血を必要としない吸血鬼、ダンジョンにて配信者と遭遇す 作:博壱
リーシェに別れを告げてリーシェの家を去った後、ラドゥは購入した自身の部屋に来ていた
【ラドゥ:自宅】
「今日からここが我の家か」
(とりあえず、リーシェの家で過ごしていた時の物を置いていくか)
ラドゥは新居にASに入れた物を取り出していく
「ふむ…家具や日用品?なども増やさなければならないな、とりあえず今日はダンジョンへ行って初めての配信をするか!」
ラドゥは一通り持ってきた物を置き終わった後、ダンジョンへと向かった
【ダンジョン:受付前】
「とりあえずリーシェから聞いた通りにやってみるとするか」
(まずはドローンを用意して起動。その後にスマホで設定を操作して、ドローンと同期させる。そして我の配信チャンネルのアカウントと連携し、後は配信を開始させるだけだな)
「始める時にSNSやらに告知しておけば良いのか? まぁいいだろう、いつも通り受付を済まして六階層へ行くか」
ラドゥは受付を済ませ、第六階層へと向かった*1
【第六階層】
「さて、六階層目に着いたな、では配信を始めるとするか!」
ラドゥが初めての配信を開始し、すぐに視聴者が一人やってきた
{こんにちは!}
「む? こんにちは…で良いのか? 配信が初めてだからよろしく頼む」
{あの! 質問なんですが、ラドゥさんってリーシェちゃんを助けた吸血鬼さんで合ってますか?}
「そうだ、リーシェには世話になっている」
{そうだったんですね! リーシェちゃんを助けていただきありがとうございました!}
「我は地上への情報を聞きたかっただけなんだがな…まぁ感謝される事は良い。ありがたく礼を受け取っておこう」
{おっ、ここか? リーシェちゃんを助けたラドゥって言う吸血鬼の初配信は}
{初見です。ここのチャンネル名的に、もしかしてリーシェちゃんを助けた吸血鬼の配信?}
{初見です! ここってリーシェちゃんを助けてくれた吸血鬼さんの配信で合ってますよね? リーシェちゃんの事を助けてくれてありがとうございました!}
「!? 急に人が増えるのか…なら数は気にしなくても良いな。…そう言えばお前等の事は何と呼べば良いのだ?」
{私達の事は視聴者って呼んだら良いですよー!}
{そういやさ、この配信って告知されてないよな? ラドゥの事を探してる掲示板に共有して来てもいいか?}
「わかった、ではこれからは視聴者と呼ぶ事にしよう。それで共有と言ったか? それは好きにすれば良い」
{なら俺、この配信をラドゥの事を探してる掲示板に共有してくるわ!}
「我は配信の事は何もわからぬ故、色々教えてくれると助かる。ではこれから六階層を探索していくとするか!」
現在の視聴者数:5人
「あれがオークか、力比べでもしてみるか?」
ラドゥは2mぐらいの身長に筋骨隆々の体で豚の様な顔を持ち、片手に斧を持った魔物、オークを見つける
{オークは力が強いから遠くから攻撃するか、先に腕を攻撃するといいよ!}
{ラドゥは変異種ワーウルフを簡単に倒せるんだろ? だったら六階層よりも深い階層に行けそうなのになんで
{さぁ?}
{てかさ、この吸血鬼は何でオークと力比べしようとしてんだよ}
「とりあえず邪魔な斧を斬り落とすか」
ラドゥは血を使い、オークが持っている斧の持ち手を斬る
「ガァ!?」
オークは急に斧が斬り落とされたのを見て驚く
「さぁオークよ! 我と力比べをしようではないか!」
オークはラドゥの方を見て、ラドゥの方へと両手を前にしながら走って行く
「ガァァアア!!」
ラドゥとオークは両手を組み、衝突する
「なかなかの力だな…だが! 我の方が強い!」
「ガァア!?」
ラドゥはオーク諸共前へと進み、そしてオークを持ち上げる
{は? いや何してんの?}
{なんかオークとの力比べで勝ってる…}
{オークって結構力強かったはずなんやけどなぁ…}
{人じゃないから…吸血鬼だから…}
「そぉれ!!」
ラドゥは持ち上げたオークを投げ飛ばす
「ガァア!!?」
オークは起きている事が理解できず、困惑していた
「力自慢のモンスターとはいえ六階層だとこんなものか…もういい、
ラドゥは刀を構えて、オークの首を刎ねる
{そんな簡単に倒せるんだ}
{投げられたオークさ、困惑してなかったか?}
{オーク…強いはずなんだけどなぁ…}
「さてと、しばらくオークを狩るか…軽く30体ぐらい」
{もう驚かんぞ}
{そんな気楽に言える数じゃない…}
{強すぎるだろ…}
その後ラドゥはオークを見つけ次第、火魔法で燃やしたり、刀で斬り倒したりして素材を集めていった
現在の視聴者数:32人
「これで30体か、簡単だな」
{もう慣れた}
{一方的な蹂躙だったな…}
{ラドゥに対抗できる魔物っているのかな?}
{いないんじゃない?}
「さて、階層ボスに行こうかと思うんだが視聴者はどうだ? 行った方がいいか?」
{行った方がいい}
{次の階層行くためには結局倒さないとだし}
{まぁ早い方がいいな、階層ボスと戦うとこ見たいし}
「なら行くとするか」
そうしてラドゥは第六階層ボス部屋へと向かった
【第六階層:ボス部屋前】
「ここに来るまでに追加で十数体オークを斬った気がするな」
{まぁそこのダンジョンの各階層って広いしねぇ}
{ここの階層ボスはオークメイジって言って、持ってる武器が斧が魔法の杖に変わってる}
{火魔法を使ってくるから水系魔法が効くよ!}
{まぁ弱点関係無しにすぐ終わりそうだけどな}
{それはそう}
「では行くとするか」
ラドゥがボス部屋の扉を開け、中に入る
「ガァァアアア!!!」
「これがオークメイジか…魔法を使うのであれば、我も魔法で対抗しようか!」
「ウガァア!」
オークメイジはラドゥへ火槍を放つ
「ならばこちらは風で相手しよう。ウィンドランス!」
ラドゥはオークメイジの放った火槍に風槍を放ち、相殺する
{えぇ!? 詠唱無しの威力でオークメイジの魔法と同等ってどう言う事!?}
{ラドゥさん…レベル幾つなんだ……}
「次はこっちからだ! ウィンドカッター!」
ラドゥはオークメイジへ風刃を飛ばす
「ウガァ!」
オークメイジは火壁を作り、風刃を防ごうとするが…
「ガァア!!」
防ぎきれずに風刃で体を斜めに斬られてしまう
「どうした? そんなものか?」
「ウガァァァアア!!」
挑発されたオークメイジはラドゥへ火球を五つ放つ
「芸が無いな」
ラドゥは風刃一回で全ての火槍を破壊し、
「終いだな」
そのまま風刃てオークメイジの首を刎ねる
{めっちゃ簡単に倒すじゃん…}
{というか戦いを楽しんでる?}
{とりあえず階層ボス撃破おめでとう!}
「ふむ…こんなもので良かったのか?」
{良かったどころじゃないよ……蹂躙してたじゃんか}
{初めてだったら良い方じゃない? 知らんけども}
{もう終わりなのか?}
「今日はこれで終わろうと思うぞ、また次の配信を楽しみにしていてくれ」
{は〜い}
{楽しみにしてます!}
{また蹂躙する所を見せてくれよ〜}
「ではな」
そう言ってラドゥは配信を切り、ドローンの電源を終了した
「我も家に戻るとするか」
そうしてラドゥの初めての配信は好評で終わった
最終視聴者数:1750人
登録者数:840人
リアルが忙しくなり、話が書けなくなるので約一ヶ月ほど投稿をおやすみします。
次の投稿は7月1日を目標としてますのでどうぞよろしくお願いします