それから食材を集めて料理を始めた、幸いなことに陰陽術が使えたので火を出して焚き火を作り料理をしていると蝮さんは料理が出来るのですねと言われた。
「まあ、元の世界では一人暮らしだったからな。料理が出来ないと暮らしていけないから覚えただけだよ。それに料理とか作れば気分転換にもなるからと思っていただけだ」
「そうなんですか、私はお姉ちゃんと二人暮しでお姉ちゃんが作ってくれることが多かったので」
「お姉ちゃんね、仲が良い姉妹なんだな。俺はな・・まあ、置いといてリュカちゃんって幽霊とか見えるタイプかな?」
「う〜ん、よく分からないけどお姉ちゃんからは昔から誰もいない場所で誰か見ているように見ていた時があったと言っていたけど」
「なら、もしかしたら陰陽術は習得可能かもしれない、波紋は本当にやってみないと分からないからそちらは何も言えないけど」
そんな話をしながらゆっくりとして料理を作り終えてから食べながら取り敢えずゆっくりとして休んでいると波紋の使い方はと聞かれたのでまずは波紋の呼吸をしてから手にその力を集めて放つという感じだと伝えた。
しかし、説明が俺はあんまり得意ではないのであんまり理解が出来ずに困っていた時に俺はある事を思い出したのである。
でも許可を貰わないといけないのでリュカちゃんに聞いてみるのだった。
「リュカちゃん、実はいい方法があるのだけどもこれには本人の許可が必要だから聞いておかなければならないけど一時的にでも良いから体を貸してくれないか?そうすればリュカちゃんの体で波紋を出してみせるから」
すると言っている意味が分からないのですけどと言われてしまったのでまあ、無理もないよねと言いながらなら実際に少しだけやって見るからとスキル憑依を発動した。
これほどに自信満々に言っている癖に俺も憑依なんて初めてやるので成功するか心配であったがどうやら何とかして成功する事ができた。
後はしっかりとリュカちゃんの意識が残っているかどうか確認をしなければと思って心の中でそう思っているとリュカちゃんが慌てていた。
(あれ!?どうして自分の体なのに自由に動けないの)
(リュカちゃん、もしもし聞こえていますか?只今、リュカちゃんの体に憑依をしています。こんな感じに体の主導権を握ってから波紋の呼吸とかその使い方を体で覚えさせておくから実際に真似するようにしてそうすれば自然と身に着けると思うから)
(え!?、あ、はい!分かりました。それでは宜しくお願いします、蝮さん)
そう言われたので早速、リュカちゃんの体で波紋の呼吸をして波紋を出してみせた。やはり体が慣れていないのか俺よりも結構、弱い波紋であったがリュカちゃんは驚いて見ているようだった。
(凄いです!私の体でもしっかりと出せました)
(まあね、それよりもこの様にして波紋を出してから攻撃をしたい時にはこの様に攻撃をする)
そう言いながら俺は近くの岩を砕き、それを見ていたリュカちゃんは勿論のこと、イーリスも驚いてみていた。
凄いこれが波紋と驚いていた、その理由としてリュカちゃんが今、聖騎士に変身していない状態であの大きな岩を砕いたことに信じられないのであろう。
戦いが終わった後に教えてくれたのだけどリュカちゃんの聖騎士の力は貰ったものらしくリュカちゃんの本来の力ではないと言うのだ。
だからこそその力が万が一に封印とかされても対抗手段を残して置かなければならないとして俺は陰陽術または波紋を教える事にしたのだった。
このリュカちゃんの性格から間違った使い方はしないだろうと考えたので教える事にした。その後は憑依を解除して元に戻ってから俺は休む事にしたのだけど結界の中でリュカちゃんが寝る前に波紋を出す事に成功しても必死に練習をしていた。
ここまで真面目に修行をしてくれるなら聖騎士の力が無くても対抗手段が出来るなとホッとしてそのまま眠りにつくのだった。
翌朝になり俺達は目的の場所に向かって進んでいた時にリュカちゃんが思い出すように確か、この辺りに小さな村があるからそこで立ち寄って休みませんかと提案をされた。
確かに休みたい気持ちもあるし必要な物資も不足しているがその村は果たして無事なのであろうかと伝えるとリュカちゃんは!?と驚いてからどうしてそう思うのですかと聞かれたので答えた。
「良いか、君の村もあの様に襲われて滅びようとしていたのだ。そうなると他の村も同じように襲撃を受けた可能性が非常に高い、それでそんな村に俺やリュカちゃんみたいな人材が居るのかどうかだ。もし居てくれたら問題はないのだけど居なかった場合は間違いなく滅ぼされている可能性が高いから向かうのは危険かもしれないが良いのか、リュカちゃん」
そう伝えても仮に滅びていてもせめて埋葬をしてあげたいと言ってきてそこまで言うのであれば何も言う事はないとしてイーリスにも聞いてみるとイーリスも構わないわと承諾を得て向かい始めた。
森の中を進み始めて何事もなく村が無事であれば良いのだけど俺の考え過ぎで終わればとても嬉しい話なのでけどなと思いながら向かうが森の中を進んでも人の気配がなく進んでいた。
その時に村の入り口らしいところにたどり着いたが誰もおらずやはりかと思いながら進むと家が半壊しており他のところも完全に壊れている場所があり人が住むにはもうと思っているとリュカちゃんが人の死体を見つけたのである。
リュカちゃんがせめて弔ってあげたいとして近づいたその瞬間に死んでいたはずの死体が突如に動き出してリュカちゃんを掴んで体に噛もうとしていたのですぐに波紋を体に流せと叫んでリュカちゃんは波紋を発動させると死体は怯んで後退した。
リュカちゃんは急いで俺のところに逃げてきてこれは何ですかと言うと俺の代わりにイーリスが答えてくれたのであった。
「あれはグールよ、おそらくこの辺りの魔力が影響して変化したのだわ、聖なる力があれば倒せるけどそれ以外だとダメージは通り難い上に勝手に回復してしまうから一気に倒すようにしなさい」
なる程な、体力を回復することができるアンデットか・・・なら波紋にもってこいの敵だなと感じていると遠くから声が聞こえてきたのであった。
「クックックック、面白い。何か特殊な能力を持った人間が迷い込むとはこれ良い研究材料にさせてやるわ」
そう言って魔法使い・・・いや、あれはリッチと言えるアンデットが現れたのである。なる程なここのボスと言う存在かなと思いながら俺はならここで戦いに慣れていないリュカちゃんに戦いの心得を教える事にしたのだった。
裏話その3、このエロゲーをする時に気に入っている衣装は巫女服である。