キヴォトスの時計塔 作:Laplaaaaaaaaaaaace
さて、先生に着いていきながらビルを降り、シャーレ本棟へと移動している最中の出来事です。
周囲の建物について説明を受けながら歩いている途中……。
"あっちが行きつけのゲームセンター……それで、あっちがよくプラモデルを買うお店だね"
『先生、さっきから行きつけのお店しか紹介してないですね……?』
"えっ!?あ、あはは……いやぁ……"
「あなたにとって身近な物は紹介しておくに事欠きません」
「身近な物ほど、取り零し易いもの。知っておいて損はありません」
……不思議ムーブ、出来てるかなあ。まぁ、特に深く勘繰られてる感じも無いみたいだし、このままのスタンスで行ってみよう。先ほどから、先生の行きつけのお店を紹介してもらっているけれど、おもちゃ屋さんにゲームセンター。書店*1を紹介してくれている。……やっぱり、何というか"大人"と言うには少し子供っぽい印象を受ける。
1プレイヤーとして、この趣味を否定したり変に考えたりはしない。これが先生の在り方であり、この世界に刻まれている先生なのだ。その理から無闇に外すものではない。
"マリアの言葉って、詩的だよね"
と、突然先生が会話の矛先をこちらに向けてきた。ええと、言葉が詩的だって?謎の修正力と自己的な解釈*2のおかげで、この話し方は成立しているんだ。
だって……嫌じゃん!フランクな話し方する見た目小さい人形ちゃんなんて!それは、人形ちゃんじゃない!!マリア様もフランクな口調で喋るの嫌だよ!というか、あの世界観に合わない!
……そもそも想像できない。想像したくない、フランクに話す時計塔のマリア概念。
「……詩的、ですか?」
"そう、詩的。実は、生徒の一人にそういった喋り方をする子がいてね"
"もしかしたら仲良くなれるんじゃないか、って思って"
「私と、似たような喋りかた……」
う~ん……。たぶんセイアちゃんだ。彼女の独特な言い回しは、親友の一人の煽りスキルを最大限引き出すことに秀でている。
トリニティ総合学園ティーパーティー所属の三年生、百合園セイア。エデン条約編に深く関わる人物で、最早中心人物と言っても良いくらい。セクシーですまない、という訳ではない。
あれ、というか……今のこの世界は"どの辺り"なんだろう。シッテムの箱にプラナは居ないみたいだし、最終編までは行っていない……はず。色彩の嚮導者……兼、プレナパテス。もとい、別時間軸の先生。彼がやってくる前なのだろうか。
そもそも、アビドス編が始まっているのか……パヴァーヌ編なのか。何の情報も無い。ちょっと聞いてみよう。
「ところで……先生、この地での、最近の出来事を伺いたいのですが、よろしいでしょうか?」
"最近の……出来事?う~ん……最近かぁ。私がここに来てからすぐ、色々あってどれから話せばいいか分からないけど……"
"直近で言ったら、エデン条約の調印式……かな。マリアは……そっか、ずっとあそこにいたんだもんね。知らなくて当然だ"
そこから先生と歩きながら、エデン条約の調印式で起きた出来事について話を聞いた。
調印式の会場に巡航ミサイルが突っ込んできたこと、アリウススクワッドの事。アズサや補習授業部、ティーパティーの面々の話。どうやら、つい最近の出来事の様だ。大体話の大まかな内容は知っているので、途中途中小さく相槌を打ちながら、流し聞いていた。
……殆ど話を聞き終えたが……、結果的にはエデン条約編の最中。正確には、3章が終わった辺りだ。まだ、ベアトリーチェの結末を聞いていない。
"補習授業部の皆に関する問題は解決……だけど、アリウス分校に関しての問題が全て解決できたわけじゃない。まだ、あの学校には私の助けを必要とする生徒たちがいる。なんとしても、終わらせないといけない"
"あ……。今、マリアが聞いた話は、特に気にすることじゃない。聞かれたから答えただけだからね"
「……はい、気にしないでという事でしたら」
……無理だよね!?気にするなって方が無理!
この大人、エデン条約編真っ最中に時計塔の調査に来たの!?そこが一番の驚きだ。といっても、エデン条約の3章で大体の問題は終わりを迎えるけれど、4章からはミカとサオリ、アリウス分校に焦点を当てて話が進んでいく。ミカのキリエも聴けるし、あのベアトリーチェも生で見れるということだ。
というか、4章がまだ始まっていない……もしくは始まっている、となれば今はアリウススクワッドの皆が追われているはずだ。そして逃避行の最中、先生はトリニティで檻の中のミカと面会する。
……なんとも難しいタイミングの世界に来てしまったものだ。今はストーリーとストーリー間のインターバル。平和な時間だ。この穏やかな時間の間で、ある程度生徒の皆と話をしてみたいと思ったんだけど……。トリニティとゲヘナはエデン条約周りの問題でごたごたしているだろうし……。
さて……、そうともなれば、ある程度の期間は先生の指示に従うとしよう。どうせ、こんなタイミングだ。他の学校には中々行けないだろうし、仕方がない。
"それと……マリア。君の事を聞かせてもらっても良いかな?"
"出来る限りで良いんだ。もし話したくないって言うなら……"
「いえ、お話しします。私の事を、知っていただくためにも……」
シャーレへの道を歩きながら、自身について話し始める。
……とは言っても、ブラボは恒例の、武器や装備のフレーバーテキスト。アイテム等から人物や世界の背景を自己補完し、ストーリーを確立させていこう!の色がとても強く出ている。
取り敢えず、ちょっとした記憶喪失という設定で先生に話すことにしよう。穢れた血族だとかその王家とか、全てを話すとシャーレに着く上に日が暮れてしまう。
「私は、ここに来る以前の事を殆ど覚えていません」
「何処に居たのか……何をしていたのか。その全てを忘れてしまっています」
「ですが……、名前だけ。秘守マリアという名前だけは憶えていたのです」
"名前……だけ……。それ以外、覚えてることはある?"
「私の持つこの剣と銃……。そして、これらを使った『戦い方』だけ……」
「それ以外は、年齢も……出自も分からず……」
全部説明したら、ゲールマンの事から話していかないといけない。
でも、これは彼女の姿を取っている以上、気軽に話せる内容ではない。その時が来たら、先生に話そう。でも……匂わせくらいはしちゃおうかな。
「薄っすらと、誰かを慕っていた……という記憶が残っています」
"尊敬している人が居た……ってことだね"
「……尊敬。その気持ちに近い何かを、感じていたのかもしれません」
……これってさ、マリアムーブじゃなくて人形ちゃんムーブじゃない?
表情の変化は乏しいし、声にもあまり抑揚がつけられない。うーん……もうちょっとマリアみたいになれならなぁ……。
『先生!先生!!』
"アロナ……?どうかした?"
『先程から、後ろに数人の敵性反応が。徐々に距離を詰めてきています!』
"ありゃ、尾けられちゃってたかな"
『戦略性のある動きです!……恐らく、アリウス分校の生徒さんかと』
『スクワッドの皆さんの居場所を無理やりにでも聞き出そうとしているんじゃないでしょうか……?』
"私を捕まえても、あの子達の居場所なんて分からないんだけどなぁ……"
「……敵、ですか?」
アリウス分校の生徒って聞こえた。あのガスマスクをつけて顔を隠した子たちかな。
そっか、ちょうど4章の直前ならサオリ達を探している途中だ。先生がアリウスの襲撃に遭っても違和感はない。ここはゲームじゃなくて、本物だから。
私という存在が介入してしまったことにより、もはやゲームのシナリオ通りに進むことは無くなってしまった。そのせいで先生が危険な目に遭うのは、流石に心が痛い。
"話の途中だけど……そうみたいだね"
"とにかく逃げよう。アリウス分校の生徒は皆戦闘慣れしてるから……"
「……先生は、安全な所へ」
「敵は、私が受け持ちます」
"えっ、でも……"
「先生には、時計塔から私を連れ出してくれた、という恩があります」
「そして、ここでの居場所を作ってくれました。生徒という形で」
なんか最終回っぽくなってきちゃった。ただ尾行してきた敵を倒そうってだけなのに、こんなに言わなくても良かったかも。でも、居場所を作ってくれたのも、連れ出してくれたのも事実。
それに、この身体がどこまでキヴォトスで通用するのか、試してみたい。彼女の力をこの身に宿しているのなら、そう簡単に負けるはずが無い。相手がカンスト狩人とかじゃない限りは……。
"……もし危ないって思ったら、すぐ逃げること"
"私も、少し離れた所で指揮を執るから。私の指示は聞き逃さないこと。良い?"
先生も話が分かる大人じゃないか。危なくなったら逃げる……か。それは私ではなく、相手に言うべきだろう。対多数でも優位に立ち回れるくらいに、この身体の戦闘能力は高いはずだ。
記憶喪失って体で話を進めたけど、戦い方は身体が覚えている、気がする。それと……先生が来る前、時計塔で見た夢。狩人とマリアの戦いの夢だ。あの後から、身体が軽いんだ。今なら、あの夢みたいに戦えるかもしれない。
中身が平和な国に生きていた成人男性とは言え、この身体に従えば……。
ふっ、と目を伏せる。脳裏に過るは、戦いの記憶。落葉を手放すまでに至った、
薄く目を開けば、くるり……と後ろを振り向く。建物の陰から数人のアリウス分校生徒がその身を日の下に曝す。開かれた眼は、月の様な蒼色で、彼女達を貫く。
なにやら作戦を話しているのだろう。その数秒後、何人かが頷き、散り散りになった。成程、そういった陣形か。
「さぁ、先生。早く安全なところに隠れてください」
一言先生へ声を掛ければ、すぐさま彼は建物の陰へ。アロナのサポートがあるとはいえ、もし背後から襲われたりすれば、彼の命は危うい。なるべく早く、目の前の敵を倒さないといけない。
「向こうの増援は無い。恐らく敵は一人かと」
「護衛を倒し、対象からスクワッドの居場所を聞き出せ!」
……はぁ。ちょっと緊張するけど、初戦闘と行こう。
「……この先へは進ませません」
「貴女達には、ここで眠っていてもらいましょう」
「そして、思い知ると良い」
ヘイローが、変容する。時計盤を象っていた円形は消え失せ、時針二本のみに。二本の針がお互いに離れ、中心には横線が一本走る。
「時計塔に秘されし、
横線がバッ!と開き『瞳』を形作る。深紅の瞳と、二対の刃のヘイロー。
「さあ、愚かな者達に眠りと、終わらない悪夢を」
背中から、落葉を取り出し、目の前で構える。ぐっ……と両手に力を込めて、
バギイィン!
刀身を二分させ、二刀流とする。銃は、使わない。銃を主武器とするキヴォトスに於いて、剣を持つという事は、愚かに値する。
「なんだ、アイツ。剣なんか持って……」
「この人数相手に近づける訳が――」
ヒュオ――という風切り音と共に、言葉を言い終える前にアリウス分校の生徒が一人、その場に倒れ伏す。周囲から見れば、何が起きたか分からない。
しかし、倒れたアリウス生のいた場所に、マリアが一人立っていた。
「まずは、一人」
「次に終わらぬ悪夢を見るのは、誰だろう?」
「君か……、もしくはそこで震える君か」
「……怯えなくとも良いさ。私に出会ってしまったのなら、そこで君達の運命は決まっている」
「Vanitas Vanitatum, et omnia Vanitas.」
「君達の学び舎で使う警句の様だが、私が虚しさを埋める手伝いをしてあげよう」
……身体が、羽根の様に軽い。ステップを踏むように、敵に詰め寄り、落葉を叩き込む。動作に重さを感じさせることは無く、動きそのもの、全てが軽快だ。
ゲームでのマリアとは少し違う……。ヘイローによる力の補助がそうさせるのだろう。次の標的に狙いを定めよう。怯えている、アリウス分校の生徒に近づく。
「虚しいというのなら、その虚しさに、恐ろしく……そして、その身に終わらぬ悪夢を」
今回はステップを使わずに、ゆっくりと近づいてみる。目の前の生徒は銃を構え、狙いをこちらに定めた。
相手の武器は、アサルトライフル。その連射力が主な火力になるが、避け方は比較的簡単だ。この身体に残っている力を、使うだけだ。
敵が銃を撃ち始める。亜音速で近づいてくる弾丸が接触する瞬間に古狩人の業、『加速』を使用する。
瞬間、その位置からマリアが掻き消え、どこかへ姿を消す。アサルトライフルの照準器は、誰も映さない。アリウス生はマリアを探すが、視野範囲のどこにもいない。
小さな風と共に、背後に何かを感じる。人の気配……それにしては冷たく、恐ろしい。
「余所見とは……。クスクスッ、感心しないな……?」
その言葉を最後に、アリウス生の意識は闇の深淵へと誘われる。どさ、とその場に倒れると、一切動かなくなった。
早業、と呼ぶに相応しいマリアの動きは、凡そ常人には見えないものである。アリウス生が倒れる直前、正確には背後に回る前。彼女はアリウス生の眼前で低く腰を落とし、落葉の柄で腹部に重い一撃を喰らわせたのだ。
その後、加速を用いて背後に移動、首筋にもう一撃。彼女の動きは蝶の様に鮮やかで、鳥の様に軽く、攻撃は蜂のように正確で、獣の様に重い。キヴォトスの住民を昏倒させるくらい、容易だ。
「さあ、残りも片付けてしまおう」
マリアに指揮をする、とは言ったけど、彼女の戦いに入る隙が無い。それこそ、戦い方が今までの生徒とまるで違うんだ。
他の生徒達は銃やドローン、タレットに戦車。戦い方は様々だけど、銃火器を用いていたのに対し、マリアは二本の剣……というより刀の様な物で戦っている。
動きも高速で、目で追える速さじゃない。これじゃあ、指揮の出しようが無い。でも、彼女はアリウス分校の生徒を確実に倒している。
『先生……、マリアさんの動き……』
"……うん。凄く速い。目じゃ追えないくらいに。それに……"
ヘイローの形も、変わっている。ヘイローの形が変わった時、ふわりと何処からか花の様な香りが漂ってきた。それと同時に、マリアの纏う雰囲気が変わった。
最初に会った時の様な、不思議で暖かい雰囲気から、冷たく鋭い気配へと変貌を遂げた。一体彼女に、何が起こっているのだろうか。
"とにかく、戦闘が終わるのを待とう。多分だけど、すぐに決着がつくんじゃないかな"
『……ですね。敵性反応も確実に減って来ています。このまま、見届けましょう……!』
「クソっ……!なんで当たらないんだ……!」
「攻撃のタイミングを読むのさ。貴女は、闇雲に撃ち過ぎる」
「だから、相手の攻撃を止められないのさ」
「教えた所で、悪夢の内で忘れてしまうだろうけれど」
最後の一人に狙いをつけ、アドバイスを加えながら近づく。その間も、加速を使い左右に避けつつ……弾丸に当たることなく、アリウス生に最後の一撃を加える。
リロードの瞬間を狙って、加速で急接近し、アリウス生の眼前に姿を現した。そして腰を落とし、リロード中の銃を下から上へ落葉で斬り上げる。
破壊こそ出来ないけれど、銃を手離し、攻撃の手段を失った彼女へ致命とも言える一撃を。
「銃が……っ!」
銃が吹き飛ぶ衝撃で、両手を上にあげてしまい、もう回避も防御も出来ないアリウス生。
そんな彼女の隙を見逃さずに、落葉を逆手に持ち替え、柄頭で腹部を一突きする。あまりの衝撃に体勢を崩し、腹部を抑えようとする。
しかし、そんな事に目もくれず、マリアは左手で彼女の腰に手を回し、グイッと此方へ抱き寄せた。激痛で朦朧とする意識の中で、アリウス生は痛みではない何かを感じていた。
抱き寄せられた彼女は、彼女の顔を間近で見ることになる。マリアは右手の落葉を腰に提げ、そっと彼女の頬に右手を添える。
あまり長身とは言えないマリアのその行動は、傍から見れば『美しい』ではなく『可愛らしい』という印象を受けさせた。そんな事をしながら、頬に添えた手を顎へ移し、マリアは眠りに落ちる彼女へ慈しみの言葉を送る。
「貴女の目覚めが、有意なものでありますように……。おやすみなさい、名も知らぬ貴女」
トンッ、と首筋に手刀を打ち込むと、アリウス生の意識は微睡の海へと沈んでいった。微睡の海は深く、眠りはそう簡単に覚めないだろう。
意識を失い、身体から力の抜けた彼女を、優しく地面に寝かせると、落葉を両手に持ち両刃剣の状態へと戻し、背中に背負い直す。武器を仕舞い、すたすた、と眠っているアリウス生の中を横切り、先生の元へと向かう。
その道中で、ヘイローは元の形……時計の形に戻っており、どこからか香る花の香りも、無くなっていた。
「先生、もう……大丈夫かと」
「アロナ様。反応は、無いでしょう……?」
『……え!?あ、はい!敵性反応消失!!先生、戦闘は終わったみたいです!』
"うん、了解。守ってくれてありがとう、マリア"
「いえ……それ程の事は、していません」
「恩返し……というものです」
ふぅ~……。初戦闘、何とか乗り切った!戦闘中、やけに視界と思考がクリアになって、どこまでも澄んでいた。
そのお陰か、銃に怯えることも無かったし……。この身体、似非とは言えしっかりと時計塔のマリアしてる。加速も使えたし、落葉も問題なく分けられたし、戻す事も出来た!課題はクリア!!
でも、最後の一撃は奇麗に決まって良かったなぁ……。マリア様の
それにしても、戦闘中……何か喋ってたのかな、私は。言動に関する記憶が曖昧で、最後なんか特に覚えてすらいない。何か言ったのかもしれないけど、記憶に靄がかかってるみたい。
"時計塔から連れ出してくれた恩、だったね"
"……うん、でも、そうだね。マリアが思っている以上に、外の世界は楽しい"
"連れ出して良かった、って思ってるよ"
『私の声が聞こえる、初めての生徒さんでもあるんです!お話ししたいことだって沢山ありますよ!』
「先生も、アロナ様も……ありがとうございます」
「居場所を与えてくれたこと、とても感謝しています」
戦闘後のこの穏やかな時間……良いな。お互いに話して、労い合う。……本当にキヴォトスに来たんだなあ、って実感する。
"それより、マリア。怪我とかは大丈夫?もし怪我をしていたら、すぐ教えてね"
"治療が出来る生徒をすぐ呼ぶから!"
「怪我などは……特に。それよりも、彼女達は……」
"あぁ、そういうことなら大丈夫。ヴァルキューレに通報済みだから、すぐに来てくれるはずだよ"
ヴァルキューレが来るのか~!キリノとかフブキが来てくれるのかな……。うわ、カンナなんて来たらどうしよう。緊張するなぁ……。
多分、彼女達は矯正局行きになるのかもしれないけど、自業自得だから仕方がない。尾行してきたのはそっちだし、戦闘を始めようとしたのもそっち!私たちは悪くない。断じて。
"……お、そろそろ着くみたい。じゃあ、事後処理があるからもう少しだけ待ってようか"
"マリアもちょっと休憩してね。キヴォトスに来て、初めての戦闘だったでしょ?"
「……では、お言葉に甘えさせていただきます」
こういう所が優しいんだ、先生は。自己犠牲の塊みたいな人だから、皆『守りたい!』って感情が湧くんだろうな。
それはそれとして、マリアムーブ兼人形ちゃんムーブが板についてきた、かもしれない。きっと。このまま似非マリアキヴォトス生活を楽しむとしよう。
エデン4章が待ち構えているんだ。出来る限りキヴォトスに慣れて、ミカたちの行く末をこの目で見届けよう。取り敢えず今は、ヴァルキューレの到着を待つことにする!
モブちゃんでも良いから早く来てくれ~!!他の生徒と会いたいんだ!!!
なんかぐちゃぐちゃになっちゃった
ごめんなさい、マリア様