彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大物芸術家や」 作:名無ナナシ
第75話 はらぺこ
グーギュルギュル
(。゚ω゚)「すごいお腹の音だね!」
彡(-)(-)「気にすんな いつものことや」グーギュルギュル
(´・ω・`)「アドルフはいつも腹ペコだね…」
( ´-ω-` )「ボクは学食でちゃんとしたもの食べてるけど…」
(;´・ω・` )「君は毎日パンとミルクとバターしか食べてないんじゃない?」
彡(゚)(゚)「飯なんてそれだけで十分や」
(´・ω・` )「ねえ、一緒に学食に行こうよ」
(´・ω・`)「だれもアドルフのことを気にしないよ」
彡;(゚)(゚)「いやや!あんな奴らとメシなんて食うきにならん!」
彡()()「絶対にいやや!!」グーギュルギュル
(´-ω-` ; )「もう、本当に頑固なんだから…」
第76話 席争奪戦
( ;´-ω-` )つ「ア、アドルフ……なんとかチケット…確保したよ……」
彡;(゚)(゚)「でかしたクビチェク!」
彡;(゚)(゚)「あとはワイがいい席を取ってきたるさかいにな」
( ;´-ω-` )「よ、よろしく………」
彡;(゚)(゚)/「ほな、行ってくる!!」
アドルフは人混みの中になりふり構わず突き進んでいった
( ;´-ω-` ) .。oO(はぁ……劇を見るだけでも一苦労だ……)
ボクたちが買えるのは立ち見席が限界なんだけど
(´・ω・`) .。oO(それでもチケットを手に入れるための競争は激しい)
チケットを手に入れるためには、二時間前から劇場前に集まる必要がある
そして売り出しが始まるや否や、徒競走のように皆が一斉に走り出す
途中、急な曲がり角があるので転ばないように気をつけるのだけど
まるでトラップかのように床はツルツルに磨かれていた
そのために、転んで跳ね飛ばされる人も多く出る
(;´・ω・` ) .。oO(その激戦を勝ち抜いても、すぐ第二の戦いがはじまる)
場所取りだ
立ち見席での最上の場所はキプフェル……
なんて説明したらいいかな?
三日月形のパンのような形をした空間があるんだけど
そこが特等席だった
(´・ω・`) .。oO(アドルフは無事にその席を確保できたかな?)
ボクもそろそろ中に入ろう
彡(゚)(゚)/「おーいクビチェク」
(´ᴖωᴖ`)「やったね!上手く場所取りできたんだ!」
彡(゚)(゚)「当たり前や、ワイを誰やと思っとるんや…ん?」
彡(゚)(゚)「ちっ、今日はあいつらもおるんかい」
(⌐■_■)⌐■_■)⌐■_■) ┃ 彡(゚)(゚) (・ω・`)
(⌐■_■)⌐■_■)⌐■_■)『あーかったりー』
(´・ω・`) .。oO(あの人たちは軍人だ)
立ち見席は青銅の仕切り棒で
片方が民間人用、もう片方が軍人用に二等分されている
民間人に提供されているスペースは学生や労働者で満員状態なのに
軍人用部分はスカスカに空いている
さらに噂によると軍人たちは特権を使い
破格の安さでチケットを手に入れているようだ
本当に不公平な話だ…
ブー
(´・ω・`) .。oO(上演が始まった……タンホイザーだ)
♪♪♪
ブー
(´・ω・`) .。oO(休憩だ……それにしてもやっぱり……)
(´ᴖωᴖ`)「ワーグナーの劇は最高だね」
彡(-)(-)「偉大なる巨匠が生み出した神話世界の前では……」
彡(゚)(゚)「すべてがかすむわ……」
(⌐■_■)⌐■_■)⌐■_■)『ハーこんなもんか』
ε三(⌐■_■)⌐■_■)⌐■_■)『ロビーでなんか食おうぜ』
彡(゚)(゚)「……あいつら」
彡(•)(•)「芸術を楽しむのでなく、社交界気分で来よってからに」
(;´・ω・` )「まあ、まあ……仕方ないよ」
彡(•)(•)「クソが、芸術的な理解力とチケットの価格が反比例しとるやんけ!」
ブー
(;´・ω・` ) .。oO(後半が始まった……)
♪♪♫
(´・ω・`) .。oO(もうそろそろ終盤の盛り上がりどころだ)
(⌐■_■)⌐■_■)⌐■_■)『終わったら次どこ行く?』
彡(•)(•)「ぐ……」
(;´・ω・` )「アドルフ抑えて……ここで暴れたら劇が台無しだよ」
彡;(-)(-)……
(;´・ω・` )「ふぅ……」
・・・
(´-ω-`) .。oO(無事に終わった……)
でも、大事なのはここから……
見終わった後の余韻と共に聴くオーケストラの演奏は至福のひと時なんだ
(〃` 3´〃)「ブラボー!!!」
( ;´-ω-` ) .。oO(最悪……まだ演奏は続いているのに……)
マナー違反だし、無粋にもほどがある……
(;´・ω・` ) .。oO(すべてが台無しだ)
彡(●)(●)「もう我慢できん!!!」
彡(●)(●)「黙れやゴラァ!!!」=◯)`3゜)∵
(。゚ω゚)「アドルフ!暴力はダメだよ!!」
彡(●)(●)「そんな綺麗ごとに付き合ってられるか!!」
彡(●)(●)「こういうアホは痛い目に合わんと学ばんのや!!」
彡(●)(●)「これは教育や!!」=◯)`3゜)∵
(。゚ω゚)「だからダメだって!!」
(⌐■_■)⌐■_■)⌐■_■)『おいおい兄ちゃん……その辺で止めとけ』
彡(●)(●)「あん?」
彡(●)(●)「ワイが悪いって言うんか!?」
彡(●)(●)「どの口でそんな戯言をほざくんや!!」
彡(●)(●)「お前らみたいな芸術を介する脳を持たん筋肉バカが」
彡(●)(●)「偉そうにワイを非難するなや!」
彡(●)(●)「そもそも……」
彡(●)(●)「なんでお前らみたいなのがステファニーの側におるんや!」
(;⌐■_■) ;⌐■_■) ;⌐■_■)『ステファニーって誰だよ……』
彡(●)(●)「彼女を誘惑しといて、彼女のことを知らんやと……」
彡(●)(●)「ふざけんなや!!!」=◯)`3゜)∵
(;⌐■_■) ;⌐■_■) ;⌐■_■)『えぇ…』
その後、警察の人が来て事情聴取された
だが、アドルフの猛烈な自己弁護が功を奏し
放免されることになった