神様から原作改変GOサインが出たのでシナリオぶっ壊します   作:星を見るパイ

2 / 11
2.コレが使徒です

「先に、エヴァンゲリオン5号機が失われ...」

「今、同4号機が離反した。」

 

黒い石板に赤い文字が浮かぶモノリスから音声が出力される

 

「両機の喪失は、計画遂行に支障をきたしますが。」

 

7つのモノリスに囲まれるように座っているゲンドウが問う

 

「4号機が修正範囲外やもしれぬ。検討の余地はあるが、君が気にすることでは無い。」

「エヴァ3号機は米国政府が是非にと君へ差し出した。君の国の政府も協力的だ。」

「最新鋭機だ、主戦力に足るだろう。」

 

「使徒殲滅は現在も遂行中です。試験前の機体は信用に足りません。」

「零号機修復の追加補正予算を承認いただければ...」

 

「試作品の役割はもはや終わりつつある。必要はあるまい。」

「左様。優先すべき事柄は他にある。」

「我らの望む真のエヴァンゲリオン。その誕生とリリスの復活をもって契約の時となる。それまでに必要な儀式は執り行わねばならん。人類補完計画のために。」

 

「わかっております。全てはゼーレのシナリオ通りに。」

 

モノリスが消え、照明が切り替わる

 

「真のエヴァンゲリオン...その完成までの露払いが、初号機を含む現機体の務めというわけだ。」

「それがあのMark.06(マークシックス)なのか?偽りの神ではなく、ついに本物の神を創ろうというわけか。」

「ああ。初号機の覚醒を急がねばならん。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ほーん...2号機の封印に3号機の贈与、4号機と第二支部が蒸発せずとも未来は変わらずか。」

 

まあ4号機の紛失って意味では変わってないか...

 

今俺は真っ暗のエントリープラグの中で携帯してきたレーションを食べている

このレーション、味しないしボロボロ崩れるし水分は持ってかれるし、一箱で数日分持つこと以外終わってるんだよなぁ

まあその最後の点が優秀すぎて今も食ってるんだけど

 

情報はあるツテからの共有

いやー、ネルフ同士の利権争いって怖いね

 

俺の今の目標はダミーの悲劇の阻止と使徒の殲滅

つまりアスカを助けながらバルディエルを殲滅する

 

もう空輸は始まってるから、急いで日本へ渡る

 

ドガガガッガラガラガラ

 

地面が盛り上がり、白い巨人が這い出す

 

おあつらえ向きのラピッドボーラー(ドリル)があったから、地中に隠してたんだよね

...あー、最悪。哨戒機にバレた

 

早く移動しないとN2誘導弾が飛んでくる(一敗)

 

フランカーの攻撃は効かないけど、アレはクソ熱いし痛いから二度と喰らいたくない

 

全力で走って海岸へ向かう

...車とか家とか吹っ飛んじゃったけど、許して

 

「さ、4号機。お前泳げるか?」

 

足から海に浸かってみる

 

異常は確認されず

 

一気に頭まで浸かってみる

 

異常無し

 

あとエントリープラグへの浸水とか心配してたけど、よく考えたらもう既にLCLで浸水してたわ

 

まさか泳ぐとは思ってなかっただろう北米ネルフよ

魚雷の準備はできてないよなぁ?

 

水面が白く泡立つ

 

よし、もう攻撃される心配はないかな

水泳は体力作りでやってたからね。エヴァでも多分行けるでしょう

あっラピッドボーラークッソ邪魔...24時間進めるとはいえ、間に合うか微妙だな

 

「まあ、そんときはそん時だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『エヴァ3号機、有人起動試験総括責任者到着。』

 

『現在、主管制室に移動中。』

 

『地上仮設ケイジ、拘束システムのチェック完了、問題無し。』

 

『アンビリカルケーブル、接続作業開始。』

 

『コネクタの接続を確認。』

 

『主電源切り替え終了。内部電圧は期待値をクリア。』

 

『エントリープラグ、挿入位置で固定完了。』

 

『リスト、1350までをチェック、問題無し。』

 

『了解。カウントダウンを再開。』

 

『カウントダウンを再開。地上作業員は総員退避。』

 

『テストパイロットの医学検査終了。現在移動隔離室にて待機中。』

 

 

来たは良いもののどう止めるか...

通信的に今アスカがミサトと電話してるところかな

 

3号機起動前でないとアスカは無事では済まない

 

でも3号機起動前では使徒のコアの位置がわからない

 

つまりアスカを犠牲に、"俺が"使徒を殲滅することでシンジに責任を負わせない

 

それが最適解...でも、そんな幸せなんて

 

「クソ喰らえだよな。行くぞ、4号機。」

「お前の生存でシナリオの出鼻を挫いた。今回の一撃で、息の根止めにかかるぞ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『地上仮設ケイジ南西、未確認移動物体確認!』

 

『Nice to meet you.(初めまして)ネルフ本部の方々。』

 

管制室に声が響く

 

『シグナル確認、エヴァ4号機です!』

 

「何故ここに?!」

「パイロットとの通信は?」

 

『可能です。ですが、停止信号や強制射出信号などは認識しませんでした。』

 

「対策済み...通信が通じるだけマシと考えるべきか。」

「エヴァ4号機パイロット、この通信が聞こえていますか?」

『聞こえてますよー。目的でも聞きたいんですか?』

 

返答が返ってくる

 

「話してくれるの?」

『私の目的はバルディエルの殲滅。』

「バルディエル...?」

 

殲滅って...使徒のこと?

 

「何故バルディエルとやらの殲滅が必要なの?」

『何故...何故かぁ...シンジくんの為?』

「ッ?!」

 

なんであなたがシンジくんのことを知っているの?

エヴァ4号機パイロットは北米第二支部所属...アメリカの人でしょう?

 

『それで、バルディエルはそのエヴァ3号機だから。』

「ッ?!狙いはエヴァ3号機の破壊ですって?!」

 

『エヴァ4号機、仮設ケイジまで残り10kmです。』

「守秘回線に繋いで!アスカ?!」

『何?ミサト。ちょうどこっちからも掛けようと思ってたんだけど...』

「エヴァ4号機の襲撃よ!起動実験をすっ飛ばして出撃!」

『はぁ?!』

 

『待て、それはダメだ!それだけは!』

 

『エヴァ4号機、加速!3号機接触まで、あと180秒!』

 

「アスカ急いで!」

『分かってるわよ!ああっもう!このゴンドラ遅い!』

 

『ミサト、今すぐにアスカをエヴァ3号機から降ろせ!』

 

語彙が鋭くなったわね...アスカがエヴァに乗ることに対して強く反発してる?

 

『接触まで、あと23秒!』

『エントリープラグ固定完了!』

 

『クソッ、間に合わん!おい主管制室の奴ら全員に警告!今すぐ逃げろ!』

「逃げろ?投降しろとかではなく?」

『バルディエルが...そういうことか!第九の使徒が目覚める!』

「なんですって?!」

 

第九の使徒?!

 

『エントリースタートしました。』

「エントリー中止!プラグを強制射出!回路切断!」

 

『プラグ強制射出成功!』

『内部に高エネルギー反応!エヴァ3号機、停止しません!』

 

「本当に...!」

「使徒...!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。