彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大物芸術家や」   作:名無ナナシ

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第81話 音楽家アドルフ

 

第81話 音楽家アドルフ

 

ガチャ

(´・ω・`)「ただいまー」

 

彡(゚)(゚)「おかえりやで」

 

(´・ω・`)「あれ?ピアノを弾いているの?」

彡(゚)(゚)「せや、自作のオペラを作ろうと思ってな」

 

(;´・ω・` ) .。oO(この時間は……)

ボクがピアノの練習をするって約束してたのに

 

( ;´-ω-` ) .。oO(でも……)

変わってくれそうな雰囲気ではないな……

 

彡(゚)(゚)「それでや、ワイが今から歌ってみるさかい」

彡(゚)(゚)「ちょっと聴いてみてくれや」

 

(;´・ω・` )「うん……分かったよ」

彡(゚)(゚)「ほな、いくで」

 

彡(゚)(゚)♩♩♩♩♩

 

(;´・ω・` ) .。oO(うーん……)

単調で拍子も調整もない……音符を置いているだけ

音程も外れている

正直……最低限の音楽理論も知らない素人が思い付きで描いた駄作だ

 

彡(゚)(゚)「……どや?」

(;´・ω・` )「……テーマはいいけど」

 

(;´・ω・` )「オペラと呼ぶにはほど遠い出来だよ……」

彡(゚)(゚)……

 

(´・ω・`)「よかったら、基礎的なオペラ理論を教えようか?」

 

彡(•)(•)「バカにすんな!!」

彡(•)(•)「今さら一から音楽理論なんて学んでられるか!!」

 

(;´・ω・` )「でも……そんなんじゃ一生、完成しないよ」

(;´・ω・` )「それに、読書をする君なら分かるだろ?」

 

(´・ω・` )「知識や理論がどれだけ大事なものかを」

彡(•)(•)「ぐぬぬ……」

 

彡(-)(-)「……分かった」

彡(゚)(゚)「アドバイス、頼むわ」

 

(´・ω・` )「うん、任せて」

 

・・・

 

(´・ω・`)「そこはね、そうじゃなくて……」

彡(•)(•)「ぐぬぬ……」

 

(´・ω・`)「違うよ、それだと小節ごとに拍子が変わっちゃうよ」

彡(•)(•)「ぐぬぬ……」

 

(´・ω・`)「ここは、こういう風に正しい形式にしないと」

彡(•)(•)「……どっちが作曲者や?」

 

(´・ω・`)「え?」

彡(●)(●)「ワイとクビチェク、どっちがこのオペラの作曲者なんや!?」

 

(;´・ω・` )「それは君だけど……何をそんなに怒ってるんだい?」

彡(-)(-)「このままやと、ワイの構想とまったく別のもんができあがる」

 

(´・ω・`) .。oO(あぁ…そういうことか……)

きっとアドルフの頭の中には完成した曲が出来上がっている

でも、ボクを仲介することによって彼の創作は歪められていく

ボクが培ってきた音楽知識が彼の邪魔になっているんだ

 

スケッチなら

鉛筆を介して思う存分にアイディアを具現化することができるアドルフでも

音楽ではそうはいかない

ボクはアドルフの楽器にはなれないのだから

 

彡(゚)(゚)「なにか別の方法を考えんとな……」

 

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