名前
年齢 34歳(物語開始時点)
誕生日 5月25日
血液型 A型
身長 186cm
好きな食べ物 カレーライス
嫌いな食べ物 無し
フルーツパーラー『ドルーパーズ』のオーナー。鉱芽からは「おやっさん」と呼び慕われている。パフェ作りに関しては彼の横に出る者はいないと言われるほどの腕の持つ。非常に達観した考えの持ち主であり、過去の鉱芽を救い、そして現在の鉱芽の人生観にも強い影響を与えている人物。
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アイエエエエ! フィギュアーツ真姫ちゃん!? フィギュアーツ真姫ちゃんナンデ!?
間接の見える可動式フィギュアでありながら、その知性溢れる美貌は実際奥ゆかしい。
備えよう。
……アニメイシヨン、私は好きですよ。
それでは今回もどうぞ。
「ごちそうさま~」
「はいっ、ありがとうございました」
「すいませーん」
「はい、ただいま」
カウンターからドルーパーズを後にする客を笑顔で見送り、すぐさま他の客の注文に取り掛かる木曜の午後。今は時間的にはもう放課後だ。だからこんなにも人が多くなるし、忙しくもなる。
「別によかったのによぉ。手伝ってくれなくても」
とはトレイを片手にすれ違ったザックからの言葉である。彼がここにいることから分かる通り、本来今の時間は俺のシフトではない。今俺がしているのは仕事とは離れたただのお手伝いだ。
「いいんだよ。なんだか無性に体動かしたいんだ」
俺がそう言い返すのも、気分の問題だろう。人というのは気分がいいとどうも身体を動かしたくなるものだ。丁度今の俺みたいにな。
「なんかあったのか?」
何かあった? ふふふ……これが舞い上がらずにいられるかっての。
「ああっ。μ'sが9人になったんだよっ」
そう、これである。
「9人? 2人増えたのか?」
「イエス。で、うち一人はあの生徒会長」
「ええっ、マジかよ。あの堅そうな女が……」
そんなザックの評価に俺は内心苦笑する。確かにあの時の絵里は堅かったし、ザックがそんな印象を持つのも無理はないな。まあ、今の絵里が聞けば間違いなく顔を赤らめるだろうけど。
そして今日の朝、早速9人になった新生μ'sの練習があったわけだ……希は巫女の仕事をしていたから8人での練習だったけどな。とは言え、最近の平日の朝は基本的に身体を作る運動だから大したことはしていない。多分今頃は絵里指導の元、μ'sのダンスレッスンが行われているはずだ。
「そっ、だから今もまだ嬉しいってわけ」
「へぇ……それは幸せそうで何よりだ」
軽い返事ながらもザックの今の言葉には嫌味も何もなく、純粋にそう思ってくれている。コイツはそう言うヤツだからなぁ。
「話の邪魔して悪いけどよ──」
「あっ……」
「おやっさん……」
店のど真ん中でそんな話をしていた時、俺たちの間を裂くようにおやっさんの言葉が紡がれる。
「──客、呼んでるぞ? ……はいっ、ザックはさっさと作業に戻る。鉱芽も手伝うならちゃんと手伝う。分かったか?」
「「はい。すんませんっした」」
おやっさんに咎められて俺達は互いに元の作業に戻る。いやぁ、失敗した。舞い上がり過ぎてつい話し込んでしまった。どうしても誰かにμ'sの件を言いたかったってのもあるけど、これからは気を付けないとな。
そんな感じで俺も再び作業を続行しようとした時だった。
「こんにちは~」
「いらっしゃ……ことり? それに絵里も?」
「……こんにちは」
なんとドルーパーズの扉を開けて来店してきたのは、ことりと絵里だった。
「どうしたよ、珍しい。ってか練習終わったのか?」
「うん、今さっきね」
「ふぅん……で、遊びにきた、と」
「そんなとこかな? えへっ」
なんて、ことりは可愛らしく答える。対して絵里の方はどういう訳か特に話そうともせず、ことりの後ろでじっとしているだけだ。珍しいな……というよりらしくない。絵里ってもう少し堂々としていた印象があったけど。
「それで……絵里はなんでそこでじっと固まってるわけ?」
「えっ? え、あ、いや……その……」
「?」
俺の質問にまたしても彼女らしからぬ狼狽を見せる。う~ん、そうだなぁ。じゃあ──
「……場所変えるか」
「えっ?」
「おやっさん、すいません! 俺、上がります!」
俺が厨房に向かって叫ぶと、中から「おお、そうか。お疲れ」とおやっさんの返事が届く。ザックも俺の後ろの2人に気付いてか、特に理由も聞かず「お疲れ」とだけ返してくれた。
「あの、鉱芽……?」
「パフェ食べに来たって訳じゃないんでしょ? だったらどっか別の場所に行こっか」
「私は賛成っ」
俺の提案にことりはすぐさま了承し、絵里も幾分か遅れてそれに同意する。よしっ、じゃあ行きますか。
そしてドルーパーズを後にし、ゆっくりと3人で適当に歩き始めた俺たち。まあ場所なんてどこにでもあるだろ。公園とかな。
歩き始めてから数分は他愛のない会話が続いていた。穂乃果の朝がどうの、海未ちゃんの叱責がどうの、真姫とニコの喧騒がどうの、と最近の学校でのμ'sの近況も話してくれた。だが、その中で一つ気になったことがある。いや、気になったというより確認したいことが。
「それで、ことりはちゃんと絵里を受け入れられたんだな」
「うんっ」
多分、その笑顔は嘘偽りのないものだろう。ことりから伝わってくるこの謎の柔らかいオーラが、絵里に敵対心を持っていないことを感じさせる。
「もう全員、絵里先輩の事を受け入れていますよ」
「……だってよ絵里。やっぱ受け入れられるもんだよ。特にこいつ等は」
「……私はそれが少し意外だったかな。特に南さんがね」
「えっ?」
だけど絵里のこの発言には少し驚いてしまう。絵里の発言を聞くに、『ことりが一番自分を受け入れないと思っていた』と言うのだから。
「どういう事?」
「……先週の金曜の話だけど──」
そして絵里が話してくれる、以前の彼女たちの間で起こった悶着。それは少しだけなら俺も聞いたことがある話だった。以前絵里が俺の事を「いい加減な人」と評して、μ's一同の不評を買ってしまった話だ。だけどこの話には続きがあった。なんとあのことりが、絵里に対して激情を露わにして叫んだのだという。あの、いつもほんわかとしていることりが、怒りを隠そうともせずに声を轟かせたらしい。
「つまりマジギレしちゃったわけですかい、ことりさん」
「もぉ~、その話は止めてください。恥ずかしいですよぉ……」
顔を少し伏せてその表面を赤らめることり。本当に恥ずかしいのか、耳や首まで真っ赤に染まりつつある。
だが、これで絵里の言っていることの意味は分かった。一番絵里に対して不満を持っていたのはことりかも知れなかったからだ。しかしこうなると逆に、こんなにも絵里を受け入れられたと言う理由も気になるな。なんだか異様に仲良く見えるし……。
「受け入れたはいいとして、いつの間にお前らはそんなに仲良くなったんだ?」
「……え、えぇっとぉ……」
「お願いっ、言わないで言わないでっ」
「……(あぁ~……)」
俺が理由を質すと、今度は絵里の方が顔を赤らめだす。ことりも発言を渋っているし……はぁ、何となく予想は着くけど……聞かないでおこう。というより、聞かなかったことにしておこう、うん。
「ま、今はいいや、その話は」
と、半ば無理矢理話題を終わらせると、絵里は胸を撫で下ろして深く息を吐きだす。そんなに聞かれたくなかったんかい、という気持ちは心の中に閉まっておく。
そしてすぐ前を見ればそこには公園が見えた。そう言えばドルーパーズに寄ってきた理由、まだ聞いてなかったし、あそこで話すのもいいだろう。そう思い、その公園へ足を踏み入れようとした時だった。
「……あっ」
「あっ……どうも」
「ああっ、この間のお兄ちゃん!」
ほぼ同時に、公園に入ろうとする二人の兄弟と鉢合わせになった。そしてその二人は、以前俺が寄った花屋にいた、あの兄弟だった。兄の方は俺と同い年くらいで、男なのに花が似合うような綺麗な顔をしている。そして弟はあの時ぶつかり掛けた、元気で礼儀正しい子だ。ってか弟、よく俺の事覚えていたな。ぶつかり掛けて余計に顔とか見えてないと思ってたけど。
「鉱芽さん、知り合いですか?」
「ん、まあな」
しかし思わぬところで出会うもんだな。そして俺達は、何かの縁だということで共に公園に入る事にした。
────────────―
「今日──木曜日は店を休みにしててね」
「ふ~ん、なるほど」
あれから後、てっきり俺と絵里の会話になるかと思ったが、どういう訳か成り行きで、今現在、ことりと絵里はあの弟君と一緒にキャッチボールをして遊んでいた。そして俺はというと、この好青年と一緒にブランコに座りながら会話をしゃれ込んでいるわけだ。ずっと座りっぱなしでは退屈なので、俺は軽くブランコを漕ぎながら話を進めていた。
「で、ユウゴは弟のために遊ぼう……と。いいお兄さんじゃん」
「いえいえ」
照れくさげに首を竦め、顔の手で仰ぐその挙動が本当に男かと思ってしまう程の可憐な雰囲気を作っている。これ多分、相当女性ファンいるぞ。うん、間違いない。
彼の名は
しかしどうやらバイトには困っていないらしい……色々な意味で。ま、こんな顔だしな。
「あっ、そうだユウゴ。また花の注文していい? 今度土曜日寄るからさ」
花……以前彼の店に寄った時に購入していったものだ。そしてその花は、俺が
俺がそう尋ねると、彼が持ち前の綺麗な笑顔で「うん、もちろん」と頷いてくれる。ああ、やっぱこの人天使だわ。
「あのお花、気に入ってもらえたんだ」
「そうなんだよ。
そして俺は
「その人って、鉱芽の大切な人?」
「まぁ、そう言うところかな」
「……あんなに可愛い彼女いるのに?」
「ちょい待ち!」
その一言にはツッコまざるを得ない。揺れるブランコを無理矢理足で止めて、割と迫真の表情で彼に振り返る。
それにしてもこの男、可愛い顔してなんつー事を口にするんだよ……。
「はぁ……別にあいつ等は彼女じゃないよ。大事な仲間だけどな」
「へぇ~。じゃあその入院中の人が彼女?」
「そっちでもない。ってかアンタさっきから彼女彼女うるさいなっ。そんなに気になんのかっ?」
「だって、あんなに可愛い子に囲まれてるところ見たら……ねぇ? 気になっちゃうじゃない」
訂正。コイツ天使じゃねぇ。悪魔だ。
「……まあ、確かに誤解されても仕方ない環境にいるのは自覚してる……」
「あ、そうなんだ」
「それで一番最初の質問の続きだけど……あの人は……そうだな、裕太君で言うところのユウゴみたいなものかな?」
最初の質問……彼から受け取った花をプレゼントした人の事を、その関係性を彼ら兄弟に例える。そしてユウゴも今度はふざけることなく、先ほどとは打って変わって真面目な表情になって言葉を返す。
「……育ての親、なんだね」
「まぁ、似たようなもん。短い期間だったし」
「でも大切な人なんでしょ?」
「…………まぁな」
今も病院に居るあの人の面影を思いだしてつい恥ずかしくなってしまう。
それにしても「大切な人」か……よくもまあそんな事が言えるよな。
あの人は……彼女は……俺のせいで大切なものを失ったというのに……。
「……」
「……鉱芽?」
「……っ、ごめん。少し考え事してた」
明らかに胸に一物抱えていますよ、と言わんばかりの素振りで返してしまうが、ユウゴはただ短く「そっか」と呟くだけで余計な詮索をしてこなかった。うわぁ……やっぱこの人すっげぇいい人だ。女顔だけどすげぇいい男だ。
そんな風に捉えてしまうのも、彼が醸し出す穏やかな雰囲気のためだろうか。
「……楽しそうだね」
「そうだな」
目の前で遊んでいる三人の姿を見てふとそんな事を漏らすユウゴに、俺も共感してじっと彼女たちを眺める。
あぁ……平和だなぁ……。
────────────―
何故か成り行きで小さな男の子と遊ぶことになった私と南さん。キャッチボールとは言ったものの、グローブは二つしかないから、私と南さんとで一つのグローブを交代交代で回して使っている。別に彼と──裕太君と遊ぶ分には構わないのだけど、なんだか本来の目的を忘れてしまいそうになる。
そもそも今日私が葛木さんの元を訪れたのは、彼に助けてもらいたかったからだ。情けないけど、また彼の助言が欲しくなってしまった。
今日の午後、私はμ'sに入ってから初めて学校で彼女たちの練習を指導した。みんな昨日の一件もあってか、私の事をもう敵だなんて見てなく、一人の仲間として接してくれた。それはとても嬉しかったんだけど、それでも私にはもう一つ気にしている事があった。
それは生徒会のこと。私は今まで生徒会で動く中で、散々μ'sの活動を無視しようと、または抑制しようとしていた。だから、あれほどμ'sの活動を認めてこなかった私が──生徒会長としての私自身が今更μ'sに入ったことを、生徒会のみんなが何て思っているかと考えると怖くなってしまう。失望されるのだろうか? 虫の居所がよすぎると非難されるのではないか? そんなネガティブな考えが頭の中を何度もよぎり、つい不安に駆られてしまう。
幸い今日は生徒会の集まりはなかったから、希以外とは誰とも会わなかった。だけど、こんな私を生徒会のみんなは受け入れてくれるかがどうしても不安に感じてしまった。
だから、また迷惑をかけるかも知れないけど、私は彼に──鉱芽に会いたいと思ってしまった。
だって彼は、こんな私を救ってくれた人だから。
私が変わるのを必死に後押ししてくれた人だから。
そして、私が……好きになってしまった人だから……。
「はい、南さん」
「ありがとっ、絵里先輩」
そろそろグローブを彼女に渡す頃だと思い、南さんにキャッチボールの相手を代わってもらう。
その笑顔がとても眩しく感じるとともに、先ほどの学校での出来事を思い出して苦笑いを浮かべてしまう。
──幸か不幸か、私のその純粋な気持ちは、すぐに南さんに知られることになってしまったのだ。
事の発端は、私が生徒会の事で悩んでいることをふと希に零した時だった。その会話をたまたま近くにいた南さんにも聞かれて、彼女にも少し相談に乗ってもらうことにしたの。でも、私が彼に会いたいという気持ちを持っていると知るや否や、的確に私の気持ちを当ててきたのよ。もう、どうしてあんなに人の気持ちが分かるのかしら。おかげで希にも知られちゃったじゃないっ。その時は恥ずかしくて恥ずかしくて、叫んで逃げだしたい気分だったわ。
だけどそれと同時に、私は南さんも自分と同じ気持ちを抱いていることを知った。彼女もまた、私と同じく彼のことが──鉱芽が好きなんだと。そう語る彼女のどこか幸せそうな顔を見て、私も毒気を抜かれたように大人しくなってしまった。全く、鉱芽……アナタって人は……。
そして結局、私と南さんは二人して彼の元を訪れるに至ったわけだ。同じ人に恋した者同士支え合おう、ということだけど、多分南さんは鉱芽さんに会う口実を作ってるんじゃないかしら。そう考えると、この大人しそうな少女がとても抜け目ない人間に感じてしまう。
でも、私たちが後腐れなくこうして仲良くしているのも、同じ人を好きになった者同士の繋がりみたいなものかもしれないわね。ちょっとしたシンパシーかしら。
「(だけど、やっぱり何とかならないかしらね……)」
そして私は一旦思考を切り替える。今は色恋沙汰ではなく自分の目の前の事をどうにかしなくてはならない。生徒会のみんなが私を受け入れてくれるか。それに関して、葛木鉱芽という一人の人間から助言を受けるべきだ。そう考えていた。
「ねぇ、裕太君」
「何? お姉ちゃん」
そんな中、キャッチボールを続けていた南さんは裕太君に質問を投げ駆けていた。
「もし、裕太君に好きな人がいたら──」
「えぇ~っ、いないよそんなのぉ!」
「『もし』だよ! もし裕太君の好きな人が裕太君を嫌いかもしれない、って誰かが言ってたら、裕太君はその言葉を信じる?」
「えぇ~っ? うぅ~ん……」
一体彼女は何をしてるんだろうと一瞬思いながらも、その質問が今の私の事を暗に表しているとすぐに理解した。「裕太君」が私、「好きな人」は生徒会、そして「誰か」も私。私自身が、生徒会が私を変な目で見ていると思いかけてしまっているから、南さんはそう訊ねたんだ。でも南さん、少し難しくないかしら? その質問……。
「今ね、このお姉ちゃんそれで困ってるの」
「ちょっ!?」
いきなり何を言いだすのこの子は!? そこで急に私に話題を振るのっ?
「え? そうなの? お姉ちゃんって好きな人いるの?」
「えっ? え、ぇぇ……っと、う、うん。そうね。いるわよ? 好きな人」
本来の質問の意味からは遠ざかっているけど、嘘は言ってない。思い切り狼狽しながら答えてる時点で、色々とボロは出てしまっている気がするけど……。
「それで、裕太君はその噂をどうするの?」
私は南さんから再度グローブを受け取り、裕太君が投げたボールを彼に投げ返しながら訊ねる。彼は危なげなくボールをグローブで掴むと、しばらく考えた様子で唸り始めていた。ほら、やっぱり困ってるじゃない。
「うぅ~ん……よく、分かんないけど……」
「うん……そうよね──」
「──多分、聞くと思う。その子に」
「……」
そう言って裕太君はボールを私に投げ返してくる。そんな彼の返答に一瞬反応が遅れ、あわやボールが顔面に直撃しそうになるも、直ぐに気付いてしっかりとグローブで掴み取る。まさか今の質問の答えを返されるとは思ってもみなかった。
「だって、気になるもんっ」
子供の言葉や理由は至極単純だ。だけどそれは真理であることが多い。
気になるなら聞けばいい。そんな当たり前の事に、私は少なからず面を食らってしまう。確かに今までの私の行動は変に回り道ばかりで、こんなに真っ直ぐ行くことなんて最近はなかった。
聞けばいい……そうよね、簡単なことじゃない。ほんの小さな子の、それでいて簡単な答えに、私自身驚くほどに納得してしまっていた。まさか鉱芽ではなく、こんな小さな子から助言を貰えるとは思いもしなかった。
「分かったわ。ありがとっ、裕太君」
そうして私は彼にボールを投げる。ちゃんと彼が捕れるような速さで、捕りやすい位置に向かって的確に、そして私の感謝の意も込めて。
「ん~、どういたしまして……?」
「ふふっ」
そう可愛らしく首を傾げる裕太君。多分私がどうしてお礼を言ったのか分かってないのかもね。
「南さん」
「?」
「私、ちゃんと向き合ってみるわ。生徒会のみんなにも」
「うんっ」
私がそう伝えると、南さんはまるで励ますかのように笑顔で頷いてくれる。その笑顔もまた、私を勇気づけてくれる。ふぅ……よしっ、早速明日、生徒会のみんなに伝えよう。私がμ'sに入ったことを。そして、今までの行動と正反対の事をすることに対する謝罪も。
それを決意できただけでも、今日は彼を尋ねた甲斐はあった。裕太君と出会えた意味はあった。
先日発売した『鎧武外伝 仮面ライダー斬月/バロン』、早速見ましたよ!
もう……ね、語りたいこと尽くしで本当に困ります(笑)
笑顔の主任とか、子供時代の主任とか、アクションしまくる小林豊とか、相変わらずの戦極とか……。そしてリンゴバロンはすごくカッコよかった!
鎧武の世界観や設定が更に深まる、本当にいい作品でした。
私の作品作りのモチベーションも上がるというものです。
それでは次回もご期待ください。