彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大物芸術家や」 作:名無ナナシ
第51話 別れ②
( ;´-ω-` )「ってことなんだよ…どうにかならないかな?」
(∗ 'ω' ∗)「大変ね…私も時間があるときは様子を見に行くわ!」
( ¯灬¯ )「ダメだ!」
( ¯灬¯ )「頼まれてもないのに援助をするのは無作法にあたる」
(´・ω・`)「…」
(´•ω•).。oO(困っている人を助けることの何が悪いんだよ!)
(ꐦ`•ω•´)この頑固親父!!
数日後
(;´・ω・` )「よし、次はマットレスに詰め物をして…」
ガチャ
彡(゚)(゚)「……」
(。゚ω゚)「アドルフ、帰っ」
彡;(゚)(゚)「医者は不治の病や言うとった……」
アドルフの顔は透き通りそうなほど青白く、目はくもり、声はカスカスだった
彡;(゚)(゚)「不治の病てなんや?」
彡;(゚)(゚)「不治なわけないやろ、母さんはまだ四十七やぞ!」
彡;(゚)(゚)「医者に治す能力がないだけやんけ!」
彡;(゚)(゚)「医者はどうしていいかわからなくなると……」
彡;(゚)(゚)「不治の病なんて言い出すんや!!」
彡;(゚)(゚)「考えてもみろや!」
彡;(゚)(゚)「化学がもっと発達していたら母さんの病は治ったはずや…」
彡;(゚)(゚)「治る病なんや!!」
彡(●)(●)「それを不治やとぬかしよってあのやぶ医者が!!」
(゚)(゚);ミ
アドルフはつらそうに熱心に語っていた
でもそれはボクにではなかった。医者にでもなかった
青白く興奮して激しく動揺している少年と対面していたのは……
ψ(ヽ’ん`)ψ (゚)(゚);ミ
死神だった
(´・ω・`)「ボクに何かできることはある?」
彡(-)(-)「……」
彡(゚)(゚)「母さんの面倒を見るために、ワイは暫くリンツにいる」
(´・ω・`)「君に家事なんてできるの?」
彡(゚)(゚)「必要になれば、人間は何でもできるもんや」
彡(-)(-)「ほな……」
アドルフは一人、去っていった
第52話 別れ③
(´・ω・`) .。oO(アドルフはああ言ってたけど)
家事を単調で退屈な作業だって見下していたのに
本当にできてるのかな…?
( ;´-ω-` )「無理だろうなぁ きっと三日坊主…」
アドルフの家
(´・ω・`)「お邪魔します」
(;´・ω・` )「あれ、誰もいない」
(・ω・`;≡;´・ω・)
「クビツェク、ここや!」
(´・ω・`)?
彡(゚)(゚)「クビツェク、下や」
(。゚ω゚)!!!
(;´・ω・` )「ア、アドルフ…床にひざ立ててなにしてるの…?」
彡(゚)(゚)「なに言っとんのや? 掃除に決まっとるやろ 見てわからんか」
(。゚ω゚) .。oO(嘘…あの、あのアドルフがエプロン着けて床を磨いてる)
(*^◯^*)「ふふふ、クビツェク君が驚くのも無理ないわ」
\(*^◯^*)/「でもご覧の通り、アドルフは何でもできるのよ!」
彡(゚)(゚)「まったく、人をなんやと思っとるんや…」
アドルフは別人のようになっていた
彡(゚)(゚)「今日はなに食べたいんや?」
(*^◯^*)「あり合わせでいいわよ…」
彡(-)(-)「いいわけないやろ…」
彡(゚)(゚)「今日はシチューにするわ」
(*^◯^*)「この前も食べたじゃない…」
彡(゚)(゚)「ええやん。シチュー好きなんやろ?」
(*^◯^*;)「そうだけど…」
彡(^)(^)「なら決まりや」
彡(゚)(゚)「クビツェク お前も食ってけや」
(;´・ω・` )「あ、ありがとう…」
あらゆるしがらみから解放されたようだった
彡(゚)(゚)ノ「ほれ 出来たで!」
(*^◯^*)「ん~おいしい」
( ¯•ω•¯ ) .。oO(そんな……)
今まで料理してこなかったアドルフの料理がおいしいなんて…
パクッ
(。゚ω゚)!!!
(´^ω^`)「おいしい!」
アドルフがそばにいることをクララおばさんは何より喜んでいた
(◎―◎)「うん 症状はよくなっているね!」
(*^◯^*)「ありがとうございます先生」
(◎―◎)「親孝行な息子さんが帰ってきてくれたからかな」
(*-◯-*;)「ええ、もっと前からこれだったらよかったのに」
彡;(゚)(゚)「うるさいわ!」
アドルフは心から愛情を込めてクララおばさんを介護していた
(*-◯-*;)「よっこいっ…」
(* ◯ *)「あ痛たた」
彡(゚)(゚)っ「無理すんなや ホレッ」
アドルフはスッとクララおばさんの腰に手をすえる
(´・ω・`)……
アドルフは献身的に母クララに尽くしていた
本人は絶対に認めないけど……
アドルフは父親アロイス・ヒトラー似だ
頑固で意固地なところなんてそっくりだ
でも、彼の奥底……本当の内面は母親クララに似て
優しさを持っていた
そして気づけばもう十二月も末
(´・ω・`)「あ、雪…もうそろそろクリスマスだ」
第53話 別れ④
十二月二十日の夕方
(´・ω・`)「それでは、ボクはこの辺で…」
(*-◯-*;)「……」
(´・ω・`)「アドルフー!? 聞こえてるかーい!?」
「屋根裏からでも聞こえるでー! ほななー」
(´・ω・`)「うん バイバーイ!」
(´・ω・`)……
( ´-ω-` )「それでは、お大事に…」
(*-◯-*;)「……クビツェク君」
(´・ω・`)「はい」
(*^◯^*;)「お願い…アドルフと友達のままでいてね……」
(*-◯-*;)「あの子はもうひとりぼっちになってしまうから…」
(´;ω;`)「……はい」
ボクは目に涙をためながら約束した
翌日
クビチェク家
ガチャ
彡(゚)(゚)………
彡(゚)(゚)「夜中に母さんが死んだ」
第54話 別れ⑤
埋葬は十二月二十三日に行われた
(*^◯^*)
┏┛墓┗┓ ( ;ㅿ; ) (゚)(゚)ミ (´;ω;`)(∗ 'ω' ∗)
小さなパウラはすすり泣き、その横でアドルフは落ち着いていた
しかし、彼のその目は悲しみを隠しきるには大きすぎた
葬儀は厳粛に行われた……
参列者は家族と隣人のみでみすぼらしさが感じられた
(∗ 'ω' ∗)「明日はクリスマスだもの……」
(∗ 'ω' ∗)「時間を空けられない主婦もたくさんいるのよ」
(´;ω;`)「うん…」
クララ・ヒトラー
夫アロイス・ヒトラーの隣りに眠る
( ・෴・) (*^◯^*)
┏┛墓┗┓┏┛墓┗┓
第55話 クリスマス前夜
(∗ 'ω' ∗)「これからどうするの?」
彡(-)(-)「叔父のラウバルのところに…」
(∗ 'ω' ∗)「そう…みんな辛いとは思うけど、こういう時こそ…」
(∗ 'ω' ∗)「家族とクリスマスを過ごすことが何よりだと思うわ」
彡(-)(-)「そうですね」
彼は別れ際に、無愛想に言った
彡(-)(-)「あんな小役人の所へは行かん」
(´・ω・`)「それなら一体どこに行くつもりだい?」
彡(-)(-)「……」
(´・ω・`)「ボクの家で一緒にどうだい」
彡(゚)(゚)「ありがたいが、遠慮しとくで」
彡(-)(-)「ワイは…」
アドルフはとたんに目を輝かせ
彡(>)(<)「J(„❛⌄❛„)のところにおるで!」
\( )ミ「じゃっ!!」
と背を向け駆けていった
(´・ω・`)……
( ´-ω-` ) .。oO(もう、強がったりして…)
いまだに名乗ってもいないのに行けるわけないじゃん
きっといつものように一人、森の中で考え込むんだろうな…
後になってアドルフはこの時のことを話してくれた
(。゚ω゚)「え!!本当にステファニーのところに行こうとしたの!?」
彡(-)(-)「まあ…いろいろあって止めたけどな…」
アドルフが語ってくれたのはこれだけだった
クリスマスイブの夜
彼は何を感じ、考え、悩んでいたかは……
話してくれなかった