Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
後、今回のタイトルはビルドが元ネタです。
ハウリア一同『お帰りなさいませ、My Lord!!』
ハジメ「……。」
シア「うわぁ……。」
ユエ「……大袈裟。」
ブルックで休息をとって3日後、1週間ぶりの樹海に帰還してみれば、ハウリア達が一堂に集結してお出迎えしてきた。
しかも、戦闘の爪痕らしき傷跡が周りの木々にもついているし……やっぱ、俺達がいない間に何かあったのか?
ハジメ「取り敢えずお前等、俺達がいない間に何かあったか報告しろ。」
パル「了解であります!あれは陛下と奥方様が、姉御と共に樹海を発ってから2日後のことです。」
話の内容をダイジェストで纏めるとこうだった。
――ハジメ達が樹海を発って2日後
???「それは本当か!?」
???「あぁ、翼人族の話によれば、例の男は忌み子を連れてこの樹海を出たとの報告があったと。」
???「……そうか、それは良いことを聞いた。」
フェアベルゲンの中にある一室、そこでは何やら怪しい計画が動き出そうとしていた。
???「この好機を逃すわけにはいかん!直ぐに熊人族の奴等にも連絡を取れ!時は満ちた、と!」
???「おう!他の長老衆への言い分はどうする!?」
???「魔物にでも食われたとでも言っておけ!どうせ罪人の一族が死んだところで、奴にもどうにもできまい!」
そう叫ぶ大柄の獣人は、自らの得物を手に取り、ハウリアへの襲撃を進めようとしていた。
――その一部始終を、
その翌日、虎人族と熊人族の若者達が、ハウリアの居住地へと進軍していた。
長老衆は彼等を止めようと呼びかけたが、相手が人間と忌み子の一族と知ると、彼等は聞く耳も持たずに行ってしまった。
特に2種族の長老を慕っていた者達は、憎き人間とその者と忌み子を擁護したハウリアへの報復に息巻いていた。
流石に全員を動員は出来なかったものの、それでも100人近い数だ。
先ずは貧弱なハウリア達を潰し、それを持って次はお前達だと、脅迫を試みることを考えていた。
しかし、彼等は知らなかった。
既にハウリア達は、彼等どころか樹海の魔物ですら凌駕する力を手にしていたことを。
弱腰な精神は既に消え去り、速やかに敵を排除しつつ、音もなく立ち去る影の暗殺者になっていたことを。
ハウリアのテリトリーに入った時点で、キルゾーン入りして既に詰んでいたことを。その結果……
???「こ、こんなことが……!?」
堪らず絶叫を上げる熊人族のレギン。それも当然だろう。
相手は、亜人族の中でも底辺という評価を受けていたはずの兎人族。
最強種の一角に数えられる程戦闘に長けた自分達熊人族と、それに次ぐ戦闘力を誇る虎人族の連合軍が、あっという間に蹂躙されてしまったのだから。
奇襲しようとしていた相手に逆に奇襲され、仕掛けられていた罠にはまる者。
接近戦を仕掛けるも、何かの武術でぶん投げられて返り討ちに遭う者。
どこからともなく飛来してきた、正確無比な弓や石礫によって気絶させられる者。
認識を狂わされ、謝って仲間を攻撃してしまう者。その者も動揺している間に、意識を刈り取られていく。
しかも武器には麻痺毒があるせいか、浅い傷の者でも暫く動けなかった。
たとえ動けたとしても、おぼつかない足取りのせいでまた直ぐに捕まってしまう。
何かの悪い夢だと、幻覚の一種だと信じたくなった。
が、そう思いたくとも、縛られた縄の痛みが、思考を現実に引き戻す。
ハウリアは亜人族の中でも格下のはずだった。それが今はどうだ。
あり得ない程の強さを得た上に、見たことも無い武器、認識を狂わせる巧みな気配の断ち方、高度な連携、そして静かにかつ自然に刃を振るいながらも微笑みを絶やさない。
それら全てが、何とも言えない恐ろしさを感じさせていた。
元々、兎人族は他の亜人族に比べて低スペックだ。
しかし、争いを避けつつ生き残るために磨かれた危機察知能力と隠密能力は群を抜いている。
何せ、それだけで生き延びてきたのだから。
そして、敵の存在をいち早く察知し、気づかれないよう奇襲できるという点で、彼等は実に暗殺者向きの能力をもった種族であると言えるのだ。
ただ、生来の性分が、これらの利点を全て潰していた。
しかし、ハジメによって極限にまで鋭く鍛え上げられた刃は、彼等の闘争本能を呼び起こし、相手を傷つけることに忌避感も動揺も感じさせない暗殺マシーンとしての一面を育てつつも、何のために強くなりたいかという信念を根付かせ、強さに溺れることを良しとしない誇りを身につけた。
躊躇いのない攻撃性と、一族全体を家族と称する絆の強さを活かした連携、卓越した気配の強弱の調整。
それに加えて、魔物肉によって得た魔力操作と固有技能、ハジメ謹製のアーティファクトまであるのだ。
力も知恵も心も、ハウリアには全て揃っている。そんな彼等相手では、ただの獣人では太刀打ちできないだろう。
全員が常備している小太刀二刀は、タウル鉱石を使ったもので、衝撃に強い上に極薄の刃は軽く触れるだけで皮膚を裂く。
他にも同様の投擲用苦無や手裏剣、奈落の底の蜘蛛型の魔物から採取した伸縮性・強度共に抜群の糸を利用したスリングショットにクロスボウ、近接専用の鎖鎌や閃光玉と、興が乗ったハジメが勢いで作ったものばかりだ。
ハウリア族の中でも未だ小さい子達に近接戦は厳しいが、子供でも先天的に備わっている索敵能力を使った霧の向こう側からの狙撃は、ハジメをして感心させた程だ。
パルこと必滅のバルトフェルド君など、すっかりクロスボウによる狙撃に惚れ込み、一端のスナイパー気取りである。
因みに、彼の最近の決めセリフは「……ターゲット、テイク」。"必滅"の二つ名は、彼の自称だ。
最初は「狙い撃つぜ!」にしようとしたが、ハジメさんが止めさせた。すごく不満そうだった。
カム「さぁ、どうする?このまま無様に突き返され、長老衆に貸しを作らせるか?
それとも、負けを認めて二度とこちらに危害を加えないと誓うか?我等はどちらでも構わんがな?
どちらも断った場合は、敵対勢力がなくなるまで蹂躙すればよい話なのだから。」
と、そんなわけで、パニック状態に陥っている虎人熊人連合軍では、今のハウリア族に抗することなど出来る訳もなく、瞬く間にその数を減らし、8割が無力化させられていた。
そこで族長のカムは、これ以上の追撃は無暗に資源を消費するだけと考え、彼等に2つの決断を迫った。
前者は、ハジメの言った通り、奴等に貸しを作らせてから送り返すこと。
後者は、敢えて誓わせることで、「次はない」と警告し、再発防止を行わせること。
どちらにしろ、2種族の敗北には変わりないが、そのどちらも拒むのであれば、どちらも行わせてしまえばいいと言うのが、カム達の考えだった。
一方、提案を告げられたレギン等連合軍はと言うと……既に全員、満身創痍だった。
何とか抗戦しようとしたものの、武器を支えに何とか立っている現状からして、碌に反撃も出来ていなかった。
連携と絶妙な援護射撃を利用した波状攻撃に休む間もなく、残りの全員は肩で息をしている。
一箇所に固まり大木を背後にして追い込まれ、周りには首狩り兎が武器を構えている。
中には既に心が折られたのか頭を抱えてプルプルと震えている者もいる。
大柄で毛むくじゃらの男が「もうイジメないで?」と涙目で訴える姿は……物凄くシュールだ。
が、流石にハウリアの強さに冷や水を浴びせかけられたのか、今は生き残ることを優先しなければならないという責任感から正気に戻ったのか、レギンがその者達を代表して返答を告げた。
レギン「……わかった、我等の敗北を認める。お前達には二度と手出ししないと、今ここで誓おう。」
「なっ、レギン殿!?」
「レギン殿!それはっ……!」
その言葉に他の者達は、途端にざわつき始める。
カム「……良かろう、だがその誓いを反故にしてみろ。
貴様等が不意打ちを仕掛けようとも、我等はそれすらも利用して返り討ちにしてやると。
それが出来るほどの実力が、我々にはあることを忘れるな。その時は……」
一旦、言葉を切るカム。それと同時に、あっという間にレギンの目の前まで近づき、刃を突き付ける。
カム「フェアベルゲンから兎人族以外が消え去ることも、覚悟しておけ。」
その言葉と共に放たれるプレッシャーは、有無を言わさない迫力があった。
圧倒的な実力の違い、それを感じたレギン等は反抗する気力もないようで悄然と項垂れて帰路についた。
若者が中心だったことも素直に敗北を受け入れた原因だろう。
レギンも、もうフェアベルゲンで幅を利かせることはできないだろう。一生日陰者扱いの可能性が高い。
だが、理不尽に命を狙ったのだから、むしろ軽い罰である。
パル「……というわけで、我等は確かにこの地を死守しました!」
ハジメ「おう、思ってた以上の成果だな。皆、よくやったな。」
報告を聞くからに、樹海の陣地は無事そうだ。
が、念には念を入れておこうと思い、後で長老衆に誓約書を書かせたのであった。
まだ樹海までは行けそうにないですねぇ……さて、次回はいきなり神山です。
ハジメさんによる過去の教会撃破RTA、はっじまっるよー!
アンケートその1の結果以外で、追加で登場させてほしいキャラは?
-
ボボボーボ・ボーボボ
-
五条悟
-
ディアボロ(黄金の風)
-
銀さん
-
ブロリー
-
ユウキ(SAO)
-
カービィ
-
ヨシヒコ
-
鬼灯様
-
アインズ・ウール・ゴウン
-
シャドウ(影の実力者)
-
エボルト
-
篠ノ之束
-
ルフィ(風船で飛んできた)
-
エスデス(アカメが斬る)
-
フリーレン
-
リムル
-
サーヴァントの誰か(活動報告で入力)
-
東方キャラ(リクは活動報告へ)
-
その他(活動報告でリクエスト受付)