Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する   作:天元突破クローズエボルハザード

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今回は攻略後の授与式からです!
後編はオリジナル展開なので、原作重視の方々は次の話は飛ばしてもらっても構いません。
後、タイトルは"華衛士F8ABA6ジサリス"から文字ってみました。またもやか!おのれ、ディケイドォォォ!!(興奮)


00:31(前編)/あばかれる真じつ

ハジメ「いや~、凄かったよシア。最後の一撃、とってもかっこよかった!」

ユエ「……ん、よく頑張りました。」

シア「えへへ、有難うございます。」

 

辺りにもうもうと粉塵が舞い、地面には放射状のヒビが幾筋も刻まれている。

激突した浮遊ブロックが大きなクレータを作っており、その上に胸部から漆黒の杭を生やした巨大なゴーレムが横たわっていた。

そのミレディinゴーレムの上で俺とユエは、ドリュッケンを支えにしてゼハァゼハァと息を荒げるシアを称賛し、それに対しシアは、疲れた表情を見せながらもはにかんだ。

 

実際、つい最近まで、争いとは無縁だったとは思えない活躍だった。

やはりと言うかなんというか、恋する乙女は無敵だと思う。

深く強いその願いが、シアの潜在能力と相まって七大迷宮最大の試練と正面から渡り合わせ、止めを刺すというこれ以上ない成果を生み出したのだろう。

 

まぁ、俺自身、あの場でなら一人でトドメはさせたが、それではただ一人で突っ走っているだけだしなぁ。

それではいざと言う時に、2人がどう動けばよいかがわからないだろう。この旅は、俺一人だけの旅じゃあない。

だから敢えて2人を頼りつつ、その実力を伸ばすのも良いだろうと思ったのだ。

それにトドメを任せた方が、シアにとっての自信にもなるしな。

 

ミレディ「あのぉ~、いい雰囲気で悪いんだけどぉ~、そろそろヤバイんで、ちょっといいかなぁ~?」

と、そんな俺達に、突如、声が掛けられた。それも物凄く聞き覚えのある声で。

その方向へ振り返ると、ミレディの眼に再び光が宿っていた。

ユエとシアは咄嗟に飛び退こうとするが、俺はそれを手で制する。何故かって?そりゃあ……

 

ハジメ「……試練は俺達の勝ち、でいいんだよな?」

ミレディ「うん、今は核の欠片に残った力で少しだけ話す時間をとっただけだよぉ~。

もう数分も持たないけど。」

つまり、そういうことだ。既にミレディは負けを認め、後は駄弁るだけなのだ。

その証拠に、ミレディの身体はピクリとも動いてないし、眼に宿った光は儚げに明滅を繰り返している。

 

ハジメ「じゃあ早速奥に案内して。そして神代魔法プリーズ。」

ミレディ「……君さぁ、せっかちだって言われない?それにミレディさんはもう――」

ハジメ「解放者本人が相手なのに、たった一度のクリアでなくなるような最終試練なんて、お前等が用意しているわけないだろ?」

ミレディ「……。」

それに、道中のウザい文が毎回変化しているのは、本人が遠隔操作で入力しているだけだろうし。

 

ミレディ「……何時から気づいていたの?」

ハジメ「割と最初から。後、スタートの場所に刻んでおいた文が無くなってたから、確信に変わった。

というか、あのトラップは悪質すぎるだろ。」

ミレディ「部屋を無理やり移動させた人が言っちゃうかなぁ!?」

確かにそれは御尤もだった。

 

ミレディ「はぁ……もういいや。今から移動させるから、私の右にあるブロックにみんな乗って。」

ハジメ「あぁ、俺も聞きたいことが山ほどあるしな。本人に聞いた方が早いことが殆どだし。」

ミレディ「……例えば?」

その質問の内容に興味を持ったのか、ミレディが聞いてきたので、少し考えた後で答えた。

 

ハジメ「……"無機的な物質に干渉する魔法"について、知りたい。」

ミレディ「ッ!?どうしてそれを!?」

驚愕の表情を浮かべるミレディ、やはり知っていたのか。

 

ハジメ「特別な情報網を使ってな、アレへの対策について調べていたら引っかかった。

その検索途中に判明したことも一応共有しておきたい。」

ミレディ「……分かった、こっちで待ってるから早く聞かせて。」

その言葉に頷き、俺はミレディの右隣にあったブロックに飛び乗る。

話についていけてなかったユエとシアも、俺が呼びかけるとハッとなり、急いで飛び乗った。

 

シア「わわっ、勝手に動いてますよ、これ。便利ですねぇ。」

するとその途端、足場の浮遊ブロックがスィーと動き出し、いつの間にか光を放っている壁の一角へと向かう。

10秒もかからず光る壁の前まで進むと、その手前5m程の場所でピタリと動きを止めた。

すると光る壁は、まるで見計らった様なタイミングで発光を薄れさせていき、スッと音も立てずに発光部分の壁だけが手前に抜き取られた。

奥には光沢のある白い壁で出来た通路が続いている。

 

俺達の乗る浮遊ブロックは、そのまま通路を滑る様に移動していく。

そうして進んだ先には、【オルクス大迷宮】にあったオスカーの住処へと続く扉に刻まれていた七つの文様と同じものが描かれた壁があった。

俺達が近づくと、やはりタイミングよく壁が横にスライドし奥へと誘う。

浮遊ブロックは止まる事無く壁の向こう側へと進んでいった。潜り抜けた壁の向こうには……

 


 

ミレディ「やっほー、さっきぶり!ミレディちゃんだよ!」

ちっこいミレディ・ゴーレムがいた。巨体版と異なり人間らしいデザインだ。

華奢なボディに乳白色の長いローブを身に纏い、ニコちゃんマークの白い仮面を付けている。

そんなミニ・ミレディは、語尾にキラッ!と星が瞬かせながら、こちらにやってくる。

 

ハジメ「それが本体だったのか……てっきりメイド型ゴーレムかと思っていたんだが。」

ミレディ「いやいや、何でメイド?それこそ威厳が無いじゃん。」

ハジメ「オスカーの隠れ家にあった、作りかけのメイドゴーレムがあったから。

多分、モデルはミレディなんじゃないかなぁって。」

ミレディ「オーちゃん!?」

まさかのカミングアウトに驚いたのか、ミレディは頭を抱えている。……これ、もしかしてもしかすると?

 

ユエ「……ハジメはそのメイドゴーレムを、修復してたけど?」

シア「えぇっ!?ハジメさんもメイド服が好きなんですか!?」

ハジメ「いやぁ、あれはただオスカーへの供養であって、他意は無いぞ?」

ユエ「……ホントに?」

ハジメ「ホントだって。」

いやまぁ、確かにロングスカートメイド服は良いと思うけれども。それはそれ、これはこれ!

 

ハジメ「おっと、忘れるところだった。先ずは神代魔法だ。ミレディ、早速だが頼む。」

ミレディ「えぇ~……気になり過ぎることもあるけど、まぁいいや。そこに立って。」

そう言って、ミレディもようやく魔法陣を起動させ始め、俺達もその魔法陣の中に入る。

今回は試練をクリアしたことをミレディ本人が知っているので、オルクス大迷宮の時のような記憶を探るプロセスは無く、直接脳に神代魔法の知識や使用方法が刻まれていく。

俺とユエは経験済みなので特に何もなかったが、シアは初めての経験にビクンッと体を跳ねさせていた。

 

ハジメ「……やっぱり、重力操作の魔法か。」

ミレディ「ピンポ~ン!ミレディちゃんの魔法は重力魔法。

上手く使ってね~、と言っても、ウサギちゃんは適性ないからねぇ~。それもびっくりするレベルで!

出来ても、体重の増減位かな?」

ハジメ「上げて落とすのやめい。」

 

ミレディの容赦ない告白に、シアは打ちひしがれていた。

まぁ、そりゃあせっかくの神代魔法を適性なしと断じられ、使えたとしても体重を増減出来るだけ。

ガッカリ感が凄まじいだろうなぁ。まぁ、戦闘スタイルによっては使いようがありそうだが。

とはいえ、使い過ぎると感覚が鈍りそうなので要注意だろう。

 

ミレディ「金髪ちゃんは適性ばっちりだね。修練すれば十全に使いこなせるようになるよ。

君は……金髪ちゃん以上だね。既に使いこなしかけている様だし。」

ハジメ「あ~……確かに、ブラックホールとか作れるしな。後、少しのベクトル操作も。」

そう考えると、ライダーの力って思ってた以上にチートだなぁ、と改めて実感させられた。

 

ミレディ「いやいや、星ごと飲み込むブラックホールとか、ミレディさんでも無理だからね!?

それが出来るとか、強すぎない!?」

ハジメ「それはそうだが……あのマグマ操作も重力魔法なのか?あれは流石に出来そうにないんだが……。」

と、気になったことについて、質問しようと思っていると、ユエが何故か自分の胸に手を当てていた。

 

ユエ「……。」

ミレディ「……そこの金髪の君、胸周りに重力をかけても大きくはならないよ。」

ユエ「……。」

ミレディ「やめてよ、そんな顔でこっち見るの。ミレディさんもそうだったから、わかるんだよ。

だから深淵みたいな目を向けないで。」

物凄くショックを受けたような目で、ミレディを見詰めているユエ。てかそうだったって……。

いや、これ以上の詮索は止そう。

 

ミレディ「次にこれだね、流石に全部は渡せないけど珍しい鉱石とかあげるね。」

ハジメ「それだけでも十分だよ、というか維持に必要なものまで渡せとか強盗じゃあるまいし。」

ミレディ「そう思うのなら、騎士ゴーレムの関節とかは返してほしいなぁ……。」

 

そう言って苦笑いしながらも、ミレディは大量の鉱石類を出現させる。恐らく、"宝物庫"だろう。

というか、一応過去の偉人だし俺だって敬意位払うんだけど?

まぁ、騎士ゴーレムから剝ぎ取った部品は返してあげるけれども。

 

ミレディ「そしてこれが、攻略の証だよ。」

そして、懐から取り出された一つの指輪を、こちらに投げ渡した。

上下の楕円を一本の杭が貫いているデザインだ。これで、2つ目だな。

 

ハジメ「さて、貰えるものは貰ったし、今度は情報の共有だな。」

ミレディ「そうだね、君の聞きたいことも聞かせてもらおっか。」

と言うわけで、質問タイムに入る。その前に、だ。

 

ハジメ「……一つだけ、注意しておいてほしい。ミレディだけじゃない、ユエとシアも、だ。」

ユエ「?私達も?」

シア「注意って何をですか?」

その言葉に、2人は首を傾げる。まぁ、それだけではわからないだろう。

 

ハジメ「今から俺が話す内容には、今までの常識が揺らぐような真実があるかもしれないってことだ。」

ミレディ「!そんなに凄い情報なの?」

ハジメ「あぁ、最初に知った時は驚いた情報ばかりだ。正直、内容によっては話すのを躊躇う程だ。

もしそれを知るのが怖いのなら、無理に聞くつもりはない。だから最後に聞く、覚悟は良いか?」

俺がそう聞くと、3人共少し考えた後、深く頷いた。

 

ハジメ「オーケー、知った以上後戻りはできないからな。いくぞ。」

そうして俺は、話し始めた。この世界の歴史――ミレディ達が知らない間の歴史を。

人間族以外の種族の成り立ちの真実を。そして、神代魔法のルーツについて。




今回はここまでです。次回は地球の本棚による知力チートが火を噴きます!
そして、意外なキャラがまさかの登場!?こうご期待を!

因みに、最近のうp主にとっての衝撃の真実は、遠藤君の前世が8男の男爵で自称ブラザーの多い呪術師だったことでしたww
後、その時の彼のお兄さんはハジメさんでした。運命って不思議ですよね(笑)

アンケートその1の結果以外で、追加で登場させてほしいキャラは?

  • ボボボーボ・ボーボボ
  • 五条悟
  • ディアボロ(黄金の風)
  • 銀さん
  • ブロリー
  • ユウキ(SAO)
  • カービィ
  • ヨシヒコ
  • 鬼灯様
  • アインズ・ウール・ゴウン
  • シャドウ(影の実力者)
  • エボルト
  • 篠ノ之束
  • ルフィ(風船で飛んできた)
  • エスデス(アカメが斬る)
  • フリーレン
  • リムル
  • サーヴァントの誰か(活動報告で入力)
  • 東方キャラ(リクは活動報告へ)
  • その他(活動報告でリクエスト受付)
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