神様から原作改変GOサインが出たのでシナリオぶっ壊します 作:星を見るパイ
青白い閃光と共に仮設ケイジが爆散する
「グッ...ギリギリ巻き込まれたか...。」
仮設ケイジがあった場所を中心にクレーターができている
全力疾走していた俺はギリギリ巻き込まれた
損傷は少なく無い、自己復元のために少し止まる必要がある
爆散する前...つまり使徒として覚醒する前、エントリープラグが頭上を飛んでいった
プラグ強制排出がちゃんと作動することあるんだ
...過程はどうあれ、結果は上々
使徒が3号機を侵食した上でアスカが脱出できた
問題はこの情報を本部に伝えられる人がいないんだよな
俺も協力者も流石に本部直通の連絡手段は無い
かと言って俺がここで殲滅することもできない
どーすっかぁ...多分シンジくんはアスカ乗ってるって思うよなぁ
「シンジ君に委ねるしか無いのか...」
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「え...?松代で爆発事故?」
松代って...3号機の起動実験をしていたところじゃ...
それに、そこにはミサトさんやアスカも居たはず...
ごめん。綾波
ネルフに呼ばれちゃったから、今日は行けないや...
また日程が合った時にしよう
ネルフに着くとすぐに出撃命令が出た
配備場所は群馬県の上野村
松代と第三新東京市を繋いだ直線上にある場所だ
『第5戦車中隊、18号防衛線に展開終了』
『主電源延長ケーブルの接続作業は、あと2分で完了予定』
『支援起動打撃部隊の配置完了』
少しずつ準備が整っていく
...やっぱり気になる
聞いてみよう
「あの...ミサトさんやアスカたちは?」
『現在、全力を挙げて救出作業中だ。心配ない。』
「でも...他のエヴァもミサトさんもいなくて、僕一人じゃどうしようもないですよ。」
『作戦系統に問題はない。今は、碇司令が直接指揮を取ってるよ。』
「父さんが?」
父さんって、指揮もできるんだ...
僕を、初号機を頼ってくれた
父さん、僕に期待してくれてる...のかな?
そうだとしたら...期待に応えなきゃ
『目標識別変更。目標、第九使徒です』
第9の使徒...!
その使徒が、爆発事故の原因?
僕が、倒さなきゃ
『目標、接近』
『地対地迎撃戦、用意』
『阻止部隊、攻撃開始』
エヴァ初号機の前の戦車隊が発砲し始める
「え!?まさか...使徒!?これが使徒ですか!?」
これって...どう見ても...
『そうだ。目標だ』
「目標って、これは...エヴァじゃないか!?」
黒をメインカラーに白の差し色が入ったエヴァ3号機が、装甲で砲弾を受け止めながら歩いてくる
「そんな...」
あれは...3号機だよな?
『目標は接近中だ。お前が倒せ』
「でも...目標って言ったって...」
3号機には...
「アスカが乗ってるんじゃないの?」
「アスカが...」
エヴァ3号機が唸り声を上げながら初号機に迫る
『グオオオオオ!』
叫び声と共に地に伏せた3号機の頭にエンジェル・ハイロゥが出現
初号機へと飛びかかり、蹴り飛ばす
初号機は倒れ、3号機は四つん這いで着地する
「クソッ...あっ!」
あの体勢なら、背中が見える!
エントリープラグは首の後ろ側...どうなってる!?
「エントリープラグが...無い?あの青いのは...使徒のコアか?」
エントリープラグが無いってことは...
「アスカは、乗ってない?」
3号機...訂正、第9の使徒が左腕をしならせ勢いよく初号機へ伸ばす
その腕は初号機の首を...掴めなかった
初号機の手に掴まれ、阻まれる
右腕でも掴もうとするが同じく阻まれる
お互い両腕を使い合っている膠着状態
「ぐっ...ここから、どうする...?」
第9の使徒のウェポンラックが不快な音を上げ、砕け散る
その下から不気味なほど人間的な腕が生え、二本の腕で初号機の首を締め上げる
「うううっ...ぐっ...ががっ」
くるしい...首が...締められる...!
『装甲部頸椎付近に、侵食発生!』
『初号機、ATフィールド不安定!』
どうすれば...僕の腕は二本、使徒の腕は四本
足りない...
『シンジ、何故戦わない』
「父さん...!どうすれば良い...?」
『使徒を殲滅しろ』
「方法が...分からないよ!」
エントリープラグが暗くなり、シンジと初号機とのシンクロがカットされる
助かった...?
いや、なんで?シンクロが切れてる!?
ビッピッピッ
『seiceps ruoy fo srehto yb detanimod eb ot sa edirp namuh rof dab sa ton si me by detanimod eb oT』
エントリープラグ後方から理解不能な音声を出しながら何かが前に迫り出してくる
なんの音だ?
その何かはシンジの手ごと操縦桿と接続する
「な、なんだこれ...!」
シンジの声に応えるようにロゴが目の前に降りてくる
DMYSYS
エントリープラグ内壁が赤く染まり、初号機がシンジの制御を離れる
「何をしてるんだ?父さん!」
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「主管制システム、切り替え終了」
『全神経回路、ダミーシステムへの直結完了』
『ダミーシステムでの稼働限界時間、最大
「かまわん。システム解放。攻撃開始。」
次回、そこまでトラウマじゃない今日の日はさようなら