Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する   作:天元突破クローズエボルハザード

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正直、この3連続のお話がこの章で一番苦労しました。
理由は……展開からお察し下さい。


00:85C(center)/ぶつかる信念、勇者と魔王

ハジメ「はぁ……あのおっさんども、何時までも駄々こねやがって。ガキかよ。」

ユエ「……ん、権力に執着してた。」

シア「騎士団の人達は、比較的理解を示してくれたんですけどね~。」

ティオ「まぁ、無理もあるまい。一度死んだかと思えば、いきなり政権交代などと受け入れ難い筈じゃ。」

幸利「結局ハジメに分からされたけどな。やっぱり実力行使の方がハジメには似合ってるな。」

ハジメ「トシ、それは一体どういう意味だ?」

恵里「そのままの意味だと思うよ、兄さん。」

ハジメ「解せぬ……。」

 

光輝達に説明をし終わった俺は、たった今生き返った奴等に説明をし終えて、帰路についていた。

全く、何がクーデターだ。為政者なら自分の国位、神なんかに頼らず自分の手で治めやがれって話だ。

それに他の貴族共も裏でやってた悪事の証拠を突き付けたら、即座に掌返ししてきたもんだ。

当然、そんな輩は全員爵位や財産を没収してやった。

その金は復興費用や有用貴族への褒賞にしたので、文句は言われんだろ。

 

リリアーナ「あはは……でも、ありがとうございます。お父様まで生き返らせてくれて。」

ハジメ「その代わり、今後政務には一切関わらせないけどな。男尊女卑の思想もこの際、ぶっ壊しておく。」

レミア「あらあら……反対する人が多く出て来そうですね。」

ハジメ「そうなったら、息子()にO☆HA☆NA☆SHI☆すればいいだけだ。」

トネリコ「そういうところですよハジメさん。」

なんでだ。

 

ミュウ「みゅ、香織お姉ちゃんの()、とってもふわふわなの~!」

香織「もう、ミュウちゃんったら~。」///

ハジメ「きっと皆、その姿に驚くだろうな。」

なんて他愛も無い会話をしながら、俺達は先生達のいる食堂へと向かったのであった。

 


 

ハジメがまさかの即位という、衝撃的な出来事が起こった日の夕方。

愛子達は複雑な心境のまま食堂で食事をとっていた。

誰も彼も、あれからさっさと行ってしまったハジメの事が気がかりでならないのだ。

 

ハジメ「うぃーっす、ハッピーかい?」

と、そんな時にまさかのご本人がリリアーナを伴って登場。

その後ろにはユエ、シア、ティオ、レミア、ミュウ、トネリコ、そして……

 

恵里「えっと……心配かけて、ごめんなさい。」

鈴「!エリリン!」

雫「恵里!」

幸利に肩を貸してもらいながら、漸く目を覚ました恵里が続いていた。

親友の無事に、鈴や雫は勿論、他の生徒達も嬉しそうにしていた。

 

雫「!そういえばハジメ君、香織は?」

ハジメ「……あぁ、そう言えば皆に説明するのを忘れてたな。ホレ。」

そう答えるハジメの背後には、歴史的芸術家が作り出した美術品かと思う程、完成された美しさを持つ銀髪碧眼の女がいた。

 

愛子「なっ、何故、貴女がっ……!?」

浩介「おい、そいつって「待て待て。」はぁ!?……ん?」

その姿を見た愛子と浩介が悲鳴じみた警告の声を張り上げ……ようとする前に、何故かハジメがそれを制した。

以前戦った相手に何故?そう疑問を上げる2人だったが、よくよく見れば、以前の機械じみた無表情や声音からは信じられない程感情豊かに見える。

 

香織「あ!雫ちゃん!どう?この体。」

雫「!か、香織……なの?」

すると、雫が自分に気が付いてくれた事が余程嬉しかったのか、銀髪碧眼の女は怜悧な顔をパァ!と輝かせて弾む声と共に返事をする。

 

香織「うん!香織だよ。雫ちゃんの親友の白崎香織。見た目は変わっちゃったけど……ちゃんと本人だよ!」

雫「そ、そう……。」

雫は数瞬の間、呆然とする。一体何をどうすればこんな事態になるのかさっぱり分からなかった。

 

そして、銀髪碧眼の女──香織から、先程「説明」と言っていたハジメに視線を送った。「一体どういう事?」と。

他のクラスメイト全員と愛子も視線で、心は香織、体は使徒という、どこぞの名探偵の様な状態の説明を求めていた。

そんな彼等に対し、ハジメは簡潔に返した。

 

ハジメ「香織が近接格闘用の肉体が欲しいって言ったから、丁度拾ったこいつに乗り換えてもらった。

後、元の持ち主が持ってた分解魔法は結構使えそうだったし、今後の大迷宮攻略に役立つと思った。以上。」

雫「成程……簡潔過ぎて、かえって全然分からないわ。」

その説明に雫がジト目を送る。その眼差しには明らかに「説明する気あんのか?あぁ?」という剣呑さが潜んでいた。

が、ハジメは視線を浩介と愛子に送り、神山で手に入れた神代魔法の確認をした。

 

ハジメ「先生、浩介、魂魄魔法がどういうものかは理解したのだよな?」

愛子「えっと……たしか、魂魄の固定と定着が出来る魔法、でしたっけ?」

浩介「それを上手く使えば、擬似的な不老不死ができるぶっ飛んだ魔法、で合ってるよな?」

ハジメ「あぁ、厳密には少し違うがな。」

『?』

話について行けない他の者達の為に、香織が補足を入れた。

 

香織「えっとね、雫ちゃん。

今、私達が使ってる魔法が神代と呼ばれる時代の魔法の劣化版だってことは知ってるよね?」

雫「……ええ。この世界の歴史なら少し勉強したもの。この世界の創世神話に出てくる魔法でしょ?

今の属性魔法と異なってもっと根本的な理に作用でき……待って。もしかして、そういう事?

ハジメ君達は神代魔法を持っていて、それは魂魄……人の魂というものに干渉出来る力って事?

それで香織の魂魄を別の体に定着させたのね?」

香織「そう!流石、雫ちゃんだね!」

何故か誇らしげに胸を張る香織。実際、雫の頭の回転は実に速い。ハジメも内心感心していた。

 

魂魄魔法――死ぬ事で霧散してしまう魂魄に干渉して霧散・劣化しない様に保存する魔法と、固定した魂魄を有機物・無機物を問わず定着させる魔法の2種類を使うことで、定着先が健康体やゴーレムであれば蘇生を可能とする、

正にぶっ飛んだ魔法だ。

 

尚、"固定"は本来、死亡から数分以内でないと効果が無い上、老衰した体や欠損して生存に適さない体に定着させてもまた死ぬだけで、ハジメが大規模蘇生の際に肉体の損傷も回復させたのは、これが理由でもあった。

更には、解放者のミレディ・ライセンがしたように、ゴーレムに定着させる事で肉体の衰えという楔を離れて不老不死となる事も出来る。

 

とはいえ、簡単に出来る事ではない。規格外すぎる力を持ったハジメであるからこそ、成功したようなものだ。

定着に関しても、本来であれば相当の時間がかかるものなのだ。

恐らく魔法に関しては天性の才を持つユエがティオと共に行ったとしても、定着に丸五日もかかるだろう。

改めて、ハジメの強さが伺える。因みにこの男、魂魄魔法を3番目に手にしており、その練度はお察しだ。

 

ハジメ「それで、だ。

香織が人形を見て、"これ、使えないかな?"と言い出してな……ゴーレムを作るよかマシだと思って、こうした訳だ。」

雫「な、成程……。」

 

正直ハジメさんとしては、ミレディのようなゴーレムでは移動に邪魔だと思ったので、人型の使徒の肉体を香織が選んでくれたのは助かったのだ。

何せ9体分もあるし、宝物庫内を圧迫しかねないのだ。

残りはミレディ達にでもあげるつもりだが……変成魔法が無い事には、渡しづらいというのが、ハジメ談だ。

 

ハジメ「まぁ、香織の肉体はなんともなかったし、乗り換え自体もスムーズに済んだ。

銀翼や銀羽、双大剣術に固有魔法もバッチリ使えている。尤も、自由に飛ぶのはまだ時間が必要だな。」

香織「それでも魔法は十分に使えるよ?今朝だって、ハジメ君の指示で負傷者の治療もしたし。」

ハジメ「あぁ、それについては助かったよ。ありがとう。」

そう言ってハジメが頭を撫でれば、香織はふにゃぁっと表情を和らげさせた。

 

尚、魂魄の定着が成功した後の香織の喜び様は中々に凄かったらしい。

なにせ、クールビューティーな外見で、キャッキャッと満面の笑みで騒ぐのだから。

ハジメも思わず苦笑いしていた。香織が可愛いから別によいかと、直ぐに切り替わっていたが。

 

因みに、香織の本当の体は、ユエの魔法とトネリコの魔術、ハジメの能力により凍結処理を受けて"宝物庫"に保管されている。

巨大な氷の中に眠る美少女といった感じで非常に神秘的だ。

解凍時に再生魔法で壊れた細胞も修復してしまえるので、戻ろうと思えば戻れる可能性は極めて高い。

 

雫「成程ね。……はぁ~、香織。貴女って昔から突飛も無い事仕出かす事があったけれど、今回は群を抜いているわ。」

一連の説明を聞いて、雫は頭痛を堪える様に片手を額に当てた。

 

香織「えへへ、心配かけてごめんね、雫ちゃん。」

雫「……いいわよ。元気でいてくれたなら、それだけで……。」

申し訳なさそうな表情をする香織に微笑むと、雫はスッと表情を真剣なものに変えてハジメ達の方を向き姿勢を正し、深々と頭を下げた。

 

雫「ハジメ君、それにユエさん達も。改めて、本当にありがとう。」

ハジメ「気にするな、様子を見に行こうとしたら、偶々騒動が起こっていただけだ。

それに、俺も国家の改革もしたかったしな。」

あっさりと返すハジメに、雫は苦笑いを浮かべる。香織だけでなく自分達も救われているのだ。それも命を二度も。

 

自分達の窮地を救った事さえ、きっとハジメにとって偶然の出来事だったのだろうと思うと、その余りの差に最早笑うしかない心境だった。

そして、何となく平然とした態度が憎らしくもあったので、雫は唇を尖らせて指摘する。

 

雫「……その割には、私達の事も気遣ってくれたし、メルドさん達も生き返らせていたわね?」

ハジメ「先生にリリィ、香織と恵里の為でもあるさ。それに、真面に話を聞いてくれる奴がいなくなる。」

雫「そ、それは流石に……。」

その嫌味にも平然と返し、ハジメは逆に質問をぶつける。

 

ハジメ「ところで、だ。先生、こいつらに説明はしたのか?どうせ今朝の演説の内容を覚えていないんだろ?

だったら、直ぐに話してもらわないと……今夜が最後のチャンスになりうるだろうからなぁ?」

雫「チャンス?」

ハジメ「気にするな、こちらの話だ。」

 

そう言って愛子に視線を送るハジメ。

愛子は「コホンッ!」と咳払いを一つすると、ハジメから聞いた狂った神の話、そして自分が攫われそうになった事や王都侵攻時の総本山での出来事を話し出した。

そこに幸利が補足を都度都度入れて……。

 

光輝「なんだよそれ……じゃあ俺達は、神様を名乗る異世界人の掌の上で踊っていただけだっていうのか?

なら、なんでもっと早く教えてくれなかったんだ!オルクスで再会した時に伝える事は出来ただろう!?」

全てを聞き終わり、真っ先に声を張り上げたのは光輝だった。

非難する様な眼差しと声音に、しかしハジメは呑気に欠伸しながら無視を決め込む。

その態度に光輝がガタッ!と音を立てて席を立ち、ハジメに敵意を漲らせる。

 

光輝「何とか言ったらどうなんだ!お前が、もっと早く教えてくれていれば!」

雫「ちょっと、光輝!」

諌める雫の言葉も聞かずいきり立つ光輝にハジメは五月蝿そうに眉を顰めると、盛大に溜息を吐いて面倒臭そうな視線を光輝に向けた。

 

ハジメ「言ったところで信じないだろ?」

光輝「なんだと?」

ハジメ「思い込みとご都合解釈だけで生きて来た癖して、偉そうにほざくな。

人殺しの覚悟もないのに勝手に首突っ込むような馬鹿たれに、そんな事実を明かしてみろ。

信じないどころか寧ろ食って掛かるだけだ。予知するまでもなく分かる。」

 

光輝「だ、だけど、何度もきちんと説明してくれれば……。」

ハジメ「成程、では俺達が旅先で出会ってきた人たちを見殺しにしていればよかったと、そう言いたいんだな?」

光輝「なっ!?別にそんなことは「言ってるようなもんだろうが。」何だと!?」

ハジメ「テメェ等がうだうだしてたせいで、アンカジに毒が蒔かれ、オアシスが汚染されていた。

俺達が通りかからなかったら、そのまま滅んでたかもしれないんだぞ?

レミアとミュウのことだってそうだ。お互いに一日でも早く会いたがっていたはずだ。

それをお前は、後回しにしろと?何が"世界を守る"だ、目の前の命1つ救えない雑魚が、粋がってんじゃねぇ!!」

光輝「ッ!」

永久凍土の如き冷めた眼差しで、光輝の胸ぐらを掴みながら睥睨するハジメ。

 

ハジメ「大体、クラスメイトだから散々助けてはやっただろう?

それなのに文句ばかりグチグチと……自分のケツすら拭けないガキじゃあるまいし、自分達の問題位自分で何とかしやがれ。」

そう言って光輝を突き放すハジメ。共に聞いていたクラスメイト達も、思わずサッと目を逸らした。

 

だが光輝だけは納得出来ない様で、未だ厳しい眼差しをハジメに向けている。

ハジメの隣でユエが「二度も救われておいて何だその態度は」と言いたげな目を向けているが、光輝は気が付いていない。

 

光輝「でも、これから一緒にエヒトと戦うなら……。」

ハジメ「おいおい、脳みそに行くはずの栄養素が顔にしか回ってないのか?

罪人の首1つ跳ねられないカスを連れていく暇なぞ俺達にはない。奴を殺すのは、元の世界に帰る序に過ぎん。」

その言葉に、光輝は目を大きく見開く。

 

光輝「なっ、まさか、この世界の人達がどうなってもいいっていうのか!?

エヒトをどうにかしないと、これからも人々が弄ばれるんだぞ!放っておけるのか!」

ハジメ「一人お飯事が趣味のナルシスサイコブサイクエゴイストーカー程度に、そこまで全力を出すまでもないしな。」

光輝「なんで……なんでだよっ!お前は、俺より強いじゃないか!それだけの力があれば何だって出来るだろ!

力があるなら、正しい事の為に使うべきじゃないか!」

 

光輝が吠える。いつもながら、実に正義感溢れる言葉だ。

しかし、そんな“幼稚さ全開の理想論”は、意志なき者なら兎も角、"現実主義"も持ち合わせたハジメには届かない。

ハジメは、まるで路傍の石を見る様な眼差を光輝に向ける。

 

ハジメ「やれやれ、他人の話を聞かない癖に自分の思想が正しいと……これだから、自己中心理想主義の極楽蜻蛉は面倒この上ない。

そもそも力とは何かをしたいから得る物であって、使い道は個人の自由だ。

力があるだけで正義だのなんだのと……その程度の理由で自分の意思も放棄するなら、それはただの呪いに過ぎん。

大体、たかが死刑囚一人殺せん無能が図に乗るな。その程度の意思だから、何時まで経っても貴様は弱いんだ、雑種。」

ハジメはそれだけ言うと、光輝達に興味がないとでも言うように、ユエ達を連れて食事を取りに行った。

 

その態度からハジメが本気で自分達に対して、ただ守られるだけの弱者でしかないということを理解させられた一同。

何となく、ハジメが戻ってきて自分達とまた一緒に行動するのだと思っていた事が幻想だったと思い知り、その状況になれば躊躇なく殺されるかもしれないと震え上がった。

居残り組に関しては、あまりの恐怖に視線すら向けられないでいた。

光輝も、自分の弱さについて言及され、激しく動揺してしまい口を噤む。

自分には強い意志がある!と反論したかったが、何故か言葉が出なかったのだ。

 

リリアーナ「……やはり、残ってはもらえないのでしょうか?

せめて王都の防衛体制が整うまで滞在して欲しいのですが……。」

そう願い出たのはリリアーナだ。

 

未だ混乱の中にある王都において大規模転移用魔法陣は撤去したものの、いつ魔人族の軍が攻めてくるか分からない状況ではハジメ達の存在はどうしても手放したくなかったのだ。

魔人族の率いた100万の軍勢は、ハジメただ1人にほぼ殲滅させられ、将軍フリードはハジメがいるから撤退した。

ハジメ達は、そこにいるだけで既に抑止力になっているのである。

 

ハジメ「出来れば早めに迷宮攻略を進めたいが……まぁ、聡明で可愛い花嫁の頼みだ。

防衛機構の再構と、当面の運営指針位は出しておくよ。」

リリアーナ「!有難うございます、陛下!」

 

パァ!と表情を輝かせたリリアーナに、「公式の場ではないから、普通に呼んでも構わんのだが……。」と先程の光輝に対するものとは正反対の反応を見せれば、「本当は甘いんだから。」と微笑ましそうにするユエ達と、あまりの突然の変化に驚く生徒達。

 

雫「えっと……それで、ハジメ君達はどこへ向かうの?神代魔法を求めているなら大迷宮を目指すのよね?

西から帰って来たなら……樹海かしら?」

ハジメ「あぁ、フューレン経由で向かうつもりだったが、一端南下するのも面倒だしこのまま東に向かうつもりだ。」

驚愕の硬直からいち早く立ち直った雫の質問に返答するハジメの予定を聞いて、リリアーナが何か思いついた様な表情をする。

 

リリアーナ「では、帝国領を通るのですか?」

ハジメ「そうなるな……あまり帝国には良い印象は無いが、通らざるを得まい。」

リリアーナ「でしたら、私もついて行って宜しいでしょうか?」

ハジメ「それは構わんが……何故だ?」

リリアーナ「今回の王都侵攻で帝国とも話し合わねばならない事が山程あります。

既に使者と大使の方が帝国に向かわれましたが、会談は早ければ早い方がいい。

陛下……旦那様の移動用アーティファクトがあれば恐らく帝国まですぐでしょう?

それなら、直接私が乗り込んで向こうで話し合ってしまおうと思いまして。」

何とも大胆というかフットワークの軽いリリアーナの提案に、ハジメは軽く口角を上げる。

 

ハジメ「成程……それは良い。どれ、俺も新国王として皇帝に顔見せしておこうか?」

リリアーナ「ふふ、そこまで図々しい事は言いませんよ。送って下さるだけで十分です。」

急な過保護発言に思わず苦笑いを浮かべるリリアーナだったが、そこへハジメに黙らされた光輝が再び発言する。

 

光輝「……だったら、俺達もついて行くぞ!

この世界の事をどうでもいいなんていう奴にリリィは任せられない、道中の護衛は俺達がする!

それに、お前が何もしないなら、俺がこの世界を救う!その為には力が必要だ!神代魔法の力が!

お前に付いていけば神代魔法が手に入るんだろ!」

ハジメ「は?嫌なんだけど。てか、自力で行けやボケ。ついてきたら殺すぞ?」

勝手に盛りがって何を言っているんだと呆れ顔をするハジメ。

非難しながら頼るなど支離滅裂にも程がある。そこに、愛子がおずおずと以前のハジメの言葉を指摘する。

 

愛子「でも南雲君、今の私達では大迷宮に挑んでも返り討ちだって言ってませんでした?」

ハジメ「うん、でも正直そこまでサポートするのは面倒だし、馬鹿は死んでも治らんというだろ。」

愛子「ぶっちゃけ過ぎでは……?」

ハジメのあまりに身も蓋も無い発言に、愛子は想像以上にたじろぐ。

 

ハジメとしては、【大迷宮】を全てクリアした後に生徒達を元の世界に送る位はやってもいいと思っていた。

しかし、彼等が一から神代魔法を手に入れる手伝いをするなどまっぴらごめんだった。

覚悟も決まっていない癖に、背中を預けろ等と、労力の無駄以外の何物でもない。

 

雫「ハジメ君、お願いできないかしら?一度でいいの。

1つでも神代魔法を持っているかいないかで、他の大迷宮の攻略に決定的な差ができるわ。

一度だけついて行かせてくれない?」

今のままでは無理という愛子の言葉を聞いて、雫が1つだけ神代魔法を手に入れる助力をして欲しいと懇願する。

 

ハジメ「ダメだね。

折角同郷のよしみでチャンスをやったのに、それを下らんプライドで不意にするような奴を連れて行く気はない。」

雫「?チャンスって……まさか、あの時の!」

その言葉の意味に漸く気づいた雫が、驚愕の表情を見せる。

 

ハジメ「死刑囚の処刑という簡単な命令を無視した上に、助けられているのに反抗する様な犬っころを、一体誰が連れて行くと思うのだね?」

『!』

そう、光輝が処刑を断った際にハジメはこう受け取ったのだ。"お前の命令は聞けない"と。

しかもその上で自分の要求だけを通そうとするのだ、流石にそれは道理が通らないだろう。

 

光輝「そんなこと「言っても貴様は渋るだろうが。」ぐっ……。」

それを理解した光輝の反論もバッサリ切り捨て、ハジメは料理を乗せたトレイを片手に、もう片方の腕でミュウを抱えながら、踵を返し始めた。

 

雫「勿論、それは申し訳ないと思っているわ。でも、帰りたいと思う気持ちは皆同じよ。

死に物狂い、不退転の意志で挑むわ。……だから、お願いします。

何度も救われておきながら図々しいけど、今は貴方に頼るしかないの。もう一度だけ力を貸して。」

鈴「……鈴からもお願いします、ハジメン。もっと強くなれば、恵里の事を守れるようになれるから。

だからお願い!このお礼は必ずするから鈴達も連れて行って!」

恵里「兄さん、私からもお願い。これ以上兄さん達の重荷になりたくないの。

せめて神の使徒相手に自衛できる力を身に着けて、兄さん達の隣に私は立ちたい。」

 

そう懇願する雫の顔は、恩も返せない内にまた頼らなければならない事を心苦しく思っているのか酷く強ばっている。

雫に感化されて、ずっと黙っていた鈴や恵里まで頭を下げだした。どうやら、昨夜の件で色々考えているようだ。

その声音や表情には必死さが窺えた。

 

龍太郎「頼めねぇか、ハジメ。せめて自分と仲間くらい守れる様になりてぇんだ。

もう、幼馴染が死にそうになってんのを見てるだけってのは……耐えられねぇ。」

必死さで言えば、龍太郎も同じ様だった。土下座する勢いで頭を下げている。

【オルクス大迷宮】での事にしろ、今回の事件にしろ、何も出来なかった自分を相当責めているのだろう。

握られた拳から僅かに血が滲んでいる。

 

ハジメ「くどい、既に決定された事だ。文句ならそこのヘタレに言え。後は知らん。」

が、ハジメはそれらを冷徹に切り捨てた。取り付く島もないとはこの事だろう。

……たとえ、後ろにいる女性陣や抱っこしている愛娘から非難の視線を一斉に浴びていたとしても、だ。

 

浩介「まぁ待てよ。せめてどうしたらいいかだけでも、教えてやれよ。」

雫「!遠藤君……。」

すると、浩介がハジメの前に立ち塞がり、真剣な表情で訊ねた。

 

ハジメ「……はぁ、そこまでするほどの仲か?攻略に行かないお前には無縁だろうに。」

浩介「あぁ、だからこそこうして頼み込んでいるんだ。それに……俺には借りがあるだろ?」

ハジメ「……チッ。訂正するぞ、ある意味面倒なのはもう一人いた。」

苦虫を嚙み潰したような表情で言うハジメに、「それは酷いな。」と苦笑いする浩介。

 

ハジメ「ま、教えてやってもいいが……はっきり言ってやる、光輝では無理だ。」

光輝「ッ!そんなの「説明する前でも結果は分かる。」なんだと!」

憤りのあまり掴みかかろうとする光輝だったが、読んでいた様に雫に脇腹を突かれて倒れこむ。

それを冷たい目で見降ろしながら、ハジメは続けた。

 

ハジメ「土下座して乞え、"どうかお願いします。罪人の処刑でも何でもやります。だから連れて行ってください"と。

そしてそれを有言実行しろ。どうだ、光輝以外(・・・・)には簡単だろう?」

『ッ!』

それは正に、光輝にとっては最も屈辱的であろう命令だ。

自分が忌避すべき人殺しをやらねばならないだけでなく、ハジメに対して首を垂れて地に這う必要があるのだ。

光輝のプライドからして、絶対に無理だろうとハジメは踏んでいた。

 

とはいえ、大迷宮に行く為には光輝達には処刑役をやるしか道はない。

最初に光輝が処刑を拒否した際、ハジメがあっさり許したのは、どのみち選択肢はないのだから好きに言わせてやろう、ということだったのだろう。

 

ホルアドでの時点で、既にハジメは光輝に見切りをつけていた。

「この程度も出来ないのであれば、庇護対象ではなく障害物でしかない」と。

だからこの命令は、光輝がハジメの仲間でいられる最後の問答でもあった。

 

ハジメ「……だから言ったはずだ、光輝では無理だと。」

そう言って光輝達を冷たく見下すハジメ。その視線には、凍える程の圧が籠っていた。

流石にこれにはユエ達も文句は言えず、ただ黙って見守ることしか出来なかった。

 

雫「……もし、出来なかったら?」

ハジメ「さぁ?殺すか、四肢を消し飛ばすか、精神を壊すか、実験台にするか……そんな感じになるんじゃない?

そっちが大人しくなるなら、俺はどれだっていいし。」

まるで結果が分かりきっているのか、興味が無いと言わんばかりに、平然と言い放つハジメ。

適当に返すその姿からは予想も出来ない程、得体の知れない気配を纏う様は、正に魔王だった。

 

雫「……どうか、お願いします。」

光輝「ッ!しz「罪人の!」……ッ!」

雫「処刑でも、何でもやります。だから……どうか私達を、連れて行ってください!」

その言葉を受けた雫は、制止しようとする光輝を遮るかのように大声で宣言し、地面に頭を擦り付けた。

 

ハジメ「……。」

しかし、そんな姿を見てもハジメは何も言わず、ただ黙って見下ろしていた。

尚、一瞬だけチラリと光輝の方に視線を向けたものの、未だに渋っているのを見て直ぐに逸らしたが。

 

恵里「……どうかお願いします!」

ハジメ「……。」

鈴「罪人の処刑でも何でもやります!」

ハジメ「……。」

龍太郎「だからどうか、連れて行ってください!」

ハジメ「……。」

 

恵里・鈴・龍太郎も雫に続くが、依然としてハジメに動きは見られない。

それどころか、何時まで経っても仲間に頭を下げさせている癖に、自身の矜持と現実で葛藤ばかりしている光輝に呆れたのか、溜息をつくとそのまま浩介の横を通り過ぎ、食堂を後にしようとしていた。

 

愛子「どうかお願いします!」

光輝「先生!?」

ハジメ「……?」

すると今度は、愛子が土下座しだした。これには光輝や生徒達は勿論、ハジメも少々驚いていた。

 

愛子「先生が皆さんの分まで、罪人の処刑でも何でもやります。だから――」

ハジメ「ダメ、もし先生にやってもらうとしても、教皇だけだ。他はやりたい奴がやればいい。」

まさかの途中キャンセル。しかもこっちは人数と人物を指定しており、それ以外を光輝達にやらせるときた。

 

勿論、ハジメ自身適当に言ったわけではない。

個人の主観とはいえ、いくら罪悪感があったとしても、流石に全員分は愛子が持たないのだ。

だが、彼女の性格からして、生徒に全て押し付けるのは、彼女自身にとても大きい負担がかかるだろう。

とはいえ、ハジメも愛子の意見を無碍にするつもりはないので、それなら一番の罪人を、と考えていたのだ。

 

ハジメ「大体、大迷宮に行く気のない奴等が土下座しようが、俺には関係のない話だ。

分かったら、さっさと頭を上げてどいてくれ。」

愛子「!……はい。」

そして、その魂胆を見透かした上で、ハジメは愛子含む他の面々にも釘を刺した。

実際、優花や淳史、重吾や健太郎はそうしようとしていたので、出鼻をくじかれてしまったようだ。

 

光輝「……ッ、俺がお前に土下座すれば満足なのか!?俺が惨めな姿を曝せばいいのか!?

本当は連れて行く気なんてないんだろ!?どうせ香織やユエ達にいい顔したいだけなんだろ!?どうなんだ!」

そして、何故そうまでさせておいて「分かった」と言わないのかと、黒い感情をむき出しにした光輝は、拳を握りしめながらハジメにそれをぶちまけた。

 

しかし、そこにあったのは、雫達に頭を下げさせておいて、特段反応することもなく立ち去ろうとするハジメへの憤りではなく、ままならない現実への苛立ち、強くなれない故の焦燥、ハジメへの妬み、幼馴染を奪われた(光輝の中では)憎悪だった。

何時もの正義感は感じられず、子供の癇癪にしか聞こえないそれは、クラスのリーダーとしての仮面が剝がれかけている証拠だった。

 

ハジメ「……香織、少し荒っぽくするぞ。」

香織「えっ?」

そんな光輝には目もくれない女性陣の中で唯一、まだ信じたげにしていた香織にミュウを預けると、ハジメは一気に光輝に肉薄した。

 

ハジメ「ごちゃごちゃと喧しい!」ドゴッ!

光輝「ガハッ!?」

瞬間、鈍く大きな音と同時に光輝の顎に強烈な衝撃が伝わった。頭の芯まで響く威力に、一瞬意識が飛ぶ。

直ぐに戻った視界もチカチカと明滅していた。脳震盪を起こしたのか手足から自然と力が抜けていく。

 

歪む視界に空が見えて、光輝は漠然と自分が倒れたのだと理解した。その直後、追撃の衝撃が頬に発生。

首がもげそうな勢いで頭が弾かれる。と、思ったら、次の瞬間にはまた衝撃と共に反対側へと弾かれた。

更に衝撃、衝撃、衝撃……光輝の頭が壊れた玩具のように右へ左へと高速でブレまくる。

 

ハジメ「これは迷惑をかけられた分!厄介事を押し付けられた分!フォローを台無しにされた分!説教を無視された分!

クリリンの分!天の助の分!ハイネの分!フェーゲの分!城之内の分!オルガの分!後、色々!追加で全部俺の分!」

光輝「ぶっ!べっ!ぼっ!ばっ!ごっ!ひっ!ぎっ!げぇ!おぼっ!あべしっ!ぶべらっ!?ぺぶしゃ!?とめった!?うわらば!?ひでぶっ!?」

 

オラオラオラオラオラオラオラオラッ!!ヤッダーバァアァァァァアアアアア!!と、17P分は聞こえてきそうな勢いで、光輝の顔面をマウントポジションから顔面往復殴打しまくるハジメ。

一応、死なない程度に手加減はされており、経絡秘孔も外されているものの、相当なダメージが容赦なく光輝を襲う。

 

ハジメ「何が満足じゃこのクソガキが!駄々や文句ばかり垂れるわ、思い通りにならないと不貞腐れるわ、そのツケも他人に押し付けるわ、折角の善意を無駄にしやがるわ……こちとらテメェの下らない妄想劇はうんざりなんだよ、頭お花畑!

しかも、自分にとって都合の悪いことからは目を逸らした上に、言い訳とご都合解釈ばっかりでこっちに我慢ばかり強いて来やがって!

えぇ!?もう完全にキレたぞ、この口だけ野郎!その上、挙句の果てには人の女を呼び捨てだぁ!?

テメェ如きが簡単に呼んで言い名前じゃねぇっつーの、このナルシス妄想正義厨!!

そんなに死にてぇなら、その股座にある粗末な[デッドスパイク!]斬り落として、家畜の餌にしてやるぞゴルァ!!!」

 

しかもこっちも怒りで箍が壊れたのか威圧と覇気まで出しており、オブラートすら軽く突き抜ける程の暴言と指摘で、光輝のメンタルもズタボロにした上、終いには魔力で出現させた紋章に光輝を縛り付け、引き寄せては蹴り、また引き寄せては蹴りを繰り返しだした。

 

ハジメ「内側ジャブ!抉り打つべし!打つべし!打つべし!打つべし!打つべし!打つべし!打つべし!打つべし!打つべし!」

香織「ハジメ君ストップ!もう光輝君のライフはゼロだよ!?」

雫「流石にそれ以上は止めてあげて!?光輝が考えるのをやめたような顔になっているから!」

愛子「止めてください南雲君!」

ハジメ「こいつが!泣いて!謝るまで!殴るのを止めない!!」

幸利「ダメだコイツ、スイッチが入ってやがる!?」

浩介「言っとる場合かぁ!?さっさと止めるぞ!」

ハジメ「WRYYYYYYYYY!!!」

恵里「兄さん、せめて人間の言葉で話して!」

龍太郎「くっそ、ハジメの動きが早すぎてグア――ッ!?」

鈴「りゅ、龍太郎くーん!?」

リリアーナ「だっ、誰か――!?衛生兵――!!」

……今まさに、食堂の中の状況はカオスだった。

 

トネリコ「これは、流石に……。」

シア「止めるべきですね……。」

ティオ「じゃな、そうせんと勇者坊やが死んでしまうからのう。」

ユエ「……ん、不本意だけどやるしかない。」

レミア「あらあら……。」

 

その後、ストレスのせいでHighになったハジメを、どうにかユエ達が宥めることに成功した。

尤も、救出された光輝は既に口や鼻から血を流して、たん瘤を頭上に大仏の如く拵えており、まるで口いっぱいに物を詰め込んだハムスターの様に腫れ上がって、歯も幾つか折れたのもあって、下半分だけゴブリンの様と、酷い有様になっていたが……。

 


 

ハジメ「良いか、光輝。俺は別にお前を曝し者にしたいわけじゃあない。

先程の土下座要求も、形だけでも最低限の誠意を示してほしいと思っただけだ。」

フルボッコにされた光輝が気絶している間に、その無様な姿をカメラで撮り、幾分か溜飲が下がったのか、ハジメも先程より優し気に語り掛けた。

 

幸利「既に曝し者レベルの重傷を負わせているけどなw」

浩介「拳と説教でトラウマ植え付けた奴がなんか言ってらw」

ハジメ「黙っとれい!テメェ等!!」

……時々外から返されるツッコミに反応しているが、先程よりは至って冷静……のはずである。

 

光輝「ふ、ふはなはっは(す、すまなかった)……。」

すると、治療を受けている途中の光輝の口から、短くはあったが謝罪の言葉が出てきた。

身動きできない状況で反論できない事実を突き付けられながら、何度も殴られ続けたことが余程トラウマになったのか、若干涙目だ。

 

ハジメ「すまん、なんて言っているのか聞き取れん。」

光輝「……。」

が、まだ頬が大きく腫れており、上手く発音できておらず、冗談抜きに聞こえなかったようだ。

自分が原因でもあるので、ハジメさんも「少しやりすぎたか?」と、若干気まずそうにしている。

 

光輝「……すまなかった。」

その後、漸く治療が済んで上手く喋れるようになった光輝から、再び謝罪の言葉がかけられた。

ハジメ「まぁ、さっきの顔面殴打は俺もやりすぎたから「それと、」あん?」

何故かハジメの言葉を途中で遮った光輝は、その場で額を地面に擦り付けた。

 

光輝「……どうか、お願いします……。罪人の処刑でも、何でもやります……。だから……連れて行って、ください……。」

途切れ途切れながらも紡がれた言葉。それは即ち、光輝が自身の過ちを認めた瞬間だった。

 

余程堪えたのだろう。

かつて祖父に憧れていた子供の頃から、全く成長していないという事実を突き付けられたことが。

自分にとっての正義が、幼子が絵に描くような理想論であったことが。

それも子供の時ではなく、思春期真っ盛りの年代で直面したことも、拍車をかけていた。

 

ハジメ「……今回だけだ、但し一度でも日和ってみろ。――その時は貴様等の首も一緒に並べてやる。

『ッ!!』

すると再びハジメは暴君モードに切り替わったのか、圧を纏いながら言い放った。

その内容に全員が戦慄した。つまり、一度でも光輝達が躊躇ったら、彼等も処刑対象と認識するという事だ。

 

ハジメ「後はそうだな……ノルマを決めておこう。

雫・鈴・龍太郎はそれぞれ10人ずつ、恵里はその倍で20人、光輝は残りの50人を殺れ。以上だ。」

それだけ言って鼻を鳴らすと、今度こそハジメさんはミュウを連れて、何処かへ行ってしまった。

……かと思えば、何やら気まずそうな表情で戻ってきて、直ぐに表情を改めた。

 

ハジメ「もう一つ、いや、3つほど、これから先の戦いに必要な思考を教えておこう。

其の1.相手の立場に身を置き、自分ならどうするかを考える。

其の2.勇気とは恐怖を克服し我が物として支配する。

其の3.北風が勇者バイキングを作る。あー、もう一回。」

そう言って今度こそ、ハジメさんは退出し、ユエ達もそれに続くのであった。

 

浩介「……完全に波紋紳士のそれじゃん。」

幸利「言ってやるな、道理には適っているだろ。」

恵里「あぁ~……確かに、合ってはいる…のかな?」

何となく言いたいことを察した幸利達は、その場に残って一同と共に食事をするのであった。




次回、どうする勇者!?

ハジメさんがライダー以外の能力を手に入れるとしたら?

  • 全スーパー戦隊の力
  • 全ウルトラマンの力
  • その他全特撮ヒーローの力
  • 全サーヴァントを召喚、使役する能力
  • 全てのスタンドを扱える力
  • 全ての魔術・魔法を扱える力
  • 全ジャンプ作品の力を扱える
  • 全サンデー作品の力を扱える
  • 全コロコロ作品の力を扱える
  • 全マガジン作品の力を扱える
  • 全てのラノベ作品の力を扱える
  • 別の世界に能力そのままで転生できる能力
  • 一億年ボタン
  • 全てのロボットを操縦できる能力
  • 無限残基
  • 女難に巻き込まれなくなる
  • 倒した敵の全能力を得る能力
  • 全スマブラキャラの力
  • その他全ゲームキャラの力
  • その他(活動報告でリクエスト)
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