それから俺達は波紋の修行を二人にさせながらゴブリンの砦に到着するのだった。ゴブリンの砦は思っていたよりも地の利を活かして作られており舐めてかかると必ず痛い目に遭うような感じになっていた。
それに数もそれなりに多く全てを相手にしていたら日が暮れてしまいそうな程にいるのでどうやって攻略して行くとリュカちゃんに伝えた。
「リュカちゃん、ゴブリンたちは意外と地の利を活かしたように作られている。進軍するのも苦労する上に敵の数も多い、更に言えば内部まではどうなっているのか分からない状態。かなり不利と言えるだろうな、さてリュカちゃんはどう考える」
「私はまず正面に向かって戦って敵の戦力や強さを知りたいと思っていますが駄目ですか?」
「いいや、敵を知ることは大切な上に入り口付近なら撤退も容易。悪くない考えだと思うよ。さて、なら俺も戦いに参加して援護をするから行きましょうか、リュカちゃん」
そうして俺とリュカちゃんはゴブリンの砦の入り口に入り始めると全くも愚かな人間たちだとして包囲をしてきたがその程度で包囲をしたつもりかと言ってから俺はまずは俺とリュカちゃんの周りに陰陽術で水を出して濡らした上にリュカちゃん!と声をかけてから二人で波紋オーバーヒート!!!と濡れた地面に波紋を流し込んで包囲していたゴブリンたちを壊滅させた。
修行させているとはいえこんな短期間で良くここまで成長できたものだなとリュカちゃんには感心をしていた。やはり聖騎士に選ばれただけに才能があるのかも知れないなと思いながらゴブリン達を倒して先に進んでいると分かれ道についた。
行き先は同じらしいが大通りかまたは地形が少しばかり危険な道の2つだった。
大通りには多くのゴブリンたちが待ち受けているだろうな、一方、もう一つは地形こそ危険があるがこちらはかなり手薄でありこの先どこまで戦うのか分からない以上は無駄な戦闘を避けるべきだとして俺は地形が危険な方を勧めるとそこにイーリスが話に割り込んできた。
「蝮、私はその道に反対するわ。そちらから向かってもレッドストーンを多く回収できないから大通りでゴブリンたちと戦って先に進みましょう」
「待て!イーリス殿、この先の地形も分からずにどこまで敵がいるのか分からないのにここで体力を消費をしたら勝てる戦いにも勝てなくなる。全ての地形が把握していない以上は無駄な戦闘は避けるべきだ」
無論なことにイーリスが言いたいことも分かる、レッドストーンはこの聖騎士にとって見れば言わば経験値みたいなものだから強くさせたいという考え方は別に間違ってはいないと考えているが今回はレベル上げに来たのではない、リュカちゃんのお姉さんを助けに来たのだ。
二人で争っても仕方がないとしてならばリュカちゃんの意見も聞いてみようとイーリスと二人で尋ねてみるとリュカちゃんは少しばかり申し訳なさそうにしながら答えてくれた。
「その〜、蝮さんには本当に悪いですけど私はイーリスちゃんの方を採用したいと思います。大通りの敵を倒せて数を減らせばお姉ちゃんや他の捕まっている人たちを助けた後にそこから逃がしてあげることもできますので私はイーリスちゃんの意見で行きたい・・かな?本当にごめんなさい、蝮さん」
いいや、意見を聞いたのに謝る必要はないよと返してから考えていた。確かに砦から人質を救出した後も撤退戦が待ち受けている事は間違いはない。
撤退戦は一番難しい事なのである、それを少しでも楽にさせるには敵を多く倒す必要が必須になりそれらを含めて考えればイーリスの意見も悪くない。
勿論のこと危険はあるがそもそも戦いに危険はつきもの、ならば総合的に一番安全なやつをするべきかと考えてならば大通りから砦に向かうことになった。
するとやはり大通りでは多くのゴブリンたちが待ち受けていたのだが俺とリュカちゃんで迫りくるゴブリンたちを波紋や聖騎士の力で倒して遂に砦の前にたどり着いた。
遠くから見ていたから分かっていたが思っていたよりもデカイなと感じていたがここを攻略しないと人質を助け出さないとならないからな。
そうしながら砦の入ると意外と人間の砦みたいになっていて驚いていたがまずは上に目指し始めた。無論なことに砦の中にもゴブリンたちがいたが俺とリュカちゃんの力を合わせれば何事も問題はなかった。
問題なのは人質を助け出した後に退路を作ってあげないと普通の人が通るには厳しすぎる道だとして後で陰陽術で土の階段でも作り退路を作らないとなと考えていた。
それはそうと何かとこの砦に入ってから嫌な予感がしているがリュカちゃんには心配されないために何も言わなかったが俺はこの場所で起きる最悪な展開などいつくも考えていた。
それに対応するためにと思っていると大きな扉の前にゴブリンたちの大将らしいものが守るようにいるように見えたのでお前がこの砦の指揮官かと言った。
すると正解だったらしくその通りだと言いながら良くもここまで来たものだなと言っていたが相手にはなにか秘策があるのか余裕な表情を見せていた。
援軍か、それとも力を隠しているのかと思っていると何か赤い宝石を取り出して取り込むと巨大化して身体能力も上がったのである。
その上に伏兵も現れてやはりこうなるかと思っていたらリュカちゃんがあのリーダーは私が倒しますから蝮さんは援護をお願いしますと言われた。
あのリュカちゃんがね・・・勇ましくなったのもだなと教え子の成長を見ているようで嬉しくなり分かったと言って伏兵や増援で来るゴブリンたちを一人で倒しながら待っていた。
そうしてしばらくしてからリュカちゃんが蝮さん!私が勝ちましたと嬉しそうにして報告をしてきた。
まぁな、強化されたと言ってもゴブリンからだからそこまでは桁違いに強くなることはなかった。
けれどもあのリュカちゃんが倒せたと言うのはとても大きく嬉しい話で頭を撫でていた。でも気になるのはあの赤い宝石は魔王軍の幹部たちが全員、持ち合わせていた時に対応できるかどうかだ。
今後はそんな事も考えて計画など練らないとならないなと思って扉を開けるとそこにはリュカちゃんのお姉さんらしい人が倒れておりリュカちゃんもお姉ちゃんと嬉しそうにしていたけど何かおかしいとしてすぐに陰陽術を発動出来るようにさせた。
するとリュカちゃんに対して雷魔法で攻撃しようとしているのを理解してすぐに土でリュカちゃんを守るように壁を出現させた。
危なかったと思っているとリュカちゃんがお姉ちゃん?と混乱をしていた。するとリュカちゃんのお姉さんらしい人が声を出したのであった。
「あらあら、上手く行くと思っていたのに余計な人が邪魔をしてくれたおかげで失敗してしまったわ。邪魔をしないでほしいですけど・・・人間如きが」
あれ?もしかしてリュカちゃんのお姉さんって何か石仮面でも被ってしまったの!?と言うぐらいに変化をしていた。
姿も変化して蝙蝠みたいな羽が現れて吸血鬼ではないとしたらもしかしてサキュバスになってしまったのですかと見ていたが今はそれよりも他の人を助け出してその後にリュカちゃんを連れてここから逃げたほうが良さそうだなと思うのだった。
裏話その5、原作ゲーム、想像していたよりもストーリーが良い!!