重力青年リリカル エシか☆ え?主人公じゃないの?   作:さけ家のゆーすけくん

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大変遅れてしまい申し訳ありません!!

中々アイデアが出てこなくなってしまってました…これがスランプ……っ!!

 
ps:Lov3って…楽しいよね……(遠い目)




8話

 

「ハァーイ❤呼ビマシタカ❤?」

 

突然何とも言い難い声のふかよかな大男が傘を持って現れた。一体何時からいた?どうやって入った?等と疑問を誰もが持った。

 

「お前は…誰だ……っ」

手に武器を持ち声を震わせながら恭也は大男に問う。

 

「あ…ああっ…」

 

 

 

      声が出ない。

      何故あの御方が…

 

「伯爵……様…」

 

庄司はふらふらと大男、伯爵に近付く。

 

「待て!庄司!!」

恭也の声がまるで聞こえていないかのように庄司は一歩ずつ歩み続け、伯爵の前に立ったと思えば、

 

跪いた(・・・)

 

「(…体が…勝手に…っ)」

内心、庄司はどうしようもない位焦っていた。体が誰かに乗っ取られたかのような感覚に陥り、体の言うことがきかない上に、自らの内にいるはずのエシの声も伯爵の登場から全く話してこなくなり、それどころか、内なるエシの気配すら感じられなくなってしまっているのだから。

 

「(オイオイ…エシさん?勝手にされては困るのですが……?)」

 

庄司の問いかけにもエシは応えない。

 

「ウンウン❤従順ナ様子デ我輩ハ喜バシイバカリデス❤」

何度か満足げに頷いた伯爵。

 

    「……所デ…」

 

  「何故、コイツラヲ殺シテナイノデス?❤」

 

 

     どっと庄司から冷や汗が溢れる。

 

 

「申し訳…ありません……伯爵…様……」

「(違う!!こんなことを言いたいんじゃない!!)」

彼が発したい言の葉とは裏腹に出てくるのは主人への謝罪のみ、そして

「すぐ…殺害(食事)を済ませ…ます……」

自分の今からする行為を瞬時に理解した庄司は、今までに出したことの無いほどの全力で、全開の力を振り絞り、体の自由を自分のものとしたら、

 

 

ゴッ!!!!

 

 

頭を床に叩き付け、正気に戻ろうとした。自分が取り返しのつかない事をしないために。

 

 

 

「……ッッ!!!ったぁ……」

額から血をダラダラと流す庄司。傷みのお陰か、体が思うように動くようになった。

 

「伯爵…様……」

     自分の思うように口も開ける……が…可笑しい……

 

 

    伯爵の名前を出そうとすると口が勝手(・・)に《様》を付けてしまう。

 

だが、それに構っている暇は無い。

「…恭也…忍…さん…それに、妹ちゃんも……逃げろ…」

 

切れ切れとした言葉を後ろにいる人達にかける。

 

「何を…言ってるの……?」忍は庄司の言葉に驚きを隠せなかった。大男、伯爵と目の前の庄司の掛け合い。それは、明らかに自分達を殺害しようとする意思に溢れていた。その片方が、今度は『逃げろ』と言ってきた。彼女のなんだけど頭の中では庄司に対する疑心暗鬼と、自分達が殺されてしまうのではないかという恐怖で一杯だった。

 

「いいから…速く逃げろ……っ!私が…伯爵様を食い止めるから……その…隙に……逃げろっ!!」

 

「……っ!!」

 

絞り出す彼の必死の訴えにより、彼、彼女達の体は本能的に逃げ出した。

 

「アレ~?❤可笑シイデスネェ~?❤人間ヲ庇ッタ?ソレニ、我輩二反抗ノ意思ヲ見セルAKUMAトハ……❤」

首を横にひねり、何かを考える素振りを見せる伯爵。その一つ一つが庄司の心に恐怖を植え付ける。

 

「私は…人間だ……っAKUMAじゃない…!!お前に従う必要だって…無い!!」

この力は、自分が生まれ持った力であって、コイツに作られた兵器では無いのだと主張してみせるが、

 

「何ヲ言ッテイルノヤラ…❤」

伯爵は、やれやれというポーズをして、庄司の顔に自分の顔を近づけ、

 

 

「貴方ハ、混ジリッケ無シノ、我輩ノ作ッタ作品。AKUMAデス❤」

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