彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大物芸術家や」 作:名無ナナシ
第67話 兆し
真夜中
カキカキカキ
カキカキカキ
カキカキカキ
(´-ω-` ; ) .。oO(……ん、なんだよこんな時間に……)
アドルフがわずかな光のもと、机に向かっていた
彡(゚)(゚)「ん、なんや…起きたんか?」
(´ω`)「ふぁーあ うんモニャモニャ……」
(´-ω-`)「……何かいてるの?」
彡(゚)(゚)ノ「これや!」
とアドルフから三枚の紙が渡された
一枚目には神々しい山々、樫の巨木、二人の屈強な男と黒い雄牛
二枚目には祈る祭司と兵士…何かの儀式かな?
三枚目にはストーリーが書いてあった
( ¯•ω•¯ )「なにこれ?」
彡(゚)(゚)「見て分かるやろ劇や!」
彡(>)(<)「邪教を打ち倒す二人の戦士の物語や!」
(´・ω・`)「ふーん…」
彡(゚)(゚)「なんや 反応うすいな…」
(´-ω-` ; )「ごめん …明日朝はいからもう寝るね…」
彡(•)(•)「ほーん、学生さんは大変やな」
( ˘ω˘ ) .。oO Zzz
最近、アドルフが少し攻撃的になってきたと思う
まあ、今に始まったことじゃないんだけど…
なんか違和感があるんだよね
今までと違うような……
第68話 さよならステファニー
彡(●)(●) ###
アドルフは歌っていた
怒りをぶちまけながら猛烈な憎悪を込めて社会を批難する歌詞だ
アドルフの感情の吐露はボクの心を揺さぶると同時に
心配で一杯にした
何が彼をそんなにもイラつかせ、情緒を不安定にさせているのか
ボクには分からなかった
彡(゚)(゚)……
彡(゚)(゚)「ワイはステファニーのことを諦める」
(;´・ω・` )「えっ!」
(;´・ω・` ) .。oO(急にどうしたんだよ……)
アドルフにとってステファニーJ(„❛ꇴ❛„)の存在は……
美化された空想の中だけとはいえ
唯一、現世に残されていた愛という絆だった
この残された愛情は、クララおばさんが亡くなった後も
変わらず彼の側にあり、彼を包み込んでいた
でもアドルフはどういうわけか、その大切な思いを捨て去ろうとしている
(;´・ω・` ) .。oO(どうにかしないと……)
(;´・ω・` )「そんな悲しいことを言わず、手紙でも書いてみたらどうだい?」
彡(゚)(゚)「そんなことをしても無駄や……」
彡(-)(-)「邪険にされるのが目に見えとる」
(;´・ω・` )「そんなことないよ……愛されて悪い気を持つ人はいないよ」
彡(゚)(゚)「愛?……そんなもんがなにになると言うんや?」
彡(-)(-)「どうせ彼女にはステキな婚約者が用意されとるはずや……」
彡(゚)(゚)「上流階級の人間なんてみんなそうや……」
彡(゚)(゚)「打算的な婚約で社会の利益を不当に保証しあっとる」
彡(-)(-)「ステファニーはそういった世界の住人なんや……」
(;´・ω・` ) .。oO(どうしたらいいんだろう……)
たしかに…アドルフの言うことは……一理あるのかもしれない
それに……
見込みのない恋に恋焦がれるより
諦めた方が心理的負担は減ることだろう
でも、彼女の存在がアドルフを支えてきたのも事実だ
一時の気の迷いで捨ててしまっていいものでは決してないはずだ
(;´・ω・` )「アドルフ、君は疲れてるんだよ」
(;´・ω・` )「とりあえず、今日は寝ようよ」
彡(゚)(゚)「……せやな」