血を必要としない吸血鬼、ダンジョンにて配信者と遭遇す 作:博壱
蓄えが無くなったら不定期になります
「…一通り魔物肉を食べ終わったとこやけども、どうしよか」
「我は探索するぞ? 同じ階層に留まるのは余り好きでは無い」
「まぁそう言うてもなぁ、階層として分かれてんのはこのダンジョンだけなんやけど…」
「そうなのか?」
「そうや、ここ以外は層で区切られてると思っとったらええよ」
{階層ってなってるのがここだけだから探索するんだったらすっごい便利なんだよな}
{ほんまにそう}
{他は層だから転移陣が無いのが基本}
{そんでもって初心者にも優しいダンジョンだから}
{ここで慣れてから他のとこに行くのが定石となりつつある}
「俺ら幻想'Sの拠点近くにあるダンジョンは、“上層”“中層”“下層”“深層”の四種類で構成されとる。そんでもって俺は深層まで潜れるから非常時にはその対処に向かわされる事が多いんよねぇ…遠かったら面倒やし」
「そうなのか、我もギルド長から非常時の対処を任されている」
「あれ? そうやったんや」
「まぁまだ呼ばれた事は無いがな!」
「呼ばれへんだけマシやろ」
「それもそうだな…っとまた蟹か」
「カルエノスや、まぁ蟹でええと思うけどな」
カルエノスはラドゥと壱蒼に向かってその巨大な爪で殴りかかる
「はぁ…危ないやっちゃなぁ!」
壱蒼がカルエノスの爪を軽々と弾く
「そう言ってやるな」
ラドゥは横へ飛び、カルエノスの爪を刀で斬りに行く
「っと、これでも此奴は我等を殺ろうと必死なのだから」
「まぁこいつは爪からの攻撃しかしてけぇへんからなぁ。そら当然か」
「少し観察したが此奴…横移動しかできないのだな」
「そうや、しかも急旋回もできん。後ろからやりたい放題できるっちゅう事や」
「哀れだな、…ふんっ!」
ラドゥが哀れみを持ちながらカルエノスを縦に両断する
「なぁ視聴者諸君、このカルエノスという蟹は食う事はできるのか?」
{俺等じゃ確認のしようが無いわ!!}
{気になるんだったら実際に焼いて食べれば良いじゃん}
{壱蒼さんならもしかしたら食えるのかも??}
{とりあえず物は試しで食ってみたら?}
「それもそうか、そう言えば焼肉の時に言ってたな」
「ラドゥ、どしたんや?」
「いや何、このカルエノスとか言った蟹を食えるのか視聴者に聞いたのだが『そもそも魔物肉が食えないのだから無理だろ』的な回答されたのでな」
「なら食ってみればええやろ? 俺等は魔物肉食えるってわかってるんやしさ」
「なら早速焼こうか、次からは鍋も用意しておくとするか」
「蟹を焼くと言うのは中々無いと我は思うのだが壱蒼はどうだ?」
「俺も蟹を焼いて食べるっちゅうのは初めてやな、鍋で煮込んだりバーナーで炙ったりはしたことあるけどなぁ」
「まぁ美味いかは食えばわかる!」
「「いただきます」」
「いやラドゥ、殻ごといくんかいな」
「外すのが面倒だったからな、それに砕いた後なのだから合っても問題無かろう?」
「魔物食に耐性があったとしても殻ごとはいきたく無いなぁ…」
{いや普通に食ってて草なんだが}
{まぁ食える事は確定してるし大丈夫でしょ}
{てかラドゥって蟹の食べ方知らない?}
{まぁダンジョンから出て来て一ヶ月は経ってないし機会が無いでしょ}
{味付けが塩と胡椒しか無いのダメだろ}
{元々はワイルドボアの肉食いに来ただけだからしょうがないよ}
{ならラドゥ達は塩胡椒だけで十何枚魔物肉食ってたのかよ。しかも肉だけで}
{米とか何か欲しくならんかったのかな?}
{そこは当人達にしかわからないから何とも言えんな}
「普通の蟹も食ってみたいな」
「なら今度誘ってやろか? コラボのお礼って事で」
「良いのか?」
「ええねん、これぐらいはさせてぇや。ワイルドボアご馳走になったしな」
「そうか、ところでさっきから横の海か?からずっとボコボコ言ってるんだがあれは何だ?」
「さぁ? 俺も知らんよ」
ボコボコとなっている所から何かが勢いよく顔が飛び出してきた
「あれは…滅多にみぃひんシーフィズィやな。レア
「最近見た図鑑に載っていた海蛇という奴に似ているな」
「そうやな、主な攻撃は酸を飛ばしたり噛み付いて麻痺毒を打ち込んだりするんや。後は尻尾から斬撃が飛んできたり締め付けてきたりするな」
レア魔物:シーフィズィ
モデルは海蛇で、体長6m。麻痺毒を血液中に持ち、酸を飛ばす。他には締め付けや尻尾の先にある尾鰭による飛ぶ斬撃等がある
「面倒な!」
「しかも麻痺毒は彼奴の体内にもあるから浴びたらあかんよ」
「なら魔法で動きを封してボコすか」
「賛成や」
「ならまずは海を凍らして彼奴の所まで行かないとな…って事で、“氷結:フリーズドライ”」
ラドゥはシーフィズィと自分の間にある海水を全て凍らした
「ナイスやラドゥ!! 強化! ブレードォォオ!!」
「これは…ふむ、これなら我が参加するまでも無いな。ならば我はシーフィズィの動きをひたすら止めておくとしよう」
「無駄無駄無駄無駄ァァアア!!!! 誰が食らうかそんなノロッちぃ攻撃にぃぃいい!!!」
「壱蒼は戦闘中はあんなにも変わるものなのだな……偶に我もあぁなる時はあるが」
{ヒゥ♪ 豪快ダァ♪}
{えぇ…ラドゥもあぁなるん?}
{いつ見てもあれは慣れないもんだな…}
{その内慣れるよ。多分}
{シーフィズィが相手になってねぇ…}
{まぁそれは相手がラドゥと壱蒼だからな}
{それもそうか}
「トドメだぁ!」
ドッパーーン‼︎‼︎
「どうだったんだ? レア魔物は」
「蛇やからか満足できんなぁ…」
「ならボス行くか?」
「そうしよか〜」
移動後
「なぁ壱蒼よ」
「何やラドゥ」
「あのクソデカ貝は魔物だろ?」
「十中八九そうやろな、確か名前は〜…何と言うたっけか?」
「視聴者は知っているか?」
{多分カルキャノンだな}
{ヤドカリに似た魔物で殻に付いてる砲台から高威力の水弾をぶっ放つやべぇやつ}
{油断してたら砲弾で胴体が消し飛ぶって事もある}
{殻は砲弾部分だけ壊したら比較的楽に倒せはする}
{まぁ破壊できたらの話なんだけどなぁ}
カルキャノン
ヤドカリの魔物で胴体を大きな貝の殻で守っており、胴体を守っている殻には砲台が付いていて、そこから高威力の水弾を放つ*1
「だそうだ」
「なるほどなぁ…俺が砲台叩き潰してきてもええか?」
「別に良いぞ、なら俺は殻を割るか」
「決まりやな? なら行こうか!」
カルキャノンはラドゥと壱蒼の二人に気付き、水弾を放つ。…が軽々と避けられて、壱蒼が砲台を
「あっさりだな」
「まぁ体を吹き飛ばされとう無いからな、早めに片付いたっちゅうだけの話や」
「この調子でボスも一緒やるか」
「せやな、ロブスターやったから食べれそうや」
「ふむ、それなら次のコラボは海鮮にでもするか?」
ラドゥが冗談っぽく言うと…
「ええなそれ! よっしゃ決まりや!」
{速報:次回のコラボ決定のお知らせ}
{えぇ…ノリ軽くない?}
{でも魔物食の海鮮料理だぜ?}
{それはスゲェ気になるやつやわ}
{ロブスターか…}
{あれ怖いよな…}
{そうだよな}
「そのロブスターの魔物はどんな攻撃をしてくるんだ?」
「それはなぁ・・・
アンケート結果が同数なので今後の展開に都合の良いようにします。
アンケートに答えてくださりありがとうございました。
追記:アンケート締め切るの忘れててふと見たらアリが一票追加されてた…普通に嬉しいけど何で誰も感想とか書いてくれないの?? いや書く本人の自由だから強要はしないけどー。やっぱ目に見える評価とかって本当モチベに繋がるから評価も良いけど感想も欲しいなーって|チラチラ
ギルドにLv(レベル)の他にランクなどの表記があった方がいいですか?
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あった方がいい
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無い方がいい