Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
それと、少しネタバレになりますが、次話で一旦樹海を出ます。その理由については、また次回。
ハウリア達の意識改革第1段階に成功したので、一先ずユエとシアに合流することにした俺達は、霧をかき分けながら二人の所へと向かっていた。
すると、気配感知に知っている2つの反応があったと思えば、こちらに向かっているようだ。そして……
ユエ「ハジメ!」
シア「ハジメさん!皆!」
二人も試練を終えたようだ。シアの表情から察するに、試験はこっちも合格のようだ。
ハジメ「おう、二人ともお疲れ。その様子だと、俺の予想通りだったみたいだね。」
シア「!ハイ!そうなんです!私、ユエさんに勝ちました!」
ハジメ「うんうん、それは良かった。ユエ、シアはどうだった?」
ユエ「ん。魔法の適正はないけど、身体強化が凄い。大体6000ぐらい。」
ハジメ「そうか、そりゃあ今後が楽しみだなぁ。」
まぁ、ユエも自慢げにしているってことだし。仲良くなれたってことでいいのかな?
因みに、超重量の大槌を用意したのは他ならぬ俺である。
実はシアに頼まれる以前から、訓練中の暇つぶしがてら作っていたものがあったので、それを渡していたのだ。
ユエも特に反対してなかったし、別にいいよね!
それにしても、6000か……光輝じゃ覇潰使っても届きそうにないな。
この世界基準で言えば化け物レベルだとは思われるが……ここに筋力バグってる筋トレバカがいるしなぁ。(自虐)
戦闘経験豊富なユエ相手とはいえ、一矢報いるだけの実力はあるってことか。
カム「おぉ、シア!お前も合格したのか!」
シア「はい!……って、あれ?なんか、父様も皆もなんか顔つき変わってません?」
……気づいてしまったかぁ。まぁ、老若男女問わず全員ワイルドになってるし、そうなるわな。
10日間修行の密度から数か月ぶりの再会とはいえ、流石に雰囲気の変化は誤魔化せないよなぁ……。
全員揃って、元の温和で平和的な兎人族の面影が微塵もない上に、ギラついた目で不敵な笑みを浮かべている時点で、おかしいと気づかない者はいないだろう。
シア「……ハジメさん、父様達に一体何があったんですか?」
ハジメ「い、意識改革を少々……後はまぁ、彼等自身の意志でこうなったんだよ。多分。」
シア「いやいや、それだけじゃ誤魔化せませんよ!?見て下さい!
そこの彼なんて、さっきからナイフを見つめたままウットリしているじゃないですか!
あっ、今、ナイフに"ジュリア"って呼びかけた!ナイフに名前つけて愛でてますよっ!普通に怖いですぅ~!」
確かに、これはいけないな……よし。
ハジメ「お前等、武器に名前を付ける時は人名は出来るだけ避けた方がいいぞ。」
シア「そこじゃないですぅ!貴方の眼は節穴ですかッ!?」
いや、だってジュリアだと同姓同名の人と混同して面倒じゃん。
カム「何を言っているんだシア?私達は正気だ。ただこの世の真理に目覚めただけさ、陛下のお陰でな。」
シア「し、真理?何ですか、それは?というか、陛下って……?」
嫌な予感に頬を引き攣らせながら尋ねるシアに、カムはにっこりと微笑むと胸を張って自信に満ちた様子で宣言した。
カム「この世の問題の9割は、暴力で解決出来る。」
シア「やっぱり別人ですぅ~!優しかった父様は、もう死んでしまったんですぅ~、うわぁ~ん!」
余りのショックに、シアは泣きべそを掻きながら踵を返し、樹海の中に消えていこうとする。
が、その寸前でハウリアの少年にぶつかり、「はうぅ」と情けない声を上げながら尻餅をついた。
一方、ぶつかられた方の少年は咄嗟にバランスをとったのか転倒せずに持ちこたえており、倒れたシアに手を差し出していた。
シア「あっ、ありがとうございます。」
???「いや、気にしないでくれ、シアの姐御。男として当然の事をしたまでさ。」
シア「あ、姐御?」
その少年は肩に大型のクロスボウを担ぎ、腰には2本のナイフとスリングショットらしき武器を身に着けている。
見た目に反してニヒルな笑みを浮かべる少年――パルは、遠距離部隊の中でも特に優秀な若者だ。
まぁ、少々痛いところがあるが……自業自得か。これも業だと受け止めるしかあるまい。
と、これからのシアの成長に期待しつつも、ハウリア達の暴走に頭を悩ませていると、シアが真剣な表情でこちらへ歩み寄ってきた。
緊張しているのか、身体が震えているし表情も強張っている。
しかし、それでも背筋を伸ばし、青みがかった白髪を靡かせ、ウサミミをピンッと立てるシアの瞳には、強い意志が宿っていた。
そんな彼女の口から、想いが告げられた。
シア「ハジメさん。私をあなたの旅に連れて行って下さい。お願いします!」
ハジメ「いいよ。」
シア「即答!?」
そりゃ、シアの試験は旅への同行含め戦闘能力向上も兼ねていたしな。合格した以上、文句はない。
ハジメ「あ、でもカム達はどうする?流石に全員は連れてはいけないし……。」
カム「よし、お前たちは全員残れ。」
ハウリア1「ちょっとぉ?なぁに勝手に決めているんですか族長?」
ハウリア2「それを言うなら、一族を守るために族長が残りやがったらどうです?」
……しまらねぇ。
ハジメ「お前らちょっと黙ってろ。今、シアが話していて大事なとこなんだから。」
ハウリア『Sir、Yes、My lord!!!』
シア「ちょっとぉ!?ハジメさん、本当に何をしたんですかぁ!皆、以前と全く別人じゃないですかぁ!」
ハジメ「そんなこと言われたってなぁ……
俺はただ、闘争意識を刺激しただけで、試験終了時には何時の間にかこうなっていたとしか言えないぞ?」
実際、やったのは挑発と悪夢を見せただけで、それ以外はあいつらの意志で試験を乗り越えていったし、そうとしか言い切れない。
シア「何時の間にかって……はぁ、それについてはもういいです。
というか、父様達には修行が始まる前に話をしたはずですよね!?」
カム「ぶっちゃけシアが羨ましいのだ!」
シア「ぶっちゃけちゃった!ぶっちゃけちゃいましたよ!ホント、この10日間の間に何があったんですかっ!」
子供かお前等。
ハジメ「お前等、マジで静かにしてくれ……シア、俺達に付いて行きたいっていう理由を教えてくれる?」
シア「!それは、その……私自身が、付いて行きたいと本気で思っているなら構わないって……。」
ハジメ「うんうん、それで?シアの心は?」
シア「で、ですからぁ、それは、そのぉ……。」
すると、シアは急にモジモジし始め、指先をツンツンしながら頬を染めて上目遣いでこちらをチラチラと見てくる。
……これが初対面の男性であれば即落ち確定だろうが、何とか踏みとどまる。なんてあざとさだろうか。
と、漸く決心したのか、シアは大声で言った。
シア「ハジメさんの傍に居たいからですぅ!しゅきなのでぇ!」
ハジメ「……そうか。」
言っちゃった、そして噛んじゃった!と、あわあわするシア。
そんな彼女の気持ちに関しては何となく気づいてはいたのだ。とはいえ、一応聞いておくか。
ハジメ「状況に釣られているわけじゃないってことだよね?」
シア「……状況が全く関係ないとは言いません。窮地を何度も救われて、同じ体質で……
長老方に啖呵切って私との約束を守ってくれたときは本当に嬉しかったですし……
ただ、状況が関係あろうとなかろうと、もうそういう気持ちを持ってしまったんだから仕方ないじゃないですか。
私だって時々思いますよ。どうしてこの人なんだろうって。それでも!
ちゃんと好きですから連れて行って下さい!」
……なら、後は2つだけ聞いておくか。
ハジメ「ここから先の旅では、インチキ教会や駄神(笑)の使いとかとドンパチすることもある。
それも比べ物にならない程の危険がこの先一杯あったとしても、後悔はしない?」
シア「勿論!化物でよかったです。御蔭で貴方について行けます!」
ハジメ「未来が望み通りにはならないかもよ?」
シア「知らないんですか?未来は絶対じゃあないんですよ?」
その言葉は、魔力を直接操作できる上に、未来を垣間見れるシアだからこその言葉。
蔑称であろうと誇りに思うその姿勢に、微塵も陰りは感じられない。
覚悟と行動さえすれば、未来は変えられると信じているからこその自信だった。
ハジメ「……分かった。シア、俺達と一緒に旅に出よう。」
シア「はい!やりましたよ!ユエさん!」
ユエ「ん!よく頑張った!」
……何気に俺より感極まっている気がしないか?周りに百合の花の幻影も見えているし……。
後カム、内心で「これは孫の顔も近いうちに……。」とか思っているだろうけど、そういうのはまだ先だからな?
ハジメ「さて、シアの加入も決まったわけだし……特訓を次の段階に進めようと思う。」
シア「え!?これ以上おかしくなるんですか!?」
ハジメ「違うって。いや、うん。確かに色々逸脱しちゃう意味ではあってるけど。」
シア「色々って……本当に大丈夫なんですか!?」
まぁ、そう不安になりなさんな……正直、今までよりもシンプルだし大丈夫だろう。
ハジメ「その前に授与式だな。アーティファクトもあるが、こっちも重要だし。」
そう言って取り出したのは、浄化した魔物肉と浄化前の魔物肉だ。どっちも蹴り兎の肉だ。
シア「えっと……お肉、ですか?」
ハジメ「あぁ、とは言ってもこれは一つの検証でもあるがな。」
そう、魔物肉の状態によって、人体にどんな変化が出てくるか、ずっと気になっていた。
俺自身、既に魔物肉を食してしまっているし、ユエもシアも魔力操作は持っている。
しかし、他のハウリア達は魔力操作は持っていない。であれば、だ。
浄化済みの魔物肉でも、食べれば魔力操作を手に入れられるのか、気になってくる。
もしダメならダメで、少しずつ浄化して毒耐性をつけさせるしかない。さて、どうなるだろうか?
ハジメ「もしこれで魔力操作を得ることが出来るようになれば、戦力を大幅に向上させることが出来る。
勿論、毒耐性をつけたいものは浄化前の魔物肉を使用するので、個別に対応しよう。お前達はどうしたい?」
流石に全員に強制で、浄化前の魔物肉を食べさせるのは酷だろう。
しかし、俺が思っていた以上に彼等の覚悟は半端なかった。
カム「陛下、両方試してみるのはダメでしょうか?」
ハジメ「……マジで?」
思わず他のハウリア達を見ると、全員頷いていた。嘘だろ、覚悟ガンギマリ過ぎじゃね……?
流石にシアも躊躇うd「これを食べればいいんですね!では、いただきます!」あっ、そっちは……!
シア「グッ!?ウガァァァァァッッッ!?!?!?」ビキビキビキッ!!
ユエ「シアッ!?」
ハジメ「言わんこっちゃない!そっちは浄化前のやつだ!」
慌てて浄化作用をかけ、毒を弱める。既に魔力操作持ちだったのが幸いしたのか、髪色に変化はなかった。
しかし、あまりにも強すぎた痛みが奔った為か、浄化完了後もシアは苦しそうだった。
なので神水を使ってみたところ、やはりというかこっちの方が体には良さそうで、直ぐに楽になったそうだ。
ハジメ「さっきシアが実演してくれた通り、浄化前のやつは人体に影響を及ぼす。そこに激痛も伴うからな。
無理に食えとは言わん。それでもやる奴は……全員か。」
カム「当然ですとも!シア一人に先陣を切らせておいて尻込みするなど、
おい、今ヴォーパルバニーのルビが違う奴になってたぞ。
その後、全員が浄化前のものを口にし、苦痛に耐えながらも、己の限界という殻を打ち破ろうとする気合の雄叫びが、樹海に響き渡った。
そして検証結果についてだが……やはり浄化後ではあまり効果は見込めないようだ。
体の内側に線は出来るものの、浄化前と違って極細な上に短いからだ。
しかも子供の場合であれば、浄化後のは線が生えなかったので、どの道浄化無しは避けられないようだ。
ハジメ「皆、よく耐えた。これで第1課程を修了する。
一先ずは他の種族に舐められない強さを、お前達は得たことになる。」
ハウリア『恐縮でありますっ、My load!!』
いやホントマジで称賛ものだよ、彼等のおかげで魔力操作についての研究が進んだと言ってもいい。
お礼に専用武器位、本気で作ってやるか。勿論、シアの分も含めて。
一先ず心と体の強化は完了したので、次は技術と精神論メインで叩き込む予定です。
それと浄化前後の魔物肉に関しても、効果で差別化を図ってみました。
ハウリアの専用武器の素材に関しては、ハジメさんが奈落探索中に見つけた鉱脈で採れた鉱石だと認識してもらって構いません。
アンケートその1の結果以外で、追加で登場させてほしいキャラは?
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ボボボーボ・ボーボボ
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五条悟
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ディアボロ(黄金の風)
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銀さん
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ブロリー
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ユウキ(SAO)
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カービィ
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ヨシヒコ
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鬼灯様
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アインズ・ウール・ゴウン
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シャドウ(影の実力者)
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エボルト
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篠ノ之束
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ルフィ(風船で飛んできた)
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エスデス(アカメが斬る)
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フリーレン
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リムル
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サーヴァントの誰か(活動報告で入力)
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東方キャラ(リクは活動報告へ)
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その他(活動報告でリクエスト受付)