Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
タイトルからでもわかるとは思いますが……さて、誰との再会なのでしょうねぇ?
そして、潜む者の正体とは一体!?それでは、どうぞ!
ハジメ「さて、そろそろ連絡入れないとな……。」
例の実験から少し経ち、大樹までの道が晴れる予定が3日後に迫っていた。
なので少しだけ時間はありそうだから、香織達に連絡用のアイテムを色々渡しておくことにした。
暫くは大迷宮巡りで大変になりそうだしな……。
ユエ「……ハジメ、昔の女に会いに行く?」
ハジメ「人聞きの悪い言い方辞めてくれる!?」
シア「えぇっ!?、ハジメさん、他にも女性がいるんですかぁ!?私はいったい何番目の女なんですかぁ~。」
ハジメ「……一度、俺に対するイメージについて話し合った方がいいよね?」
とまぁ、2人の説得に結構時間を喰ったものの、どうにかホルアドに潜入できた。
方法は以前の王都潜入同様、今回はフードと杖を使った仮面魔導師スタイルだ。
ハジメ「宿は以前の場所だとは思うが……今は迷宮か?」
そう言えば、何故香織は俺の部屋を知っていたのだろうか……いや、今はそれより部屋の場所だ。
流石に直接渡すには憚れるし、かと言って適当な部屋に放り込んでろくでもない奴に奪われるといやだし。
……仕方がない、こんな時の為に残しておいたメッセージ付ゴチゾウを置いておくか。
後は、待ち合わせ時間通りの場所で待っていれば良いか。
ゴチゾウについては香織達しか知らないから、すぐに気づいてくれるだろう。
ハジメ「……ん?」
一瞬、何か視線を感じたような……気のせいか?とにかく早く戻らないと……。
そう思った俺は、さっさとその場を後にするのであった。
???(……さっきのやつ、何で俺達の宿を見てたんだ?それに、あいつに似たやつを取り出していたような……?)
そんなハジメの一連の行動を、偶然にも見ていた男がいたことを、誰も知らなかった。
???(……とりあえず、拾っとくか。なんか、用がありそうだったし。)
そして偶然の行動でハジメにとっての幸運を運んでくる、陰の実力者であることも、誰も知る由もなかった。
香織「後4分の1で、ハジメ君の言ってた大迷宮だね。」
雫「そうね、ここから更に迷宮の構造も変わってくるはずよ。気を引き締めないと。」
そしてハジメがホルアドを後にしている頃、75層の攻略を終えた香織達は宿に帰ってきていた。
漸く折り返し地点についたことから、次の階層に備えて休息をとることにしていたのだ。
ふわマロゴチゾウ「~~!」
香織「!またゴチゾウちゃんだ!」
雫「あれは……マシュマロかしら?」
すると、ちょうど二人きりの時にゴチゾウがやってきた。送り主は当然、ハジメさんだ。
二人は早速ゴチゾウを連れて部屋に戻ると、周りに誰もいないことを確認して映像を再生した。
ハジメ『唐突ですまないが今夜、近くの岩場に来てくれ。俺の後ろにある、このとんがり岩の下で落ち合おう。
もし、今夜が無理ならギルドの近くにゴチゾウを隠しておいてくれ。そうしたら早急に返事を送るよ。』
雫「落ち合おうって……もしかして、近くにいるの!?」
香織「えぇっ!?ハジメ君、ホルアドに来てるの!?」
雫「ちょっ!?香織、しーっ!」
あまりの内容に思わず驚き、声を上げてしまう二人。しかし、今は王宮ではなく宿の一室。
誰が聞き耳を立てているかもわからないので、さっと口を噤む二人。
そして夜、こっそり宿を抜けて、指定された場所へと向かった。そこには……
ハジメ「やっ、久しぶり。」
香織にとっては待ち焦がれていた想い人――南雲ハジメが待ち受けていた。
香織「ハジメ君……!」
あの後、メッセージ通りにとんがり岩の下で一晩の間待っていると、香織と雫が来てくれた。
どうやら、無事にメッセージは届いたようだ。
雫「本当に……ハジメ君なの?」
ハジメ「あぁ、この通り俺は超元気だよ。現に、神代魔法も3つも手に入れたしな。」
なんなら、この後樹海で4つ目もゲットするつもりだ。
香織「ハジメぐん……生きででくれで、グスッ、ありがどうッ。
あの時、守れなぐて……ひっく……ゴメンねッ……グスッ。」
と、そんな俺の姿を見て、香織が涙をホロホロ零し始めた。
……まぁ、映像越しに生存確認できたとはいえ、やっぱり心配させちまったよなぁ。
ギュッ
香織「!」
ハジメ「この通り、俺は大丈夫だよ。これは絶対、
そう言って香織を抱きしめると、そのまま胸元でワッと泣き出した。
孤児院でのガキ共を思い出すなぁ……なんて思いながら、優しく香織を撫でてあげた。
雫もまるでお母さんの様な……いえ、なんでもありません。
ガシィッ
ハジメ「……えっと、香織さん?」
香織「……他の女の、匂いがする。」
ハジメ「!?」
わ、忘れてた……!
ハジメ「えっと……それについては、話すと色々長くなるから、その……。」
思わずしどろもどろになってしまう。というか、助けてください雫さん。
さっき、オカンみたいなんて言ったこと土下座して謝るからぁ!おねがぁい!
雫「落ち着きなさい、香織。
ハジメ君が直接会いに来てくれたってことは、何か重要な用事があるって事でしょう?」
香織「そ、それは……。」
た、助かった……。
ハジメ「まぁ、それは時間をおいて話すよ。今日は、ガヴフォンの改良に来たんだ。」
雫「改良って……何かあったの?」
ハジメ「いいから、ホラ。ちょっと貸してみ?」
そうして雫からガヴフォンを受けとると、早速魂魄魔法による改良型念話石を組み込んだ。
ハジメ「……よし、これで俺がホルアドの近くにいるときは、会話ができるようになったな。」
香織「会話って……え!?これ、本当に携帯みたいに使えるの?」
ハジメ「あぁ、通信距離の問題解決には、他の神代魔法も必要になるけどな。遅くなった詫びの品だよ。」
コイツを思いついたのは、つい先日。
神山に行く前に受け取ったメッセージで、香織達が迷宮攻略でホルアドにいる以上、ゴチゾウを転送する場所がないのはわかっていた。
なので、このままゴチゾウ通信を続けるのは厳しいと思い、急遽この方法を思いついた。
原理は簡単、"高速魔力回復"を付与した魔力タンク用の鉱石を生成魔法で作り出し、念話石とその鉱石の間に"魔力放射"を付与した鉱石を挟み込むことで、常に貯めた魔力を放出させて発動を可能としている。
勿論、流石に常時発動は難しいので、発動用魔法陣を敢えて一部欠けた状態にし、スライド式のスイッチを動かすことで欠けた魔法陣が完全となって起動するシステムにした。
出来れば、ステータスプレートの血に反応する機能を盛り込んで、使用者の血にしか反応しないようにしたかったが……機能を盛り込み過ぎると、嵩張って逆に怪しまれるからなぁ。
必ずしも機能美だけを重視するべきではなく、時には造形に関しても拘る時があるのだ。
ハジメ「とまぁ、これで俺がホルアドの近くや隠れ家に来た時には、安心して連絡ができるってわけさ。
だから次の迷宮を攻略し次第、そっちにも連絡がしやすくなるよう時間を作るよ。」
香織「そっかぁ……なんだか秘密の通話みたいでいいよね。」
……ベッドに潜り込んで寝たふりしながらの通話が、恋人っぽいって聞いたからかな?
ハジメ「!そろそろ時間的にも怪しまれるだろう。詳細については、それを使って話そう。」
雫「そうね、戻りましょう香織。ハジメ君の生存は秘密にしておかないと。」
そう言って雫が香織を引っ張っていくと、香織は願うような視線をこちらに向けてきた。
香織「……また、会いに来てくれる?」
ハジメ「……勿論さ。ホルアド近くに寄った時や、時間が空いている時に、必ず会いに行く。」
そう答えると、香織は花が咲いたような笑みを浮かべて頷き、雫と共に踵を返して戻っていった。
ハジメ「……やっべぇ、香織のヤンデレが再発し始めてらぁ。時間を空けすぎたか?」
折角薫子さんを説得して、清純派ヒロインの道を歩ませようと努力してきたのに……また一からやり直しか?
実はさっき、肩を掴まれた際もちょっと怖かったのは秘密だ。
そんなこんなで、俺は再び樹海へと戻るのであった。
???「……ハジメが、生きてた?」
この時、ハジメは知らなかった。ハジメの生存を確認したクラスメイトが、もう一人いたことを。
そして彼が、ゴチゾウを宿に届けたことも、誰一人気づく者はいなかった。
何故なら彼は……
そして当日。カム達の先導を受け、深い霧の中を俺達は進んでいった。
先頭をカムに任せ、これも訓練とハウリア達は周囲に散らばって索敵をしている。
油断大敵を骨身に刻まれているので、全員その表情は真剣そのものである。
その間のユエとシアの和気藹々と雑談をBGMに進む事少し、遂に大樹の下へ辿り着いた。
ハジメ「これは……?」
そして、俺は目の前の光景に驚き半分、困惑半分といった感じの声を上げた。
ユエも、予想が外れたのか微妙な表情だ。
実は大樹については、フェアベルゲンで見た木々のスケールが大きいバージョンを想像していたのだ。
つまり、荘厳で威容に満ちた姿をイメージしていたのだが……実際の大樹は、見事に枯れていた。
大きさに関しては想像通り、否、想像を越して途轍もない。
直径は目算では測り難い程大きいが、直径50mはあるのではないだろうか。
明らかに周囲の木々とは異なる異様だ。
周りの木々が青々とした葉を盛大に広げているのにもかかわらず、大樹だけが枯れ木となっているのである。
カム「大樹は、フェアベルゲン建国前から枯れているそうです。しかし、朽ちる事は無い。
枯れたまま変化無く、ずっとあるそうです。
周囲の霧の性質と大樹の枯れながらも朽ちないという点からいつしか神聖視される様になりました。
まぁそれだけなので、言ってみれば観光名所みたいなものですが……。」
その疑問に、カムが解説を入れる。それを聞きながら、俺は大樹の根元まで歩み寄る。
ハジメ「ふむ、これが例の石板か……って、うん?」
ユエ「……これ、オルクスの時と、同じ文様?」
シア「こっちはライセンですね……ハジメさん、神山のは?」
ハジメ「……あぁ、確かにある。これは怪しいな。」
根元には、アルフレリックが言っていた通り石板が建てられていた。
しかも、七角形とその頂点の位置に七つの文様――解放者の証の文様が刻まれていた。
ハジメ「あっ、裏に何か窪みがある。ここにはめ込むとか?」
暫く石板を観察していると、石板の裏側に七つの文様に対応する様に小さな窪みが開いていた。
早速、手持ちの証3つを窪みにはめ込んでみると……石板が淡く輝きだした。
何事かと、周囲を見張っていたハウリア族も集まってきた。
暫く、輝く石板を見ていると次第に光が収まり、代わりに何やら文字が浮き出始める。
そこにはこう書かれていた。
"四つの証"
"再生の力"
"紡がれた絆の道標"
"全てを有する者に新たな試練の道は開かれるだろう"
ハジメ「おいおい……まだ一つ足りない上に、魔法指定かよ。」
ユエ「……ん、再生の神代魔法が必要。」
シア「紡がれた絆の道標は、亜人の案内人を得られるかどうかじゃないでしょうか?
亜人は基本的に樹海から出ませんし、ハジメさん達みたいに、亜人に樹海を案内して貰える事なんて例外中の例外ですし。」
成程……じゃあ、もう暫くは挑むことは出来なさそうだな。
ハジメ「仕方がない、グリューエン大火山とメルジーネ海底遺跡から攻略しよう。
どうせ他の神代魔法も必要になってくるだろうし。」
ユエ「んっ。」
シア「はいっ。」
ハジメ「つーわけで、だ。俺達は先に他の大迷宮の攻略を目指す事にする。
大樹の下へ案内するまで守るという約束もこれで履行されたし、フェアベルゲンの庇護無しでもこの樹海で十分に生きていける程の強さを身に着けたわけだが……
これからお前達はどうする?」
そう言ってカム達を見やる。既に留守を守るという約束も守ってもらったわけだしな。
カム「……では、僭越ながら申し上げます。我々に、大樹までの道を守護させていただけないでしょうか?」
ハジメ「……ほぅ、大きく出たな?最悪、同胞どころか魔人族も相手にするぞ?これまでの奴等とは、訳が違う。
それでも良いか?」
正直助かるが……まさか自分から言い出してくるとは。
カム「何を弱気なことを、陛下に比べれば奴等等塵芥に等しいでしょう。
先日も奴等の親玉に奇襲を仕掛けたと、ご活躍を……。」
ハジメ「待て、それ何処情報だ!?」
お前等、いつ樹海から出たんだよ!?
シア「ごめんなさい、私達が話しちゃいました。」
ユエ「……ん、すっきりしたからつい。」
まさかのカミングアウトに思わず頭を抱える。……仕方がない、これも必要な犠牲か。
ハジメ「ならば、改めて言おう。この地を任せるぞ、我が精鋭たちよ。」
俺がそう言うと、ハウリア一同は目に涙を浮かべ、声を震わせながらも宣言した。
ハウリア'S『我等ハウリア族一同、謹んで拝命致します!!!!!』
と、そんな訳で俺達は再び樹海を後にするのであった。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
前半は香織と雫との秘密の再会でした。
実はこれ、会わずにアーティファクトだけ送る展開案で最初は進めるつもりでしたが、急遽筆が方向転換しだしたので、今回のようになりました。
元々、折角魂魄魔法を手に入れたので、それを基に通信できるようなアーティファクトを送るつもりでしたし、ゴチゾウ通信だとタイミングが合わなくなってしまいそうなので、どちらにしろアーティファクトは香織達の所に届きます。
潜む者の正体?さて、なにゲートさんでしょうかね?
カム達が樹海の守護をするのは原作通りなので大丈夫ですね。
次回で第2章"シアとの出会い~ライセン攻略編"は終了です。お楽しみに!
アンケートその1の結果以外で、追加で登場させてほしいキャラは?
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ボボボーボ・ボーボボ
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五条悟
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ディアボロ(黄金の風)
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銀さん
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ブロリー
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ユウキ(SAO)
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カービィ
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ヨシヒコ
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鬼灯様
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アインズ・ウール・ゴウン
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シャドウ(影の実力者)
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エボルト
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篠ノ之束
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ルフィ(風船で飛んできた)
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エスデス(アカメが斬る)
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フリーレン
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リムル
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サーヴァントの誰か(活動報告で入力)
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東方キャラ(リクは活動報告へ)
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その他(活動報告でリクエスト受付)