Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する 作:天元突破クローズエボルハザード
多分書籍版を購入した方々であれば、このお話は知っている方もいらっしゃるでしょうが、後半は会話文や展開も少し本作風にアレンジしていますので、温かい目で見守っていただけると幸いです。
それでは、どうぞ!
深い霧の漂う森の中、小さな人影が一心不乱に動いていた。
白い霧に同化するような青みがかかった白い髪が、霧を攪拌しながら走りに合わせてフワフワと靡いているが、本人の心情はそんなフワフワとは無縁の、寧ろ悲しさに満ちたものの様で、「グスッ、ヒグッ」と走りながら泣きべそを掻いている。
人々が魔境の一つに数える【ハルツィナ樹海】で、見た目5、6歳の幼子が一人で容易に走り回れば、瞬く間に迷子となって、最終的には魔物の餌食になることは想像に難くない。
しかし、その心配は、この幼子においては必要なかった。
というのも、悲しみを表すようにペタリと萎れているため分かりにくいが、霧に隠れる幼子の頭には立派なモフモフのウサミミがついているのだ。
幼子は、この樹海を故郷とする亜人種族の一つ――兎人族なのである。
兎人族は、亜人族の中でも最弱として有名ではあるが、代わりに危機察知能力や気配操作能力は随一だ。
それは幼子であっても変わらない。
彼、彼女たちのウサミミから逃れられる相手などそうはいないのである。
まして、この幼子は他の兎人族にはない特異な能力があった。
なので、二重の意味で、幼子が集落に近いこの場所で、死の危険にさらされる可能性は著しく低いのである。
結果、幼いウサミミ少女は泣きべそを掻いたまま、無事に自分の集落までたどり着いた。
濃霧が晴れて、近隣の他の種族や同じ兎人族の別集落でも珍しいくらい立派な木の柵が現れる。
容易には中の様子を窺えないくらい、ピッタリと密着して作られた木の柵は、高さも3m近くある。
基本的には逃げるか隠れるしか選択肢を持たない兎人族は、己にしろ集落にしろ防御力というものに重きを置かない。
逃げる時間さえ稼げればよく、また集落の中から外の状況を確認できるようにするためにも、割と隙間の多いざっくりした柵を作るのが普通だ。
なので、普通に考えれば、ちょっと異常と言ってもいいくらい立派過ぎる柵だった。
一見すれば防御に重きを置いているように見えるが、実は板状にした木を敷き詰めているだけで大した防御力を持っていないという点も異常だ。
そう、まるで、中を覗かれないようにすることにこそ重点を置いたような……そんな不自然な作りだった。
そんなよく見れば不自然すぎる集落の柵をぐるりと回って入口から中へ駆け込む幼いウサミミ少女。
途中、門番役をしていたウサミミのおっさんがなにか言っていたが、ウサミミ少女は気がつかない。
他にも途中、声をかけてくる集落の人達の声も振り切って、ウサミミ少女は自分の家へ飛び込んだ。
???「あら……どうしちゃったの、シア。そんなにウサミミを萎れさせて。」
幼いウサミミ少女――改め、5歳のシアに、そう言ってパタパタと部屋の奥から出てきたのは兎人族特有の濃紺の髪を長く伸ばした、優しげで儚げだが、どこか兎人族には似つかわしくない強い意志を感じさせる目を持った美しい女性だった。
ちびシア「かあさまぁっ!!」
泣きべそを搔いていたシアは、その女性――母親であるモナ・ハウリアの姿を確認した瞬間、ブワッと涙や鼻水を溢れさせて、5歳とは思えない踏み込みと共にその胸元へ飛び込んだ。
抱きついた瞬間、「ぐぇっ……」と女性にあるまじき呻き声が聞こえた気がしたが、シアは構わず涙と鼻水をモナの胸元に擦りつける。
兎人族の民族衣装は、割と露出が多い。女性の場合、水着のような上半身と短いスカートがデフォルトだ。
余り衣服を着込むと、逃亡に支障を来たしかねないというのと、衣擦れの音が隠密の阻害になるという理由からだ。
樹海は濃霧のせいか一年中気温が変わらないし、身一つで逃げ出すことから衣服など多く持っていても仕方ないのである。
故に、モナの豊満な双丘の谷間は、瞬く間に娘の涙やら鼻水やら涎やらで大変なことになってしまった。
といっても、「ふぇえええ〜」と泣き声を上げる小さな娘のそれに嫌な思いなど湧くわけもなく、むしろ最初の突撃でダメージを受けた鳩尾の痛みと、娘の頭を
若干、涙目になりながらも、モナはシアの背中をポンポンと優しく宥め、次第に落ち着いてきた愛娘になにがあったのかを尋ねる。
が、シアは答えず、逆に、ぐすっと鼻を鳴らしながら上目遣いにモナを見上げ、ポツリと心の内を零すように尋ねた。
ちびシア「かあさま……私は……魔物、ですか?化け物、ですか?」
モナ「……シア。」
幼子が口にするには酷い内容に、しかし、シアの特異性を誰だれより理解しているために、モナはおおよそなにがあったのかを察する。
シアの特異性――それは兎人族にはない淡青白色の髪だけでなく、亜人族全体として有り得ない"魔力の保持"及び"魔力の直接操作"、そして"固有魔法の行使"にある。
魔力保持を除いて、どれも、亜人族どころか人間族や魔人族ですら有り得ない、唯一魔物だけが持ち得る能力だ。
誰もが、種族の垣根すら越えて認識を共通とする嫌悪の対象だ。
だからこそ、ハウリア族は集落に内部が見えない柵を作った。
可能な限り、集落の中でのみシアを育て、他には決してその存在が露見しないように。
亜人族の国である【フェアベルゲン】にでも知られようものなら、シアは確実に処刑されてしまうだろうから。
もし、シアの生まれが亜人族一、家族愛の深い兎人族でなければ、きっと生まれたその日に処刑されていただろう。
ハウリア族だからこそ、多大な労力と危険を冒してでも、この年までシアは生きてこられたのだ。
だが、どれだけ大人が周囲に気を配っても、やはり幼い子が集落という狭い世界だけで満足できるはずもなく、「少しだけ」なんて思いで柵の外へ出てしまうのは無理もないことで……
モナ「シア……また、集落の外に出ていたのね?」
ちびシア「ぅ……ごめんなさい、かあさま。でも、でも……。」
ばつが悪そうに俯うつむくシアに、モナは苦笑いを浮かべる。
おそらく、度々、隠れて集落の外を探検していたシアを、目撃した者がいたのだろう。
濃霧は、亜人の感覚を狂わせはしないが、視覚の妨げになるという点では他の種族と変わらない。
そして、シア自身、外の世界への興味は尽きなくとも、自分の存在がハウリア族以外に知られれば、家族が迷惑を被るということは理解していることから、大人の兎人族より遥かに優れた身体能力と気配察知能力で人目は避けていた。
故に、シアの存在が完全に露見したということはないだろう。で、あるならば、シアが悲しむ理由は一つだ。
モナ「白い影が樹海に潜んでいる。追いかけても追いつけず、気が付けば幻のように消えている。
新手の魔物か、あるいは遥か昔より樹海に巣食う化け物か……な〜んて、噂話でも聞いたのかしら。
このよく聞こえるウサミミで。」
ちびシア「っ、かあさま……知っていたんですか?」
驚いたように目を見開くシアのウサミミをモフモフと弄りながら、モナは苦笑いと共に頷く。
モナが口にしたのは、少し前から同族達の間で囁かれていた小さな噂だ。
ちょっとした都市伝説のような、暇潰しのタネに使われる些細な話題である。
そんな話は、万年濃霧に包まれている樹海では枚挙に遑がないので、気にするほどのことでもない。
だが、初めてその噂をウサミミにしたシアからすれば、やはりショックだったのだろう。
家族の誰とも、自分が違うことは理解している。自分の出来ることが魔物と同じであることも分かっている。
余り考えないようにしていたが、それでも突きつけられてしまえば、思ってしまうのだ。
自分は、やっぱり家族とは違う存在なのだろうか、と。魔物でも、人でもない、化け物なのだろうか、と。
再び、目の端にじわりと涙を溜ため始め、「グスッ」と洟を啜すすり始めるシア。
そんな自分の存在に疑問を抱く愛娘に、モナは、優しさと厳しさと、そして愛しさを綯交ぜにしたような眼差しでシアに語りかけた。
モナ「シア。シアは、化け物は嫌?」
ちびシア「ふぇ?そ、そんなのイヤに決まってますぅ。」
モナ「どうして?」
ちびシア「ど、どうしてって……?」
質問の意図が分からず困惑するシア。
ウサミミをみょんみょんと動かし、「やっぱり、かあさまも私のことを化け物だと思っているのかしらん?」と物凄く悲しそうな顔をする。
そんなシアの柔らかなほっぺをむにぃと摘み、視線を逸らさせまいとするモナは穏やかに、そしてシアもびっくりするくらい深い眼差しと共に言葉を続けた。
モナ「……人と違うということは、とても不安なことね。怖いし、寂しいし、悲しいわ。でも、でもね、シア。
母様は、人とは違うシアが羨ましいわ。羨ましいし、そんな娘が生まれてきてくれて凄く幸せ。」
ちびシア「……どうして、ですか?」
モナ「だって、人とは違うからこそ、人とは違うことが出来るのよ?凄いことじゃない。」
その言葉の意味が分からず、シアは、樹海の中では中々見られない空色をした涙に濡れた瞳をキョトキョトさせる。
ちびシア「すごい、ですか?かあさまは、私みたいだったらなにをしたいんですか?」
モナ「ふふ、母様はね、小さいときからずっと――――英雄になりたかったのよ。」
ちびシア「え、えいゆう、ですか?」
実は、割と体が弱くて月の半分は伏せっているモナ。
そんな病弱な母から飛び出した願望に、シアは一瞬ビックリしたように目を瞬かせたものの、直ぐに、なんとなく「かあさまらしい」と思って頷いた。
モナ「そう、英雄。母様はね、家族を守れる人になりたかったの。逃げ隠れするだけじゃない。
大切な人達を奪おうとする全てに立ち向かって、全てを守れるような、そんな人に。」
温和で争いがなにより苦手で、平和を愛する兎人族。
そんな常識を覆すような、燃える心を持つ兎人族の女性は、しかし、皮肉なことに生まれたときから体が弱かった。
誰よりも戦う意志を持っていながら、誰よりも強い心を持っていながら、運命は彼女に最弱種族の最弱の体を与えたのだ。
なんという皮肉だろうか。だが、だからこそ、こう思うのだ。
モナ「"生まれてくる子は、強き子であれ"――シアは、母様が願った通りに生まれてきてくれた。
これを幸せと言わずしてなんというの?」
ちびシア「かあさま……。」
本当に、幸せそうに、さもシアが自分の誇りであり宝物だというように、モナはぎゅっとシアを抱き締める。
モナ「シア。人か、魔物か、化け物かなんて、ただの言葉よ。どう在りたいかは、シアが決めればいい。
シアがなりたいものになればいいの。
ただの兎人族じゃない、人とは異なるシアだからこそ――あなたは何者にだってなれるのよ。」
ちびシア「……。」
至近距離から真っ直ぐに見つめる母の瞳に宿る意志と愛情の炎。
その輝きに魅せられたように、シアは言葉もなく見つめ返す。
見つめ合うこと数秒、そんなシアへ、モナはまるで預言者のように未来を語り始めた。
モナ「シア。あなたの未来に待っているのは良いことばかりじゃないわ。
人よりも、きっと難しくて、嫌なことが沢山待ち構えてる。人と違うということは、そういうことでもあるの。」
ちびシア「うぅ……かあさまぁ。」
ウサミミがへにょとなって、見るからに不安そうになるシア。だが、幼い子供に言い聞かせるには不適切とも言える厳しい言葉を、モナは止めようとはしなかった。
モナ「でもね、あなたはその全てを打ち破ることのできる力を持っているの。だから、シア。
自分を嫌いにだけはなっちゃだめ。明るくいなさい。元気でいなさい。
悪いことも、酷いことも、まとめて笑い飛ばしなさい。
"私はシア・ハウリアだ、文句あるか!"て、胸を張りなさい。
シアが自分を嫌わなければ、それだけで全部、大丈夫だから。」
ちびシア「ぜんぶ、だいじょうぶ、ですか?」
モナ「ええ、大丈夫よ。」
ちびシア「うぅ、がんばってみますぅ。」
モナ「ふふ、いい子ね。」
見た目からして他の家族とは異なる自分の淡青白色の髪を前に、「むむぅ」と可愛かわいらしく唸るシア。
早速、まずはあまり好きではなかった自分の髪色を好きになろうと努力しているらしい。
愛らしすぎる自分の愛娘に、モナはほっこりしつつ、先程までの真剣な雰囲気を霧散させて悪戯っぽい笑みを浮かべた。
モナ「そうそう、母様からもう一つ、未来のお話よ。」
ちびシア「?」
モナ「いつの日か、きっと、シアは素敵な人達と出会うわ。同じ兎人族でも、まして亜人族でもない。
樹海の外の……そう、きっとシアと"同じ"人達に。」
ちびシア「私と同じ、ですか?」
モナ「ええ、きっと、いえ、絶対に出会うわ。」
自分のように未来を垣かい間ま見られる能力があるわけでもないのに、どうしてそんなに確信に満ちたことが言えるのか。
ウサミミをコテンと傾かしげながら疑問顔を見せるシアに、モナは言う。
モナ「だって、シアのような体質の人が世界に一人だなんて……そんな寂しいことあるわけないもの。
世界はとびっきり厳しいけれど、時々、とても優しいのよ。だから、シアは必ず出会えるわ。
身を委ね、身を委ねてもらえる、そんな大切な人達と。」
ちびシア「……樹海のお外に、そんな人達がほんとうにいるんでしょうか……?」
モナ「いるわ、絶対ね。ふふ、もしかしたら、その内の一人は、シアの将来の旦那様かもしれないわねぇ〜。」
ちびシア「ふぇっ!?わ、私のだだだ、だんなしゃま!?」
モナ「そして、親友となった女の子の友達と、彼を挟んで絆を深めていくのよ!」
ちびシア「女の子と!?」
シアの将来を想おもい、実に楽しげなモナ。
シアは、幼くとも女の子である以上看過できない重要なキーワードの連発に、ウサミミをミョンミョンさせる。
いつの間にか、噂で化け物と呼ばれていたショックも忘れて、母親とガールズトークに突入した。
そして、泣きべそを搔かきながら集落を駆け抜けたために心配してやってきたハウリア一同や、食料調達から帰って来たカムが顔を覗かせるまで、未来の友人と旦那様を想い顔を真っ赤にさせていた。
そんなシアを見て、もう恋愛を意識するような年頃になったのかと、カムがこれ見よがしに寂しそうな表情を見せていたが……モナにもシアにも、普通にスルーされた。
まさかその旦那様に魔改造されて「ヒャッハー!」で「シャンッ!」な暗殺親父になるとは、誰も夢にも思わないだろう。
たとえ、モナであっても予想だにしなかったに違いない。
シア「んぅぅ……。」
ガヤガヤと賑やかな喧騒が届く宿屋の一室で、少女のぐずるような声が響いた。
シュルリとベッドのシーツが擦れる音と、欠伸の吐息が外から届く喧騒に紛れる。
シア「んへぇ、もう朝ですかぁ~。」
ハジメ「残念、お昼過ぎだよ。まぁ、きっと疲れがたまっていたんだろうし、仕方がないね。」
寝ぼけた意識のまま回らない下で独り言を呟いたシアだったが、予想外の返事があったことにギョッとしてウサミミをピョコピョコさせる。
そして、窓辺で苦笑いしているハジメの存在を捉えた。
シア「ふぇぇっ!?お、おはようございます!ハジメしゃんっ!」
ハジメ「あはは……慌て過ぎだよ。ほら、さっき言った通りもうお昼だし、ユエも買い物に行っちゃったよ?」
シア「あーっ!そう言えば一緒に行く約束をしていました!ユエさんは!?」
ハジメ「ゆすったり魔法食らわせても、シアが起きなかったから先に行っちゃったよ。ほら、涎拭いて。」
シア「そ、そうでしたか。それは悪いことをしました……。サクッと準備して追いかけます!」
いくら親しくなったとはいえ、爆睡して遅れましたなんてシャレにならないだろう。
そう思ったシアは、早々と準備を始めた。
ハジメ「……ねぇ、シア。」
シア「はい、何でしょうか?」
ハジメ「……お母さんがどうかしたの?」
シア「……えぇっ!?そ、それってどういう……!?」
すると、唐突にハジメが自分の母親について聞いてきた。
「もしかしてさっきの夢を覗かれたのかしらん!?」と驚き、瞠目するシア。
ハジメ「なんか、寝言で母様~って聞こえたから……何か良い思い出の夢だったとか?」
シア「あ……そういうことですか。いや~、あはは、この年で母親の寝言を漏らすなんて恥ずかしいですねぇ。」
照れ照れと頭を掻くシア。日々の会話の中で、母親については話してはいた。
だからどんな人物像かは大体知られており、ハジメ曰く「お母さんの願い通りになったね。」と微笑ましそうに頭を撫で、ユエにも抱きしめられてヨシヨシされた。
ユエ「……ん、幸せそうにしてた。」
シア「わわわっ!?ユ、ユエさん!?」
ハジメ「おぉ、お帰りユエ。」
と、話している間にも買い物を終えたユエが帰ってきており、窓から顔を覗かせていた。
ハジメ「どう?お目当ての物は買えた?」
ユエ「……ん、それと面白そうなものを売ってるお店もあった。」
シア「あぁ、その店に一緒に行こうと、誘いに来てくれたんですね。それじゃあ行きましょうか。」
そうして身支度を終えたハジメとシアは、ユエ先導の元そのお店へと足を運んだ。
樹海では殆ど見られない燦燦とした日の光と、商人やら冒険者やら住民やらの喧騒がシアを包みこむ。
シアは気持ちよさそうに目を細めて、軽やかなステップを踏む。
沢山の悲しい出来事があった。頑張っても変えきれなかった未来があった。多くの大切を失ってきた。
だけれど、確かにモナの言う通り、シアは出会った。その出会いが家族を救った。
自分を日の当たる場所へ導いてくれた。そして今や、かつてモナが夢想した戦う意志を持った兎人族が多くいる。
――あなたは何者にだってなれるのよ。
心に木霊する母の声。化け物は嫌だろうか?いいや、そんなことはない。今なら、はっきりと言える。
シア「ハジメさん!ユエさん!」
ハジメ「うん?」
ユエ「ん?」
シアの目の前で振り返る、大好きになった2人に、シアは二へッと笑いながら、自分が何者かを宣言した。
シア「私、化け物で良かったです!」
それを聞いた2人は、キョトンとした後互いに顔を合わせて、嬉しそうな笑みを浮かべてシアに返した。
ハジメ「今更だろ?シアが化け物なら、俺は魔王だぜ?」
ユエ「……ん、他の奴にはない輝きが、シアにある。それが分かるのは私達だけ。」
返ってきた言葉に、シアのウサミミとウサシッポが超フリフリする。
シア「ではでは、早速行きましょう!」
ハジメ「おっとと、あまりはしゃぎ過ぎないでよ?」
ユエ「……シア、そこは左じゃなくて右。」
2人の手を取ってはしゃぐシア。太陽は天頂にかかり、町の喧騒が更に大きくなっていく。
シア(母様、旦那様と親友に出会いました。シア・ハウリアは頑張ります!)
その喧騒の一つに加わりながら、シアは心の中で宣言した。母の魂に届けと願いながら。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!次回からいよいよ、湖畔の町ウル編が始まります!
いやぁ、それにしても母親は偉大ですねぇ……どこぞの原初の母に限らず。
アンケートその1の結果以外で、追加で登場させてほしいキャラは?
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ボボボーボ・ボーボボ
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五条悟
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ディアボロ(黄金の風)
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銀さん
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ブロリー
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ユウキ(SAO)
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カービィ
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ヨシヒコ
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鬼灯様
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アインズ・ウール・ゴウン
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シャドウ(影の実力者)
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エボルト
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篠ノ之束
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ルフィ(風船で飛んできた)
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エスデス(アカメが斬る)
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フリーレン
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リムル
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サーヴァントの誰か(活動報告で入力)
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東方キャラ(リクは活動報告へ)
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その他(活動報告でリクエスト受付)