学園祭が迫る中で全クラスが出し物を決める中で隼人と郁代のクラスはコスプレ喫茶を出す事になった。そして学園祭前日教室の装飾を夜遅くまで隼人と郁代が担当していた。
「ふはははは!!聞け日本人よ!我が名はゼロ!打倒ブリ◯ニアの為、共に戦うぞ!」
「いやいや!ブリ◯ニアとかないからね!?」
コスプレ喫茶という事で隼人は某反逆のルルーシュに登場するゼロのコスプレをしてルルーシュに成り切っていた。二人は作業しながら話をする。
「そういや明後日、演奏で結束バンド出るんだって?」
「うん!実は色々あったけど、出る事が決まったの!」
「そうか。なら明日行くぜい!」
「ありがと!あ!演奏前に学園祭に伊地知先輩とリョウ先輩が来るからおもてなししなきゃ!」
「山田来るのか?なら明日新しい商品を買わなきゃな…可愛いひとりコレクションを作らなきゃ!」
「ちなみにだけど、後藤さんのクラスはメイド喫茶をやるらしいよ?」
「ダニィ!?」
某ヘタレ王子にように驚愕する隼人。隼人の脳裏にメイド姿で乱れるひとりの姿が過る。
『んっ♡…隼人君…ラメ♡』
『隼人君……ご奉仕しますね?』
『あ、隼人君の大きい♡』
「ごはァァァァァァ!」
「はははは隼人君!?だ、大丈夫!?吐血したけど!」
「問題ないさ!しかしひとりのメイド姿……これは想像以上のダメージだ…カカロット…」
「いや、カカロットじゃないけど…」
とまあこんな感じに馬鹿やらかしてるが、二人は作業を終わらせて学校を出る。本来なら帰り道は違うが、郁代を1人で帰らす訳にもいかず隼人は彼女を送る為に一緒に夜道を歩く。
「ごめんね隼人君!帰り道違うのに!」
「気にすんなよ。女の子1人だけ帰らす訳にもいかねぇだろ?」
「ありがと隼人君!でも隼人君、変わったよね」
「そうか?」
「うん……ほら、小学生の時色々あったから」
「そんな事もあったな」
郁代は以前の隼人を小学生から知っていた。その頃の隼人はある事件をキッカケにグレて問題児扱いされ散々な目に遭っていたが、今の隼人はひとりに夢中なバイク馬鹿なのを見て郁代は安心していた。
「あん時は嫌な事沢山あったし、正直死にたいと思った事もある」
「………」
「人を信じれないのは今もそうだけど、ひとりのお陰で今は楽しいよ。郁代や虹夏、山田、星歌さんやPAさん、きくりさんに会えて良かったと思ってる」
「隼人君……そっか、それなら良かったよ。でも!たまに後藤さん見る目がエッチだからそれは気を付けた方がいいよ?」
「うぐ!?きくりさんにも言われたよ……」
話を続ける内に郁代の家へ到着する。
「隼人君ありがと!また明日ね!」
「おう!じゃあな。あ、あと足が痒いなら水虫の薬塗るんだぞー」
「だから!水虫じゃないからね!?もう…おやすみ!」
郁代が家へ入るのを確認した隼人。隼人はそのまま帰ろうとしたがある事を思い出す。
「ああ!?バイク学校に忘れたァァァァァァ!?」
急いで学校に戻りバイクに跨り、隼人も帰宅する。