血を必要としない吸血鬼、ダンジョンにて配信者と遭遇す   作:博壱

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8、初めてのダンジョン配信

リーシェに別れを告げてリーシェの家を去った後、ラドゥは購入した自身の部屋に来ていた

 

【ラドゥ:自宅】

 

「今日からここが我の家か」

(とりあえず、リーシェの家で過ごしていた時の物を置いていくか)

 

ラドゥは新居にASに入れた物を取り出していく

 

「ふむ…家具や日用品?なども増やさなければならないな、とりあえず今日はダンジョンへ行って初めての配信をするか!」

 

ラドゥは一通り持ってきた物を置き終わった後、ダンジョンへと向かった

 

 

 

 

 

【ダンジョン:受付前】

 

「とりあえずリーシェから聞いた通りにやってみるとするか」

(まずはドローンを用意して起動。その後にスマホで設定を操作して、ドローンと同期させる。そして我の配信チャンネルのアカウントと連携し、後は配信を開始させるだけだな)

 

「始める時にSNSやらに告知しておけば良いのか? まぁいいだろう、いつも通り受付を済まして六階層へ行くか」

 

ラドゥは受付を済ませ、第六階層へと向かった*1

 

 

 

 

 

【第六階層】

 

「さて、六階層目に着いたな、では配信を始めるとするか!」

ラドゥが初めての配信を開始し、すぐに視聴者が一人やってきた

 

{こんにちは!}

 

「む? こんにちは…で良いのか? 配信が初めてだからよろしく頼む」

 

{あの! 質問なんですが、ラドゥさんってリーシェちゃんを助けた吸血鬼さんで合ってますか?}

 

「そうだ、リーシェには世話になっている」

 

{そうだったんですね! リーシェちゃんを助けていただきありがとうございました!}

 

「我は地上への情報を聞きたかっただけなんだがな…まぁ感謝される事は良い。ありがたく礼を受け取っておこう」

 

{おっ、ここか? リーシェちゃんを助けたラドゥって言う吸血鬼の初配信は}

{初見です。ここのチャンネル名的に、もしかしてリーシェちゃんを助けた吸血鬼の配信?}

{初見です! ここってリーシェちゃんを助けてくれた吸血鬼さんの配信で合ってますよね? リーシェちゃんの事を助けてくれてありがとうございました!}

 

「!? 急に人が増えるのか…なら数は気にしなくても良いな。…そう言えばお前等の事は何と呼べば良いのだ?」

 

{私達の事は視聴者って呼んだら良いですよー!}

{そういやさ、この配信って告知されてないよな? ラドゥの事を探してる掲示板に共有して来てもいいか?}

 

「わかった、ではこれからは視聴者と呼ぶ事にしよう。それで共有と言ったか? それは好きにすれば良い」

 

{なら俺、この配信をラドゥの事を探してる掲示板に共有してくるわ!}

 

「我は配信の事は何もわからぬ故、色々教えてくれると助かる。ではこれから六階層を探索していくとするか!」

 

 

現在の視聴者数:5人

 

 

 

 

「あれがオークか、力比べでもしてみるか?」

ラドゥは2mぐらいの身長に筋骨隆々の体で豚の様な顔を持ち、片手に斧を持った魔物、オークを見つける

 

{オークは力が強いから遠くから攻撃するか、先に腕を攻撃するといいよ!}

{ラドゥは変異種ワーウルフを簡単に倒せるんだろ? だったら六階層よりも深い階層に行けそうなのになんで六階層(こんなとこ)にいるんだ?}

{さぁ?}

{てかさ、この吸血鬼は何でオークと力比べしようとしてんだよ}

 

「とりあえず邪魔な斧を斬り落とすか」

ラドゥは血を使い、オークが持っている斧の持ち手を斬る

 

「ガァ!?」

オークは急に斧が斬り落とされたのを見て驚く

 

「さぁオークよ! 我と力比べをしようではないか!」

 

オークはラドゥの方を見て、ラドゥの方へと両手を前にしながら走って行く

 

「ガァァアア!!」

 

ラドゥとオークは両手を組み、衝突する

 

「なかなかの力だな…だが! 我の方が強い!」

「ガァア!?」

ラドゥはオーク諸共前へと進み、そしてオークを持ち上げる

 

{は? いや何してんの?}

{なんかオークとの力比べで勝ってる…}

{オークって結構力強かったはずなんやけどなぁ…}

{人じゃないから…吸血鬼だから…}

 

「そぉれ!!」

ラドゥは持ち上げたオークを投げ飛ばす

 

「ガァア!!?」

オークは起きている事が理解できず、困惑していた

 

「力自慢のモンスターとはいえ六階層だとこんなものか…もういい、()るか」

ラドゥは刀を構えて、オークの首を刎ねる

 

{そんな簡単に倒せるんだ}

{投げられたオークさ、困惑してなかったか?}

{オーク…強いはずなんだけどなぁ…}

 

「さてと、しばらくオークを狩るか…軽く30体ぐらい」

 

{もう驚かんぞ}

{そんな気楽に言える数じゃない…}

{強すぎるだろ…}

 

その後ラドゥはオークを見つけ次第、火魔法で燃やしたり、刀で斬り倒したりして素材を集めていった

 

 

現在の視聴者数:32人

 

 

 

「これで30体か、簡単だな」

 

{もう慣れた}

{一方的な蹂躙だったな…}

{ラドゥに対抗できる魔物っているのかな?}

{いないんじゃない?}

 

「さて、階層ボスに行こうかと思うんだが視聴者はどうだ? 行った方がいいか?」

 

{行った方がいい}

{次の階層行くためには結局倒さないとだし}

{まぁ早い方がいいな、階層ボスと戦うとこ見たいし}

 

「なら行くとするか」

 

そうしてラドゥは第六階層ボス部屋へと向かった

 

 

 

 

 

【第六階層:ボス部屋前】

 

「ここに来るまでに追加で十数体オークを斬った気がするな」

 

{まぁそこのダンジョンの各階層って広いしねぇ}

{ここの階層ボスはオークメイジって言って、持ってる武器が斧が魔法の杖に変わってる}

{火魔法を使ってくるから水系魔法が効くよ!}

{まぁ弱点関係無しにすぐ終わりそうだけどな}

{それはそう}

 

「では行くとするか」

ラドゥがボス部屋の扉を開け、中に入る

 

 

 

「ガァァアアア!!!」

 

「これがオークメイジか…魔法を使うのであれば、我も魔法で対抗しようか!」

 

「ウガァア!」

オークメイジはラドゥへ火槍を放つ

 

「ならばこちらは風で相手しよう。ウィンドランス!」

ラドゥはオークメイジの放った火槍に風槍を放ち、相殺する

 

{えぇ!? 詠唱無しの威力でオークメイジの魔法と同等ってどう言う事!?}

{ラドゥさん…レベル幾つなんだ……}

 

「次はこっちからだ! ウィンドカッター!」

ラドゥはオークメイジへ風刃を飛ばす

 

「ウガァ!」

オークメイジは火壁を作り、風刃を防ごうとするが…

 

「ガァア!!」

防ぎきれずに風刃で体を斜めに斬られてしまう

 

「どうした? そんなものか?」

 

「ウガァァァアア!!」

挑発されたオークメイジはラドゥへ火球を五つ放つ

 

「芸が無いな」

ラドゥは風刃一回で全ての火槍を破壊し、

 

「終いだな」

そのまま風刃てオークメイジの首を刎ねる

 

{めっちゃ簡単に倒すじゃん…}

{というか戦いを楽しんでる?}

{とりあえず階層ボス撃破おめでとう!}

 

「ふむ…こんなもので良かったのか?」

 

{良かったどころじゃないよ……蹂躙してたじゃんか}

{初めてだったら良い方じゃない? 知らんけども}

{もう終わりなのか?}

 

「今日はこれで終わろうと思うぞ、また次の配信を楽しみにしていてくれ」

 

{は〜い}

{楽しみにしてます!}

{また蹂躙する所を見せてくれよ〜}

 

「ではな」

そう言ってラドゥは配信を切り、ドローンの電源を終了した

 

「我も家に戻るとするか」

そうしてラドゥの初めての配信は好評で終わった

 

最終視聴者数:1750人

登録者数:840人

*1
各階層にテレポーターがあり、階層ボスを倒すと次の階層の始めまで飛ばしてくれます




リアルが忙しくなり、話が書けなくなるので約一ヶ月ほど投稿をおやすみします。
次の投稿は7月1日を目標としてますのでどうぞよろしくお願いします
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