とりあえずメインキャラであるセリナが登場する四話まで見ていただけると嬉しいです。一話と二話は流してもそれほど支障なくストーリーを追えます。
※PCダークモードで書いてるので、それ以外の環境でおかしかったらすみません。
・優しい
・冷笑していない
・人の感覚をある程度持っている
・他人の意思を尊重する
・人生が楽しい
というこれ以上はそうそういないくらいに極めて人類に有益な上位者です。
1-A1-人生エンジョイ勢
私の原点体たるそれの名前は××××××××。三次元生物である人間とは比喩的にも文字通り的にも次元が違う上位者だな。しかしそれは人間的な心を同時に持ち合わせることができた…より詳しく言うと大いなるそれの中に彩られる文様が、偶然一時的に人の様な形を示した…それが私という存在の始発点。
偶然描かれた人の心の様な文様を、分霊を作るようなイメージで独立し…作り出したのが今の私の本体であるトルヤである。
外なる世界は私にとっては居心地が悪く、当然人として楽しく暮らせる世界を探すことにした。
最初は危なくそれ用の世界を作ろうとしてしまったのだけど…それよりも先に、いきなり自分で作っても面白いものは作れないということに気づいたあの時の私はえらかった。
目的を果たすためにはいくつか問題があった…大きいものでいうと、そもそも本体は人間世界に顕現できないということとか。私がそのまま顕現しようとすれば、それが成功する前に世界が空気を入れすぎた風船みたいに弾けてしまう。
上位者には上位者の苦労があるんだなと思ったけど、考えてみたら原体は人間なんてまともに認識すらしていない。つまりわざわざ人の世界に赴こうとしている私が勝手に苦労しているだけだった……仕方ないね(許容の心)。
世界を壊さずに顕現するための人間体を準備しながら丁度いい世界を探していた私が最終的に見つけたのが、キヴォトスという極めて都合がいい世界だった。何が都合がいいかというと、キヴォトスには人外が人間のように生活するためのオープンソース(上位者視点)プロトコルがデフォルトで備わっていたのだ。
しかもそれだけじゃないぞ!人間の様に生きるためには、ルールも手加減も必要だ。それがなくて人外が人間のように生活できるはずがない。ならばみんなで銃火器を使えば、ある程度パワー格差を是正して平均化することができる、というのがキヴォトスの解答だったのだ。
下手に剣やら杖やら持たせたら格差は広まるばかり!しかしみんなが銃火器を持てばあら不思議、社会が簡単に崩壊することもない。すごい!目からうろこだった。肉体の規格をそろえ、世界規則を整備し、共通の武器という常識を整備する。
その上で住人が非常に死ににくくなるような世界法則…あるいはルールを完備…これが楽園ってやつなのかな?
ワンダフル!ファンタスティック!おお、マジェスティック!なんて素晴らしい世界なんだキヴォトス!微妙に人間世界ってこんなんだっけ?と疑問に思ったけどそんなのどうでもいいくらいにすごい!!
そういうわけで参考になる元はあるのでこれに合わせつつ人の体を作った。
気を付けなければいけないのが、何も考えずに作ると私を見た人が頭がおかしくなって(SAN値直葬して)しまうこと。人は私を見ただけで発狂する…なんてか弱い生き物なんだ…。
だから、私は安全だよ怖くないよってアピールをしておく必要があったんですね。*1
これで見ただけで発狂するようなことは無くなったし、何ならわずかに気分が良くなるはずだ。そうやって生まれた人間体の化身こそが、私こと
うまいこと人間体ができて私もニッコリ…だったのだが、私が見つけたこのキヴォトス…次元のエリア的に割と危険なところに進んでしまっているようだった。
ちらりと見渡してみれば、同一エリア内に進行した世界がキヴォトス以外も次々と滅びている様が見える。キヴォトス自体も私が目を付けたところはともかく、他の平行世界キヴォトスは割と滅んでいる様子だ。
キヴォトスの死因を見てると通常規格では無かったはずの存在…"イレギュラー"によって滅んでる場合が多いっぽいんだけど……何かたまに中の住人にぶっ壊されてない?これ自滅じゃね?
せっかく私が降り立つ世界にさっさと滅ばれても困るし…なんならうっかり私が滅ぼしちゃう可能性を考えて、いくらか手伝ってあげよう。私、遠星操夜が救済しようというのだ、アムロ!
そうして無事に転生を果たし、人として生きている私は、しばらくして人の心もいい感じに馴染んできた。設定したパワーも大体既存の範囲から逸脱してないし、キヴォトスも無事に存続している。ロマン的秘密結社・地鎮祭を作ったり、風紀委員長として星と呼ばれたり、人生満喫中だ。
さて、私の人生のハイライトを三つ上げるとしよう。
一つは幼い頃から手掛けている、私が作った秘密結社・地鎮祭。趣味で人助けをしていたら仲間が増えていって、ロマンを求めて始めた秘密結社がガチの組織に成長してしまった、というのが地鎮祭の誕生秘話だったりする。
しかし人を助けるほどに狂信者が増えていくのは何なんだ。人を狂わせないようにあえて安心アピールだってしているのに。
…これって人の視点に立って考えてみると理由はいくつか分かるんだけど、一言で表すとキヴォトスが悪いっていう言葉に収束しちゃうんだよね。キヴォトス君この社会大丈夫?本当に予定通り?
やばい宗教団体になるのが嫌で個人的に「狂信者諸君、真っ当な人格に戻ろう!キャンペーン」を今でも続けているのだが、成果はそこそこ。まあそもそも地鎮祭はみんなで楽しみながら趣味で人とか世界を救う組織だから、本人が望むのであればそのとおりにやらせている。やりたくて狂信者やってるならまあいいんじゃないのって感じで。
二つ目は後輩である空崎ヒナを好きになって結果私がゲヘナ風紀委員長になり、改革を決行して星と呼ばれるようになったこと。
頑張り屋さんが大好きな私は空崎ヒナを知った結果「俺が守護らねばならぬ」的なのに目覚め、一念発起。かなりの大物も含めて邪魔者を殴り倒したりしつつゲヘナ風紀委員長に就任、大改革に成功した。
起業して雇用を改善してゲヘナの治安をマシにしたり、連邦生徒会長と密会したり。ヒナに笑顔と余暇を与えるためだけに無敵の風紀委員長になったり。いろいろやった結果尊敬を込めて"ゲヘナの星"と呼ばれるようになり、ゲヘナの外にまで名声が轟いてしまう。
まあ私も星が瞬いたぞ!とかノリノリで言ってたからアレだけど。ヒナを幸せにしたかったからやった、後悔はしていない。好きな人が増えるっていいことだよな!
三つ目はそんなヒナに「
実はキヴォトスの外の世界も結構ヤバくて*2、あのタイミングで外に出ないと間に合わなかったのです。
そうしてキヴォトスの外の世界で色々やっていたら、肝心のキヴォトスがダメだったらしく、時間の巻き戻し…というか過去の曖昧化みたいな事態が発生していた。連邦生徒会長が最悪の事態に備えて隠してた最後の手段じゃん、どうして(猫)…と思いつつ、仕方ないから歪んだ時空間へと無理やり飛び込んでいったのだった。
たどり着いていきなり不明勢力に襲われる訳だけど。
Tips
銃火器はマナー。強い者にとっては手加減であり、弱い者にとっては力になる。
遠星操夜、地鎮祭、イレギュラーと原作にない要素がいくつもありますが、フィーリングで大丈夫です。語られていないことの説明はそれぞれまた後でとなります。
最初は純粋な瞳でキヴォトスすごい!って言ってた星上が、暮らしている内にキヴォトスが悪いだろこれって言うようになりました(笑)