ドゴォォン!
「はー!はっはっはっ!」
高笑いとともに地面の下から現れたのは巨大な機械。
「な、なんだあれは!?」
「じいさん逃げるぞ!巻き込まれる!」
俺はじいさんの服を引っ張り逃げ出そうとするしかし…。
「おや?そこにいるのは上信じゃないか!奇遇だな!いや、トリニティ生なのだから会ってもおかしくはないな!」
「おい上信!あやつお前の名前を呼んでるぞ!」
「知らん!とにかく逃げるぞ!」
逃げ出そうとしたがじいさんがいる傍らすぐに追いつかれてしまう。
「つれないじゃないか、最近はゲヘナに顔を見せないからてっきり温泉巡りをやめたと思ったぞ!」
「ツッ…」
俺は思わず顔をしかめてしまう。よりにもよって、女嫌いの中でも普通に接したくないやつが来てしまった…
「どうした上信?仲が良さそうだが…」
「じいさん、こいつは危ないんだ。とにかく危ない。かかわるとろくなことにならない。」
「ひどいじゃないか、私はたださらなる温泉を求めてるだけだよ。」
「それをどこでもやるの問題なんだろ!ここは公道だぞ!」
「ここにいい泉脈を感じたんだ。それより上信こちらの方は?」
「俺の祖父だ。」
「ジョベニア・ジョースターだ、よろしく頼む。」
「おお!上信のお祖父様か!私は鬼怒川カスミだ!ところで温泉に興味は?」
…本当にこいつはもう…
「いたぞ!あそこだ!」
唐突にそこにヘルメットをかぶった集団が現れる。
「おいアイツラはなんだ?」
「いや、少々彼女らの拠点に穴を開けてしまってね。だいぶご立腹のようだ。」
「何やってんのお前!」
なんでこうもこういう時に限って面倒事を運んでくるかなぁ!腹黒い女どもも嫌いだがこういうタイプは普通に嫌いだ!
「ボス!あいつら仲間割れしてます!」
「お前ら!女の方だけ捕まえろ!抵抗するなら男の方は足を狙え!」
「おいどうするんだよ!」
「私に言われてもねぇ…あいにく仲間ともはぐれてしまった…」
「上信ここは俺に任せろ。」
「じいさん!」
「任せておけ!この数年で感は鈍っておらん!」
「いや、心配してるのはそこじゃない。じいさん…キヴォトス人だからってやりすぎちゃだめだぞ?」
「分かっとる分かっとる。」
じいさんは着ていたコートを脱いで俺に預けると肩をコキコキ無らしながら「やるぞー」と意気込みながら向かっていく。
「なぁ、上信、お祖父様に行かせていいのかい?一般人だろ?」
俺の後ろから霧状の体が出てくる。
「そうですぜボス、あの人に行かせていいんでかい?」
「あーお前知らなかったな。じいさんが直接戦ってるところ見たことないから。あの人…」
………
「おいおっさん!大人しくそいつを渡せ。」
「悪いな、孫の友達を売るような真似はできんのでな。」
「孫?あんとどう見たって40代…いやそんなことどうでもいい!抵抗するなら仕方ない、お前たち!やれ!」
「孫が見てるんでな、かこっつけさせてもらうぞ。」
………
「結構強いぞ。」
………
「ブロッカーブロック!」
ギィウミ!
ジョベニアの肩に小動物のようなビジョンが現れる。
「何を言ってるか分からないが撃てお前ら!」
ヘルメット団はジョベニアに向かい銃を撃つ。本来なら一般人なら致命傷、キヴォトス人でも痛いくらいのものなのだろう。しかし、ジョベニアに対しては違う!
「なんだ?痛くもかゆくもないのう。」
「な、なんで効かないんだよ!」
銃弾はジョベニアに当たるとともにあらぬ方向に飛んでいく。
「俺にダメージを与えたいなら対物ライフル並のものを持ってくるんだな!そら!」
「ごば!」
「速!」
「まだまだ若いもんには負けんよ!」
じいさんは次々とヘルメット団を蹴散らしていく。
「な?強いだろ?」
「うぇ〜あの人本当に人間ですかい?」
「まぁ…多分人間だろ。」
その後も俺達は蹴散らされるヘルメット団を眺めていた。
………
「上信!終わったぞ!」
全てを蹴散らし終わりじいさんがこちらに歩いてくる。
「全然衰えてないな…」
「当たり前だろ?俺はまだまだ現役だ。」
じいさんはたくましい背中を見せつけてくる。全く、この人は本当に元気だな。
「いいお祖父様ではないか!それはそれとして私はこれで…」
その時カスミは見えない何かに簀巻きにされる
「!?」
「逃がすと思ってる?」
「えっと…それは…」
「上信さん!お疲れさまです!」
「お疲れ様。」
正実の子が来て俺はすぐに外顔を作り出す。
説明しよう!外顔とは上信が女性と話す時に作り出す偽りの顔である!
「上信さんは、そちらの方を引き渡してくれますか?」
「どうぞ、早く連れてってください。」
「な!上信!私を売るのか!」
「なんのことかな?僕はただゲヘナの犯罪者を正実に突き出してるだけだよ。」
「裏切り者!さっきは助けてくれたじゃないか!」
「それはそれこれはこれ。あとよろしく。できればゲヘナ風紀委員会委員長直送で。」
「な!それは!」
「はい!わかりました!」
「い、いやだぁぁ!びぃえぇぇ!」
そのままカスミは正実に連れて行かれた。
「よかったのか上信?」
「因果応報だ、というかそろそろ行こう。話そうと思ってた内容が全然話せてないだろ?」
「それもそうだな。そろそろ行こう。」
俺たちは再び家に向かって歩き出した。そこからは何の問題もなく家に着くことができた。
「何事もなくてよかったな。」
「何事もなかったわけじゃないだろ。で?なんでキヴォトスに来たんだ?遺跡だけが目的じゃないだろ?」
俺はお茶を入れながらじいさんに問う。
「その話だがな、どうやらこのキヴォトスで矢が確認された。」
俺はお茶を淹れる手が止まる。
「矢が?」
「あぁ、あのスタンドを発現させる矢だ。それがどうやらこのキヴォトスにあるらしい。その矢の調査をおぬしに頼みたいんだ。」
「承太郎さん達は?」
「承太郎はジョセフの浮気相手の子供のところに花京院君と行った。そっちでも矢が確認されたそうだ。」
「まって、ジョセフさんが浮気?」
「あぁ、言っとらんかったな、あいつ日本に浮気相手がおったらしい。」
まじかよ…あの不動産王いるかもなとは思ってたがマジでいたのかよ。わしは生涯妻しか愛さんとか言ってたのに…。
「…続けて。」
「ポルナレフ君はイタリアの調査に出向いておる。そこでも矢が見つかった。」
「そしてその矢がキヴォトスでも…」
「そうだ。」
…スタンドの矢。選ばれればスタンドを獲得できるがそうでなけれ死ぬ…。被害者が出てるかもしれない現状見過ごすわけには行かないか…。
「SPW財団に調査してもらおうと思っても、何分場所が場所。一般人かつスタンド使いでない者たちにここの調査は危なすぎる。」
「そうだな、それで俺とじいさんが調査すると。」
「あぁ、そして怪しい集団も確認されとる。」
「怪しい集団?」
「明確には分からん。ただスタンドのことについて調べているらしい。おぬしも気をつけろ。もしや、矢に関するものたちかもしれん。」
「分かった…。」
「何かあったら俺に連絡しろ。俺はここにいる。」
俺はじいさんが泊まる予定のホテルの紙を渡される。結構いいホテルに泊まるんだな…
「分かった。じいさんも気をつけろよ。」
「もちろん。あぁそれと…。」
「まだ何かあるのか?」
「おぬし、本当に彼女はおらんのか?」
「…」
俺はゴミを見るような目で自分の祖父を見る
デジャヴ!
「なんだ!これだけべっぴんさんがおるのになぜ作らん!わしなら一人や二人手を出すぞ!」
「2人以上に手を出すなよ。あと何考えてるエロジジイ。」
「エロジジイとは何だ!俺は男としてお前の将来を心配してだな!」
「俺は彼女も妻もいなくていい。」
「そんなさみしいこと言う!あ、そうだ俺がいい相手探してやろうか?あ、まさかお前イン…」
「トランスゴースト!」
「えぇ…ウラ!」
「ごぁぁ!」
ドゴォォォン!
じいさんは壁に勢いよく吹き飛ぶ。
「なにする上信!」
「立てジジイ。ボコボコにしてやる。」
「ほぉ、生意気言うようになったじゃあないか。いいだろう!格の違いを見せてやる!」
「行くぞトランスゴースト!」
「まじでやるんすか…」
はい、なんとこの世界、花京院生きてます。ちなみにこの世界の承太郎はアイズオブヘブンの承太郎と近い性格をしてるので杜王町に徐倫います。多分親子仲もそれほど悪くないです。