事情の説明をしてもらおうとした時、リリィの後ろにいた人物がフードの下からこちらを見上げた。

 

???「南雲君……ですか?」

ハジメ「!その声は……先生?」

香織「えぇっ!?愛ちゃん先生!?」

思わず香織が驚いて声を上げると、先生は慌てて口元に人差し指を当てて、静かにするようにした。

何故、先生とリリィが一緒に?

 

???「あの~、俺もいるんだけど……。」

ハジメ「ウォッ!?」

香織「ひっ!?」

思わず驚いて後退ると、そこにいたのはおb「おい、誰がお化けだコラ。」……いや、違った。

 

ハジメ「浩介、脅かさないでくれ……。」

浩介「いや、最初から呼び掛けていたんだが。」

その存在感の薄さに呆れていると、見覚えのある人物がユエ達と共に寄ってきた。

 

???「お久しぶりですな、息災……どころか随分とご活躍の様で。」

ハジメ「む……モットー、だったか。意外だな、こんな所で会うとは。」

モットー「ええ、覚えていて下さって嬉しい限りです。ユンケル商会のモットーです。

危ないところを助けて頂くのは、これで2度目ですな。貴方とは何かと縁がある。」

 

握手を求めながらにこやかに笑う男は、嘗て【ブルックの町】から【中立商業都市フューレン】までの護衛を務めた隊商のリーダー、ユンケル商会のモットー・ユンケルだった。

依然としてその商魂は相変わらずのようで、握手しながらさりげなく、俺の指にはまった"宝物庫"の指輪を触っている。

その全く笑っていない眼が、「そろそろ売りませんか?」と言っているように感じるし。

 

それから事情を訊いたところと、彼等は【宿場町ホルアド】を経由して【アンカジ公国】に向かうつもりだった様だ。

アンカジの窮状は既に商人間にも知れ渡っており、今が稼ぎ時だと挙って商人が集まっているらしい。

 

モットーも既に一度商売を終えており、王都で仕入れをして今回が2度目らしい。

ホクホク顔を見れば、かなりの儲けを出せた様だ。

俺達はホルアドを経由してフューレンに行き、ミュウ送還の報告をイルワにしてから、王都へ向かう予定だったので、その事をモットーに話すとホルアドまでの護衛を頼み込んできた。

 

リリアーナ「申し訳ありません、商人様。彼等の時間は、私達が頂きたいのです。

ホルアドまでの同乗を許して頂いたにも拘らず身勝手とは分かっているのですが……。」

しかし、それにリリィが待ったを掛けた。

 

モットー「おや、もうホルアドまで行かなくてもよろしいので?」

リリアーナ「はい、ここまでで結構です。勿論、ホルアドまでの料金を支払わせて頂きます。お2人の分も合わせて。」

どうやらリリィ達は、モットーの隊商に便乗してホルアドまで行く予定だったらしい。

が、途中で俺達に会えた事でその必要が無くなった様だ。

 

モットー「そうですか……いえ、お役に立てたなら何より。お金は結構ですよ。」

リリアーナ「えっ?いえ、そういう訳には……。」

お金を受け取る事を固辞するモットーに、リリィは困惑する。

 

隊商では寝床や料理まで全面的に世話になっていたらしく、後払いでいくら請求されるのだろうと少し不安に思っていた位なので、モットーの言葉は完全に予想外だったようだ。

そんなリリィに対し、モットーは困った様な笑みを向けた。

 

モットー「二度とこういう事をなさるとは思いませんが……一応、忠告を。

普通、乗合馬車にしろ同乗にしろ、料金は先払いです。

それを出発前に請求されないというのは、相手は何か良からぬ事を企んでいるか、またはお金を受け取れない相手という事です。

今回は後者ですな。」

 

リリアーナ「それは、まさか……。」

モットー「どの様な事情かは存じませんが、貴女様ともあろうお方が、豊穣の女神様を連れて忍ばなければならない程の重大事なのでしょう。

そんな危急の時に役の一つにも立てないなら、今後は商人どころか、胸を張ってこの国の人間を名乗れますまい。」

モットーの口振りからして、最初からリリィ達の正体に気がついていたのだろう。

そして気が付いていながらも、敢えて知らないふりをして彼女達の力になろうとしてくれていたのだ。

 

リリアーナ「ならば尚更、感謝の印にお受け取り下さい。貴方方のお陰で、私達は王都を出る事が出来たのです。」

モットー「ふむ。

……突然ですが、商人にとって最も仕入れ難く、同時に喉から手が出る程欲しいものが何かご存知ですか?」

リリアーナ「え?……いいえ、わかりません。」

 

モットー「それはですな、"信頼"です。」

リリアーナ「信頼?」

モットー「ええ、商売は信頼が無くては始まりませんし、続きません。そして、儲かりません。

逆にそれさえあれば、大抵の状況は何とかなるものです。

さてさて、果たして貴女様にとって、我がユンケル商会は信頼に値するものでしたかな?

もしそうだというのなら、既にこれ以上ない報酬を受け取っている事になりますが……。」

 

成程、上手い言い訳を考えたものだ。これでは無理に金銭を渡せば、貴方を信頼していないというのと同義だ。

お礼をしたい気持ちと反してしまう。

そして、リリィは諦めた様にその場でフードを取ると、真っ直ぐモットーに向き合った。

 

リリアーナ「貴方方は真に信頼に値する商会です。

ハイリヒ王国王女リリアーナは、貴方方の厚意と献身を決して忘れません。ありがとう……。」

モットー「勿体無いお言葉です。」

リリィに王女としての言葉を賜ったモットーは、部下共々その場に傅き深々と頭を垂れた。

 

ハジメ「話は終わったか?それなら、3人の駄賃は俺が出そう。ホレ、受け取るがいい。」

漸く話がついたところへ、俺はそう言いながらモットーに向かってあるものを投げ渡す。

それを慌ててキャッチしたモットーは、自分の掌に乗る物を確認し、驚愕に目を剥く。

 

モットー「これは……"宝物庫"の指輪!何故……?」

ハジメ「前にも言っただろう。相応の働きをすれば、複製品をやると。」

モットー「ですが、今回の件は貴方とは関係が無いのでは……。」

ハジメ「細かいことはいいだろ。ここで会ったのも何かの縁だ、大人しく受け取っておけ。」

そう言ってホルアドまでのゲートを開き、モットーにあることを話しておいた。

 

ハジメ「それと、一つ言っておこう。

雇う立場からすれば、場合によっては金や名誉で動かない奴の方が信用し難いのだよ。

尤も、アンタには今更な説法ではあるがな。」

 

話を終えると、モットー達は予定外ではあるが、ゲートを通ってホルアドの近くへと進むのであった。

その去り際に俺が異端者認定を受けている事を知っている口振りで、何やら王都の雰囲気が悪いと忠告までしてくれた。

 

こちらも、【アンカジ公国】が完全に回復したという情報を提供しておいた。

すると、それだけで異端者認定を受けた理由やら何やらを色々推測した様で、その上で「今後も縁があれば是非ご贔屓に。」と言ってのけてきた。

本当に生粋の商人であるなぁ、今度異世界で小さな店を持つときには利用させてもらおうか?

なんて考えつつ、その後ろ姿を見送るのであった。

 


 

ハジメ「それで?3人が一緒に俺たちを訪ねてきたってことは、何か一大事なんだろ?教えてくれ。」

リリアーナ「はい、実は……。」

モットー達を見送った後、その場に残った俺達は、ブリーゼの中でリリィ達から事情を聞きだすことにした。

彼女たちの話ではこうだ。

 

リリィ曰く、最近、王宮内の空気がどこかおかしく、ずっと違和感を覚えていたらしい。

父親であるエリヒド国王は今まで以上に聖教教会に傾倒し、時折熱に浮かされた様に“エヒト様”を崇め、それに感化されたのか、宰相や他の重鎮達も巻き込まれる様に信仰心を強めていった。

 

それだけなら、各地で暗躍している魔人族の事が相次いで報告されている事から聖教教会との連携を強化する上での副作用の様なものだと、リリィは半ば自分に言い聞かせていたそうだが……違和感はそれだけに留まらなかった。

 

妙に覇気が無い、もっと言えば生気の無い騎士や兵士達が増えていった。

顔なじみの騎士に具合でも悪いのかと尋ねても、受け答えはきちんとするものの、どこか機械的というか、以前の様な快活さが感じられず、まるで病気でも患っているかの様だった。

 

その事を騎士の中で最も信頼を寄せるメルド団長に相談しようにも少し前から姿が見えず、時折光輝達の訓練に顔を見せては忙しそうにして直ぐに何処かへ行ってしまい、結局、リリィは一度もメルドを捕まえる事が出来なかったそうだ。

 

そうこうしている内に先生が王都に帰還し、【湖畔の町ウル】での詳細が報告された。その席にはリリィも同席したらしい。

そして、普段からは考えられない強行採決がなされた。それが俺の異端者認定だ。

【ウルの町】や勇者一行を救った功績も、"豊穣の女神"として大変な知名度と人気を誇る先生の異議・意見も、全てを無視して決定されてしまった。

 

有り得ない決議に、当然リリィは父であるエリヒドに猛抗議をしたが、何を言っても俺を神敵とする考えを変える気は無い様だった。

まるで強迫観念に囚われているかの様に頑なだった。

寧ろ抗議するリリアーナに対して、信仰心が足りない等と言い始め、次第に娘ではなく敵を見るような目で見始めたらしい。

 

恐ろしくなったリリィは、咄嗟に理解した振りをすることでその場はやり過ごし、逃げるように退出した。

そして王宮の異変について相談するべく、悄然と出て行った先生を追いかけ自らの懸念を伝えた。

丁度その頃、先生は雫と情報交換をしており、その際に話題に出た世界の真実――

俺がオルクスの奈落で知った、神(笑)や帰還への手がかり等々……それらの情報について夕食時に生徒達に話そうとしており、リリィも同席して欲しいと頼まれたのだそうだ。

 

先生の部屋を辞したリリィは、夕刻になり先生達が食事をとる部屋に向かい、その途中廊下の曲がり角の向こうから先生と何者かが言い争うのを耳にした。

そして、一体何事かと壁から覗き見ようとしたその時、衝撃と爆風が走った。

 

一方、先生はというと、夕食に向かおうとしていたところだった。

しかしそこへ、銀髪の修道女が現れたかと思えば、何かの状態異常をかけられたり、急迫されて吹っ飛ばされたりと、乱暴な手段で神山に連れ去られそうになっていた。

するとその時、何かの物体が修道女の足元に転がったかと思えば、爆発と衝撃が修道女を包んだ。

 

原因は俺が浩介に緊急用に渡した、小型手榴弾だろう。こんな事態もあろうかと、預けておいたのだ。

そして、突然の爆発に動揺していた先生の前に浩介が現れ、その腕を咄嗟に引いて物陰へと隠れようとしていた。

幸運にも、丁度その場所にはリリィが居合わせており、彼女は咄嗟に2人を連れてすぐ近くの客室に入り込むと、王族のみが知る隠し通路に入り込み、3人で息を潜めた。

 

その後、銀髪の女が探しに来たが、結局隠し通路自体に気配隠蔽のアーティファクトが使用されていた事に加えて、浩介の十八番である"隠形"もあり気がつかなかった様で、3人を見つける事無く去っていったようだ。

3人は銀髪の女が異変の黒幕か、少なくとも黒幕と繋がっていると考え、その事を誰かに伝えなければと立ち上がった。

 

ただ、先生を待ち伏せていた事からすれば、クラスメイト達は見張られていると考えるのが妥当であり、頼りのメルドは行方知れずだ。

悩んだ末、隠し通路を通じて王都を脱出した3人は、タイミング的に鉢合わせる可能性が高い【アンカジ公国】を目指し、俺を頼りに遠路はるばるやってきた、というわけだ。

 

因みに、浩介が何故そこに居合わせたかというと、メルド団長を探していたものの見つからず、その日も収穫なしで部屋に戻ろうとしていたところ、丁度先生の前に銀髪の女が現れた場面に出くわし、前述の事態となった、らしい……。

 


 

リリアーナ「後は知っての通り、ユンケル商会の隊商にお願いして便乗させてもらいました。

まさか、最初から気づかれているとは思いもしませんでしたし、その途中で賊の襲撃に遭い、それを香織達に助けられるとは夢にも思いませんでしたが……少し前までなら"神のご加護だ"と思うところです。

……しかし……私は……今は……教会が怖い……っ!

一体、何が起きているのでしょう……あの銀髪の修道女は……お父様達は……!」

 

自分の体を抱きしめて恐怖に震えるリリィは、才媛と言われる王女というより、ただの少女にしか見えなかった。だが無理も無い事だ。自分の親しい人達が、知らぬ内に変貌し、奪われていくのだから。

香織は、リリアーナの心に巣食った恐怖を少しでも和らげようと彼女をギュッと抱きしめ、先生は心配そうにリリィを見ていた。

 

ハジメ「事情は大体理解した。それにしても、銀髪ねぇ……やっぱり奴が原因か。」

そう呟きながら、記憶の中にあった光景を思い出す。

海底遺跡で見た末期状態、神に魅入られた者の続出……どうやら思っていた以上に事態は深刻なようだ。

 

ハジメ「どの道、王都には一度様子を見に行こうと思っていたしな。乗り掛かった舟だ。

この際、教会も黒幕も纏めて踏みつぶしてしまおうか。……二度と、ふざけた真似が出来ないように、な。」

それだけ言うと、王都に向けてブリーゼをかっ飛ばした。序に、皆にも魂魄魔法を習得してもらおうか。

久しぶりに大暴れできると思うと、瞳がギラつき、獰猛な笑みが口元に浮かんだ。

 

幸利「あ、これ悪いこと考えている顔だな。」

浩介「最早どっちが悪人かわからない人相だな。」

オイ聞こえてんぞ、そこ。

 

ユエ「……ハジメ、素敵。」///

シア「はぅ!ハジメさんが、またあの顔をしてますぅ~、何だかキュンキュンしますぅ。」///

ティオ「むぅ、ご主人様よ。そんな凶悪な表情を見せられたら……濡れてしまうじゃろ?」///

香織「ハジメくん、カッコいい……。」///

トネリコ「はわわ……い、イケない顔です……。」///

愛子「うぅ……私は教師、私は教師……。」///

リリアーナ「こんな一面もあったとは……雫にも教えておきましょうか。」///

……何故だろう。こっちはこっちで、なんか気恥ずかしい。




さて、次回は別サイドのお話を挟んでから、ハジメ達視点に戻ります。
遂に王都事変の開幕です!

ハジメさんがライダー以外の能力を手に入れるとしたら?

  • 全スーパー戦隊の力
  • 全ウルトラマンの力
  • その他全特撮ヒーローの力
  • 全サーヴァントを召喚、使役する能力
  • 全てのスタンドを扱える力
  • 全ての魔術・魔法を扱える力
  • 全ジャンプ作品の力を扱える
  • 全サンデー作品の力を扱える
  • 全コロコロ作品の力を扱える
  • 全マガジン作品の力を扱える
  • 全てのラノベ作品の力を扱える
  • 別の世界に能力そのままで転生できる能力
  • 一億年ボタン
  • 全てのロボットを操縦できる能力
  • 無限残基
  • 女難に巻き込まれなくなる
  • 倒した敵の全能力を得る能力
  • 全スマブラキャラの力
  • その他全ゲームキャラの力
  • その他(活動報告でリクエスト)
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