補習授業部編 プロローグ
俺は先生の手伝いをするために補習授業部の参加を申請しにナギサのもとを訪れていた。
「俺に補習授業部の手伝いをさせてくれ。」
そんなナギサは紅茶を一口、口に含みにこやかな表情を上信に向ける。
「だめです。」
「…。なあ、このくだりもう10回目だおんなじ光景を何度も繰り返すのはさすがになぁ…。」
「私もそう思います。」
「ならそろそろ許可くれても…」
「だめです。」
俺は額に手を当てて頭を抱えてしまう。どうしたものか、先生を手伝うと言った手前許可が出ずに悩んでいる。
「なぁ、何がダメなんだ?別に単位足りてるし勉強をサボるわけじゃない。ただ先生にお世話になるから今から手伝いをするだけで…。」
「何と言われようと認めることはできません。あそこは成績優秀そして素行のいい上信さんとは縁のない場所です。」
「ツッァ〜!」
どうしてだ!どうしてこうも頑なに否定するんだ!なにが駄目なんだ!
「逆に問いましょう。なぜ上信さんはそんなに補習授業部に行きたいのですか?」
「え?だから先生の手伝いを…。」
「そのようなその辺に蔓延る雑草の如き回答は求めていません。」
とナギサに吐き捨てられて少々傷つく。
「貴方のことです。最近来た貴方のお祖父様、そしてあまり関わりのないシャーレの先生に協力。シャーレの請け負う物は全て大変なものです。貴方は面倒事を嫌う質です。わざわざ自分から面倒事に首を突っ込むなんてありえません。本当の目的は何ですか?」
「…。さすがはティーパーティーのホスト桐藤ナギサだ。すさまじい洞察力だな。」
「それで目的は?」
「先生の手伝いは本当だ。俺だって本当ならこんなことに首を突っ込むことはない。俺が望むのは平穏な学園生活だけだ。だが、今回はそうもいかない。」
「貴方が出張るということはスタンド能力についての何かですか?」
「察しが良すぎじゃあないか?」
「これでもティーパーティーのホストですから。」
「そうか…。まぁ、そうなんだけれどもよぉ…。今からする話は他言無用でお願いできるか?」
「貴方の頼みなら。」
「俺は今、命を狙われてるらしい。」
「命?」
「あぁ、しかもそれがスタンドと関係のあるやつで…ナギサ?どうした、様子がおかしいぞ?」
俺が命を狙われていると話してから何かおかしい。雰囲気というか場の空気が妙に重い。
「誰が?なぜ?なぜ、貴方が狙われているのですか?教えてください誰が狙っているのか。誰が貴方を危険な目に合わせようとしているのか!」
とナギサがぐいぐいと俺に攻め寄ってくる。
「お、落ち着けよナギサ。俺もまだ誰か分からない。だからシャーレの先生の元にいることにしたんだ。」
「ティーパーティーでは、駄目なのですか?」
「駄目だ、スタンド使いはスタンド使いでしか相手ができない。そしてシャーレは超法規的機関だ、こっちも調査するのに都合がいいんだ。」
「そうですか…。分かりました、許可します。」
「は?何でいきなり…。」
ナギサは紅茶を飲んで、一息ついてからまた喋り始まる。
「いえ、貴方の目的がしれて、特にやましいことがないと知れたので。」
「?」
「気にしないでください。こちらで貴方の入部の手続きをしましょう。教師補助としての。」
「ありがとう、いつかこの借りは返す。」
「楽しみにしています。」
「じゃあ、俺はそろそろ」
俺は立ち上がり部屋から出ていく。ナギサは出ていく上信の背中を見つめる。
「…」
ナギサはポケットから一つのメモ帳を取り出す。そのメモには複数名の名前が書き込まれている。ナギサはそのメモの中の1人の名前に斜線を入れる。
安城上信
「…少し安心しました。貴方が敵ではなくて。」
ナギサは再びメモ帳をポケットにしまい部屋から出た。
プロローグおわり!次の一話目から始まります!他の人の小説見るとやっぱり僕の小説だてイマイチですね