君のことが大大大大大好きな100人の彼女+αと行く異世界カオス物語 ~異世界現地彼女や別世界の主人公達も巻き込まれます~   作:虹武者

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第4話 メラ→メラミ→メラゾーマのだんだん強くなっていく感じのする技名が好き

 恋太郎、羽香里、唐音はレナフィリアとウェンシアの魔法を見ていた。レナフィリアが炎と土の魔法、ウェンシアが風の魔法を見せている。

 

「これがファイアバレットよ。」

「炎の弾丸。そのままだね。」

「なんで異世界なのに英語なのでしょうか?」

「羽香里、それは言ってはいけないよ。」

 

 レナフィリアとウェンシアが魔法の説明を始める。

 

「基本属性は火、水、土、風の4種類。そこから雷や氷など派生魔法がある。これは前にも言ったわね。」

「はい。」

「属性魔法自体にも強さというのがあって例えば火属性魔法はファイア、フレイム、ボルケーノがあるわ。」

「同じように水属性はウォーター、アクア、オーシャン。土属性はストーン、ロック、グランド。風属性はウィンド、エアロ、ストームと強くなるごとに名前も変わっていくの。」

「ドラクエでいうメラ、メラミ、メラゾーマですね。」

「「その魔法をまず知らない。」」

 

 レナフィリアとウェンシアが声を揃えて言う。

 

「あとは属性を合わせて放つ合体魔法もあるわね。」

「何そのロマン魔法。まるでメドローアだ。」

「あんた、こういうの本当に好きね。」

「その前にメドローアを知らないんだけど。」

 

 気を取り直して説明を続ける。

 

「属性魔法の他にも魔法はある。例えば体力の回復や疲労を癒すキュリア。その上位魔法で体力の回復と傷の治癒、鎮痛効果のあるメディキュリア。物などに付与する魔法などがある。」

「付与って…」

「ウェンシアちゃんの首輪に着いていたマヴァリアも付与魔法の一種よ。他にも魔力の無い人に属性魔法を付与することも出来るわ。」

 

 試しにとレナフィリアが恋太郎の拳に炎魔法を付与した。恋太郎は最初は驚くも熱くないと感じると炎の拳でパンチした。

 

「《ゴムゴムの火拳銃(レッドホーク)》!」

 

 恋太郎のパンチを見てうっとりする羽香里と唐音。また?を浮かべるレナフィリアとウェンシア。恋太郎が何度もパンチしていると炎が消えた。

 

「付与魔法の魔力切れね。元から魔力ある人は補えるけど魔力ない人はそれで終わりよ。」

 

 恋太郎は自分の手を見て確認する。レナフィリアとウェンシアの魔法講座が終わり旅の支度をする。

 

「さてと、次の街はアホデスカね。」

「アホですか?」

「ひどい名前。」

「魔術道具に関しては結構有名なところよ。それにギルドもあるしね。」

「お~!ギルド!ファンタジーっぽい!」

 

 恋太郎がワクワクしている。

 

「ギルドってどんなものなのですか?」

「なんて言ったらいいんだろう?個人やパーティーの冒険者でもクエストは出来るけどギルドはそのパーティーの集まりみたいなものかな?」

 

 レナフィリアが苦戦しながらも羽香里の質問に答える。

 

「とにかくギルドに所属すれば効率良く稼げるのよ。」

「凪乃が好きそう。」

 

 恋太郎がレナフィリアの提案に賛同する。アホデスカを目指して移動を開始する恋太郎達。しばらく歩いているとアホデスカが見えてきた。大きな塀に囲まれた円形の街だ。簡単に言えば進撃の◯人に出てくるあの街だ。

 

「まるで進撃の◯人に出てくる街だ。」

「恋太郎君、それさっきナレーションで言ってましたよ。」

 

 恋太郎達は門を通りアホデスカに入る。The中世ヨーロッパの街並みにテンションが上がる。完全に異世界の町あるあるの市場が並んでいた。

 

「ギルドはこの先よ。」

「その前に大丈夫なの?」

 

 唐音がウェンシアを見る。

 

「ウェンシアさんはその…奴隷なのよね?こんなところにいても…」

「大丈夫よ。奴隷文化が普通だから誰も気にしないわ。」

 

 唐音の心配は杞憂だった。確かにウェンシアを見る者はいるが気にする者は居なかった。恋太郎が周りを見回す。尖った耳の人、顔が動物だったりケモ耳が生えていたり毛むくじゃらな人と日本じゃ見ることが出来ない存在がたくさんいた。

 

「こうして見ると改めて日本と違うんだなって。」

「私は恋太郎君がいるところならどこでもウェルカムですが。」

 

 感嘆する恋太郎の隣でヨダレを垂らす羽香里を白い目で見る唐音。レナフィリアが案内した先には看板に“GUILD”と分かりやすく書かれた建物があった。

 

「…なんで俺達のいた世界とは別なのに英語があるんだろう。」

「それさっき恋太郎が羽香里にツッコミしたのと同じこと言ってるわよ。」

 

 恋太郎の言葉に唐音がツッコミする。恋太郎達がギルドに入る。もう何百回と見た典型的な酒場風の内装とクエストボードと受付に恋太郎達は目を丸くさせていた。早速レナフィリアが受付に申請を申し込む。

 

「すみません。私達でパーティを組みたいですけど。」

「パーティですね。畏まりました。」

 

 糸目の受付嬢が書類を用意している間に恋太郎がレナフィリアに質問する。

 

「パーティですか?ギルドに所属するんじゃ?」

「新入りが簡単にギルドに所属するのは難しいわ。まずはパーティを組んでクエストをこなし力を見せるのが先よ。」

 

 「なるほど。」と恋太郎が納得する。レナフィリアが書類に必要事項を書く。すると、手が止まった。何があったのだろうと見るとレナフィリアが「ねぇ…」と声をかけながら振り向いた。

 

「パーティのリーダーは恋太郎でいいのよね?」

「私はいいですよ。」

「べ、別に恋太郎がリーダーとか嫌じゃないんだからね!」

「私は構わんぞ。」

「じゃあ、恋太郎がパーティリーダーで…」

 

 レナフィリアが記入していると「おいおい。」と声をかけながら2人の男が近付いて来た。

 

「ハーレムパーティかよ。」

「いいねぇ。どう見ても平凡なガキが女の子引き連れて勇者気取りか。」

 

 2人の男の発言に羽香里達が静かに苛立った。

 

「誰の…」

「彼氏が…」

「平凡…」

「だと…」

 

 羽香里達の目が男達を冷たく睨む。

 

「その言葉撤回してください。」

「なんでだ?」

 

 羽香里の言葉を嘲笑う男達。唐音が「あんた達…」と言いながら前に出ようとするのをレナフィリアが止めた。

 

「さぞあんた達は平凡じゃないんですよね?」

「もちろんだ。」

「それでは私と勝負しましょう。」

 

 レナフィリアが男達に挑んだ。

 

「だったら俺も…」

「恋太郎さんは下がってください!」

「はい!」

 

 加勢しようとする恋太郎を止める。ここで喧嘩になっては迷惑と糸目の受付嬢がギルドの闘技場を紹介した。男2人に対してレナフィリアとウェンシアが相手する。

 

「では、勝った方が負けた方を好きにするという条件で戦うということで異論はありませんか?」

「「ない。」」

「えぇ。それでいいわ。」

「構わん。」

「この受付嬢、ノリノリね。」

 

 受付嬢の隣で観戦している唐音がツッコミする。

 

「俺達が勝ったらお前ら全員俺らのパーティに入ってもらうぞ。」

「絶対いやらしいことしますね。」

 

 羽香里の発言に唐音が頷く。まぁ、そうなったら恋太郎が魔王になりそうだが…そうはならないように祈る。糸目の受付嬢がバトル開始の合図をとる。その瞬間、男2人が同時に魔法を放った。

 

「業火の弾丸よ、全てを貫け!《ボルケーノバレット》!」

「暴風の刃よ、全てを切り裂け!《ストームカッター》!」

 

 2人が放つ魔法は凄まじく魔法を知らない恋太郎達でもその火力が想像出来た。それに対してレナフィリアとウェンシアは無詠唱でそれぞれ炎の弾丸と風の刃を放った。しかし、2人の魔法は男達の魔法と比べるとはるかに小さかった。

 

「あれじゃあ…」

 

 恋太郎が心配してしまう。男達は勝ったとニヤリと笑う。しかし、レナフィリアとウェンシアの魔法は男達の魔法とぶつかり合い相殺された。

 

「馬鹿な!?」

「なるほどな。無詠唱でボルケーノバレットとストームカッターを出すとはなかなかやるじゃねぇか。」

 

 片方が余裕綽々な態度で話す。それに対してレナフィリアとウェンシアが訂正した。

 

「何言ってるの?…あれ、ファイアバレットよ。」

「何言っている?…あれはウィンドカッターだ。」

 

 2人の発言に男達は驚愕する。

 

「嘘だろ!?あれはどう見てもボルケーノバレットだろ!?」

「俺のストームカッターと同レベルだと言うのか!?」

「魔力量や魔法の研鑽で呪文の威力は変動するのよ。」

「大魔王バーンみたいなこと言ってる。」

 

 恋太郎がボソッとツッコミする。レナフィリアとウェンシアが詠唱して魔法を放つ。それはさっきよりも遥かに大きい魔法だった。

 

「これが…私のボルケーノバレットと…」

「ストームカッターだ。」

 

 2人はそのまま男達を一撃でノックアウトさせた。

 

「勝者。レナフィリア、ウェンシアチーム!」

 

 受付嬢がレナフィリアとウェンシアの手を持ち上げる。恋太郎達は2人を拍手で称える。

 

「それで勝った方が負けた方を好きにするって条件だったわね。」

 

 レナフィリアがニヤリと笑う。倒れていた男達が起き上がる。

 

「それじゃあ…」

 

 

「「私は相手の力量を見誤り挑んだ愚か者で~す!」」

 

 レナフィリアに命令で男2人はギルドの前で恥ずかしい宣言をさせられていた。それを見た恋太郎達は呆然としている。

 

「あれで良かったの?」

「あんなのでいいのよ。それに、恋太郎を馬鹿にされてイラついていたからスッキリしたわ。」

 

 レナフィリアが頷く。ギルドでパーティ申請もした。これで恋太郎達は晴れて冒険者となったのだ。冒険者カードを受け取りギルドを出る。

 

「大丈夫なの?確か召喚された人も罰せられると恋太郎から聞いたけど…」

「大丈夫よ。魔力のない人と見分けなんかつかないし異世界人の知識なんかほとんど無いからバレることはないわ。」

 

 レナフィリアが唐音の質問に心配ないと返すが「…多分。」とボソッと呟いた。

 

「それでこれからはどうするのですか?」

「次の街に行く途中で召喚魔法するわ。まだまだ人手はいるからね。」

 

 レナフィリアが地図を開き次の目的地を指差す。すると、何か思い出したのか頭を上げた。

 

「そうだ。パーティの名前どうしようか?」

「そうだな。一応あった方が呼びやすい。」

 

 レナフィリアとウェンシアが悩む。そこに羽香里が挙手して提案した。

 

「では、恋太郎ファミリーにしましょう。」

「ファミリーか…なんか響きはいいな。」

「私もそれでいいわ。」

 

 羽香里の提案を受け入れる2人。こうして、冒険者パーティ"恋太郎ファミリー"は異世界で新たな一歩を踏み出した。

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