Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する   作:天元突破クローズエボルハザード

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憤怒の魔王は吼え立てる……今回は、ジャンプの技がメインで出てきます。


00:81/欺く(-deceive-)

月下に銀翼が羽搏いた。だが、それは飛翔の為ではない。その銀翼から殺意をたっぷり乗せた銀羽の魔弾を射出する為だ。

恐るべき連射性と威力を秘めた銀の魔弾は標高8,000mの夜闇を切り裂き、数多の閃光となって標的に殺到する。

 

それに対するは、漆黒と黄金の鎧を纏う魔王。

灼熱を帯びた複眼から奔る熱線と、両の手にある武装から無数の弾丸が放たれる度に、飛来する銀羽は無残に飛び散り四散する。

 

無数の弾丸が一発ごとに幾枚も羽を蹴散らし、壁と見紛うほどの弾幕に穴を開け、灼熱の光線がその熱で銀翼を融解させ、壁を真っ二つにして霧散させていく。

必要なのは燃えるハートとクールな頭脳。それだけで周囲から放たれる銀翼の雨を、全て突破していく。

 

ハジメ(……む?この気配はフリードか?それに魔物がうじゃうじゃいやがる……

やっぱり向こうにユエ達を置いといて正解だったな。)

ノイント「よそ見とは余裕ですね、イレギュラー。」

ハジメ「この程度なら前に何度もやったことがあるしな。それで?分解程度しか取り柄がないのか?」

機械的で冷たい声音に皮肉を返すのと同時に、流桜で強化した黒閃釘パンチを背後の木偶人形に向けて放つ。

 

木偶人形は双大剣の片方を盾に、もう一方の大剣を横殴りに振る……おうとして衝撃を受け止めきれず吹き飛ばされた。

この程度でこれか……どれだけ数が増えようと、海で遭遇したアレよりはやり易いな。

なんて思いながら、再び全方位から包み込む様に強襲してきた銀羽を魔力放出で搔き消し、背後からの銀色の砲撃を片手版かめはめ波で相殺する。

 

木偶人形共の武装――銀光を纏う長さ2m幅30cmの大剣は、そこにあるだけで凄まじい威圧感を放っている。

加えて、その宿した能力も凶悪だ。なにせ奴が操る銀の魔力は、全て固有魔法"分解"が付与されているのだから。

触れるだけで致命的な攻撃になるなど、反則もいいところだ。尤も、俺からすれば規模がまだ物足りないが。

 

分解?触れるだけで致命傷?時空すら分解できない程度で図に乗るな。

そういうのは、宿儺のように"世界を断つ斬撃"位になってからものを言え。

先程の様に、分解を上回る魔力やエネルギーで消し飛ばせるし、消費量を調節すればどうとでもなる。

たとえ傷を負ったとしても即座に再生できるし、そもそもオーマジオウの鎧にそういったのは効かん。

 

銀羽の弾幕?

さっきみたいに全て打ち抜くなり、発火能力で消し炭にするなり、光線で消し飛ばすなりで対処できる程度、脅威でも何でもない。

 

銀光の砲撃?この前の"極光"の親戚みたいなものだろう。

"闇黒剣月闇"や"ギファードレックス"、"ブラックホール"で食い尽くせる。

分解作用があろうと、俺の肉体と直通というわけでもないので、実質ダメージはゼロだ。

 

武器である大剣など、簡単に受け止めきれるし、耐久力もそこそこだ。双剣術など最早論外だ。

夢世界(・・・)でアニメ知識を総動員し、黒剣、比翼、日輪、赤髪、白面(最強の剣士達)相手に死闘を繰り広げた俺からすれば、すっとろいにも程がある。

折角1対9というハンデをやっているのに、未だにどいつもこいつも致命傷を与えられていないのだ。

 

自在に宙を舞う本体の機動力?アクセルフォームやハイパークロックアップに比べれば、鈍足レベルだ。

そも、予測能力の範囲にいる時点で、元々の速さもたかが知れている。

周囲への影響ガン無視なら、黄金化や世界分断、砂漠化にバグスターウイルス散布で蹴散らせる。

いざとなればマイティノベルやゴッドマキシマムもある上、時間操作能力もある。

 

では何故さっさと始末しないのかって?その理由はすぐにわかる。

その説明をする前にっと、額に指を当てて気を探る。お、あったあった。

ここまで言えばわかると思うが、瞬間移動の前準備だ。

 

ハジメ「さて、そろそろ砦を落とさせてもらおうか。さっさと仲間の元に行きたいのでな。」

エーアスト「そう簡単に行かせるとお思いで?」

ハジメ「あぁ、思うさ。」ビッ!

それだけ言って即座に瞬間移動した。その先は当然、正面門の奥の広間。

移動した瞬間、目に映ったのは武装したハゲ共。そして――

 


 

『――ッ、ッッ!?』

その瞬間、王都から音が消えた。そう錯覚するほどに、常軌を逸した殺意が辺り一体を駆け抜け、神山を覆い尽くしたのだ。

 

それを感じ取ることができたのは極一部の強者だけであり、それ以外の者達は呼吸が止まり、肌が粟立った。

沸騰した血も凍てつくようなその殺意――否、最早鬼気すら生ぬるい程の怒りに、本能はがむしゃらにレッドアラートを鳴らし、体が勝手に逃げようと意識を手放していく。

 

実際、王都を包囲していた魔物の殆どが、撃たれたみたいにバラバラと地へ落ちるか、発狂でもしたみたいに暴れ始めている。

彼等の矮小な精神は、生物としての本能は、放たれる真っ黒な恐怖の奔流に耐えられずなかったのだ。

 

それは、神山にいたイシュタル含む司祭等教会上層部も同様で、揃って白目を剝き、口から泡を吹いて倒れていた。

周りの使徒まで顔色を歪ませる程濃厚な殺気を放った人物――

ハジメがそこまでの怒りを露わにした理由は、霊堂の奥にある、小さな檻の中にあった。

 

そこにいたのは、いつか、自分の行き先で待っていてくれと約束した大切な2人――ミュウとレミアだった。

檻の中央で、お互いの存在を確かめるようにギュッと抱きしめ合っている。

不安そうな表情を隠しきれていないが、それでも涙を浮かべることなく気丈にも辺りを観察していた。

 

ハジメも、ミュウとレミアに万が一がないようにと、エリセンから旅立つ前に備えはしていた。

存在隠匿用アーティファクトやセンサー型危険察知アーティファクト、時間稼ぎ用結界アーティファクトをそれとなく、エリセンの街中やミュウ達の家に設置しておいたのだ。

伊達に6日間も過ごしていたわけではない。

 

だが、それらの一切が反応する前に、ミュウとレミアは誘拐されてしまった。

アンカジにて、創世の力を行使した際の回復中を狙ったのだろう。

しかし、ハジメの非常識な力とミュウとの絆をよく知っていなければ、そんなことは不可能だ。

 

ハジメ(……下種が。)

だが、ハジメは知っていた。そんな下賤な発想にいきついたものは、万全の体制で誘拐できたのはただ1人だ。

同時に、王都に突入する前に立てておいた作戦の一つを、今ここで開始するのであった。

 


 

ガキィィンッ!!

 

ハジメ「……狙いはこれか。」

そう問いながら、向かってきた木偶人形が振るう大剣を、腕を振るって叩き折るのと同時に、即座に返しのスピリットソードで、木偶人形の首を切り飛ばした。

折られた大剣の破片と切られた首を地面に転がしながら、首無し木偶人形はその場に倒れ伏した。

 

エーアスト「ッ……激昂して尚、いとも容易くノイントを倒すとは……

やはり貴方は強すぎる、主の駒としては相応しくない。」

ハジメ「結構だ。勝手に一人で引き籠った挙句、飯事程度で癇癪ばかり起こす阿呆の相手など、極度の変態で十分だ。」

エーアスト「……我々を怒らせる策なら無駄です。我々に感情はありません。」

ハジメ「まごう事なき正論だろうが。餓鬼でもあるまいし……いや、そこらの野良犬の方がもう少し利口か。」

エーアスト「……。」

 

そう皮肉を返すと、木偶人形の一体がスッと目を細めると大きく銀翼を広げ、双大剣をクロスさせて構えた。

感情が無いという割には自意識過剰だな。あの程度で連携が乱れるとは、既に老朽化しているのではないか?

なんて感想を抱いていると、先程の木偶人形が銀羽を宙にばら撒いた。

 

が、今度はこちらに向かってこず、代わりに木偶人形の前方に一瞬で集まると、何枚もの銀羽が重なって陣を形成した。

そう、魔法陣だ。銀色に輝く巨大な魔法陣がこちらを睥睨する。

 

ツヴァイスト「──"劫火浪"。」

発動された魔法は、天空を焦がす津波の如き大火。なんだ、属性魔法もやればできるのか。

うねりを上げる数百mの炎の津波を前に、俺はそれを下から掬い上げるように、腕を振り上げた。

 

ハジメ「"スプーン"。」

その技名の通り、巨大なスプーンの幻影が現れたかと思えば、炎の津波を上に流した。

ハジメ「こうやるのだよ、"八翼閻魔(オクトデモンズ)"。」

同時に、その炎に重力魔法と魂魄魔法を加えて制御権を強奪し、燃え盛る8体の黒炎竜を木偶人形共に向けて放つ。

 

ドリット「ッ……これすらも防ぐのです、カハッ!?」

ハジメ「余所見とは随分余裕だな?……はて、先程同じ台詞を聞いたような?」

何やら呟きながら回避した人形の心臓部をデスビームで撃ち抜きながら、自分で言ったセリフを思い返す。

すると、黒炎竜を分解で切り抜けたのか、別の木偶人形が20以上の魔法陣を同時展開し、銀羽と共に撃ち込んできた。

 

ハジメ「無駄無駄。」

それだけ言って自然発火で銀羽を灰にし、魔法をブラックホールで吸い込んで無力化する。

すると背後から気配が――

 

ハジメ「"嵐脚"。」

フィーアト「ッ!?」

あると見せかけて正面からのこのこやって来た奴の脳天を、嵐脚で蹴り飛ばして首を撥ねた。

正面の銀羽分身も、灼熱を纏わせた蹴りで霧散させる。これで3体目か。

 

フュンフト「ッ!これならどうです!」

なんて考えていると、今度も無数の魔法と銀羽を放ってきた。

よく見れば、肉体全体が銀色の魔力で覆われており、限界突破でも使っている様な威圧感が出てきた。

まぁ、それでも雀の涙レベルしか、実力の差は縮まっていないが。それに、背後からの奇襲もバレバレだし。

 

ハジメ「くどい。」パァンッ!

なので眼前にそれが迫るのと同時に手を叩き、見様見真似の"不義遊戯"で背後の人形と俺の位置を入れ替え、その人形を背後から蹴り飛ばして躱した。

蹴られた人形は躱す間もなく味方の攻撃を食らい、穴だらけになって落っこちていった。

 

ハジメ「これで過半数か。」

そういうのと同時にシュラーゲンを最大火力でぶっ放し、先程の人形を周囲の銀羽諸共ぶち抜いた。

撃たれた人形は胴体に風穴を開け、真下の地面に沈んでいった。

 

ゼクスト「ッ……調子に乗らない事です。人質がいることをお忘れですか?」

ハジメ「あぁ、勿論忘れていないとも。」

だからこうして付き合ってやったのだ、この低俗な児戯に。

 

ティオ『──グゥガァアアアアア!!!』

その瞬間、聴き慣れた竜の咆哮と共に、黒色の閃光――あらゆるものを消滅させる灼熱のブレスが木偶人形共に襲い掛かった。

そのブレスは分解されても尚、凄まじい威力で人形共を吹き飛ばした。

 

ハジメ「ジャストタイミングだ、ティオ、先生。」

愛子「お、遅くなりました!」

ティオ『間に合った様で何よりじゃ。』

翼を羽搏かせる黒竜形態のティオと、その背中に乗って慌てている先生にニヤリと笑いかけると、俺は額に指を当て、大聖堂内へと瞬間移動した。

そして――!

 

ミュウ「!パパ!」

レミア「ハジメさん!」

ハジメ「2人とも……すまん、怖い思いをさせてしまったな。」

この通り、人質になっていた2人をこの腕にしっかりと抱きしめ、ティオの背中の上に乗っていた。

 

浩介「感動の所悪いけどさぁ……ハジメ、踏んでるよ。」

ハジメ「あ……ごめん。」

そして陰の功労者、浩介の姿もあった……俺の足の下に。

 

さて、最初に言った理由の答えや作戦の一つについて、答え合わせをしよう。

それは、教会の奴等が先生以外にも人質を取るかもしれないという想定から、考えられた作戦だ。

俺が外で暴れて敵を引き付けている間に、浩介が人質の下へこっそり近づき、その人質に浩介が接触してから合図を送り、即座に瞬間移動で救出するという、正に完璧なプランだった。

 

まぁ、懸念があったとすれば、浩介に預けておいた、"魔力放出"付与のビーコンが、浩介自身の影の薄さで反応しないか、俺が助けに行けるタイミングでそれが発動されるか、の2つだった。

が、幸いにもビーコンはしっかり起動しており、タイミングも丁度バッチリだったので、問題なく救出できた、って訳。

 

ハジメ「!あんまり悠長にしていられなさそうだな……ササッと黙らせてくるわ。」

っと、説明している間に向こうも体勢を立て直したようだな。

ミュウ「パパ!がんばって、なの!」

!

レミア「あなた、頑張って!」

!!

 

ハジメ「あぁ、任せろ。あの程度、10秒もかからん。」

浩介「親バカと嫁バカスイッチ入ったな。」

え?なんだって?(難聴)

 

ハジメ「ティオ、皆を頼むぞ。」

ティオ『承知。』

愛子「南雲君、どうかお気をつけて!」

それだけのやり取りをして、俺はティオの背中から飛び降り、眼下の敵の殲滅を開始した。




前回に比べて短めですが、それだけハジメさんの技が多様だとお察し下さい。

ハジメさんがライダー以外の能力を手に入れるとしたら?

  • 全スーパー戦隊の力
  • 全ウルトラマンの力
  • その他全特撮ヒーローの力
  • 全サーヴァントを召喚、使役する能力
  • 全てのスタンドを扱える力
  • 全ての魔術・魔法を扱える力
  • 全ジャンプ作品の力を扱える
  • 全サンデー作品の力を扱える
  • 全コロコロ作品の力を扱える
  • 全マガジン作品の力を扱える
  • 全てのラノベ作品の力を扱える
  • 別の世界に能力そのままで転生できる能力
  • 一億年ボタン
  • 全てのロボットを操縦できる能力
  • 無限残基
  • 女難に巻き込まれなくなる
  • 倒した敵の全能力を得る能力
  • 全スマブラキャラの力
  • その他全ゲームキャラの力
  • その他(活動報告でリクエスト)
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