彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大物芸術家や」   作:名無ナナシ

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第103話 旅行② 第104話 旅行③ 第105話 旅行④ 第106話 二人だけの世界

 

第103話 旅行②

 

二日目

彡(゚)(゚)「はえーこれがメルク修道院か……」

(´・ω・`)「すごいね……まるで、岩山から生えているみたい」

 

三時間後

彡(゚)(゚)「はえー」

( ;´-ω-` )「ねえ、そろそろ中に入ろうよ……」

 

彡(゚)(゚)「どうやったら、こんな断崖に修道院を建てれるんやろ」スタスタ

 

(。゚ω゚)「アドルフ、ダメだよ!」

(。゚ω゚)「危険だから立ち入り禁止って書いてあるじゃないか!!」

 

ε=ε=彡;(゚)(゚)⊂(;`・ω・´)「勝手にウロチョロしないの!!」

 

メルク修道院の中

彡(>)(<)「お!図書館があるやんけ!」

彡(゚)(゚)「ふむふむ……」

 

( ;´-ω-` )「旅行にきてまで読書ってどうなの……」

 

 

 

第104話 旅行③

 

三日目

彡(^)(^)「ひゃっほう!!」

(;´・ω・` )「アドルフ、はしゃぎすぎだよ…他のお客さんに迷惑だよ」

 

ボクたちは汽船に乗って、ドナウ川を下っていた

しばらくするとヴァッハウ渓谷にさしかかった

左側にヴァイテンエック城、右側にシェーンビュール城

さらに奥には険しい岩山の上にそびえるアックシュタイン城が見えた

 

彡;(゚)(゚)「スケッチが間に合わん!」

(´ᴖωᴖ`)「ははは、ホラホラ急いで!」

 

渓谷を抜けるとシュピッツとヴァイセンキルヒェンの町が見え

急斜面に植えられたブドウ畑の牧歌的な景色が広がっていた

 

(´・ω・`)「すごいロマンチック……」

(´・ω・`)「アドルフ……この風景を絵にしてよ」

 

・・・

 

(´・ω・`) .。oO(あれ??)

反応がないと思ったら

どこにもいない……

 

(・ω・`;≡;´・ω・)「また…勝手にウロチョロして……」

 

(。゚ω゚)「あ!あんな所に!!」

 

アドルフは船首に立ち、景色に見とれていた

 

(;´・ω・` )「なにやってるの!危ないからはやくこっちに」

彡(゚)(゚)「I’m the king of the world!」

 

(´・ω・`)「なにそれ?」

彡(゚)(゚)「なんか知らんが……叫びたくなった……」

 

それから船は東へと進路を変え工業地帯に入った

倉庫、製油所、資材置き場に粗末な小屋、放浪の民の集落もあった

 

(´・ω・`)「汚ったない所だな……」

 

(´・ω・`)「ボクたちの知るライン川とは思えないね」

彡(゚)(゚)「……」

 

(´・ω・`)「アドルフ?」

彡(゚)(゚)「……」

 

(´・ω・`) .。oO(どうしたんだろう?)

アドルフは黙ったまま物想いにふけっていた

 

 

第105話 旅行④

 

四日目

ボクたちは列車に乗って、山岳地帯に来た

 

(´・ω・`)「青い空、緑に輝く草原、雪をかぶった山々……」

(´・ω・`)「いい景色だね」

 

彡(゚)(゚)「さらに登ったら、もっとよく見えるんとちゃうか?」

(´・ω・`)「まあ、たしかに…そうだろうけど」

 

(´・ω・` )「登山の準備なんてしてきてないよ……」

彡(゚)(゚)「道はあるんやし、歩いていけばいいだけやろ」

 

彡(゚)(゚)「よし、いくで」

(。゚ω゚)「ちょっと、待ってよ!」

 

┗(゚)(゚)ミ┓┗(‘・ω・`; )┓三三3

 

ボクとアドルフはろくな準備もなく出発した

そしてしばらく行くと、頂上と思われる平地に到着した

 

彡(゚)(゚)「……」

(´・ω・`)「……」

 

(´・ω・`) .。oO(あまりの壮大な景色に言葉が出ない)

天国から見る地上ってこんな感じなんだろうな

人間がどれほど小さな存在かを、まざまざと見せつけられた気分だ

 

感激のあまり時間を忘れていた

すると太陽が黒雲に隠れ、霧が立ち昇り、雷雨が降り注いだ

 

急いで山道を下った

全身ずぶ濡れ、靴の中まで水浸し、冷たい風も吹いてきて

ボクはあまりの寒さに震えた

でも、どういう訳かアドルフは上機嫌だった

 

┗(^)(^)川┓┗:(´ºωº`):┓三3

 

(。゚ω゚)「あそこに小屋がある!」

(;`・ω・´)「ひとまず避難だ!」

 

 

 

第106話 二人だけの世界

 

小屋の中

(;´・ω・` )「止みそうにない、一晩ここに泊まるしかなさそうだ」

川(゚)(゚)「干し草と亜麻布があったで」

 

(;´・ω・` )「二人で寝るにはそれで十分だね……」

(* >ω<)、;'.・くちゅん

 

川(゚)(゚)「濡れたままやと風邪ひくで」

:(´ºωº`):「そ、そうだね」

 

ボクたちは服を脱ぎ、亜麻布にくるまり、干し草をベットにした

 

(´・ω・`) .。oO(一時はどうなるかと思ったけど……)

二人だけ、暗闇の中、雨音だけが聞こえる小屋の中は……

とても神秘的な世界だった

でも……

 

(´・ω・`)「お腹が空いたね」グーギュルギュル

彡(゚)(゚)「せやな」グーギュルギュル

 

彡(-)(-)「……でも」

彡(゚)(゚)「苦しみも二人で分け合えば半分になるわ」

 

(´・ω・`)「これまでもそうだったよね……」

 

体も温まってきて、想いで話に花が咲いた

 

彡(゚)(゚)「クビチェク……」

(´・ω・`)「なんだい?」

 

彡(-)(-)「いや、なんでもないわ……」

(´・ω・`)「なんだよ……気になるじゃないか」

 

彡(-)(-)「なんや……その……」

彡(゚)(゚)「ありがとな……」

 

(´・ω・`)「旅行のお礼かい?」

(´・ω・`)「そんなのいいよ……ボクも楽しかったし」

 

(´・ω・`)「また来ようね」

彡(゚)(゚)「せやな……」

 

こうしてボクたちの旅行は幕を閉じた

 

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