神様から原作改変GOサインが出たのでシナリオぶっ壊します   作:星を見るパイ

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7.大切なのは意思と勇気と決意

『………』

 

初号機がN2爆雷によって露出したコアに走っていく

未だ第10の使徒の触手は垂れたままであるが、初号機の突撃はATフィールドに阻まれる

 

『ウオォォォン!』

 

初号機が真っ赤な歯を剥き出しにし、叫び声を上げる

ATフィールドをATフィールドによって侵食し、こじ開ける

 

使徒が触手を纏め上げ、発射する

 

『ヴゥゥォォ...』

 

その触手は初号機の左腕を吹き飛ばし、胸部装甲を直撃して吹き飛ばす

切断面からは血が吹き出し、直撃した箇所から使徒と同じコアが露出する

 

ジオフロント内の小山に引っかかり、浅く座るような体制で停止

 

 

 

初号機の目から光が消える

 

 

 

 

 

使徒は初号機に向かって歩き始め、初号機の目の前につくと停止した

 

完全に静止し、攻撃の構えを見せない

 

触手も、光線も、ATフィールドによる攻撃も構えない

 

 

 

使徒が動きを見せる

 

()()()()()()

 

使徒が取っていた行動は捕食器官の再生

 

初号機を捕食する為に

 

エヴァを一飲みできるほどまで広げた口が初号機に迫り、捕食される

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寸前で初号機が再起動、右側へとローリングし捕食を回避する

 

その目は黄色に輝いていた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『当シェルターは、危険区域に指定されました』

『速やかに安全区域へ退避して下さい』

 

薄暗いジオフロント内のシェルター

 

決して広くは無いシェルターだが広く感じるのは人気が無いからだろう

 

そのシェルターの中に、人影が両端に二つ

 

「………」

 

片方はブロンドカラーの髪に青い目を持つ少女...式波・アスカ・ラングレー

 

「………」

 

片方は黒茶の髪に少し青みがかった目を持つ少年...碇シンジ

 

2人とも制服であり、エヴァに乗らずに避難している

 

 

 

『繰り返します』

『当s』

 

ドゴオォォン!

 

音声をかき消すほどの轟音と共に何かがシェルターに突き刺さる

 

それは赤に緑の丸が4つ付いており、下部には白い棒が多く取り付けられたモノ...

 

「...私の、エヴァ2号機...?」

 

『痛っててて...死んじゃうとこだったニャ...』

『あれ?君たち、なんでこんなトコにいんの?』

『一機足りないと思ったらそういうコトか...』

 

まるで、初号機が出てこなかったみたいな言い方じゃないか

 

「僕無しでも、初号機は動くんでしょ?」

 

「あんた、なんで私の2号機に乗ってるのよ...!」

 

今までずっと黙っていたアスカが声を荒げる

 

『ごめんね...こうするしかなかったんだ』

 

「まだ2号機、動くんでしょ?私の方が優秀だって、証明してやるんだから!」

 

アスカがシェルターから出ていく

 

『君はどうするの...?』

 

「………」

 

僕にはエヴァに乗る理由が無い

乗りたい訳でもない

 

『...答えないか。なら、早く逃げちゃえば?』

『降りる前に、手伝うからさ』

 

「わあ!」

 

シェルターの壁を破壊して伸びて来た手に掴まれる

 

「なんでこうも僕に構うんだよ...僕は要らないんじゃないの...!?」

 

『...必要ない人間なんて居ないんだよ...この世界にはね』

 

シンジはジオフロントの惨状を直視した

 

青空のような天板と、緑に輝く草原は無い

全てが灰色のジオフロント

 

見知らぬ白いエヴァが倒れている

零号機が片膝を着いている

 

おそらく使徒であろう存在が立っており、その前に初号機が立っている

 

ATフィールドを破り、使徒へと迫った初号機が使徒の腕らしきモノに叩き飛ばされ、腕が飛ぶ

 

自身の目の前に初号機が着弾し、動きを止める

 

()()エントリープラグ固定具が外れる

()()()()エントリープラグが初号機から少し出てくる

()()()身一つでも入れそうなところにエントリープラグの非常出入り口がある

 

 

これが必然なら、神の仕業だろう

 

 

硝煙の匂いと肉が焦げたような匂いと...僅かに土の匂いがする

 

(『葛城を、守ってくれ。それはオレに出来ない、君にしか出来ないことだ。...頼む。』)

 

加持さんの言葉を思い出す

 

 

 

...乗る理由が、できた

 

 

 

2号機の手から飛び降り降り、初号機へと走っていく

 

「何よ、もう電源無いじゃない!」

 

アスカの声の叫び声と自身の足跡だけがジオフロントに響く

 

使徒はダメージが溜まっているのか歩行速度は遅い

 

「ハッ、ハッ、ハッ!」

 

走れ走れ走れ!

僕がやるんだ

僕がアスカを、ミサトさんを、加持さんを、ケンスケを、トウジを、綾波を守るんだ!

 

エヴァンゲリオン初号機で!

 

 

 

プラグ内ではダミーシステムから火花が散っていたがそんなことは関係ない

転がり込むようにプラグ内に入り、操縦桿を握った瞬間開けた非常出入り口が閉じ、エントリーが始まる

 

「ぐあぁっ...!」

 

エントリーが進むほど左腕の痛みが強くなる

 

エントリーが終わり、視界が晴れた時真っ先に見えたのは使徒の口

 

「なっ!?」

 

咄嗟に右側へ転がって避ける

 

「ぐああっッ!」

 

動けは動くほど損傷箇所が痛む

 

「ぐっ...ああああ!!」

 

それでも動く

動いてこいつから、みんなを守るんだ!

 

口を仕舞っている使徒に対し肉薄し、コアを殴り飛ばす

使徒が飛んでいき、かなりの距離が空く

その隙に本部との通信を繋ぐ

 

「ミサトさん!!」

 

『シンジくん!?初号機に乗ってるの!?』

 

「詳しい事情は後で、ケーブルを2本!」

 

『!初号機周辺に予備のアンビリカルケーブルを送って!今すぐに!』

 

足元に穴が空き、アンビリカルケーブルがエレベーターに乗って上がってくる

 

1つは初号機に、もう1つは2号機へ

 

『よくやったわね、バカシンジ!』

 

『エヴァ2号機、再起動!』

『2号機との相互リンク回復!』

 

『2号機にはアスカが乗ってたの!?』

 

『違うわよ!変なメガネが乗ってた!』

 

メガネ...?屋上のあの人...?

いやメガネだけで判断するのは違うな

 

「アスカ、やるよ!」

 

『分かってるわよ!』

 

あの使徒を必ず殲滅する!




次回、少年少女の戦い
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