神様から原作改変GOサインが出たのでシナリオぶっ壊します   作:星を見るパイ

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4.サブフル達成、メイン失敗

初号機の口が開き、咆哮を上げる

 

『グオォォ!』

 

使徒の腕を振り払い、両手で首を締め上げる

 

制御リミッターが解除され、上がった出力で首の骨を折る

 

初号機の首を絞め、抵抗していた四本の腕が力無く垂れ下がる

 

『オオオオオ!』

 

使徒を地面に叩きつけ、装甲を剥がし、四肢を剥ぐ

 

『オオオオオオオ!!』

 

本能のままに千切り、潰し、貪り食う

 

 

 

 

「...ダメだったか。」

 

それを俯瞰で見る人影が一つ

 

「今回はシンジ君ちゃんと抵抗しようとしてたのになぁ...ゲンドウ、戦法聞かれたんだから答えてあげろよ。」

 

自己復元を終えた4号機が尾根に腰掛けて惨状を眺めていた

 

「まあダミー起動した時点で初号機の勝利は確定だ。アスカも無事だし、心配なのはシンジ君のメンタルだけか...。」

 

まあ、それが一番問題なんだけどね

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「何だ?父さん...これは...何が起こってるんだ...?」

 

分かってる

分かってるんだ

僕が使えなかったから

僕が使えなかったから自動操縦にしたんだ

 

「父さん!答えてよ!」

 

聞かずにはいられない

違うって言って欲しい

父さんに必要って思われたいんだ

 

パキッ...パキバキッ...

 

使徒のコアがひび割れる音が聞こえる

 

「応えてよおぉぉ!!」

 

バギン!

 

...コアが壊れた音がした

 

そっか...僕はもう、いらないんだ

ダミーがあれば、もう...

父さんは、僕を必要としないんだ...

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「こっちにいたぞ!生存者だ!」

「至急医療班を回してくれ!」

 

「...生きてる?」

 

応急手当を受けたミサトが目覚める

 

「加治?」

「よかったな、葛城。」

「リツコは?」

「心配ない。君よりは軽傷だ。」

「そう...アスカは?エヴァ3号機と4号機は?」

「式波は無傷だ、安心してくれ。4号機はロスト、追跡は足を壊され撒かれた。3号機は使徒、として処理されたそうだ.。」

 

...やっぱり、使徒だったのね。3号機は

4号機パイロットはそれを知っていた

米国(あっち)日本(こっち)で使徒の呼び方が違う影響で対応が遅れてしまったのか、見知らぬ名前で使徒を表していた

声からして女の子だったわね

 

3号機は米国から送られて来た機体...

4号機も同じく米国のエヴァ

...使徒が入っていることを知っていたの?

 

各支部との協力体制の見直し、必要かしら...

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ネルフ本部地上施設上部

ゲンドウの執務室

そこで二人が対面していた

 

「何だ?シンジ。」

「父さん...僕は、本当に必要なの?」

「...何故そんなことを聞く。」

「父さんは僕が使えなかったかったから、ダミーを使ったんだろ?元々僕を必要としたのは、初号機を動かせたから...僕じゃなくなって、良いんだろ?」

「...ダミーを使用したのは、あのままではお前が死ぬからだ。それしかなかった。」

「...僕はもう、エヴァには乗りたくない。ダミーがあるから、もう良いでしょ?」

 

シンジは振り返り、部屋から出ようとする

 

「また逃げ出すのか?」

「………」

「自分の願望は、あらゆる犠牲を払い、自分の力で実現させるものだ。他人から与えられるようなものではない。」

「シンジ、大人になれ。」

「父さん...大人って、何ですか?」

「………」

 

今度こそ、シンジは出て行った

 

「私だ。第3の少年は抹消。以後初号機の運用はダミーシステムを基幹とする。バックアップは不要だ。」

「それと、エヴァ4号機の捜索はどうなっている?」

「...そうか、敵対する気がないのなら、むしろ都合がいい。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

荷物をまとめ、ミサトの家から出ていく

 

「...分かってると思うけど、ネルフの登録を抹消されても、監視は続くし、行動にはかなりの制限が付くから...。」

 

ミサトはシンジの携帯電話を差し出す

 

「忘れ物、鈴原君と相田君から、何度も留守電が入ってる。心配してるのよ。」

 

「別にいりません。置いていったものですから。」

 

「レイやアスカのことも聞かないのね。」

 

「………」

 

「本当はね、私だって、人類や世界のことなんて、どうだっていいのかもしれない。」

「結果として、今こんな立場になってるけど、最初は、死んだ父に少しでも近づきたくて、ネルフに志願しただけなの。」

「あなたが碇司令に必要とされたくて、エヴァに乗ったのと、同じように。」

 

「クゥ...」

 

「だから私は、あなたに自分の思いを重ねてしまった。それをあなたが重荷に感じていたのも知ってる。今あなたがエヴァに乗る理由に失望してしまったことも知ってる。」

「けど、それでも私はあなたに——…」

 

伸ばしたミサトの手を避けるようにシンジは前に出る

 

「あの日...レイは碇司令も呼んでいたの。シンジ君に、お父さんと仲良くなって欲しかったの。」

「一緒に笑って欲しかったのよ...。」

 

「もう僕は...誰とも笑える気がしません。」

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