彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大物芸術家や」 作:名無ナナシ
第132話 エピローグ
終戦後、僕はアドルフ・ヒトラーの関係者として逮捕された
「あなたはヒトラーから何かもらいましたか?」
(´・ω・`)「いいえ」
「何も?」
(´・ω・`)「はい」
「お金も?」
(´・ω・`)「はい」
「食糧などは?」
(´・ω・`)「もらってません」
「車は?家は?」
(´・ω・`)「もらってません」
「美女を紹介されたりは?」
(`・ω・´)「ありえません」
「何かに招待されたことは?」
(´・ω・`)「ワーグナーの祝賀劇に招待されました」
「ヒトラーはあなたを歓迎しましたか?」
(´・ω・`)「はい」
「よく会いましたか?」
(´・ω・`)「ほんの数回です」
「どうやって彼に会ったのですか?」
(´・ω・`)「僕から会いに行きました」
「その時、ヒトラーはあなたのそばにいましたか?」
(´・ω・`)「はい、すぐそばにいました」
「二人だけで?」
(´・ω・`)「二人だけです」
「警護もなしで?」
(´・ω・`)「警護もなしです」
「それならあなたはヒトラーを殺すこともできたでしょう?」
(;´・ω・` )「…はい、できたと思います」
「最後にひとつ聞きます」
ではなぜ、あなたはヒトラーを殺さなかったのですか?
彼を殺していれば…あなたは英雄になれたのに
それは…
僕とアドルフは友人だから
でも…こんなこと言えるわけがない……
彼は戦勝国の人々から
そして……
あんなに熱狂していた国民からも
史上最悪の独裁者と称される極悪人となっていた
そんな男を友だなどと口が裂けても言えるはずがない
………
………
……でも
あの時、いやあの時、それともあの時
それとも……あの時
アドルフにちゃんと向き合っていたら
アドルフに君は間違っているって言えたなら
激怒するアドルフに言い返してたら
そしてとことんアドルフと言い争ってたら
どうなってたんだろう…
二人がおじいちゃんになっても一緒に劇場に足を運んでいたのかな?
そして芸術について語り合うんだ!
ボクが聞き役でアドルフが話す役なのはきっと変わらないんだろうけど
……
まあでも、そんなことできるわけないんだけどね
言えるわけないじゃん!
だって、あのアドルフ・ヒトラーにだよ!!
だから何を思ったって
過去は変わらないし、未来も変えられない
彼が許されない罪を犯したことも変わらないし、変えられない
……
でも……
ボクとアドルフが友達だってことも変わらないし、変えられない
だからアドルフには言えなかったけど
今ならはっきりと言える
(´・ω・`)「そんなの決まってるだろ」
(´・ω・`)「ヒトラーはボクの友達だからさ」
おしまい
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