後藤ひとり(ぼっち)との甘い生活   作:どこかの超電磁砲

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1期 俺とぼっちと結束バンドと愉快な仲間達
君は薔薇よりも美しい


 

 

小田切隼人……それが俺の名前だ。別に異世界転生者とかチート持ち的ななろう系主人公とかでもない。至って普通の中学3年生だ。俺は今学業の傍らバイクの免許を修得する為に学校と自動車学校を行き来きする毎日だ。俺は幼い頃からバイクが好きだった……親父やおふくろがライダーだった影響から、俺もバイクに乗る為に日々バイク実技に明け暮れている。だが最近俺には悩みがある。

 

「なあ後藤」

 

「っ!は、はい……」

 

「そんなに俺って怖いか?」

 

「えと…その……」

 

 

俺の隣の席にいる後藤ひとりという女子生徒についてだ。最初見た時はめっちゃ陰キャやし、全身ピンクマン来たという印象だった。中学1年〜現在に至るまでこいつとは同じクラスだ。常にビクビクしてるし、暗いし、何考えているか分からん奴だが……俺はこいつが好きだ。もちろんLOVEな方だ。

 

 

「あぅ~」

 

「(笑えば可愛いのにな)」

 

 

 

いつもギターを背負いながら登校する変わった奴だが俺は見てしまったんだ。一人で放課後の教室でギターで歌を歌う彼女を。いつもの陰キャらしさは何処へやら……ピンクの髪を耳に掛けて、歌う彼女の姿に俺は夢中になった。それから彼女を見る度に意識するし、常に彼女の事を考えてしまう。

 

 

「あ、あの……あまり見られると……その……」

 

「すまね」

 

 

 

彼女を好きになってしまったのは確かだ。しかし彼女には怯えられてる……まあ俺は少々不良みたいな格好してるし、金髪だし怖がるのは当然か。しかし毎日彼女の事が頭から離れない……最近それのせいでバイク教習や勉強に集中出来ない。

 

「(もし……彼女と付き合う事になったら……)」

 

『隼人さん……愛してますよ』

 

「(やっべ……妄想したら鼻血が!)」

 

「あ、よ、良ければ……ティッシュありますから……」

 

俺の馬鹿野郎。彼女からティッシュを借りて鼻血を止める。駄目だ……どうしても彼女の事が頭から離れない。最近なんてご飯4杯しか喉に通らんから尚更今の自分がどれだけ彼女に夢中なのか分かる。

 

「後藤」

 

「は、はい…!」

 

「わりぃが、今日の放課後……体育館裏に来て欲しい!頼む!お前に話したい事があるんだ!」

 

「……わ、私に?」

 

「ああ!だから頼む!」

 

「わ、分かりました……(どうしよう、パシリにされる…)」

 

 

いっその事告白してやる!これでフラれたら仕方ない……だけど、後悔はしたくねぇんだ!放課後になり、彼女は来てくれた……しかし表情は何処かぎこちない。多分俺にパシリにされるとか考えてるんだろうな……

 

「ありがとうな後藤」

 

「い、いえ……それで……話とは?」

 

 

緊張する……だけど、自分の気持ちに嘘は付きたくない!

 

 

「単刀直入に言う……後藤、俺……お前が好きなんだ」

 

「………はい?」

 

「だからその!お前が好きなんだ……」

 

「………」

 

「言っとくが罰ゲームじゃないからな!」

 

「ど、どうしてですか?だって私……小田切君とそんなに話してないし……」

 

「その……前に放課後の教室で君が歌を歌ってるのを見た」

 

「……!あ、あれは!」

 

「……あの日の君を見てから、俺の気持ちは大きくなったんだ。だから後藤……俺と付き合ってくれないか?もちろん嫌ならいい……」

 

「小田切君……」

 

 

彼女の声が小さくなる……こりゃフラれるか……

 

 

「ほ、本当に私でいいんですか…?根暗でぼっちな私ですよ…」

 

「……俺は君……ううん。後藤ひとりの全てが好きなんだ」

 

我ながら恥ずかしい台詞だ。彼女は顔を赤らめている…可愛いのだが!?

 

「わ、私なんかで良ければ………」

 

「ま、マジで!?」

 

「はい……」

 

 

俺はこの日、後藤ひとりと付き合う事になった。そして今現在高校入学前日……

 

 

「隼人さん、隣にいた女の子誰ですか?私だけを見るって約束しましたよね?バイクは許しますけど、女の子は許しませんよ?」

 

「はい……」

 

何故か彼女に迫られてます。

 

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