のんびりダンジョン攻略   作:ブラウンシュガー

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「ねぇ、キマジメ」

ノンビリが聞いた。

「なんだ?」

キマジメがノンビリの方を振り返る。

「ダンジョンを攻略するってことは、ダンジョンに泊まるってことだよね」

「まぁ、そうなるだろうね」

「うーん・・・」

ノンビリは考えこんでしまった。

「…もしかして、嫌なの?」

キマジメが聞く。

ノンビリは間を置いた後、ゆっくり首を縦に振った。

「…嫌なんだ」

キマジメがそう言うと、ユックリは今度は首を早く振った。

「コ、コイツ…」

キマジメはそっと呟いた。

「あー、ダンジョン探索がこんなに大変だとは思わなかったな。こんなに大変だったら『ダンジョン攻略したい』とか言わなきゃ良かったな」

「いや、お前、妹を助け出すんだろ?」

キマジメが言った。

「そ、そうだ!俺は、妹を探すためにこのダンジョンに入ったんだった!」

ノンビリが立ち上がった。

「おい、いきなり大きな声出すなよ。モンスターが出てきたらどうするんだよ」

キマジメが辺りをキョロキョロと見渡す。

「…来てないよ?」

「わかってるよ!」

今度はキマジメが大きな声を出した。

「でも、今日は疲れたな。今日はここで野営しようぜ」

「やる気ねぇじゃねぇか」

キマジメがツッこんだ。



幸い周りにモンスターがいないので、ここでテントを張ることにした。

「俺、野営好きなんだよね」

ノンビリがテントを張りながら言った。

「へぇ、そうなんだ」

「前なんか『ひとり野営』をよくやったもんだよ」

「『ひとり野営』って・・・。」

キマジメがつぶやいた。

「この間もひとり野営して、色んな野営メシを作って、それはもう楽しいひとり野営だったな」

ノンビリが思い出し笑いをする。

「もう野営が目的になってるじゃん」

キマジメが呆れたような声を出す。

「今日はその時に作った野営メシを作ってみるね」

ノンビリはバッグから鍋を取り出した。

「…お前、妹を探しに行くんだよな?」

「うん。でも、お腹が空いてるとダンジョン攻略できないから」

「そういうことじゃないよ」

ノンビリは鍋を火にかけた。

「…で、何を作るんだ?」

「キマジメもなんだかんだで気になるんじゃん」

ユックリがニヤつく。

「いや、別に…」

キマジメが目を逸らす。

「よし、沸騰してきたな」

鍋の水が沸騰してきたのを確認したノンビリは、バッグからラーメンを取り出した。

「よし」

ノンビリはそのラーメンを鍋に入れた。

「なかなかいい匂いがする…」

キマジメは前のめりになって匂いを嗅いでいる。

「そこにそいつを入れる…!」

ノンビリは、鍋にハムや野菜を入れて蓋を入れて煮込む。



10分後、鍋を開けたユックリは頷いた。

「できた!しょうゆラーメン!」

ノンビリは丼にラーメンを盛り、キマジメの元に差し出した。

「いや、こんなことしてる場合じゃないんだけどな…」

キマジメはそう言いながら、丼を持ちラーメンをすすった。

「…ウマい」

キマジメは驚いた表情で言った。

「だろ?」

ノンビリの顔が一気に綻ぶ。

「これは俺の自信作でさ、3日連続で食べたことがあるんだ」

「いや、食べすぎだろ」

キマジメがツッコむ。

「…そうだな」

ノンビリがようやく笑った。



「…ふー、食った食った」

ノンビリはお腹をさすると、その場に寝転んだ。

「…俺も腹一杯だわ」

キマジメも満足そうな顔をしている。

「でも、気をつけろよ。こう油断していると、モンスターが襲ってくるからな」

キマジメが釘を刺す。

「わかってるよ」

横になりながら、ノンビリが手を挙げる。




「おい、ノンビリ!起きろ!」

3時間ぐらい経っただろうか。

キマジメが鬼気迫る顔でノンビリを揺さぶって起こす。

「…キマジメ、何?いきなり」

ノンビリが目を擦りながら言った。

「そんなこと言ってる場合じゃないよ!ゴブリンが襲ってきたんだよ!」

「ゴブリン?」

ノンビリが向こうの方を見ると、棍棒を手に持ったゴブリンがこちらを見ていた。

「あ、ホントだ」

「『あ、ホントだ』じゃないよ!早く倒せよ!」

キマジメが叫ぶ。

ゴブリンはこっちに気がついた様子で、棍棒を振り回しながら、ノンビリ達の方に襲いかかってきた。

「お、おい、ノンビリ!早くしろよ!」

キマジメはかなりテンパっている。

「やれやれ、しょうがないな…」

ノンビリはゆっくり立ち上がると、腰の剣をゆっくり抜いて、ゴブリンの方に向かった。

「はぁっ!」

ノンビリはゴブリンに向かって素早く剣を振り降ろした。

ゴブリンは倒れた。

「こいつ、剣を使う時はすごい速いんだよな」

キマジメがホッとした顔で言った。

「へへっ、剣の修行は毎日欠かさず続けてたからね」

ノンビリが剣をしまった。

「普段からそんな風に動ければいいのにな」

「それは無理だな」

「なんで無理なんだよ」   

キマジメは腰を下ろす。

「…でも、助かったよ。ありがとう」

キマジメはノンビリの方を見て、お礼を言った。

「って寝てるのかよ!」

ノンビリはいびきをかいて横になって寝ていた。

「全く、能天気な奴だな」

キマジメも横になって眠りについた。



「ノンビリ、起きろ!」

キマジメはノンビリをゆすって起こす。

「あと少し…1時間だけ…」

「そんなに待ってられるか!」

結局ノンビリが起きるまで2時間もかかってしまった。

キマジメは、この先のダンジョン攻略が不安になったのであった。


第2階 俺、野営大好きなんだよね

「ねぇ、キマジメ」

 

ノンビリが聞いた。

 

「なんだ?」

 

キマジメがノンビリの方を振り返る。

 

「ダンジョンを攻略するってことは、ダンジョンに泊まるってことだよね」

 

「まぁ、そうなるだろうね」

 

「うーん・・・」

 

ノンビリは考えこんでしまった。

 

「…もしかして、嫌なの?」

 

キマジメが聞く。

 

ノンビリは間を置いた後、ゆっくり首を縦に振った。

 

「…嫌なんだ」

 

キマジメがそう言うと、ユックリは今度は首を早く振った。

 

「コ、コイツ…」

 

キマジメはそっと呟いた。

 

「あー、ダンジョン探索がこんなに大変だとは思わなかったな。こんなに大変だったら『ダンジョン攻略したい』とか言わなきゃ良かったな」

 

「いや、お前、妹を助け出すんだろ?」

 

キマジメが言った。

 

「そ、そうだ!俺は、妹を探すためにこのダンジョンに入ったんだった!」

 

ノンビリが立ち上がった。

 

「おい、いきなり大きな声出すなよ。モンスターが出てきたらどうするんだよ」

 

キマジメが辺りをキョロキョロと見渡す。

 

「…来てないよ?」

 

「わかってるよ!」

 

今度はキマジメが大きな声を出した。

 

「でも、今日は疲れたな。今日はここで野営しようぜ」

 

「やる気ねぇじゃねぇか」

 

キマジメがツッこんだ。

 

 

 

幸い周りにモンスターがいないので、ここでテントを張ることにした。

 

「俺、野営好きなんだよね」

 

ノンビリがテントを張りながら言った。

 

「へぇ、そうなんだ」

 

「前なんか『ひとり野営』をよくやったもんだよ」

 

「『ひとり野営』って・・・。」

 

キマジメがつぶやいた。

 

「この間もひとり野営して、色んな野営メシを作って、それはもう楽しいひとり野営だったな」

 

ノンビリが思い出し笑いをする。

 

「もう野営が目的になってるじゃん」

 

キマジメが呆れたような声を出す。

 

「今日はその時に作った野営メシを作ってみるね」

 

ノンビリはバッグから鍋を取り出した。

 

「…お前、妹を探しに行くんだよな?」

 

「うん。でも、お腹が空いてるとダンジョン攻略できないから」

 

「そういうことじゃないよ」

 

ノンビリは鍋を火にかけた。

 

「…で、何を作るんだ?」

 

「キマジメもなんだかんだで気になるんじゃん」

 

ユックリがニヤつく。

 

「いや、別に…」

 

キマジメが目を逸らす。

 

「よし、沸騰してきたな」

 

鍋の水が沸騰してきたのを確認したノンビリは、バッグからラーメンを取り出した。

 

「よし」

 

ノンビリはそのラーメンを鍋に入れた。

 

「なかなかいい匂いがする…」

 

キマジメは前のめりになって匂いを嗅いでいる。

 

「そこにそいつを入れる…!」

 

ノンビリは、鍋にハムや野菜を入れて蓋を入れて煮込む。

 

 

 

10分後、鍋を開けたユックリは頷いた。

 

「できた!しょうゆラーメン!」

 

ノンビリは丼にラーメンを盛り、キマジメの元に差し出した。

 

「いや、こんなことしてる場合じゃないんだけどな…」

 

キマジメはそう言いながら、丼を持ちラーメンをすすった。

 

「…ウマい」

 

キマジメは驚いた表情で言った。

 

「だろ?」

 

ノンビリの顔が一気に綻ぶ。

 

「これは俺の自信作でさ、3日連続で食べたことがあるんだ」

 

「いや、食べすぎだろ」

 

キマジメがツッコむ。

 

「…そうだな」

 

ノンビリがようやく笑った。

 

 

 

「…ふー、食った食った」

 

ノンビリはお腹をさすると、その場に寝転んだ。

 

「…俺も腹一杯だわ」

 

キマジメも満足そうな顔をしている。

 

「でも、気をつけろよ。こう油断していると、モンスターが襲ってくるからな」

 

キマジメが釘を刺す。

 

「わかってるよ」

 

横になりながら、ノンビリが手を挙げる。

 

 

 

 

「おい、ノンビリ!起きろ!」

 

3時間ぐらい経っただろうか。

 

キマジメが鬼気迫る顔でノンビリを揺さぶって起こす。

 

「…キマジメ、何?いきなり」

 

ノンビリが目を擦りながら言った。

 

「そんなこと言ってる場合じゃないよ!ゴブリンが襲ってきたんだよ!」

 

「ゴブリン?」

 

ノンビリが向こうの方を見ると、棍棒を手に持ったゴブリンがこちらを見ていた。

 

「あ、ホントだ」

 

「『あ、ホントだ』じゃないよ!早く倒せよ!」

 

キマジメが叫ぶ。

 

ゴブリンはこっちに気がついた様子で、棍棒を振り回しながら、ノンビリ達の方に襲いかかってきた。

 

「お、おい、ノンビリ!早くしろよ!」

 

キマジメはかなりテンパっている。

 

「やれやれ、しょうがないな…」

 

ノンビリはゆっくり立ち上がると、腰の剣をゆっくり抜いて、ゴブリンの方に向かった。

 

「はぁっ!」

 

ノンビリはゴブリンに向かって素早く剣を振り降ろした。

 

ゴブリンは倒れた。

 

「こいつ、剣を使う時はすごい速いんだよな」

 

キマジメがホッとした顔で言った。

 

「へへっ、剣の修行は毎日欠かさず続けてたからね」

 

ノンビリが剣をしまった。

 

「普段からそんな風に動ければいいのにな」

 

「それは無理だな」

 

「なんで無理なんだよ」   

 

キマジメは腰を下ろす。

 

「…でも、助かったよ。ありがとう」

 

キマジメはノンビリの方を見て、お礼を言った。

 

「って寝てるのかよ!」

 

ノンビリはいびきをかいて横になって寝ていた。

 

「全く、能天気な奴だな」

 

キマジメも横になって眠りについた。

 

 

 

「ノンビリ、起きろ!」

 

キマジメはノンビリをゆすって起こす。

 

「あと少し…1時間だけ…」

 

「そんなに待ってられるか!」

 

結局ノンビリが起きるまで2時間もかかってしまった。

 

キマジメは、この先のダンジョン攻略が不安になったのであった。

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