後藤ひとり(ぼっち)との甘い生活   作:どこかの超電磁砲

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今作の設定としてリョウはバイクに乗れます。


愛よ消えないで

 

 

学園祭の日……隼人とひとりの間に亀裂が入った。約束を破った為に彼女を怒らせ泣かせてしまった隼人はあの日以降から学校を休んだ。郁代やクラスメイト達が連絡を取るが音信不通だった。ひとりも隼人に謝ろうとしたが、連絡はない。STARRYでひとりは隼人との経緯を郁代、虹夏、リョウに話す。

 

 

「そっか、そんな事が……」

 

「私…隼人君にあんな事言って……絶対に私の事嫌いになった……だから……」

 

「でもさ、隼人っちが約束すっぽかすかな?だって、隼人っちあんなに演奏見るの楽しみにしてたし」

 

「ぼっち……隼人に会いたい?」

 

 

リョウがそう問い掛ける。そしてひとりは答える。

 

 

「会いたい……会って謝りたい……隼人君に会たいです」

 

「そう。虹夏、悪いけどぼっちと少し行ってくる」

 

「何処に行くの?」

 

「あのバカ(隼人)を探しに行く。どうせ、バイクで遠くに行ってるに違いない。それに私の顧客が来ないと、商売にならないから」

 

「リョウ先輩!」

 

「おーい、最後本音ダダ漏れだぞー」

 

 

郁代と虹夏をその場に残して、リョウはひとりを連れ出そうと店を出ようとした。その時、虹夏の姉でありSTARRYの店長である星歌が慌てて奥から出て来る。

 

「お前達!今すぐにテレビを見ろ!ヤバい事になってるぞ!」

 

「「「「……?」」」」

 

 

星歌にそう言われてテレビを見る。そこに映っていたのは道路を占領して走るバイク乗り達……暴走族が爆音を上げて走っていた。だが問題はそこではなく、先頭を走る総長らしき人物が問題だった。

 

「隼人君!?」

 

「嘘でしょ!」

 

「マジなの!?」

 

「……状況はあまり宜しくないか」

 

カスタムされたカワサキ バリオスに乗り、悪鬼刹羅と刻まれた黒い特攻服を身に纏う隼人がそこには映っていた。

 

「どうしよう……!隼人君が……!」

 

「ぼっち、あまり時間がない……行くよ」

 

「でも…」

 

「大丈夫。隼人ならきっと分かってくれる。今は少しグレてるけど……ぼっち、ここで弱音吐いても何も始まらない」

 

「リョウさん……はい……私行きます!だから連れて行って下さい!リョウさん!」

 

「うん。虹夏、郁代……すぐに帰って来るから」

 

「はい!」

 

「無茶だけはしちゃ駄目だからね?」

 

店を出るリョウとひとり。少し離れた駐輪場には大きな黒いビッグスクーター スカイウェイブ250がある。そうこのスカイウェイブこそリョウの愛車である。

 

「場所はそう離れていないから追い付ける」

 

「リョウさん、お願いします!」

 

「任せて。それに隼人は私にとって客だから、来なくなると私が困る」

 

 

鍵を回しエンジンが始動。ひとりを後ろへ乗せて、リョウはスカイウェイブを走らせる。ゴーグルを装着するリョウはそのままスピードを上げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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