彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大物芸術家や」   作:名無ナナシ

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第129話 別れ 第130話 リエンツィ 第131話 またね

 

第129話 別れ

 

その後、僕たちは劇場に向け歩き出した

だが、階段の所までくるとアドルフは止まった

 

(´・ω・`)??

 

彡(-)(-)「すまんな」

彡(゚)(゚)「ワイは他にやることがあるから一緒に見れへんのや…」

 

(´・ω・`; )「え…」

彡;(゚)(゚)「そんな顔すんなや……でもな…」

 

彡(゚)(゚)「若いワイらがあれだけ熱狂したワーグナーの劇や!」

彡(^)(^)「ちゃんと楽しむんやでクビチェク」

 

     ガシッ!

(´・ω・`)つ⊂(゚)(゚)ミ

アドルフは両手でボクの手をしっかり握りしめた

 

\(   )ミ

そして回れ右して、振り向かずに、少し早足で出口に向かおうとした

 

(´・ω・`)「ア……」

彡(゚)(゚)「ん、なんや?」

 

(;´・ω・` )「あ、え、えーと…」

彡(゚)(゚)「……」

 

(´・ω・`)「もしかして戦争の……こと?」

 

彡(゚)(゚)「お!」

彡(^)(^)「せや お前も少しは政治に関心を持つようになったんやな!」

 

彡(゚)(゚)「クビツェク、お前も知っとるやろ」

彡(゚)(゚)「どれ程ワイに建設したいものがあるかを」

 

彡(●)(●)「戦争なんて糞や!」

彡(●)(●)「ワイの建築計画を邪魔しおってからに……」

 

彡(-)(-)「この戦争のせいで……」

彡(゚)(゚)「ワイの建設事業は何年も後戻りしてしまったんや」

 

彡(-)(-)「残念や」

彡(-)(-)「ワイは戦争をするために帝国宰相になったんやない…」

 

(´・ω・`)……

 

彡(゚)(゚)「闘争の日々が終わったら、ワイはお前を呼ぶ」

彡(゚)(゚)「そしたらまた……」

 

彡(^)(^)「芸術について語ろうや」

彡(^)(^)「お前はずっとワイのそばにおらなアカンのやからな!」

 

 

 

第130話 リエンツィ

 

ヴー

 

解放者リエンツィは高らかに宣言した

トランペットの響きが

長く鳴り響くのを聞いたら

起き上がって駆けつけるのだ

そのとき私は諸君に自由を宣言する

 

貴族マドリアーノが問う

リエンツィ、君は何をする気だ?

君は強大だ。言ってくれ、

権力をどこに向けて使う気なのだ?

 

リエンツィは答える

私はこの国を偉大で自由にする

……

私はそのために法を作りたいだけだ

その法に民衆も貴族も従うのだ!

 

民衆は狂喜する

彼こそ、我ら民衆のためにいるのだ

それゆえ、我らの言うこと聞いて、賛成してくれ

我らは彼の民衆、彼は我らの王だ!

 

リエンツィは叫んだ

私は王ではない!

だが、諸君らは私を守護者に選んだ

民衆に法を知らしめる守護者

諸君らの先祖に倣って

護民官と私は名乗ろう!

 

民衆は歓喜して答える

ハイル リエンツィ、我らの護民官!

 

貴族ステファノは吐き捨てる

奴は民衆の偶像だ

民衆を欺瞞している

 

・・・

 

貴族に扇動された民衆がわめく

裏切り者!俺たちは奴に尽くした

奴の功名心のために、俺たちの血が犠牲になった

奴は俺たちを破滅に追い込んだ

復讐だ!

 

リエンツィは嘆く

……私が引き上げてやった民衆たちも

私を見捨てた

私の幸運に集まってきた友たちも

私を見捨てた……

 

貴族は嘲笑する

しょせん、愚かな暴徒どもだ!

リエンツィが奴らを騎士にしたのだ

リエンツィを奴らから奪えば、奴らは本来の群衆に戻る!

 

民衆は怒り狂う

集まれ!集まれ!急いでこっちに来い!

石を持って来い!たいまつを持って来い!

リエンツィは呪われた。奴は破門された!

奴は俺たちを裏切った!!

 

リエンツィは問いかける

言ってくれ、誰が諸君らを偉大で自由にしたか?

私が自由と平和を与えたとき

諸君らは私に歓喜して挨拶してくれたではないか

あの歓喜のことをもう思い出してくれないのか?

もう私の名を呼んではくれないのか?

 

誰もリエンツィに耳を傾けようとしない

 

……何ということだ!これが人間なのか?

人間とは、これほど惨めで無価値なのか?

私はお前たちを呪うぞ!

こんな世界は呪われ、破滅するがよい!

腐敗し、干からびた世界!

お前たちがそれを望んだのだ!

 

パチパチパチパチパチパチパチパチ

 

彡(゚)(゚)/「ワイのすべてはここから始まったんや!」

 

(´・ω・`)「…うん、初めてリンツでこの劇を見た時も……」

(´・ω・`)「君はそう叫んだよね」

 

(。゚ω゚)「え!?アドルフ?」

 

慌てて横を振り向くと怪訝そうな顔をした老年の紳士が

(◦灬⦿)ジトォーと僕のことを凝視していた

 

(;´・ω・` ) .。oO(あれ?この人…)

どこかで見たことがあるような気が……

 

(◦灬¯)「ゴホン!」

(;´・ω・` )「す、すみません!」

 

(;´・ω・` )「あまりに感銘を受けてしまってその一人ごとを……」

(;´・ω・` )「……本当にすみません」

 

なんだ空耳か…

 

 

第131話 またね

 

演目がすべて終わり僕は見送りの最前列に立っていた

眼の前には黒光りのベンツがゆっくり通りすぎようとしている

こんな車に乗れるのは要人に決まっている

そしてそれがアドルフ・ヒトラーだと誰でも知っている

誰もが歓声を上げて彼を送り出そうとしていた

 

僕も皆と同じように手を振った

すると、アドルフがきづいたようだ

運転手に何か合図をだしている

 

キキッ

車が止まった

 

ウィーン

窓が開いた

 

彡(^)(^)つスッ

微笑んだアドルフが握手を求めてきた

 

       つ⊂

 

彡(^)(^)「ほななクビチェク、また!」

(´・ω・`) .。oO(うん、またね アドルフ)

 

      つ  ⊂

 

ウィーン

窓が閉まった

 

一九三九年 第二次世界大戦勃発

一九四〇年 ドイツ・イタリア・日本三国同盟締結

一九四一年 ドイツ ソ連に宣戦布告

一九四三年 スターリングラードの戦い ドイツ敗北

一九四四年 連合国軍 ドイツに侵攻

 

一九四五年 アドルフ・ヒトラー自殺

         彡(゚)(゚)

         ┏┛墓┗┓

       

       第二次世界大戦終結

 

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