Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
タイトルの元ネタは「転生したら剣でした」です。アニメが結構面白かったので。
ハジメ「……2人とも疲れちゃったかぁ。」
騎士の部屋の手前に戻ってからというものの、何度か部屋が移動される時があったので、その都度釘パンチで移動させては、スタートを回避しようと試みること半日くらい。
現在、俺達は以前の部屋の手前までたどり着き、1時間程休息をとっていた。
ハジメ「気持ちよさそうに寝ているな……一応、ここ迷宮なんだけどね。」
確かに、どんな場所でも寝られるのは大事だが……俺が見張っているとはいえ、いくらなんでも油断しすぎだ。
……いや、ここまで来る道中のトラップに精神的疲労がたまったのも一因か。ミレディェ……。
俺を中心に右側にユエ、左側にシアが座り込んで肩にもたれ掛かっている。
場には静寂が満ちているが、耳を澄ませばほんの僅かにスゥースゥーと呼吸音が聞こえる。ユエとシアの寝息だ。
2人は俺の両腕を抱いたまま、その肩を枕替わりに睡眠をとっている。
何となしに抱きしめられている腕をそっと解いて、ユエの髪を撫でると、僅かに頬が綻んだ様に見えた。
次いで反対側のシアに視線を転じると、俺の肩に盛大に涎を垂らしながらムニャムニャと口元を動かし実に緩んだ表情で眠っていた。
折角なので、そっと柔らかな青みがかったシアの白髪も撫でる。ついでに、ウサミミもモフモフしておく。
そうすると唯でさえだらしない事になっている表情が更にゆるゆるになってしまった。安心しきった表情だ。
シア「むにゃ……あぅ……ハジメしゃん、大胆ですぅ~、お外でなんてぇ~、……皆見てますよぉ~zzz」
……この子はなんてふしだらな夢を見ているのでしょう。さっきまでのほんわかした空気を返してほしい。
このままだと更にヤバそうな単語が出てきそうなので、目覚ましがてらデコピンしといた。
ビシッ
シア「あいたぁ!?な、何するんですか!寝込みを襲うにしても意味が違いますでしょう!」ヒリヒリ
その衝撃で目を覚ますと、ちょっと赤くなった額を押さえながら、シアは猛然と抗議する。
しかし、寝言で既に語るに落ちているんだよなぁ……
なんか、18禁コーナーに凸った時の香織に似ている気がするし。
ハジメ「ホラ、もう十分休憩はとれたんだし、そろそろ行くよ。」
シア「えっ?……はっ、あれは夢!?
そんなぁ~、せっかくハジメさんがデレた挙句、その迸るパトスを抑えきれなくなって、羞恥に悶える私を更に言葉責めしながら、遂には公衆の面前で「言わせねーよ!?」アババババッ!?」ビリリッ
あっぶねぇ……もう少しでとんでもないワードが出てくるところだった。
思わず"纏雷"で防いでしまったが……正当防衛だよね?
所々プスプスと黒い煙を上げながら、煤を掃うシア。
その後、頭頂部を摩りながら「何となく幸せな気持ちになったのですが気のせいでしょうか?」と呟く。
……寝ている時はとても可愛いのに、やっぱり本質は残念美人と言うかなんというか。
取り敢えずシアが起きたので、ユエも起こす事にした。
軽く揺さぶると、ユエは「……んぅ……あぅ?」と可愛らしい声を出しながらゆっくりと目を開いた。
そしてボーっとした瞳で上目遣いにこちらを確認すると目元を綻ばせ、一度俺の肩口にすりすりするとそっと離れて身だしなみを整えた。
シア「うぅ、ユエさんが可愛い……これぞ女の子の寝起きですぅ~、それに比べて私は……。」
ユエ「?」
今度は落ち込み始めたシアに、ユエは不思議そうな目を向け、俺に目で「何かあったの?」と聞いてくる。
が、俺は肩を竦めて誤魔化すことにした。あんな寝言、聞かせられないし。
ハジメ「さて、そろそろ攻略しちゃおうか。」
2人も準備が出来たので、いよいよリベンジ開始だ。早速、騎士の間に飛び込み、最速で突っ切った。
中央近くになった時点で一気に加速し、祭壇へと着くと後ろの軍勢を迎撃しつつ、後退する。
そして3人とも扉を潜ったので、一気に奥に見える場所――今回は部屋ではなく通路を駆け抜ける。
ここまでくれば大丈夫、なんて概念はここにはないから何かしらあるのだろう。そう思っていた時だった。
ハジメ「天井走り……今回の神代魔法に大体見当がついた。」
ユエ「……ん、びっくりしたけど何となくわかる。」
シア「重力さん仕事してくださぁ~い!」
なんと、扉の奥まで追いかけてきたゴーレム騎士達は、まるで重力など知らんとばかり壁やら天井やらをガシャンガシャンと重そうな全身甲冑の音を響かせながら走っているのだ。
しかも、その内の一体が走りながらピョンとジャンプすると、まるで砲弾のように凄まじい勢いで頭を進行方向に向けたまま宙を飛んできた。
ハジメ「クーリングオフリフレクト!」
咄嗟にエナジーアイテム"反射"で打ち返し、ゴーレム騎士の群れを蹴散らした。が、流石はミレディクオリティ。
吹っ飛ばされた騎士達の肉体がバラバラになったかと思えば、全てこっちに向かって突っ込んできた。
ハジメ「しつこーい!!」
流石に面倒になってきたので、ワープテラの能力を使い、扉の前の部屋に全部ワープさせてやった。
これで暫くは追ってはこれまい。
ハジメ「2人とも、一気に駆け抜けるよ!」
ユエ「んっ!」
シア「はい!」
そうして勢いよく駆け抜けること5分。遂に、通路の終わりが見えた。
通路の先は巨大な空間が広がっている様だ。道自体は途切れており、10m程先に正方形の足場が見える。
ハジメ「飛ぶぞ!」
その掛け声と共にユエとシアを小脇に抱え、俺は通路から勢いよく飛び出した。
早速、眼下の正方形に飛び移ろうとした……が、その目の前で、正方形のブロックがスィーと移動し始めた。
ハジメ「そうはいくか!」
ならばこちらもと、ウォーターモジュールを左足に呼び出し、その勢いでブロックに追いついた。
そしてブロックの上に飛び乗り、2人を降ろすと、そのまま周囲を見渡した。
シア「あはは、常識って何でしょうね。全部浮いてますよ?」
そこは正にシアの言う通り、周囲の全てが浮遊していた。
俺達が入ったこの場所は、直径が2km以上はありそうな超巨大な球状の空間だった。
そんな空間には、大小様々な形の鉱石で出来たブロックが浮遊してスィーと不規則に移動をしている。
完全に重力を無視した空間であるというのに、不思議な事にしっかりと重力は感じられる。
生成魔法による付与だろうか?しかし、それだけでは騎士を動かす原理が不明だ。まぁ、何はともあれ、だ。
ハジメ「ここにラスボスがいるはずだろう。いよいよクライマックスだ。」
その言葉に2人も表情を引き締めた。取り敢えず、何処かに横道でもないかと周囲を見渡すが何もなさそうだ。
とはいえ、あまりにも静かすぎる。それを不思議に思っていた時だった。シアの焦燥に満ちた声が響いたのは。
シア「!逃げてぇ!」
ハジメ・ユエ「「!!」」
俺とユエは、シアの問い返す事もなく警告に瞬時に反応し弾かれた様に飛び退く。直後、
ズゥガガガン!!
隕石が落下してきたのかと錯覚するような衝撃が、ついさっきまでいたブロックを直撃し木っ端微塵に爆砕した。
どうやら、赤熱化する巨大な何かが落下してきて、ブロックを破壊すると勢いそのままに通り過ぎていったようだ。
流石に、無機物の気配までは俺も感知できない。まぁ、迎撃も可能だったが2人の安全の為に回避したのだが。
ハジメ「シア、ナイス!おかげで助かったよ、ありがとう。」
ユエ「……ん、お手柄。」
シア「えへへ、"未来視"が発動して良かったです。代わりに魔力をごっそり持って行かれましたけど……。」
シアの"未来視"は、仮定した選択の結果としての未来が見える任意発動型と、死を伴う大きな危険に対して直接・間接を問わず見える自動発動型の2種類がある。
今回発動した自動発動型は、どうやら俺の予知や感知より早く、危機を知らせてくれるようだ。
つまり、直撃を受けていれば少なくともシアは死んでいた可能性があるという事だ。
改めてここが大迷宮だと再認識しつつ、通過していった隕石擬きの方を見やり、ブロックの淵から下を覗いた。
その時だった。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
下の方で何かが動いたかと思うと猛烈な勢いで上昇してきた。
それは瞬く間に俺達の頭上に出ると、その場に留まりギンッと光る眼光をもってこちらを睥睨した。
ハジメ「でっけぇぇ……!」
ユエ「……すごく……大きい。」
シア「お、親玉って感じですね。」
三者三様の感想を呟く。後ユエ、その発言は色々と誤解を招くからやめい。
そんな俺達の目の前に現れたのは、全長20m弱はある全身甲冑の巨大ゴーレム騎士だった。しかも宙に浮いてる。
右手はヒートナックルとでも言うのか赤熱化しており、先ほどブロックを爆砕したのはこれが原因かもしれない。左手には鎖がジャラジャラと巻きついていて、フレイル型のモーニングスターを装備している。
辺りに静寂が満ち、まさに一触即発の状況。動いた瞬間、命をベットした殺し合いゲームが始まる。
そんな予感をさせるほど張り詰めた空気を破ったのは……
???「やほ~、はじめまして~、みんな大好きミレディ・ライセンだよぉ~」
ハジメ・ユエ・シア『……は?』
巨体ゴーレムのふざけた挨拶だった。
次回、VSミレディ戦です!3人とも大活躍ですので、お楽しみに!
後、魔力操作を使えばナイフやフォークも使えるっちゃあ使えますが、個人的には釘パンチがお気に入りです。
後は、ゼブラのビートパンチですね。音による振動破砕って結構エグいですよね。
アンケートその1の結果以外で、追加で登場させてほしいキャラは?
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ボボボーボ・ボーボボ
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五条悟
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ディアボロ(黄金の風)
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銀さん
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ブロリー
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ユウキ(SAO)
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カービィ
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ヨシヒコ
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鬼灯様
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アインズ・ウール・ゴウン
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シャドウ(影の実力者)
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エボルト
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篠ノ之束
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ルフィ(風船で飛んできた)
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エスデス(アカメが斬る)
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フリーレン
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リムル
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サーヴァントの誰か(活動報告で入力)
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東方キャラ(リクは活動報告へ)
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その他(活動報告でリクエスト受付)