彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大物芸術家や」   作:名無ナナシ

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第34話 独学②

第34話 独学②

 

アドルフの家

彡(゚)(゚)「ここがワイの部屋や」

(´・ω・`)「そういえば、アドルフの部屋に入るのは初めてだ」

 

彡(゚)(゚)「前はチビに邪魔されたしな」

ガチャ

 

(´・ω・`).。oO(へえーここがアドルフの…汚いな)

部屋中が紙だらけだ……

 

彡(゚)(゚)「たしか……完成品はここに…」

彡(゚)(゚)ノ「ほれ、これや」

 

(´・ω・`)「ありがとう」

 

( ¯•ω•¯ ) .。oO(んー……)

正直……微妙だな……

水彩画なのに絵の具を塗りたくっているだけ

即興的な雰囲気や薄く柔らかい水のにじみをまったく表現できていない

感想としては不器用で没個性……稚拙の一言に尽きる

 

彡(゚)(゚)「気に入ったのがあれば、好きなだけ持って行っていいで」

(;´・ω・` )「う、うん。ありがとう」

 

Σ(´•ω•)「ん?」

(´・ω・`)「アドルフ……あれって…」

 

彡(゚)(゚)「ただの製図板やろ」

(´・ω・`)「いや……この書きかけのこれは……建物の設計図?」

 

彡(゚)(゚)「せや、ワイが設計した新しい劇場や」

(´・ω・`)「へーすごい……」

 

ものすごい緻密に細部まで描かれている

 

ボクはこれでも家具職人の端くれだ

設計に関しては生まれ持っての才能は関係ない

技術や知識をどれだけ努力して身につけるかにかかっている

 

きっとアドルフはここまで出来るようになるまで

相当な苦労をしたんだろう

 

(`-ω-´)「いやーアドルフ。これはすごいよ」

(´・ω・`)「いったい誰に教わったんだい?」

 

彡(゚)(゚)「独学やが」

(´・ω・`)「え?」

 

彡(゚)(゚)「建築関連の本を読んで、あとは適当に思い付きで書いてるで」

 

(。゚ω゚) .。oO(えええ!!)

ちょっと待ってよ

さっきのボクの発言、返してよ!

設計に才能は関係ない、努力の賜物だって……

カッコつけたばかりなのに!

 

彡(゚)(゚)「なんやクビツェクも建築に興味があるんか」

彡(^)(^)「ならこれからは、建物の話でも盛り上がれるな!」

 

(;´・ω・` )「いや……ボク、建物に全然…詳しくないし……」

彡(^)(^)「謙遜せんでええ。それに、いくらでもワイが教えたる」

 

彡(゚)(゚)「せや、いい機会やし……これプレゼントするわ」

彡(゚)(゚)ノ「ほれ」

 

(;´・ω・` )つ「あ、ありがとう」

(´・ω・`)「これは邸宅の設計図……」

 

(´・ω・`) .。oO(ん?)

なんか見覚えというか……聞き覚えがあるような気が……

なんだったかな……

……

そうだ!

 

(´・ω・`)「ねえ、これってステファニーと一緒に住むために設計した……」

彡(゚)(゚)「ちっ、覚えとったか」

 

(´・ω・`)「こんなの貰っても困るんだけど…」

彡;(゚)(゚)「ワイも捨てるつもりでいたんやが……」

 

彡(-)(-)「どうしても思い入れがあってな……」

彡;(゚)(゚)「処分できんのや!」

 

彡(゚)(゚)「頼む、受け取ってくれ」

(´・ω・`)「えぇ…」

 

彡(-)(-)「この通りや」

(´・ω・`)「もう……しょうがないな」

 

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