Re.ありふれない錬成師で最高最善の魔王、世界最強を超越する   作:天元突破クローズエボルハザード

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遂に来た……犯人は、お前だ!


00:54/現着!帰ってきた希望

鈴「うっ……。」

香織「鈴ちゃん!」

恵里「鈴!」

呻き声を上げて身じろぎしながらゆっくり目を開けた鈴に、ずっと傍に付いていた香織と恵里が声に嬉しさを滲ませながら鈴の名を呼んだ。

鈴は暫くボーッとした様子で目だけをキョロキョロと動かしていたが、やがてゆっくりと口を開いた。

 

鈴「し、知らない天井だぁ~。」

雫「鈴、あなたの芸人根性は分かったから、こんな時までネタに走って盛り上げなくていいのよ?」

喉が乾いているのだろう。

しわがれ声でそれでも必死にネタに走る鈴に、彼女の声を聞いて駆け付けてきた雫が、呆れと称賛を半分ずつ含ませた表情でツッコミを入れた。

そして傍らの革製の水筒を口元に持っていき水分を取らせる。

 

ゴキュゴキュと可愛らしく喉を鳴らして水分を補給した鈴は、「生き返ったぜ!文字通り!」とあまり洒落にならない事を言いながら頑張って身を起こす。

香織と恵里がそれを支える。

瀕死から意識を取り戻して、即座に明るい雰囲気を撒き散らすクラス一のムードメーカーに、今の今まで沈んだ表情だったクラスメイト達も口元に笑みを浮かべた。

 

しかし、その明るい雰囲気とは裏腹に鈴の顔色は悪い。

疲労もあるだろうし、血が足りていないという事もあるのだろう。

青白い顔で目の下にも薄ら隈が出来ており、見せる笑みが少々痛々しい。

体を何箇所も貫かれて、それでも起き抜けに笑みを見せられるのは、間違いなく彼女の“強さ”だ。

雫も香織も、そんな鈴に尊敬混じりの眼差しを向ける。

 

香織「鈴ちゃん。まだ横になっていた方がいいよ。傷は塞がっても流れた血は取り戻せないから……。」

鈴「う~ん、このフラフラする感じはそれでか~。

あんにゃろ~、こんなプリティーな鈴を貫いてくれちゃって……

"貫かれちゃった♡"ってセリフはベッドの上で言いたかったのに!」

恵里「……鈴、そんな冗談は感知してからにしよ?」

鈴が恨みがましい視線を虚空に向けながらそんな事をいい、恵里がジト目で鈴を嗜める。

野村と中野が思わずといった感じで「ぶっ!?」と吹き出していたが、雫が一睨みするとスッと視線を逸らした。

 

光輝「鈴、目を覚ましてよかった。心配したんだぞ?」

龍太郎「よぉ、大丈夫かよ。顔真っ青だぜ?」

起きていきなり騒がしい鈴に、小さく笑いながら光輝と龍太郎が近寄ってくる。

一時"限界突破"の影響で弱体化し、且つ手痛い敗戦に落ち込んでいた光輝だったが、この即席の隠れ家に逃げ込んでからそれなりの時間が経っている為、どうにか持ち直した様だ。

 

鈴「おはよー、光輝君、龍太郎君!何とか逃げ切ったみたいだね?えっと、皆無事……あれ?

1人少ない様な……気のせい?」

光輝「ああ、それは遠藤だろ。あいつだけ先に逃がしたんだ。

あいつの隠形なら一人でも階層を突破出来ると思って……。」

 

光輝と龍太郎に笑顔で挨拶すると、鈴は周囲のクラスメイトを見渡し人数が足りない事に気がついた。

鈴は戦闘中に意識を喪失していたので、光輝達は彼女の疑問に答えると共に現状の説明も行った。

因みに、近藤と斎藤も既に石化は解除されていて、鈴より早く目を覚ましており事情説明は受けている。

 

鈴「そっか、鈴が気絶してから結構時間が経っているんだね……あ、そうだ。カオリン、ありがとね!

カオリンは鈴の命の恩人だね!」

香織「鈴ちゃん、治療は私の役目だよ。当然の事をしただけだから、恩人なんて大げさだよ。」

鈴「くぅ~、ストイックなカオリンも素敵!結婚しよ?」

恵里「はいはい、鈴。青白い顔で言っても怖いだけだから、もう少し安静にしてね?」

 

香織に絡み、恵里に諫められる。行き過ぎれば雫によって物理的に止められる。全くもっていつも通りだった。

もう二度と生きて地上に戻れないんじゃないかと、そんな事まで考え出していたクラスメイト達も敗戦なんて気にしないとでも言う様な鈴達のやり取りに、次第に心の余裕を取り戻し始めた。

が、そんな明るさを取り戻し始めた空気に、水を差す輩はいつでもどこにでもいるものだ。

 

礼一「……何ヘラヘラ笑ってんの?俺等死にかけたんだぜ?しかも、状況はなんも変わってない!

ふざけてる暇があったらどうしたらいいか考えろよ!」

鈴を睨みながら怒鳴り声を上げたのは近藤だ。声は出していないが、隣の斎藤も非難する様な眼を向けている。

 

光輝「おい、近藤。そんな言い方ないだろ?鈴は雰囲気を明るくしようと……」

礼一「うっせぇよ!お前が俺に何か言えんのかよ!お前が、お前が負けるから!俺は死にかけたんだぞクソが!

何が勇者だ!」

近藤の発言を諌めようと光輝が口を出すが、火に油を注いだ様に近藤は突然激高し、今度は光輝を責め立て始めた。

龍太郎「てめぇ……誰のお陰で逃げられたと思ってんだ?光輝が道を切り開いたからだろうが!」

龍太郎が切れ気味に怒声を返す。負けじと近藤も言い返した。

 

礼一「抑々勝っていれば、逃げる必要も無かっただろうが!大体、明らかにヤバそうだったんだ。

魔人族の提案呑むフリして、後で倒せば良かったんだ!勝手に戦い始めやがって!全部お前のせいだろうが!

責任取れよ!」

近藤が立ち上がり、龍太郎が相対して睨み合う。

近藤に共感しているのか、斎藤と中野も立ち上がって龍太郎と対峙した。

 

光輝「龍太郎、俺はいいから……近藤、責任は取る。今度こそ負けはしない!

もう、魔物の特性は把握しているし、不意打ちは通用しない。今度は絶対に勝てる!」

握り拳を握ってそう力説する光輝だったが、斎藤が暗い眼差しでポツリとこぼした。

 

良樹「……でも、"限界突破"を使っても勝てなかったじゃないか。」

光輝「そ、それは……こ、今度は大丈夫だ!」

良樹「なんでそう言えんの?」

光輝「今度は最初から"神威"を女魔人族に撃ち込む。皆は、それを援護してくれれば……。」

良樹「でも、長い詠唱をすれば厄介な攻撃が来るなんて分かり切った事だろ?向こうだって対策してんじゃねぇの?

それに、魔物だってあれで全部とは限らないじゃん。」

 

光輝が大丈夫だと言っても、近藤達には光輝の実力に対する不信感が芽生えているらしく、疑わしい眼差しを向けたまま口々に文句を言う。

ここで光輝に責任やら絶対に勝てる保証等を求めても仕方ないのだが、どうやら死にかけたという事実と相手の有り得ない強さと数に平静さを失っている様だ。

 

沸点の低い龍太郎が喧嘩腰で近藤達に反論するのも、彼等をヒートアップさせている要因だろう。

次第に、彼等の言い争いを止めようと口を出した辻や吉野、野村も含めて険悪なムードが漂い始める。

しまいには龍太郎が拳を構え、近藤が槍を構え始めた。場に一気に緊張が走る。

 

光輝が「龍太郎!」と叫びながら彼の肩を掴んで制止するが、龍太郎は余程頭にきているのか額に青筋を浮かべたまま近藤を睨む事を止めない。

近藤達の方も半ば意地になっている様だ。

 

雫「皆落ち着きなさい!何を言ったところで、生き残るには光輝に賭けるしかないのよ!

光輝の"限界突破"の制限時間内に何としてでもあの女を倒す。

彼女に私達を見逃すつもりが無いなら、それしかない。分かっているでしょ?」

 

雫が両者の間に入って必死に落ち着く様に説得するが、やはり効果が薄い。

鈴がフラフラと立ち上がりながら、近藤に謝罪までするが聞く耳を持たない様だ。

香織がいい加減、一度全員を拘束する必要があるかもしれないと、密かに"縛煌鎖"の準備をし始めた時……

それは聞こえた。

 

???「大人しく道を開けろ、デトロイト警察だ!!」

『!?』

人の声だ、それにしてはなんとも場違いなセリフだ。

意外過ぎる展開に、思わず全員が硬直し、今までの険悪なムードは一瞬で吹き飛んだ。

視線が、通路の先のカモフラージュした壁に集中する。

 

???「犯人たちに告ぐ!君たちは完全に包囲されている!

無駄な抵抗は辞めて、地元のおっかさんの為にも投降しなさい!」

???「何をやっとるんだお前は。」

先程の人物とは別の声だ。しかも、何処か聞き覚えのある人物の声だ。

 

???「いやぁ、一応の生存確認のつもりだったんだが……。」

???「どうみても立てこもり犯の説得じゃねぇか、いいから早く錬成で穴開けろ。」

???「皆ー!助けを呼んできたぞー!早く壁から離れろー!」

更に別の人物、しかもよく知っている声が聞こえた。どうやら、浩介が救援を呼んできてくれたようだ。

 

正直、ここへ来たのが魔物でなかったことは、彼等にとって幸運だった。

先程の戦闘から時間が経過しているものの、完全回復には暫く時間がかかりそうだったからだ。

鈴などはとても戦闘が出来る状態ではないし、香織と辻も治癒に魔力を使い過ぎて、まだ殆ど回復していない。

前衛組はほぼ完治しているが、魔法主体の後衛組も半分程度しか魔力を回復出来ていない。

 

回復系の薬も殆ど尽きており、最低でも後数時間無ければ、十分な回復は出来なかった。

特に回復役の香織と辻、それに守り手の鈴が抜けるのは看過できる穴ではなかった。

だから光輝達は、助けに来た人物たちに期待を込めて、外の部屋と隠れ部屋を隔てる壁を見つめ続けた。

そして、先程の会話でも出てきた"錬成"で、壁に穴を空けて現れたのは……

 

ハジメ「HAーHAHAHA(ハーハッハッハッ)!!もう大丈夫!何故って!?」

あの時の事故で、既に亡くなったとされた同級生。過去の亡霊とされていた、クラスメイト。

そして、何よりも再会を待ちわびていた愛しの彼。その名前を香織は口にした。

 

ハジメ「わぁたぁしぃがぁ……来たぁ!!!」

香織「ハジメ君……!」

パンプアップポージングを取るその男こそ――彼等の救援に駆け付けた、南雲ハジメであった。

 

幸利「ハジメ、狭いからそのポーズ止めろ。」

浩介「てか、何で急に筋肉ムキムキになってんだよ……。」

ハジメ「おっと、失敬。」

が、そこはハジメさんクオリティ。最後まで締まらなかったのであった。

 


 

ハジメ「久しぶりだな、野郎共!その様子じゃあ、元気そうじゃあねぇか!」

あれから浩介に案内されて迷宮内を突き進み、皆のいる場所?まで来た。

一見何もないようだが、どうやら隠し通路を発見していたそうだ。

なのでカモフラージュされた入り口に向けて呼びかけたが、結局は錬成でこじ開けることとなった。

しっかしまぁ……見事に全員ボロボロやな。腕、鈍り過ぎじゃね?

 

香織「ハジメ君!」ヒシッ

ハジメ「おっとと……無事でよかったよ、香織。」

いきなり抱き着いてくるとは……手のかかる子だなぁ、なんて思いつつも優しく頭を撫でる俺であった。

 

光輝「彼は……一体何者なんだ?あんなに香織と親しそうにしているなんて……。」

うぉい、嫉妬のつもりか?それともわざとか?

雫「まぁ、無理もないでしょうね……彼は、ハジメ君よ。」

『は?』

お前等……香織と雫以外はマジで死んでたと思ってたのか?

 

恵里「確かに……以前の兄さんと凄く似ている。」

あ、恵里は気づいてくれたようだ。

恵里「ところで……トシ君もいるのはどうして?」

幸利「色々あってついてきた。」

ハジメ「連れてきた。」

それしか言いようがないし。

 

浩介「まぁ、無理もないけどさ。

ステータスプレートも見たけど、今の俺達じゃあどうやっても勝てないレベルだったし。」

ハジメ「因みに、香織と雫には予め知らせていたぞ。

それと、今回ここに来れたのも、前に再会したときに渡したアーティファクトのおかげだ。」

俺がそういうと、光輝達は2人に視線を向け、当の本人達は肯定するように首を縦に振る。

 

鈴「じ、じゃあカオリンとシズシズが高性能のアーティファクトを持っていたのって……。」

ハジメ「勿論、俺が渡したものだ。少なくとも状況把握がきちんと出来ると思ったからな。

後、ぶっちゃけ素材がそこまで多くなかったし、それなら2人に渡した方がいいと判断したまでだ。」

今の光輝達に持たせても宝の持ち腐れになるだけだろうしな。あの時の判断は正しかった。

 

檜山「う、嘘だ。南雲は死んだんだ。そうだろ?皆見てたじゃんか。生きてる訳ない!

適当な事言ってんじゃねぇよ!」

浩介「檜山……。」

やれやれ、何を言い出すかと思えば。

 

ハジメ「ええっと~……雑魚のくせに、調子に乗るから、天罰だ。」

檜山「ッ!?」

ハジメ「香織の為だ、あいつにもう関わらなくていい。」

檜山「なっ、あっ……!?」

ハジメ「大丈夫、上手くいく、自分は間違ってない、だったか?なぁ?」

檜山「ッ……!!」

お~お~、蒼褪めてやんの。

 

ハジメ「なんなら、証拠映像や音声も出そうか?お前が俺を殺そうとした、衝撃の瞬間。」

幸利「ありゃあ、もう終わったな。ハジメはやる時は徹底的にやるしな。」

浩介「俺も証人になるぞ、見ちまった以上黙ってても無駄だろうし。」

はい、これ勝訴確定ルートですわぁ。

 

光輝「ま、待ってくれ!殺そうとしたってどういうことだ!?あれは、魔物のせいで……。」

ハジメ「半分はな?もう半分は、そいつが香織を自分の物にするために事故を装ったせいだ。」

光輝「なっ、なんだって!?どういうことだ、檜山!」

その言葉に、檜山以外の全員が驚いた顔になり、幼馴染を狙った奴を光輝が問い詰める。

同時に、真相を知っている香織も含めて軽蔑する様な視線を檜山に向ける。さて、そろそろ詰みだな。

 

檜山「ち、違……、出任せ……。」

ハジメ「じゃあ、この首輪型噓発見器で試してみるか?それとも実際の映像を見せた方がいいか?」

檜山「そ、それは……。」

ハジメ「そうかそうか、それも嫌だと。そんなに殺人未遂がバレたくないのか。」

そう言うと、檜山の顔色は青を通り越して白へと変化していた。

 

鈴「か、カオリン……よく襲われなかったね……。」

ハジメ「本人含めて雫にも警戒するよう言っておいたからな。まぁ、そこまでの度胸もなかったようだがな。」

恵里「言っておいたって……もしかして、さっき言ってたアーティファクトで?」

ハジメ「あぁ、忠告したのは腕輪と刀を渡した時だぞ。通信用のはつい最近出来立てほやほやだし。」

それに、ホルアドに来たこと自体偶然だったしなぁ……危ない危ない。

 

浩介「俺も道中で教えて貰ってたけど、マジで規格外だったぞ。

銃とかバイクとか、果てはパイルバンカーまで持っているらしいからな。」

ハジメ「あ、他にも空飛ぶ城とかあるぞ。」

『!?』

幸利「畳みかけるな。」

えぇ~、これでもまだ抑えた方だぞ?

 

ハジメ「言っておくが、俺自身が落とされたこと自体は別段気にしちゃいない。

寧ろ、監視無しで自由な冒険もしたい所だったし、タイミング的にも丁度よかったからな。

というか、今はそんなことよりお前たちの治療が先だしな。」

話を一旦切った俺は、光輝達に向けて手を翳す。

 

ハジメ「光あれ。」パァァァ……

その瞬間、手のひらから放たれた光が光輝達を包み、それが晴れたかと思えば、無傷の光輝達がそこにいた。

何をしたのかって?それは勿論、因果律操作ですよ奥さん!

 

ハジメ「よし、それじゃあさっさと70層まで戻るぞ。メルドさん達も心配してるし。」

光輝「!そうだ、魔人族は!?きっとまだ俺達を探しに「もう倒した。」……へっ?」

ハジメ「浩介と合流した時になんか攻撃してきたから、ぶっ飛ばした。」

『!?』

そんなリアクションされましても……。

 

浩介「ハハッ、信じられないよな。でも、マジなんだぜ。

ハジメの奴、次から次へと武器を召喚して魔物共を片っ端からなぎ倒してたんだ。

しかも、本人は全くの無傷っていう、レベルが違い過ぎるとかそういう次元じゃなかったぞ。」

『……。』

 

ハジメ「当たり前だ、こちとら前々から叩き上げでやって来たんだ。あの程度、ウォームアップにもならん。

というか、お前達が弛み過ぎなんだよ。各自常に、格上を想定した戦闘位積んでおけ。戦略の基本だぞ。

非戦闘色の香織ですら、雫も同伴だったとはいえ、多数の魔物相手の特訓までしてたというのに。」

その言葉に光輝達は驚愕し、再び香織と雫に視線を向ける。勿論、2人は自慢げに頷いた。

 

ハジメ「全く手間のかかる奴等だ……

他にも話してやりたいことはあるが、いつまでもここにいるのは気が滅入る。さっさと行くぞ。」

そう言って俺は、光輝達を促す。何やらまだ聞きたいことがありそうな表情だが……後にしてほしい。

 

ユエ「……ん、話し合いは終わった?」

ハジメ「あぁ、見張りお疲れ。ミュウはどうしてる?」

ティオ「それならホレ、この通りぐっすりじゃ。」

あらら、話が少し長すぎたか?

 

シア「あの~、ハジメさん。あちらの人達、こっちを凄く見てますよ?」

ハジメ「えぇ……今から全部説明するのはめんどいんだけど。安全確保してからゆっくり話せばいいだろ。」

トネリコ「それはそうですけど……後、あちらの黒髪の女性の後ろに何か見えた様な気が……。」

さて、何だろうか?(すっとぼけ)

 

幸利「え~、あちらの女性陣はスケコマシのハジメが旅の道中で落としてきた人たちだ。」

ハジメ「おい、誰が天然たらしだ。全員、純愛だバカヤロー。後、ミュウは俺の娘だ。」

浩介「……本当に、血は繋がっていないんだよな?」

ハジメ「当たり前だ!この世界に4か月で幼稚園児位にまで育つ種族はいない!」

てか、みりゃあわかんだろ!

 

雫「……。」ソワソワ

ハジメ「ん?どうした雫?ミュウを抱っこしたいならそっとしてやってくれよ?」

雫「!?なっ、なんのことかしら!?」ビクゥッ

猫かお前は。

 

香織「……ねぇ、ハジメ君。前に話してた時より女性が増えているのはどうしてかな?かな?」ハイライトオフ

ハジメ「全部魔人族と破落戸共が悪い。俺の行く先々で、面倒事持ってきやがったあいつらが全面的に悪い。」

うむ、つまり俺は悪くない。証明完了!

 

ユエ「……お前が、ハジメの言っていた香織?」

香織「!そういう貴女は?」

ユエ「……私はユエ、ハジメのハジメテの女。」

香織「!?」

ハジメ「捏造止めい。」

というか、人前でなんちゅーことを口にしとるんじゃこの子は。

 

シア「あぁっ!思い出しました!ハジメさんのファーストキスを奪った、最初の女幼馴染さんですよね!?」

『えっ!?』

香織「ふぇぇっ!?」///

ハジメ「ちょっ!?何故それを今話した!?」

その言葉に光輝達が更に驚愕し、香織は顔を赤く染め、思わず俺は焦った。

 

ティオ「成程、つまりご主人様に純潔を捧げた、という事かの。」

ハジメ「ティオさん!?そういう言い方はマジで誤解を招くから止めてくれ!?」

トネリコ「……でも、まんざらではなかったのですよね?」

ハジメ「……。」サッ

それ言われたらお前……嫌だって言えねぇだろ。

 

ハジメ「だぁーっ!今はそんなこと良いだろ!さっさと帰るぞ馬鹿共!ユエ達も余計な話はしない!いいな!?」

これ以上喋らせると、なんかとんでもないことになりそうなので、強引に切り上げて70層へと向かった。

後ろが何やら騒がしいが、そんなこと関係ねぇと言わんばかりの速度で、隠し部屋を後にする俺であった。

 

その後、八つ当たり気味とはいえ、サクッと魔物を倒しまくる俺を見て光輝達が驚愕したり、ユエ達との関係や出会いについて根掘り葉掘り聞かれたりした。

後、セクハラをしようとした鈴は雫が止めてくれた。男共?タマ潰すぞって言ったら、一発で大人しくなった。

 

まぁ、香織もユエ達が俺に惚れた理由について聞いた時も、事情を理解してくれたようで今じゃすっかり仲良くなって「そっ、それで!?ハジメ君のハジメ君はどのくらいだったの!?」「……ん、凄く大きかった。」「そっ、そんなに凄かったんですか!?」……。

 

ハジメ「テメェ等ァァァ!!!猥談は他所でやれぇぇぇ!!!!!」

 


 

メルド「おぉ、お前たち無事だったか!」

『メルドさん!』

メルド「良かった、一時はどうなるかと……ん?何かあったのか、ハジメ?随分疲弊しているようだが……。」

ハジメ「お願いです、聞かないでください……。」トオイメ

ある意味、魔物以上に厄介な事件だった……。




尚、最後の女子トークにはミュウの耳を塞ぎつつも、ティオとトネリコ、それに雫と他女性陣も聞き耳を立てていた模様。
ハジメさんのライフは死んだ。

アフターの後で異世界旅行(別作品)編をやるとしたら、どの世界が良いでしょうか?

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